農業科日誌

農業科ブログ

2年農業科 現場実習

 12月8日より1週間(土・日は除く)、農業科2年生が芦北・水俣地域の農家に行き、農業研修を行う「現場実習」が始まりました。絵文字:笑顔
 現場実習は毎年2年生のこの時期に実施される、農業科の中でも特に大きな行事の1つです絵文字:晴れ。今年は18人(男子14人、女子4人)が12軒の農家に行き、農業技術だけではなく、農業経営勤労コミュニケーション能力などを学んでいます。絵文字:会議知らない農家へ行き研修をするとあって、現場実習受入式では緊張していた生徒もいました。絵文字:うーん 苦笑

  
絵文字:星学校長の激励のあいさつの後、受入農家を代表して松本様に御挨拶をいただきました。絵文字:笑顔 最後に、生徒を代表して2年農業科松岡くんが現場実習の意気込みを語ってくれました。絵文字:星

 1週間の研修は心身ともに大変かもしれませんが、ここで頑張ったことは自身の今後の財産になるはずです絵文字:キラキラ。大人への第一歩として現場実習を頑張ってほしいと思います。絵文字:晴れ

スペシャル★デコレーションケーキ

 125日に「芦北高校総合支援事業 レベルアップ講座」による『デコレーションケーキ講習会』が農業科食品加工実習室で行なわれました。水俣市の洋菓子店『モンブランフジヤ』より、パティシエ 笹原 和明 様を講師にお迎えし、佐敷小学校4年生48名のみなさんと一緒に農業科3年生16名、林業科3年生1名(モンブランフジヤに就職内定)で、スポンジケーキに生クリームとイチゴをふんだんに使って、デコレーションケーキを作りました。
 事前に笹原さんから生クリームの泡立ての硬さやパレットの持ち方、デコレートの仕方をご指導いただいた本校生徒が、小学生の指導役として各班のテーブルに着き、技を伝授します。生徒たちも指導役ということで事前の研修では真剣です。笹原さんの丁寧且つ素早い神業とも言える仕上がりに見惚れて「すごい!すごい!」の連発でした。


ということになります。

 さて、エプロン姿に着替えた小学生を元気良く迎え、さっそくケーキ作り開始です。

 最初に笹原さんにデモンストレーションとして1台仕上げていただきました。児童の皆さんの「すごーい!絵文字:四人じょうずー!絵文字:四人」の歓声が、実習室いっぱいに響き渡り、とても微笑ましい光景でした。笹原さんも「直接聞けるこの歓声がうれしいですよね」とパティシエとしてのやりがいを感じておられるようでした。

 各班に分かれてそれぞれの感性でいろんなデザインのケーキが出来上がりました。イチゴを薄くスライスして全面に飾った班、苺が落ちるくらいたくさん飾った班、途中で生クリームを舐めちゃう班などなど、とても楽しそうでした。



 すべてが終了してケーキを佐敷小学校へ持参し、いよいよお楽しみの試食会です。各班6等分して…いただきます!!かなり大きなケーキで、みんな食べきれないのではという心配もよそに完食です。

 今日は、小学生も講師の笹原さんもそして私たち芦高生もみんなが笑顔で楽しい1日でした。今回はデコレーションケーキを作るという「ものづくり」を通しての交流会でしたが、『人を魅了する技を持つ』ということ、そして『人に伝えることで感動を与える』という事を本校生徒は学んだと思います。
それにしてもおいしいケーキでした!

花まつり高校生アレンジメントコンテスト

 本日、熊本市にある熊本県花き園芸農業協同組合が主催する第13回花まつり高校生アレンジメントコンテスト農業科1年生5名、2年生2名の計7名で参加してきました絵文字:笑顔このコンテストには、県内の農業関係高校で学ぶ生徒が多数参加し、日頃の授業や部活動で練習してきたフラワーアレンジメントの技能を競い合いました絵文字:笑顔

 今回の作品のテーマは、バレンタインということで、生徒たちはバレンタインのイメージにある合うようなフラワーアレンジメントに挑戦しました。用意された花や花器を前にして、生徒たちはイメージを具現化するために、花の選択や花を挿す場所を考えながら作成しました絵文字:困った 冷汗


  
絵文字:晴れ花や花器を前に、生徒たちはバレンタインをイメージしながら作成していました絵文字:晴れ

審査の結果、

絵文字:良くできました OK農業科1年 濵田 優華(津奈木中出身)さんの作品が8位に入賞しました絵文字:良くできました OK

   
絵文字:星 8位入賞した濵田さん(中央)の作品です。入賞できなかった生徒の作品も力作ぞろいです絵文字:星

 生徒は、難しかったけど、楽しかったコンテストに参加して良かったなどの感想があり、参加してとても良かったと思いましたこの経験は今後の授業や実習に活かしてくれればと思っています絵文字:良くできました OK


就農教育講演会

 今日、農業科1~3年生を対象とした就農教育推進講演会がありました絵文字:笑顔。八代郡氷川町で農業自営をされている宮崎修太さんを講師に今までとこれからの私の農業という演題で講演していただきました。

 宮崎さんは、親子三代で農業自営をしており、トマト・メロン・もち米を栽培されています。特にトマトでは10数種類のトマトをパックに詰めたものを「宝石トマト」の名前で道の駅をはじめ、生協などに販売されています。若くして様々な取り組みをされている農業自営者の講演ということで、生徒たちは真剣に話を聞いていました絵文字:会議

 講演では自身の高校時代の話研修生時代の話インドに一人旅をしたときの話宝石トマトができるまでの話など、様々な話を聞くことができました絵文字:笑顔。講演を聞いた生徒たちは、
可能性は無限大とりあえずやってみる」「挑戦などの言葉に印象が残ったようでした絵文字:晴れ

 講演会の終盤では、生徒からたくさんの質問がありました。中には現在の経営についての鋭い質問もありました絵文字:キラキラ。宮崎さんも予想以上の質問に驚かれましたが、生徒が質問してくれてとてもうれしかったそうです絵文字:笑顔
  
絵文字:星生徒の様々な質問にも丁寧に答えていただきました。絵文字:星

トラクター走行操作演習


農業科3年生の科目には「数学Ⅱ」「農業機械」のどちらかを選択する「選択科目」があります。進学希望あるいは数学が大好きな生徒は「数学Ⅱ」を、就職希望あるいは機械マニヤの生徒は「農業機械」を選択して学習します。絵文字:笑顔

本日の「農業機械」の授業では絵文字:キラキラトラクター操作演習絵文字:急ぎを行ないました。今回は耕運操作はせず、走行操作をマスターするためにひとりひとり順番に乗車しました。農場に白線を引いて、ギアの入れ方、アクセルの踏み込み方など直線コースとS字コースを設定して演習しました。

    
  
近年、トラクターでのブレーキ操作ミスによる死亡事故が数件ではありますが、絶えることはありません。農業科を卒業して全員がトラクター操作を行なうとは限りませんが、今後3年生は自動車の運転免許を取得することも考えると、アクセル・クラッチ・ブレーキなどの操作は身近なものとなります。農業科では実際に乗車して正しい安全操作を身につける学習を行なっています。

鉄道の日2016 in 日奈久温泉駅

1029日(土)肥薩おれんじ鉄道主催イベント『鉄道の日2016 in 日奈久温泉駅』に参加しました。

 農業科の授業の一環で生産した実習製品の販売を行ないましたが、毎日の通学でお世話になっている“肥薩おれんじ鉄道”に感謝の気持ちを込めての参加でもあります。

 駅の待合室では鉄道模型の走行展示やモニターを使用しての運転操作体験、鉄道教室などが行なわれていました。地元の方や鉄道ファンの方々と、実習製品の販売を通して芦北高校のPRとともにたくさんの会話を楽しむことができました。
 
「アタたちが作ったんね~! これもね~! こやんとも作っとね~! まぁ~!!」
次回のイベント参加は11
12日(土)~13日)熊本農業公園で行なわれる『2016くまもと農業フェア』です。遊びに来てください!


   

  

芦高米できました♪

 10月12日、13日に本校の乙千屋水田で稲刈りを実施しました。絵文字:晴れその後、乾燥・もみすり・精米をして、
11月19日(土)の芦高祭で販売するために、農業科1年生が袋詰めを行っています。絵文字:笑顔
  
絵文字:星袋の中はおいしそうな米でいっぱいです絵文字:キラキララベルのデザインは生徒が考えました絵文字:笑顔絵文字:星

絵文字:良くできました OK去年に引き続き、今年もいい米ができました。ぜひ御賞味ください。絵文字:良くできました OK

イベントのお知らせ②

 10月に入り様々なイベントに参加している芦北高校農業科ですが、10月29日(土)にも実習製品の販売に参加します。絵文字:笑顔 今回は鉄道の日イベントで、肥薩おれんじ鉄道「日奈久温泉駅」で販売をします。絵文字:星
目玉は芦北高校農業科で考案し、芦北地域の魅力をいっぱい詰め込んだ「芦北の玉手箱(弁当)」です。絵文字:笑顔 まだ食べたことがない人はこの機会にぜひ御賞味ください絵文字:キラキラ
※ 限定20食』となっておりますので、早い者勝ちです絵文字:急ぎ

絵文字:星販売だけではなく、様々なイベントがあります。詳しくは肥薩おれんじ鉄道HPをご覧ください絵文字:星

パンは化学♪


農業科2年生「食品製造」の授業はパン製造」について学習しています。

今回は『米粉入りミルクパン』を作りました。

絵文字:会議食パンやテーブルロール、メロンパンなどの「パン」は、なぜ“ふんわりふわふわ”なのでしょう?スポンジケーキなどは卵の気泡性で膨らみますが、パンは「イースト」というパン酵母の力が働いてふんわりと膨らみます。「イースト」は、原料の小麦粉や砂糖、水などと混ざり、30~38位の環境でとても活動します。これを『発酵』といいます。発酵作用によって二酸化炭素やアルコールを発生させます。この二酸化炭素がパン生地の膨らみとなります。出来たてのパンを割ってみるとアルコール臭がしますが、これはエタノールという物質です。このように解説してみるとまさに、『パン製造』は化学です!他にも“なぜ強力粉を使うの?”などなど、パンを語るとキリがないので…知りたい方は農業科に入学しよう♪

【米粉入りミルクパンの製造工程】50g分割 9~10コ分

①ボールに水60g、牛乳68g、砂糖57g、スキムミルク10g、卵15g、塩3g、イースト5gを入れホイッパーで混ぜます。

②①に強力粉210g、米粉40gを加え手でしっかりこねます。

③ひとまとまりになったら、バター25gを加えさらにこねます。

④表面がなめらかになり、弾力が出てきたら生地をきれいにまとめ、ボールにラップをしてねかせます。(一次発酵38℃ 40分)

⑤一次発酵が終了したとき、生地は2倍程度に膨らみます。この生地を手でおさえて『ガス抜き』(二酸化炭素)をします。

⑥分割(50g)→丸め→ベンチタイム(イーストが活発に活動して、生地をふわふわにします)

⑦成形 (いろんな形にできますが今回は一番簡単なコッペパンの形に♪)

⑧二次発酵(38℃ 25分)

⑨つやだしの卵液を塗って焼き上げます!(170℃12分←オーブンによって違います)

     

次回の実習では、いよいよパン販売(数が少ないので校内販売だけです…すみません)です。

芦高産「米粉」が入った、もちもちふわふわの甘い『ミルクパン』!
学習の成果がしっかり出せますように!

稲刈り交流

 10月12・13日に農業科1年生は「農業と環境」の授業で稲刈りを行いました。6月に合同で田植えをした芦北支援学校佐敷分教室1年生と、芦北町立佐敷小学校5年生と一緒に稲刈りを行いました。


  12日は、佐敷分教室の1年生とと合同で稲刈りをしました。水田の周りをノコギリカマで刈ったあとに、コンバインに乗って稲刈りを行いました。変形した田圃なので苦戦しながらも一生懸命に稲刈りをしていました。

また、生徒たちの中には初めて稲刈りした生徒もいましたが、「楽しかった」や「コンバインの操作が難しかった」などの感想がありました。

  
  
 13日は、昔の稲刈りの方法や道具を実際に見せて説明したり、1つの穂から何粒の籾があるのかなどの体験をしました。その後、佐敷小・佐敷分教室の児童生徒には、芦北高校1年生の指導の下、カマを使って稲を刈ってもらったり、陰干しを行うための稲を束ねて干してもらいました。佐敷小・分教室の児童生徒からは、「楽しかった」や「もっと稲刈りしたい」など多くの感想をいただきました。また、農業科1年生からは「こんなに教えることが難しいのか」や「相手に伝えるのが難しかった」などの感想が聞かれました。
 今回の合同実習では、「
教えることの難しさ」や「相手に物事を伝えることの大変さ」など良い経験を得ることができたように感じました。さらには、「小学生に戻りたい」という生徒もおり、生徒たちにとって、貴重な体験になりました。

  
  
  さらに、収穫した米は稲刈りをした農業科1年生が芦高祭で販売しますので、美味しい芦高のお米をぜひご賞味ください。