食品工業科 NEWS
肉加工実習(食品工業科)
肉加工については「食品製造」の授業で主に3年生が学習する分野ですが、南園祭で販売するために10月上旬から3年生を中心に全学年で取り組みました。
肉の下処理や塩漬、乾燥、燻煙、ボイル、冷却、包装、殺菌、検品そしてラベルを貼って完成です。検査機関に完成した製品を提出して安全を確認して販売となります。
下処理から包装までベーコンとロースハムは10日間、ソーセージは7日間を要します。
ひとつひとつの工程を丁寧に、安全に行わなければならないので生徒も職員も必死でした。そして南園祭では多くの方にお買い求めいただきました。会計までの待ち時間も長く大変ご迷惑おかけしましたが、本当にありがとうございました。
これからも安心安全に取り組んでまいります。
パウンドケーキ(食品工業科)
食品工業科1年生「食品製造」の授業で『パウンドケーキ』を作りました。
『パウンドケーキ』は薄力粉、砂糖、卵、バターを1ポンド(POUND)=450gずつ合わせたイギリスのお菓子です。フランスでは『カトル・カール(1/4が4つ集まったという意味)』と呼ばれます。
今回の配合 パウンドケーキ型(8㎝×21㎝×6㎝)
薄力粉125g、砂糖125g、卵125g、無塩バター125g、バニラオイル3滴 です。
材料それぞれに温度差があると分離して膨らみが悪いことがあります。無塩バターは軟らかくしておく、卵はぬるま湯の湯煎であたためるなど準備をしておくと上手に焼き上がります。
175℃のオーブンで40~50分程度焼いたらできあがりです。
みんな上手に膨らみました!
あんぱん&チーズパン(食品工業科)
食品工業科1年生の「食品製造」の授業でパン製造の学習を行いました。
パンは酵母(イースト菌)が発生させるガスの力で膨らみます。イースト菌は小麦粉や砂糖などの栄養分、35~38℃の温かい環境、60~70%の湿度でより活発に活動しガスが発生します。このガスはエチルアルコールと二酸化炭素です。できたてのパンを割ったときアルコールのにおいがするのはそのためです。
今回の実習では『あんぱん』と『チーズパン』を作りました。
材料をこねる→ 一次発酵→ 分割・丸め・成形(あんことチーズを詰める)→ 仕上げ発酵→ 焼成
おいしそうにふっくら焼けました!
西洋料理と西洋菓子の技能体験セミナー(食品工業科2年)
県商工労働部 商工雇用創生局 労働雇用創生課と県技能士会連合会の主催でおこなわれ、西洋料理と西洋菓子の講師の方をお迎えして、『みらいの技能士育成ステップアップ事業』の一環で「技能体験セミナー」が行われました。
今回は食品工業科2年生を対象に、7月25日から5日間インターンシップへ行く、事前セミナーとして技能士の方からの講話や指導を含めた体験の機会をいただきました。
西洋料理の班は『オムレツ』を作りました。
火加減や卵の混ぜ方、フライパンや箸やヘラの使い方をマンツーマンで教えていただきました。自分で作るのとは違って中はトロトロふわふわのオムレツでおいしかったです
西洋菓子の班は『抹茶のスノーボール』と『チュイル・オ・ザ・マンド』というクッキーを作りました。ホイッパーやゴムヘラの使い方、生地の混ぜ方に無駄がなく素晴らしかったです。できあがったクッキーはサクサクで
とにかく美味しい!
今回の技能体験では技術面だけでなく、「元気のよい挨拶」「大きな声で返事する」といった人として大切なこともお話しくださいました。
生徒にとって有意義でたのしく、おいしい時間となりました。
トマトケチャップ(食品工業科2年)
食品工業科2年「食品製造」の授業で野菜の加工について学習しています。
今回は、本校農業科で栽培しているトマトを使用して『トマトケチャップ』の製造を行いました。使用したトマトは天候の関係で、割れてしまったり傷が入ったりして製品として販売できないものをいただきましたが、食するのには十分フレッシュなトマトでした。
損傷部を取り除き、沸騰した湯にトマトを入れて湯むきします。
へた部分を除去して8等分程度に切ってミキサーにかけます。
ザルで裏ごしして種や繊維を取り除きます。
裏ごししたトマト果汁を鍋に入れて加熱します。灰汁を取りながら糖度14度になるまで濃縮します。
その後、半量の砂糖、香辛料(シナモン、白こしょう、オニオン、クローブ、セージ、オールスパイス)を加えさらに加熱し、糖度27~30度まで濃縮します。
仕上げに残りの砂糖、食塩、食酢を加えて全体が混ざったら火を止めて完成です。
今回はビンに詰めて各自持ち帰ります。パスタやピザに使えますよ。
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