10月31日~11月1日の2日間、益城町にあるグランメッセ熊本で行われた「くまもと物産フェア」に、
31日だけでしたが生徒実習製品の販売に行ってきました。
農業科では生産、加工、販売という『6次産業化』の学習を実践しています。特に販売時の接客に関しては、
どんな職業についても必要となるので勉強してもらってます。校外での販売イベント等は年間5~6回ありますが、
毎回希望者を募ります。今回参加した積極的な3人は「芦北高校です!私たちが作りました!」「おいしいですよ!
いかがですか?」と大きな声で頑張っていました。『このジャムはどれくらい日持ちするの?』と質問される
お客さんにも『裏に賞味期限の表示がありますが、フタを開けてからは冷蔵庫で保存し、期限に関係なく早めに
お召し上がり下さい』と丁寧に答えていました。また、年配の女性の方で『芦北高校の卒業生です!マーマレード
実習では私もたくさん甘夏の皮を剥いたのよ~』というお話で盛り上がり、生徒たちも笑顔で接客を楽しんでいました。
休憩時間には会場内のおいしいものを堪能したようで、販売実習ではありますがとても楽しんでいた3人でした。
次の販売実習は11月14日(土)の芦高祭です。是非みなさんお越し下さい!
農業科2年生食品製造の授業では、「食品衛生」「製造理論」「製造技術」「食品流通」について学びます。
ちょっと難しい言葉ですね。
特に「食品流通」の授業では『生徒実習製品』として製造・販売を行なっていますので、食品関連企業と
同等レベルの衛生管理を行ないます。生徒の皆さんには「食品衛生」の授業で習ったように、埃が付いてない
清潔な実習服を着て、髪の毛を1本も出さずに帽子を着用し、マスクも着用、爪ok、手洗いは掌・指の間もブラシで
洗浄、ピッタリフィットの手袋をはめて、長靴を消毒槽で洗浄した完璧な状態で製造します。
↑ 「きちんと」が当たり前の実習です。
さて、本日はこれまで行なってきた各自で持ち帰る実習ではなく、イベント販売用の「アイスボックスクッキー」の
製造を行ないました。
【縦型のケーキミキサー】を使って、ボウルいっぱいのバターや薄力粉を混ぜて大量のクッキー生地を作ります。
デコレーションケーキのスポンジ台やパウンドケーキなどのバターケーキもこの機械で作ります。大きさは色々あり
ますがプロのパティシエも使用している機械です。
「材料のミキシング(混合)で80g入りのクッキーが70袋程度出来上がります。さて、1袋100円で販売するなら・・・
7,000円の売り上げです。」・・・ と、生徒たちは経営面の学習も行ないながら製造を行ないます。
「バターは最近高いし、国産小麦粉やこだわりの卵を使ったらもっと原価が上がるよね。あと人件費も考えないと・・・」
とたくさんの事を投げかけると「1袋100円じゃだめだよ!」「何回も混ぜないと元とれない!」という意見。「儲かる」と
「こだわる」の間でどのように経営するかについても深く考える時間となります。
生地が出来上がると400gずつに計量して30cmの丸い棒状に成形し冷凍します。手の温もりで生地の中のバターが
溶けてしまうので、素早く、丁寧に成形しなければなりません。後日解凍し、表面にグラニュー糖をふりかけて厚さ1cm
にカットし、180度で12分程度焼成します。
11月14日(土)芦高祭でこの心を込めて製造した安心安全な「アイスボックスクッキー」を販売しますので
是非お越し下さい。
※ 1袋(80g入:7~8枚)100円です。
※ マーマレードやいちごジャム、マフィンもありますよ~!! お待ちしています。
↑サクサクのクッキーです
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