新規日誌1
【学校】台湾半導体研修に参加しました!
令和8年8月2日(日)から6日(木)の5日間、生徒12名と職員2名で台湾の半導体研修に参加しました。
熊本県では公立高校と台湾の大学と連携協定を結び、様々な分野で協力して高校生の人材育成を行っています。本校では、高校生の将来の職業選択の幅を広げる一助として、台湾で半導体技術や外国語(中国語)等を学び、台湾の文化にも触れることでグローバルな視野を身につけることを目的に、台湾半導体研修に参加しています。
1 明新科技大学(台湾)での半導体研修
「半導体」は、私たちの日常に浸透しており、半導体を使うことで、特殊な機能(働き)を持つさまざまな部品である「半導体デバイス」をつくることができます。「計測」「記憶」「計算」「エネルギーや力を制御」「光を送り出す」「光を受け取る」6つの機能で分類され、明新科技大学では、最新の機材をそろえて学生に知識と技術の習得を身に着けられるよう指導されており、優秀な成績を習得した生徒はTSMC等の半導体大手の会社へ就職しています。
2026年現在、台湾は世界の半導体産業において中核的な地位を占めており、とりわけ製造分野では他国を大きく引き離しています。製造数量ベースで見ると、世界で生産される半導体の6割以上が台湾で作られているとされ、量・質の両面で世界最大の製造拠点となっています。台湾の半導体メーカーが日本で工場建設を進める最大の理由は、地政学的リスクの分散と経済安全保障の強化にあるとのことです。
2 明新科技大学(台湾)での中国語授業
挨拶、自己紹介、有名な単語、数字など基礎的な中国語の授業を受けました。
你好 nǐ hǎo こんにちは
謝謝 xièxie ありがとう
我是(名前) Wǒ shì (name). 私は(名前)です。
我是日本人 Wǒ shì Rìběnrén. 私は日本人です。
3 TSMC半導体博物館
正式名称は「台湾積体電路製造股份有限公司」です。TSMCは、半導体の製造に専門化した「ファウンドリ」という種類の会社で、台湾では一般に「台積公司」と呼ばれています。創業者はモリス・チャン(張忠謀)で、本社は新竹科学園区。チャンは1985年に台湾政府に招かれてアメリカから帰国した技術者で、1987年にTSMCを創設。半導体製造に専門化した工場を持つTSMCは、設計を行うが自分の工場を持たない「ファブレス企業」の半導体製造を請け負うことで成長してきました。2019年には日本円に換算して年間約4兆円を稼ぎ出す、世界に名を知られた大企業となっています。TSMC本社に付設されている台積創新館は、2016年12月に開館した近未来型の博物館で、TSMC創業と発展の歴史を学ぶと同時に半導体についての学びを深めることができる場所でした。VR(仮想現実)技術を用いた展示施設も人気のスポットです。
4 まとめ
研修の目的である半導体技術や外国語(中国語)等を学び、台湾(台北や新竹)の文化にも触れることができました。大学の教授より、半導体についてTSMCを中心とした多くの工場を日本に作ろうとしているが、半導体作成には前工程(設計)、中工程(半導体作成)後工程(実際に部品として使えるための加工)があり、日本は中工程の工場を現在、作っているところであり、後工程の会社も必要であるとのこと。工場で半導体を作成しても、後工程の会社がなければ、結局は台湾へ送って加工して商品にしなければいけないからコストにも影響するということでした。そして、やはり人材育成が重要であると説明されました。熊本にもJASMをはじめとするTSMC関連会社があり、県民の注目するところです。世界をリードする台湾から知識を得て、これからの半導体技術への意識を高め、将来、技術者として活躍する人材の育成が大切であると学びました。また、専門知識だけでなく、外国語の習得も大切になると説明があり、英語だけでなく中国語の習得も、これからグローバルな世界に活躍する人材として必要になるであろうと考えました。
今回の研修を終え、生徒各自が将来を考え、学校生活をより一層充実したものにしたいと考えたと思います。この研修の機会をいただいた明新科技大学の関係者、また研修費用の補助をいただいた同窓会、PTAの皆様そして本校の先生方へ感謝いたします。