農業科日誌

スペシャル★デコレーションケーキ

 125日に「芦北高校総合支援事業 レベルアップ講座」による『デコレーションケーキ講習会』が農業科食品加工実習室で行なわれました。水俣市の洋菓子店『モンブランフジヤ』より、パティシエ 笹原 和明 様を講師にお迎えし、佐敷小学校4年生48名のみなさんと一緒に農業科3年生16名、林業科3年生1名(モンブランフジヤに就職内定)で、スポンジケーキに生クリームとイチゴをふんだんに使って、デコレーションケーキを作りました。
 事前に笹原さんから生クリームの泡立ての硬さやパレットの持ち方、デコレートの仕方をご指導いただいた本校生徒が、小学生の指導役として各班のテーブルに着き、技を伝授します。生徒たちも指導役ということで事前の研修では真剣です。笹原さんの丁寧且つ素早い神業とも言える仕上がりに見惚れて「すごい!すごい!」の連発でした。


ということになります。

 さて、エプロン姿に着替えた小学生を元気良く迎え、さっそくケーキ作り開始です。

 最初に笹原さんにデモンストレーションとして1台仕上げていただきました。児童の皆さんの「すごーい!絵文字:四人じょうずー!絵文字:四人」の歓声が、実習室いっぱいに響き渡り、とても微笑ましい光景でした。笹原さんも「直接聞けるこの歓声がうれしいですよね」とパティシエとしてのやりがいを感じておられるようでした。

 各班に分かれてそれぞれの感性でいろんなデザインのケーキが出来上がりました。イチゴを薄くスライスして全面に飾った班、苺が落ちるくらいたくさん飾った班、途中で生クリームを舐めちゃう班などなど、とても楽しそうでした。



 すべてが終了してケーキを佐敷小学校へ持参し、いよいよお楽しみの試食会です。各班6等分して…いただきます!!かなり大きなケーキで、みんな食べきれないのではという心配もよそに完食です。

 今日は、小学生も講師の笹原さんもそして私たち芦高生もみんなが笑顔で楽しい1日でした。今回はデコレーションケーキを作るという「ものづくり」を通しての交流会でしたが、『人を魅了する技を持つ』ということ、そして『人に伝えることで感動を与える』という事を本校生徒は学んだと思います。
それにしてもおいしいケーキでした!