電気科ブログ

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電気科2年生 <放課後の様子>

「第1種電気工事士」実技試験練習中!
 
今、電気科の2・3年生が取り組んでいる「第1種電気工事士」実技試験の練習の様子です。
 国家資格の「第1種電気工事士」は難易度の高い資格で、10月に行われた筆記試験に格した3年生6名と2年生8名が実技試験の練習に毎日取り組んでいます。
 
 今回は、放課後に実技試験練習に取り組んでいる2年生の様子を紹介します。
 (3年生の様子は後日紹介します


「実技試験練習の様子」
  
この課外の後、部活動にも参加しています。
勉強、資格試験、部活動と忙しいですが、放課後も生徒たちは頑張っています!

電気科・3年実習

      円線図法による三相誘導電動機の特性
 今回は、電気科3年生の「円線図法による三相誘導電動機の特性」の実習について紹介します。この実習は、一週目に三相誘導電動機の「無負荷試験」と「拘束試験」の実験を行い、二週目にA2の方眼紙に円線図を書き、その円線図から三相誘導電動機の一次電流・入力・トルク・力率・すべり・効率・回転数を求め、負荷特性グラフを書きます。この実習を実施している学校はめずらしく、生徒は放課後までかかり仕上げました。

◎一週目の実習(無負荷試験・拘束試験)
  
  結線に適している線を選びます           協力し合い、結線していきます

  
 それぞれが役割を決め、測定を行います        測定後、予備計算をしまとめます

◎二週目の実習(製図室でドラフターを使い、円線図を書きます)
 
レポートを確認しながら、円線図を書いていきます   円線図より長さを測り、計算します

                                         
                           円線図の完成です

電気科・ジュニアマイスター受賞者

電気科・ジュニアマイスター受賞者
 電気科は3年生が、ジュニアマイスターのゴールド(45点以上)に8名、シルバー(30点以上)に12名が受賞しました。


ゴールドを受賞した8名


シルバーを受賞した12名


電気科3年の、ジュニアマイスター受賞者は合計で21名になりました。

電気科2年実習

直流電動機の始動と速度制御
 9月4日(月)電気科2年生の実習風景を紹介します。
 本日が、二学期最初の実習で欠席や忘れ物が心配されましたが、さすが2年生にもなると全員出席で忘れ物をした生徒もおらず、気持ちよく実習に入ることができました。
 今回は、1班(10名)の「直流電動機の始動と速度制御」を紹介します。


一通り内容を説明した後、二班(5名)に分かれ、実習を行います。


実習装置の結線は、5人が協力して確認しながら慎重にしていきます。


結線した後は班長が、ねじ等の緩みがないか、回路図の通りになっているかをチェックします。


先生の最終チェックが済んだら、実験(操作)・計測(読み)・記録に分かれ、自分の役割をこなします。


実験が終わると、解体作業に入ります。


次の班が気持ちよく実習できるように、後片付けをします。


後片付けが終わると各班に分かれ、データの記録やレポートの整理を行います。

電気科・資格取得した生徒達

電気科の資格取得した生徒達 
 電気科では、仕事をする上で必要な国家資格を多く取得することができます。国家資格を持っていないとできない仕事もあるため、卒業後に即戦力として活躍することができます。やる気さえあれば、いろんな資格が取得できます。本校電気科には、国家資格取得者が多数います。

〇第二種電気工事士

一般家庭などの低圧屋内配線の工事をするための国家資格です。

〇第一種電気工事士

学校や病院などの高圧屋内配線の工事をするための国家資格です。

〇技能検定

電子機器組み立て・電気機器組み立て・電気製図の技能士です。

〇工事担任者 DD3種

デジタルデータ回線の工事・監督をするための国家資格です。

〇工事担任者 AI3種

電話線などのアナログ回線の工事・監督をするための国家資格です。

〇陸上特殊無線技士

無線通信を行うために必要な国家資格です。

〇海上特殊無線技士

船舶のレーダーを操作するための国家資格です。

〇計算技術検定3級(全員合格!)

国家資格ではありませんが、「関数電卓」を使って数学の問題、四則・関数・実務を解く検定試験です。

電気科・先輩による進路講話

電気科・先輩による進路講話
 7月11日(火)2限目に、キャリア教育の一環として、生徒が先輩社員の講演を通じて、働くことの意義や学生のうちにやるべきことなどを考える機会の一つとする目的で、平成25年度に本校の電気科を卒業した横谷直樹君(人吉二中出身)が電気科1~3年生を対象に、進路講話をしてくれました。
 横谷君は、平成26年4月に㈱ジェイペックに入社し、現在は、兵庫県高砂火力発電所(発電グループ)に勤務し、主にタービンや発電機のメンテナンスを行っておられるそうです。
 講話では、パソコンを使って1年生でも分かるように詳しく丁寧に説明していただきました。会社の概要や仕事内容、休日の過ごし方や、就職試験に向けてのアドバイスなど、今回の進路講話を通して、生徒はいい勉強になったと思います。最後は、発電関係に進みたいと思っている生徒を集め、いろんな事を教えていただきました。


高校生になると、支持されなくても履物はきちんと揃えます。常識が身についています。


パソコンを使って、分かりやすくプレゼンをする横谷君


真剣に聞く、生徒達。3年生にとって就職前に、今回学んだ事は、大きかったと思います。


「仕事でのやりがいを教えてください」などの、多数の質問が出て、一つ一つ丁寧に答えていただきました。


謝辞を述べる電気科3年原先君(山江中出身)


講話後も、発電関係に進路を考えている生徒を集め、話をしてくれる横谷君

電気科・ものづくりコンテスト九州大会

第16回高校生ものづくりコンテスト九州大会(鹿児島県)
 7月9日(日)に鹿児島工業高校において、第16回高校生ものづくりコンテスト九州大会・電気工事部門が実施されました。昨年に続き、熊本県代表として電気科3年園田万帆さん(人吉一中出身)が出場しました。
 結果は昨年同様 優良賞(3位)でした。
優勝したのは、福岡県立八女工業高校、2位は佐賀県立佐賀工業高校でした。
 園田さんは、「今年が最後のチャンスという重圧もあって、緊張の余り、手の震えが止まりませんでした。最高の作品を作ることができず、とても残念です。指導していただいた先生、応援していただいた方々に、感謝の気持ちで一杯です。来年の後輩に、期待します」とコメントをいただきました。
 園田さんの気持ちを、後輩が引き継ぐことを期待します。

【7月8日(土)コンテストの前日】

開会式は前日にありました。


くじを引き、作業場所は4番ということで、会場の中央での作業です。


まずは、作業台に傷が無いかのチェック


次に、明日使用する材料のチェック


材料のチェックが終わったら、使用する工具の点検が行われました。

【8月9日(日)コンテスト当日】 

さぁ、作業開始です。作業する場所が4番の中央でしたので、審査員前での作業となりました。


まずは、墨付けからです。


順調に作業は進み、これからが、金属管の加工です。


生憎の雨で湿度も高く、蒸し暑さとの戦いでした。


女の子は園田さんだけでしたので、審査員の方も興味深く観察されていました。


最後は、掃除をして作業の終了


終了時間の1分前に、全作業が終了しました。


これが、園田さんの作品です。


優良賞(3位)の表彰を受ける園田さん


今回の表彰者一覧

電気科1年・工業技術基礎

電気科1年・工業技術基礎(実習)風景
 本日(7/3)は、先週に引き続き、電気科1年の4班による「分流器の実験」「直流抵抗器(倍率器)の実験」の実習風景を報告します。この分流器と倍率器は、電気基礎という教科で習います。工業技術基礎は、その習ったこと(公式)が実際に成り立つのかを測定により確認するのが目的です。また、班ごとに実習をしますので、協力し合う協調性、準備から後片付けまで、常に安全を確認しながら、実習を行います。実習では、生徒が話し合いで役割(分担)を決めます。結線をする者、測定をする者、記録をする者、計算をする者、まとめる者、それぞれが早く実習が終わるように協力し合います。早く終われば、それだけレポートをまとめる時間が増えます。


実習前の、黒板です。きれいに消してあるので、気持ち良く、実習に入れます。


直流電流計2台を使っての、分流器の測定


測定結果を、黒板に記入します。式を書くときは、定規を使い、丁寧に記入します。


直流電圧計2台を使っての、倍率器の測定


結果の検討を電卓を使い計算し、まとめます。


自分がまとめた結果を、みんなの前で発表します。生徒は緊張しながらも一生懸命に説明します。


実習後は、次の班が気持ち良く使えるように、心をこめてきれいに消します。


最初の状態に、整理整頓します。

電気科・先輩による進路講話

電気科・先輩による進路講話
 6月30日(金)の2限目に電気科1~3年生を対象に、キャリア教育の一環として先輩社員の講演を通して、働くことの意義や学生のうちにやるべきことなどを考える機会の一つになればということで、進路講話を実施しました。
 講師は、本校を平成23年度に卒業した吉村純(人吉一中出身)様で、現在、関西電力(株)奈良支店にお勤めで、水力変電部門・南大阪電力所にて変電設備の管理を行っておられます。
 講話の内容としては、「企業が求める人材」・「働くことの意義・「社会人として必要なこと」・「学生のうちにやるべきこと」などを、生の体験や失敗したことなどを踏まえて分かりやすく話していただき、生徒達にとっては、とても充実した講義内容でした。


手前が1年生、左奥が2年生、右奥が3年生のスリッパです。高校生にもなると常識が身についています。


電気科長の仲嶺先生より挨拶及び講師紹介の後、進路講話をしていただきました。


パソコンを使い、後輩の前で熱心にプレゼンをされる吉村君


講話を聞いた生徒からは、活発な質問が出ました。
 ・仕事で辛かったことを教えてください(1年生)
 ・電力会社のメリットとデリメットについて教えてください(2年生)
 ・高校の時の評定を教えてください(2年生)
 ・他の電力会社と比較して、関西電力の強みを教えてください(3年生)
 ・面接のときに注意することや心構えについて教えてください(2年生)
 ・女子が働く上で、不利なことはありますか(3年生)
 ・職場(現場)での、男子と女子の比率を教えてください(3年生)
 ・現場の仕事内容では、女性が不利なことはありますか(3年生)
と、いろんな質問が出ましたが、1つ1つの質問に吉村君は丁寧に答えていただきました。


終了後、電力関係に進みたいと目標を持っている生徒を集め、意見交換会をしていただきました。

電気科1年・工業技術基礎

電気科1年・工業技術基礎(実習)風景

 本日(6/26)の4~6限は、電気科1年生の工業技術基礎がありました。今回は、4班(8名)の「ホイートストンブリッジによる抵抗の測定」を紹介します。
 実習は、2人1組で行います。測定器は、2台しかないので、2班が測定中のときには、残りの2班はレポートを書きます。最後に、ホイートストンブリッジの測定器を使い、一人づつ「未知抵抗」を測定し、合格するまで行います。
 今回は、8人全員が1発合格でした。


2人1組で、測定します。平成11年のホイートストンブリッジを使用して、測定します。


手前の黒の機材は、昭和43年のホイートストンブリッジです。現在も現役で動いています。


2班が実習をしているときは、残り2班は、レポートを書くことで時間を有効に使います。


紙に包まれた未知の抵抗を選び、一人づつホイートストンブリッジを使って、測定のテストを行います。


誰がどの未知抵抗を選ぶか、ジャンケンで決めました。


測定は、一人で行いますので、今回の実習が理解できていないと、再テストになります。


測定後、自分の担当のところに測定結果を、記入します。


記入した後、みんなの前で発表するまでが、テストです。
結構、単位のミスがあるのですが、今回は、8人全員が、1発合格でした。


見る人が見やすいように、丁寧に、記入することも、大切なことです。


次に使う班が気持ちよく使用できるように、心をこめてきれいに消します。


使用する前の状態に復元(整理整頓)するのも、実習の一つです。