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2020年10月の記事一覧
調理実習~災害時を想定した調理~
10月28日(水)、「災害時を想定した調理」を行いました。フードデザインを選択している3年生6名の生徒が調理をしました。事前に災害時の食事について学習を行い、電気やガス、水が使えないと考えておく必要があることを学びました。今回の調理実習では、水道は使用不可とし、ペットボトル(500ml)1人1本で水をまかなうようにしました。献立は「卵/魚料理(自由調理)」、「切り干し大根のサラダ」、「とろろ汁」で、非常食として5年間保存のきく「アルファ米」や「パン」、「クッキー」なども用意し、実際に試食しました。
実習後は、「水を限られた量しか使うことができず、最後まで残しながら作るのは難しかった。」、「アルファ米やパンは思ったよりも美味しくて驚いた。」、「実際に作ってみないと分からないことが多くて、この実習は自分のためになったと感じた。家でも練習をしてみようと思う。」などの感想がありました。
災害時には限られた水、食材、設備しかないことや、普段から実践しておくことの必要性について考える実習となりました。
<実習の様子>
保中高合同避難訓練
10月28日(水)、倉岳保育園と倉岳中学校、倉岳校の1園2校で地震・津波を想定した合同避難訓練を行いました。「おはしもち」(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない・近づかない)を意識しながら避難しました。中学生と保育園児も、避難場所に指定されている本校グラウンドに一緒に避難しました。園児の避難には中学校と高校の職員も園に駆け付け、園児の手を引いたり避難カーを押したりして支援しました。避難後は、苓陽幼稚園 園長の鶴戸継啓様より講評をいただきました。9年前に発生した東日本大震災のことを例に、地域で連携し助け合っていくことの重要性について話をされました。
避難訓練を通して、生徒たちは「地震が発生した場合、避難場所の確認をして、すみやかに行動できるように日頃から避難場所や経路を把握しておくことが大切だと思った。」や「自宅からの避難経路も確認し、自分の命を守れるようにしたい。」、「地震の揺れがおさまったことを想定してから避難したが、移動流に揺れが起こったらどこに身を隠したら良いのか疑問に思った。この疑問を解決するために、移動中に安全そうな場所を見つけながら避難した。」、「ハザードマップを活用し、避難場所の確認をしたい。」などの感想を書いていました。
保育園、中学校と合同で避難訓練を行ったことで、地域連携の大切さや高校生としての役割について考えることができました。また、津波発生前の順序や避難方法などの確認、安全に避難する態度を身につけることができました。自然災害はいつ起こるか分かりません。もし起こった場合は、今回の避難訓練で学んだことを活かしましょう。
<避難訓練の様子>
薬物乱用防止教室
10月22日(木)、薬物乱用防止教室を実施しました。講演は、学校薬剤師の江浦俊文様にしていただきました。たった1回の薬物乱用でも犯罪であることや、タバコやお酒は勧められても「きっぱり断る」ことの必要性、自分の健康は自分で守ることの大切さについて学ぶことができました。他にも、タバコの煙が溶けた水の中でどのようにミミズが変化するのか観察し、タバコは体に有害であるということを改めて学ぶことができました。
講演後生徒たちは、「私は誘われたら断ることはできないと自分自身で思っていたが、体への害を学んで、絶対に断ろうと思えた。」、「普段病院でもらう薬なども服用の仕方によっては薬物乱用になったり、タバコやお酒も薬物乱用につながったりすると知り、とても身近に感じた。」、「タバコやお酒は、他の薬物等に比べて身近なもの。子どもの見えるところで普通に吸ったり飲んだりするので、あまり怖いと思ったことがなかった。しかし、講話の中でミミズの実験をし、実際に目にしたことでタバコは何があっても吸わないようにしようと決心した。」などの感想がありました。
薬物乱用による心身への影響や社会的影響について正しい知識を身につけることができました。これから、自分や周りの人の健康を維持するためにも正しい行動を選択し、明るい社会をつくっていきましょう。
<講演の様子>
倉岳校福祉の日
10月21日(水)、「倉岳校福祉の日」として、講話と体験活動を実施しました。社会福祉法人 天草市社会福祉協議会 倉岳支所長の小浦良介様に福祉講話をしていただきました。福祉とは何なのか、またどのような人に提供されているのかについて学びました。他にも、社会的背景として超高齢社会になってきていることや、天草市と倉岳町の高齢化率が40%を超えていることを学ぶことができました。
福祉体験は、高齢者疑似体験と車いす体験を行いました。天草市社会福祉協議会の佐々木様、田尻様、吉田様、永田様、吉鶴様にご指導いただきました。高齢者疑似体験では、関節屈曲固定装具や重り、イヤーディフェンダー、視覚障害体験ゴーグルを装着し、歩行や階段の昇降などの困難さを体験しました。車いす体験では、移乗動作や段差の昇降、自走などを体験しました。
体験後、生徒たちは、「車いすの体験をしてみて、段差やちょっとした坂があるだけでも目が見えていないと怖いと分かった。」、「自分がいつ介護をしなければいけない立場になるか分からないし、思いもよらぬ事故で車いす生活になることもあり得るので、学んだことを忘れないようにしたい。」、「高齢者の方と同じような状況を体験して、思っている以上に周囲が見えにくかった。小さいことでも声掛けをしながら、相手のペースに合わせて介助したいと思った。」、「これから高齢化がどんどん進んでいくので、今まで以上に地域のために様々なサポートができたらいいなと思った。」などの感想を書いていました。
福祉の日をとおして、社会福祉への興味・関心を高めることができました。また、疑似体験では、相手がどのような気持ちなのか理解する姿勢や、 互いに協力し合っていく知識と態度を身につけることができました。共生社会を生きる一員として、学んだことを実践していきたいと思います。社会福祉協議会の皆様、ありがとうございました。
なお、天草市のホームページでも活動の様子が紹介されています。
↓ ↓ ↓
https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/kiji0037565/index.html
<開会>
~福祉講話~
<福祉体験>
【高齢者疑似体験】 ~装具の装着~
~歩行~
~衣服の着脱~
~浴槽の出入り~
~階段の昇降~
~手元を動かす~
【車いす体験】 ~移乗動作~
~段差の昇降~
~目隠し~
~自走~
<閉会>
~まとめ~
~生徒謝辞~
漁業体験教室
10月12日(月)、海水養殖漁協栖本事業所と紀勝水産で1年生が漁業体験を行いました。給餌体験や工場見学、職業講話、魚の捌き方・神経抜きの見学・体験、生産物試食を行いました。
体験後、生徒たちは「魚の鼻から針金を通し、神経をダメにする「神経締め」が、一番印象的で衝撃的だった。」や、「魚の命を美味しくいただくということを学んだ。今までは、何も考えず食べていた。この体験で、魚の命を美味しく食べないといけないと思った。」、「魚が好きで仕事するのは苦ではないという言葉に驚いた。「好き」を仕事にできることはいいなと感じた。」、「今までこのような体験をしたことがなかったので、体験できて良かった。」などといった感想を書いていました。
生産者の方たちとの交流を通し、生徒たちは地元産業に対する関心を高めることができました。御協力いただいた天草地区漁業士会や海水養殖漁協栖本事業所、紀勝水産の皆様、本当にありがとうございました。
<棚底港から出発>
<龍ヶ岳町沖(海上筏)>
~紀勝水産の筏で給餌体験~
<海水組合栖本事業所>
~高度衛生管理加工場・餌料保管施設の見学~
<魚の捌き方・神経抜き、代表者の体験>
<漁業士による職業講話>
<生産物試食>
<謝辞>
熊本県教育情報システム
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管理責任者
校長 岩嵜 毅
運用担当者
総務部ホームページ係