電気科ブログ
熊本県電気工事業工業組合より電線の贈呈
熊本県電気工事業工業組合より電線の贈呈
3月17日(火)11時より本校校長室において、熊本県電気工事業工業組合より、第1種・第2種電気工事士の実技試験に使用する電線の贈呈がありました。
電線の提供の目的は、『一人でも多くの電気系の高校生が電気工事士試験に合格し、電気工事士として仕事に従事してもらえるように技能試験受験の練習用に熊本県内すべての電気系のある高校(私立も含め12校)に電線を配布しました』 贈呈には、熊本県電気工事業組合理事長(上球磨電気工事業協同組合理事長)柿川大和様、熊本県電気工事業組合理事(人吉電気工事業協同組合理事長)延岡研一様の2名に来校していただきました。
贈呈式では、柿川様より贈呈の趣旨や励ましの言葉をいただいた後、生徒を代表して電気科2年那須道磨(あさぎり中出身)と橋口侑弘(あさぎり中出身)に、柿川様・延岡様より贈呈していただきました。西校長のお礼の言葉の後、代表して、那須君が「今回たくさんの電線を寄贈していただきありがとうございました。この電線をありがたく使わせていただき、是非、合格するよう頑張ります」と決意を述べました。
【提供していただいた電線】 合計900m
・VVF1.6 2C 500m
・VVF2.0 2C 200m
・VVF1.6 3C 100m
・VVF2.0 3C 100m
来校された柿川様(左)・延岡様(右)
電線を受取る那須君(右)と橋口君(右奥)
お礼の言葉を述べる西校長
決意を述べる那須君
贈呈された電線
熊本県教育長表敬訪問【第三種電気主任技術者試験合格の報告】
令和2(2020)年2月14日(金)
~第三種電気主任技術者試験合格での熊本県教育長表敬訪問~
電気科3年生尾方幸河くんが熊本県の高校生で15年ぶり、球磨工業高校では50年ぶりに第三種電気主任技術者試験に合格したことで、古閑熊本県教育長に合格の報告をさせていただきました。
当日は、古閑熊本県教育長へ資格取得に向けての取り組みや苦労した点について報告させていただきましたところ、大変温かいお褒めのお言葉をいただきました。尾方君は大変緊張していましたが、高校1年生から取り組んでいたことで経験から学んだことや難関に挑戦し続けることについて堂々と説明していました。
古閑教育長からも将来に向けて、これからも活躍を期待していますとのお言葉をいただき、大変喜んでいました。
今回の表敬に当たり、古閑教育長をはじめ県教育委員会の皆様には貴重なお時間をいただき、大変有り難うございました。
なお、西校長は本人を次のように紹介されました。
本日はこのような名誉ある機会を設けていただきましたことに感謝申し上げます。尾方幸河君が合格した電気主任技術者とは、高電圧を利用する工場や事業所に配置することが義務づけられているものです。第3種から第1種の3種類あり、彼が合格した第3種は一般の事業所が利用する5万ボルト未満を監督することができます。
試験科目は、理論、電力、機械、法規の4科目あり、科目合格保留制度があるとはいえ、在学中に4科目を制覇することは非常に難関で、特に工業高校生にとっては過酷な試験とされています。
尾方君は、ここにおります担任の田代教諭の勧めもあり、3年間で4科目に合格することを目標に、1年生の頃からこの資格に挑戦していました。1年生のときは専門の勉強を始めて間もないというこもあり、全く歯が立たなかったようですが、2年時に法規1科目に合格して希望の光が差しました。そして3年時に残る3科目も合格して、本県では15年ぶり、本校では50年ぶりの高校生電気主任技術者が誕生しました。
電気科の職員みんなで朝・夕・夏休みの課外体制を敷き、バックアップをしたこともありますが、何よりも本人のたゆまぬ努力の成果であり、学校全体でこの快挙を喜んでいるところです。
尾方君は九電ハイテックという変電所などの電力設備の保全や設計を行う企業への内定をいただいており、資格を活かした活躍が期待されています。
本校ではこの快挙に続けと、1,2年生も意気軒高しておりますので、このような機会を設けていただいたことは後輩への大きな励みにもなります。
本日はありがとうございました。
教育長と握手を交わす尾方君。
西校長、田代教諭とともに記念写真撮影。
ひとよしまち燈り・点灯式
ひとよしまち燈り・点灯式
鍛冶屋町公園を中心に450本の竹灯籠が製作され、2月8日(土)18:30より点灯式が行われました。点灯には、LED製作の中心だった電気工作部の田山空(あさぎり中出身)君が、スイッチを入れると、見事に450本の竹が光り出し、見物のお客さんに感動を与えてました。前日の設置の時には、生憎の雨でしたので漏電が心配されましたが、土曜の朝からコンセントの接続部分を1個1個外して水分を取った後、絶縁テープを巻き直す作業を行いました。そうした根気のいる作業により、点灯式では、失敗すること無く付いた光を眺め、生徒達は、授業では得られない物を得たと思います。
この竹灯籠は、18時~22時の4時間、3月20日まで点灯してますので、是非、鍛冶屋町公園へ足を運んでいただき、この作品を見ていただければと思います。よろしくお願いします。
竹灯籠のスイッチを入れる田山君
竹灯籠①
竹灯籠②
竹灯籠③
竹灯籠④
心配で点灯式に駆けつけた電気科2年の赤池君(左)と田山君(右)
技術ボランティア・電気科2年
ひとよしまち燈り
技術ボランティア・電気科2年
2月7日(金)9時から人吉市鍛冶屋町において、電気科2年(38名)による技術ボランティア活動を行いました。
この企画は、人吉商工会議所青年部によるもので、平成30年2月に実施された「鍛冶屋町通りの町並み保存と活性化を計る会」主催の商店街活性化事業「鍛冶屋町ひな燈り」を前身とし、鍛冶屋町通りのみならず人吉市街一帯を、竹灯籠をはじめとした数々の燈りでライトアップし、町並みの魅力向上を図ることを目的としています。
電気科は、昨年よりこの活動に参加しており、明日の土曜日(2月8日)が点灯式という事で本日の設置という事になりました。電気科2年生の半数以上が第2種電気工事士の国家資格を取得しており、その資格を生かし、現場の電気工事の方の指導を受けて作業を行いました。今年は、竹の中に入れる電飾を12月から2ヶ月かけて放課後、電気工作部の生徒を中心に製作しました。
生徒達は朝から雨の降る寒い中、荷物を運んだり、設置作業を黙々と行っていました。人吉商工会議所青年部からは、「とても助かります。生徒さん達は、無駄な動きも無く、作業に慣れていますね!」とお褒めの言葉をいただきました。
生憎の雨が降る中、竹の切り出しを行いました
電飾の設計図
電飾の製作
3年生の課題研究の授業で穴開け作業を行いました
3年生が穴を開け、2年生が電飾の製作
開会の様子
竹の移動
電飾の接続①
電飾の接続②
電飾の接続③
電飾の接続④
集合写真
電気科2年 企業見学
電気科2年 企業見学
1月30日(木)に電気科2年38名が、企業見学を行いました。主催は、公益財団法人熊本県雇用環境整備協会で、この見学会を実施することで、企業の現場を見学し、生徒一人一人の進路選択の手助けをするために先生方や企業の方々の協力の下に、企画されました。
8時にアヤメ公園を出発し、午前中は、1月に(株)ジェイディバイスから(株)アムコー・テクノロジー・ジャパン(ATJ)に社名変更され、慌ただしい中、社名変更後の会社見学は、球磨工業高校が初という事でした。
(株)アコムー・テクノロジー・ジャパン(熊本県大津町)は、国内シェア第1位・グループ世界第2位の半導体後工程メーカーで、主に自動車、スマートフォン、パソコン、家電、ネットワーク関連などの多様な機器に搭載されており、世界中の人々の暮らしを支えています。
中でも自動車関連製品の比較は、全製品の約60%に達し、世界トップクラスのシェアを誇っています。厳しい品質を要求される自動車分野で高いシェアを獲得していることは会社の技術力が認められている証拠です。
1時間程度の会社概要の説明の後、2班に分かれて、工場見学を1時間していただいた後、30分間の質問があり、10名の生徒が質問をするなど、活発な意見交換が行われました。
午後からは、九州電力(株)熊本支社(熊本市中央区上水前寺)の見学でした。「ずっと先まで、明るくしたい。」それが、私たち「九州電力の思い」です。会社のモットーの説明後、九州電力は、昭和26年の創立以来、「電力を安定してお客さまにお届けすることを通して、お客さまの生活や地域社会に貢献する」という使命感を持って、さまざまな事業活動に取り組んでおられます。
お客さまから「やっぱり!エネルギーは九電グループ」と選んでいただけるように「日本一のエネルギーサービス」を提供する企業(グループ)を目指しておられます。
「快適で、そして環境にやさしい」そんな毎日を子ども達の未来につなげていきたい。この思いの実現に向けて社員は挑戦しつづけておられます。
30分間大会議室において、九州電力の概要(雇用関係)について説明された後、2班に分かれ、総合制御所「総合制御システムについて」の説明、配電用電算システム「配電制御システムについて」、「配電線事故シュミレーション」がありました。残念ながら、時間が押していたため、全体の質問はできませんでしたが、その部署部署では、活発な質問を生徒達は行っていました。
(株)アコムー・テクノロジー・ジャパンの研修風景
会社の概要説明
昼前でしたので、社員食堂では足が止まりました
次々に質問をする生徒達
謝辞を述べる原先汰知君(山江中出身)
九州電力(株)の概要説明
配電線事故シュミレーションの様子
謝辞を述べる星原孝哉君(あさぎり中出身)