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【ASⅡ】そもそも...?!/ Looking back in the first place…

今日のASⅡでは、研究計画を練っていくうちに、「そもそも何が目的なのか?」「どうやって調べるのか?」という問題につきあたっている班がいくつも出てきて、頭を抱えながら班でディスカッションを重ねたり、先生に助言をもらったりしていました。

 木の含水量に着目して、木の防音性の研究をしている「音」班は、そもそも「なぜ木なのか?」「含水量だけに着目すべきなのか?」という議論になり、活発にディスカッションしています。その頃、「汽水域班」は、学校にある機械ではヘドロに含まれる有機物の計測が難しいと気づき、仮説に入れる検証可能な数値について話し合うことになりました。一方、「マイハギ」班も似たような状況に直面していました。マイハギに含まれる物質を正確に検出するのが困難ということのようです。こちらは、生物の先生に助言をいただいた後、新たな手がかりを求めて図書館へ向かいました。

 研究計画書が完成!と思っても、いざ研究を進め始めてから気づくことも多いものです。「そもそも」という原点も時々思い返しつつ、様々な知恵を出し合い、試行錯誤しながら目指す方向に一歩ずつ進んでいってくれると思います。

In today’s ASⅡ, many of the groups were facing the same problems; “Is this goal appropriate?” or “Is this the right way to obtain data?”  The students were brainstorming once again in groups, utilizing advice from the teachers.

   A group called “Sound,” which has been studying the sound insulation of wood, went back to their research’s roots, asking themselves “why does it need to be wood in insulting sound?”  They are now not sure if they need to focus on only the water content of the wood or not.  Meanwhile, one called “Brackish water” realized that they can’t measure organic substances with a machine at school.  They are now discussing what kind of verifiable figure they should put in their hypothesis.  There was another group facing a similar problem - one called “Telegraph plant.”  They found that it was difficult to detect the substance in the plant.  After a short discussion with a biology teacher, they headed for the school library.

   Often, they find obstacles only after proceeding with their research.  However, they can always look back to their starting point, have a discussion of some sort, then take another step forward with a different point of view.  Trial and error is vital to progress.  Good luck, everyone!

 

【ASⅢ】論文作成

ASⅢでは、2年生から続けてきた課題研究の集大成として、研究論文を作成しています。

この論文は、継続研究をしていく後輩の参考資料として読まれます。

実験手順や明らかになったことが具体的かつ分かりやすく伝わるように表現を工夫して作成しています。

出来上がった論文は「日本学生科学賞」へ出展する予定です。

【ATⅡ】提言書作成に向けて

本日の3年ATⅡでは天草市への提言書作成に向けて、これまでの研究成果を整理しました。

自分たちの研究を再度振り返り、明らかになったことをまとめたり自分たちのデータだけでは不足する内容を調べたりしていました。

今学期は研究内容をもとに地域への提案を創造し、発信することを目指して活動していきます。

 

【ATⅠ】研究計画書締切迫る!/ “Research without a plan is just a wish.”

先週のフィールドスタディを経て、班によっては2学期初めてのグループ活動となった今日のATⅠ(2年)です。

 今日の活動ではまず、現時点での研究の深まりや、先行研究の調査がどれだけ進んでいるか、班で協働できているか等、12項目からなる自己評価を行いました。現段階で「数値データの処理」や「地域への提案」などを達成している班はもちろんほぼいないのですが、今後やるべきことを再確認する意味でも、今回の自己評価が指針となってくれることと思います。

 さて、実は研究計画書が来週締切となっています。先行研究調べが夏期休暇中の課題となっていたのですが、取組状況はいかがでしょうか? 各自調べてきたことをグループで共有し、計画書にしっかり盛り込むことができるよう、限られた時間ではありますが各班知恵を出し合って頑張ってください!

   At the beginning, students made a self-assessment, answering twelve questions to see how far they had come in their study.  In the assessment, they were asked questions such as “Have you been responsible for working together in a group?” or “Have you learned from previous research and considered it in your own study?”  As of today, of course, it is almost impossible for most of the students to achieve “collecting numeric data to support the study” or “suggesting something useful in the community.” However, those are some of the goals they need to achieve in the end, and the assessment today helps them to check what they need to consider in proceeding their research.  

   By the way, the research plans are due next week.  It is never easy to share and discuss enough in the limited time, compared to what we had last year (100 minutes every week), but we can’t do anything but try our best.  We are sure you can make it!  We are looking forward to seeing your research plans full of brilliant ideas make this world a better place!

【科学部】ICAST2023(第18 回先端科学技術分野学生国際会議)に参加しました

科学部の4つの班(ホタル班、化石班、海水準班、サンゴ班)がICAST2023に参加しました。

ICAST(先端科学技術分野学生国際会議)とは熊本大学が海外の大学と連携して実施している研究発表会です。

今年はインドネシアの大学を会場に実施され、科学部はオンラインで発表を行いました。

英語の発表では反省点も多かったのですが、各自が出来る事を精一杯行いました。

この経験を次に繋げていきたいと思います。

 

 

【科学部】KSCと熊本大学の協定調印式のキックオフイベントでの発表

KSCと熊本大学の高大連携・高大接続に関する協定調印式が行われました。

今後、天高を含むKSC(熊本サイエンスコンソーシアム)と熊本大学は、さらに連携を強化していきます。

式後のキックオブイベントでは、ホタル班が発表を行いました。

多くの大学の先生方がおられる中でしたが、事前練習の甲斐もあって身振り手振りを交えて堂々と発表していました。

【ASⅡ】汽水域班に密着!/ With a group called “Brackish Water”

 本日のASⅡでは、久々に各班の研究を進める時間がたっぷり取れました。この機会を活用すべく、地学室を飛び出して現地調査に出かけたのは、汽水域の研究をしている「汽水域」班です。天草高校ASクラス伝統の「ウェーダー」を着用し、温度計やスコップを手に、いざ、睦橋へ。「足がうまる!」「水圧がすごいです!」「ヘドロってすごい匂いがする!」と、初体験の様子を川岸まで臨場感たっぷりに伝えてくれました。

 活動中、元気いっぱいの小学生グループが睦橋を通りかかりました。「何しているんですか?」と質問されたり、「川は危ないよ、気をつけて!」と励まされたりする場面も。その度に、「研究中です!」「ありがとう!」と丁寧に答えていた、律儀な(?)汽水域班の2人です。協力してヘドロを採取し、水深や水温などをてきぱきとメモしていました。(今日は、サンゴ班から助っ人が1人来てくれ、水温の測り方など貴重なアドバイスをくれました。頼りになります!)

 教室で色々と調べたり議論したりするのも良いですが、現地に行って初めて気づくことも沢山あり、やっぱりフィールドワークは面白いですね! これから研究が進んでいくのが楽しみです。

    In today’s ASⅡ class, students had plenty of time for their research.  Taking advantage of that, one group called “Brackish Water” went outdoors.   The group, consisting of two students, has been studying brackish water in the Machiyaguchi River, which flows right in front of our school.  

    Putting on Waders for the first time in their lives, students walked into the river bravely.  They shouted, “It smells so bad!”  “The water pressure is so high!” “Help! I’m stuck in the mud!”, telling us of their new experience in the river. 

    Whilst their research, many people were passing by, including some elementary school pupils.  They were very interested in us in the river, so they asked what we were doing, and even kindly advised us to take care of ourselves in the river!  Hopefully our fieldwork interests some people in the town.  The students took some sludge and water in the river, and took some data such as the water temperature.  Today we had a helper student from a group, “Corals,” and he gave some useful advice in the water.  It’s great to have a friend like you indeed!

    It’s fun to work indoors, but fieldwork is even more exciting!  We can realize many things through first hand experience, and it’s worth doing.  Good luck to the group “Brackish Water”, and we look forward to their study in the future!

 

【科学部】DNA分析事前講義

ホタル班の1年生3名が崇城大学の田丸先生からDNA分析に関する事前講義を受けました。

論文を読んでもわからなかった点を詳しく説明していただきました。

今後の研究活動に生かしていきたいと思います。

田丸先生、有り難うございました。

【ASⅡ】2学期の研究活動スタート / Back to ASⅡ!

2学期のASⅡがスタートしました。

初回の本日はSSH研究主任から夏の活動の振り返り等が行われました。

その後、2学期の活動の指針となるルーブリックを活用した仮評価が実施されました。

また、夏季休業中にGLS(グローバル・リンク・シンガポール)やSSH生徒研究発表会で発表した先輩から、今後の研究活動に向けてのアドバイスもありました。

アドバイスでは、伝わりやすいグラフにする工夫、統計処理の大切さ、英語発表で気をつけることなど、多くのことを学びました。

2学期も充実した研究活動になる様に、自ら考え、先生方とディスカッションを重ねて頑張っていきましょう。

We have our students back to ASⅡ classes.  It's so nice to see them excited in the Earth Science room!

Mr. Miyazaki, the chief SSH director, had a word, telling them what happened during summer - “Science Academy” (it’s an open Science day for elementary and junior high school kids), the Environmental Expo, or their Science Tour to Kobe, or so on.  Wow, what a busy summer it was!  

The students also had a chance to hear what their seniors did in their presentations in summer - in both Singapore and Kobe.  They told them how to make better graphs, the importance of statistical processing, or what they should have in their mind during presentations in English.  The seniors emphasized the significance in taking part in presentations outside school - which is part of what ASⅡ students should aim for in this term. 

In term 2, students have the most amount of time to spend on their research.  It’s also a term full of great opportunities.  Let’s enjoy all the ASⅡ activities!

【ATⅡ】提言書作成に向けてスタート!

ATⅡの2学期における最終目標は探究活動に基づいた「提言書」作成です。

本日はそのスタートとして、始めに各活動教室をオンラインで繋ぎ、SSH研究部員より「提言書」作成の目的や方法、作成に向けたスケジュールなどの説明を行いました。

その後、1学期に作成した探究成果をまとめたポスターやスライドなどを用いて自分達の班の探究活動の現状について確認及び整理を行いました。持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶ(2学期①).pdf

【ATⅠ】企業フィールドスタディ

9月5日(火)のATⅠです。

今日はフィールドスタディで、

ASⅠの1年生全員と、ATⅠの約半分の生徒(99人)が、各企業の地域貢献のための取組について学ぶ機会を得ました。貴重な時間を使っていただいて、説明をしてくださった企業は以下の通りです。

①平田機工株式会社(取組:地域貢献・グローバル・ものづくり)
②株式会社藤興機(取組:地域貢献・こども・IT)
③有限会社坂本石灰工業所(取組:健康、医療・環境・食)
④東京海上日動火災保険(取組:地域貢献・防災・物流)

 

ATⅠの生徒は、7限目の意見交換会のみ参加ということになりましたが、自分たちの班が行っているATⅠの研究と関連させて、天草の地域課題解決のためにどのような取組ができるのか、ということに関して企業の方に積極的に質問を行っていました。

学習センターでは東京海上日動火災保険のみなさまをお迎えして、アットホームな雰囲気で意見交換会が行われました。「保険料はどのようにして決定されているのですか?」という業務内容に関するものから「集客のためにはどのような手段が有効ですか?」など、自分たちの研究活動に関わる質問まで、学年問わず色々な質問が出ていました。保険の仕組みや業務内容など初めて聞く生徒も多く、また、企業がどのように地域貢献をしているか、ということを知る機会ともなったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京海上日動火災保険様との意見交換会(7限目) 

 

【SSH】天草宝島起業塾高校生コースで1年生が優秀賞を受賞!

7月21日から6日間の日程で開催された「天草宝島起業塾高校生コース」のビジネスプラン発表会が本日実施されました。

本校からは5班が参加し、全11班の多彩なビジネスプランが発表されました。

審査の結果、規格外野菜等を活用した弁当に関するプランを発表した1年生の班が優秀賞(2位相当)を受賞しました。

この班は、地元でお弁当を作成しておられる団体の協力も受け、試作したお弁当が評価されました。

発表会にはお弁当の作成で御協力いただいた方々も応援に来ていただき、ありがとうございました。

多くの方々の協力を受け、本校の活動(課題研究)が進められております。

この場を借りてお礼申し上げます。

誠にありがとうございます。

<受賞チーム>

<発表会の様子>

【科学部】アマプロ(環境シンポジウム)2023開催!

アマプロ(環境シンポジウム)2023を開催しました。

アマプロは天草市と共催で毎年実施しており、今年で3回目となります。

本年度のメインテーマは「生態系の保全」とし、午前中に講演・研究発表・パネルディスカッション、午後にポスター展示とアマモの定植体験を実施しました。

<講演>

講演では城河原地域づくり振興会環境推進部会の金井様から「内野川のホタルと環境保全」と題して、これまでの長期間にわたる活動の様子をお話しいただきました。科学部の活動の参考になる内容が多く、勉強になる御講演でした。

 

<研究発表>

研究発表では、ホタル班の1年生が研究発表を行いました。1年生は緊張した様子でしたが、一生懸命発表していました。

<パネルディスカッション>

パネリストとして馬場天草市長、御講演いただいた金井様、科学部OBを迎え、現役科学部員を交えてディスカッションを行いました。

ディスカッションでは天草市の取組を知ることができ、城河原地域づくり振興会が行っておられる環境学習の取組に科学部も参加させていただく等の地域との連携についても話が及びました。今後の活動がさらに地域へと広がっていくための充実したパネルディスカッションとなりました。

<定植体験>

定植体験は3年ぶりの開催となりましたが、多くの方々に体験していただきました。

(※定植した種は発芽した後、15cm程に育った段階で本校に連絡いただければ、海に定植いたします。)

最後に次回実行委員長から次回開催についてのお知らせがあり、閉会しました。

多くの方々に御来場いただき、また、天草市の方々には多大なる御協力をいただき、誠にありがとうございました。

【科学部】アマプロ(環境シンポジウム)2023に向けて

いよいよ明後日に迫った「アマプロ(環境シンポジウム)2023」の準備が進んでいます。

本日は定植体験のリハーサルや、パネルディスカッションの打合せを行っていました。

打合せには科学部卒業生も来てくれ、充実したものができました。

当日が楽しみです!

【科学部】卒業生による研究の指導・助言

盆休みを利用して、科学部卒業生が後輩の指導にやってきてくれました。

研究に行き詰っていた後輩部員は、とても参考になっていたようです。

今後も継続して指導をしてくれるとのことなので、卒業生に感謝するとともに研究活動の充実につなけたいと思います。

このような人と人との繋がりが科学部の活動を支えています。

【ASⅡ】関西研修(最終日)

1泊2日で実施した関西研修の最終日の様子です。

最終日は大和ハウス工業株式会社の総合技術研究所で研修を行いました。

この研修は、本校卒業生の方が大和ハウスOBだった縁で実現しました。

研修は以下の3つに分かれており、天草高校オリジナルの研修となっています。

<研修①:概要説明>

先ず大和ハウスの概要を説明していただきました。

概要では、会社の規模だけでなく、創業者の「会社は社会の公器」から連綿と続き、現在の「生きる歓びを、未来の景色に。」という顧客や社会に対する姿勢についても説明していただきました。

研究成果の社会実装を目指す生徒たちにとって、重要な視点を学ぶものとなりました。

<研修②:研究所内研修>

その後、質疑応答を交えながら研究施設で研修を行いました。

この研修では、研究成果の社会実装の実例を学ぶだけでなく、その提示の方法(わかりやすい伝え方)についても学ぶことができました。

<研修③:研究者からの講義及び意見交換>

最後に研究を行っておられる所員の方々から講義がありました。

講義では研究内容の紹介だけでなく、研究者の道を選んだ理由や研究者に必要なことも話していただきました。

講義後の意見交換も活発に行われ、大変学びの多い講義となりました。

充実した企業研修となりました。

この学びを生かして、今後の課題研究に取り組んでいきたいと思います。

大和ハウスの皆様方、誠にありがとうございました。

研究所前で記念撮影

研修①と③の会場

研修③の様子

お土産もたくさんいただきました。

【ASⅡ】関西研修(1日目)

今年度4年振りに関西研修をしました。

新大阪駅からはあまたか関西の同窓生の方々からも合流し、研修先に向かいました。

前回もそうでしたが、あまたか関西の方々には本研修では大変お世話になっております。

 

初日は大阪公立大学の人工光合成研究センターを訪問しました。

人工光合成研究センターでは、天尾教授から「カーボンニュートラルに向けた人工光合成技術の可能性」について講義を受けました。

その後、3班に分かれて講義内容について協議し、協議の中で出てきた質問について天尾先生に回答していただきました。

宿舎に戻ってからの夜間研修では、講義の内容を受けてカーボンニュートラルに関する研究の課題について、スライドにまとめて発表しました。

夜間研修では、情報を取捨選択し、必要な部分のみを端的に伝える工夫について考える場となりました。

学んだことを今後の研究活動に生かしてほしいと思います。