食品工業科 NEWS
新入生の実習服が届きました!(食品工業科)
入学式から約1週間…心待ちにしていた新入生の実習服が届いたことを受け、実習服のサイズ確認と製造室への入室オリエンテーションを行いました
真新しい実習服に袖を通す生徒たちの表情はとても活き活きとしており、実習服を着用する際の留意点や粘着ローラーのかけ方、手洗いの方法など、新しく学ぶことに熱心に耳を傾けていました
衛生管理を徹底し、安全な食品製造実習を3年間続けるにも、今回学んだことを確実に身に付け、実践していきましょう
農業クラブ意見発表大会学科予選(食品工業科)
4/22(火)に実施される農業クラブ校内意見発表大会にむけて、食品工業科の学科予選を行いました。各学年の代表に選ばれた計9人の生徒が、農業・環境・地域等に関する身近な問題について、それぞれの経験や体験に基づいた考えを発表しました
9人の代表生徒の発表題は、次のとおりです。
・生産者の目線に立って ・夢と地域資源活用
・食を通してつながる ・笑顔を届ける仕事
・産まれる命、失われる命 ・安心、安全な食についての考え
・和菓子に触れて ・私の生まれた町
・笑顔を紡ぐ
発表を聞いた生徒の感想
〇私はまだ何も夢がなく、成り行きに身を任せてばかりでしたが、たくさんの経験をすることで夢を見つけられそうだなと思いました。将来を考えなければいけなくなってきた今、発表者の意見がとても心に響きました。
〇自分も自信をもってやりたいことや将来の夢が言えるようになりたいと思った。
〇今回の発表を聞いて、世界ではなく、自分の生まれ育った町にもたくさんの良いところがあることに気付くことができました。
〇私は製品を作ることだけに視点を置いていたけれど、そこまでの過程に膨大な数の苦労や工夫、考えがつまっているのだと感じることができました。
〇先輩方の意見からたくさん学べることがあり、自分も食やその周りのことについて深く考えることができるようにがんばっていきたいと思いました。
〇発表してくださった多くの人が、これからの熊本のためであったり、家族のためであったりの発表で、とてもすごいなと思いました。
人前での発表が慣れないせいか、緊張した様子の生徒もいましたが、どの生徒も堂々とした態度で発表に臨んでいました今回の発表を聞いて、1人でも多くの生徒が、自分の行動を変えようとする意識を持ってくれたらと思います
かるかん(食品工業科)
食品工業科2年「食品製造」の授業で野菜類の加工について学習しています。
今回は『かるかん』の製造を行いました。漢字では「軽羹」と書き、軽い羊羹(ようかん)という意味からきています。
「かるかん」は山芋を使った鹿児島県の伝統的な和菓子です。江戸時代後期 幕末の大名「島津斉彬」の時代に考案されたもので、大名家で食べられる『殿様菓子』でした。
本来はカステラのように四角くスライスした形で真っ白ですが、近年はあんこを包んだ「かるかんまんじゅう」が一般的になりました。
製造工程
①あんこは8等分に丸めておく(平らな丸)。耐熱容器(プリンカップ)には薄くサラダ油を塗っておく。
②すりおろした山芋に水、かるかん粉(上新粉)を加え混ぜ合わせる。この中に卵白と砂糖で作ったメレンゲを加え混ぜ合わせる。
③耐熱の容器に生地→あんこ→生地の順に入れて蒸気の上がった蒸し器で20分程度蒸す。冷却して容器から取り出して完成。
モチモチしっとりの食感です。
山芋は素手ですりおろすと手がかゆくなります。原因は針状結晶の「シュウ酸カルシウム」です。山芋や里芋などを取り扱うときは使い捨て手袋を使用しましょう!
卵黄が余ったので、型抜きクッキーも作りました!
熊本城マラソン2025「ペトレ家のおもてなし」(食品工業科)
◇2/15(土)…シフォンケーキを製造!
食品工業科の2年生13人と1年生12人の計25人で、大会当日に提供するシフォンケーキを製造しました。9時に集合完了の予定でしたが、約10分前には全員集合完了!中には30分以上も早く実習室に入り、直前の準備に取り組んでくれる生徒もいて、意欲の高さに驚かされました
1回にオーブンで焼成できる量に限りがあるため、仕込みは5回に分けて行います。生徒たちは、回を重ねる毎に手際がよくなっていました!すばらしい
そして…約6時間かけて、280個(約4500食)のシフォンケーキを作り上げました!
◇2/16(日)…ランナーの方々をおもてなし!
大会当日は、交通規制が開始される前にフルマラソンコースの26.7km地点に集合。100本のラッキスを水で希釈する、シフォンケーキを提供用のトレイに移すなど、ランナーの方々に給食と給水をスムーズに提供するための準備を進めました今年は、2年生11人、1年生30人の計41人が参加。昨年のほぼ2倍の人数で、準備はスムーズに進みました
そして…マラソンがスタート!多くのランナーが通過する時間帯はとても慌ただしくなりましたが、準備してきたシフォンケーキとラッキスをすべて提供することができました!シフォンケーキはよほど好評だったのか、2個以上とっていく方もいて、嬉しい誤算でした
また、今年は事務局の方が水を多めに準備してくださったことで、ラッキスがなくなったあとも、最終走者が通過するまで水の提供を続けることができました
一昨年からの「水分がもっていかれる」という課題を今年こそ何とかしたい!そんな生徒たちの思いが込められたシフォンケーキ。「これを楽しみにしていた」「今年はあった
よかった!」など、心にしみるたくさんのお声かけがあり、ランナーの方々の期待に応えられていることを実感できました
ただ、依頼を受けた食数が途中でなくなり、後半はシフォンケーキを提供できず応援しかできなかったことに、少し心苦しさを感じた生徒もいたようです。より多くのランナーの力になるために工夫できることはないか、今後の課題として検討していきます!
熊本城マラソン2025「ペトレ家のおもてなし試食会」(食品工業科)
2月7日(金)、熊本市役所にて開催された「ペトレ家のおもてなし試食会」に参加し、熊本城マラソン2025で提供するシフォンケーキと酸乳飲料「ラッキス」を披露しました!一昨年・昨年に続き、今年で3度目の参加になります
ペトレ家のおもてなしとは
熊本城マラソンの26.7km地点で、給食と給水によってランナーを応援する活動です。熊本県出身で「日本のマラソンの父」ともいわれている金栗四三(かなぐりしそう)さんが、ストックホルムオリンピックに出場した際のエピソードに由来するもので、2019年大会から実施されています。
試食会では、ランナーの方々に振る舞うシフォンケーキと酸乳飲料ラッキスを、熊本城マラソン実行委員の皆様に試食していただきました。
前回大会で提供したレモンケーキの「水分がもっていかれる」という課題を克服するため、今年はシフォンケーキを提供することに決めました。生地にはレモン果汁をたっぷり使用しており、実行委員の皆様からは、「おいしい!」「甘さ控えめですね」等のご感想をいただくことができました
16日(日)の大会当日は、約4,500食のシフォンケーキとラッキスを提供します。前日の準備はとても慌ただしくなりますが、ランナーの方々のおもてなしのためにがんばります!
熊本県教育情報システム
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