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【SSH】SSH職員研修 ~結果と考察の指導について~

 本日の午後、SSH職員研修が行われました。今年度最終回である今回の研修では、研究主任より研究結果と考察の指導のポイントについての講義があった後、グループに分かれて実際の指導について考えました。

 生徒達はASやATの研究を進める中で実験や調査を複数回実施し、集めたデータを分析して考察を行っています。年々、データの集め方や見せ方が上達している一方、結果と考察が混在していたり、根拠が薄く推測の域を出ない考察も多いことが課題となっています。今回の職員研修では、実際の研究ポスターを見ながら、より良い考察を行うための追加実験や先行研究の活用について「生徒」と「指導者」に分かれてロールプレイを行いました。それぞれの立場から、対象や条件を変えた調査に関する提案や、仮説と結果が異なる場合の検証方法等、様々なアイデアや意見が出て、活発な話し合いをすることができました。

 3月にはARP探究成果発表会が予定されています。限られた時間ではありますが、授業内外で生徒と対話を重ね、よりよい考察につなげられるように私たち職員も指導を工夫していきたいと思います。

【ASⅠ】分野別発表会

1月30日(火)、1年生のASⅠにおいて分野別予選会を行いました。

分野別予選会とは、3月に行われるARP探究成果発表会で、各分野から代表発表をする班を選出するための予選会です。

今年度は6分野に分かれてスライド発表を行い、これまでの研究の成果を発表しました。

生徒たちは役割分担をして発表を行い、中には目を見張るような研究成果を披露する班もありました。

この予選会から6つの班が3月にステージ上で発表を行い、その他の班は体育館でポスター発表を行う予定です。

3月のARP探究成果発表会にご期待ください。

 

【ATⅠ】本評価を行いました / Another Evaluation Day

 本日はB2(数値データを収集する)の本評価でした。この評価は、研究の中での対照実験や調査、追加実験の実施回数や内容を問うものです。いつものように担当者との面談形式で行われ、生徒たちはこれまでの研究への取組を精一杯自分の言葉で説明しようと頑張っていました。

 終了後は、各班、研究のデータを整理するなど、ポスター作成のための下準備をしていました。これは、3月に学年で実施する「ミニ探究成果発表会」に向けての活動です。2年生(ATⅠ)は3月19日に天草市民センターで行うARP探究成果発表会では発表を予定していませんが、その代わりに、この「ミニ発表会」で各班の成果を共有することにしています。学年の仲間に自分が研究していることについて知らせるだけでなく、他の班の研究の手法やプレゼン技術を学ぶ貴重な機会になると思います。週1時間と限られた時間ではありますが、時間の使い方を工夫して、計画的に進めていきましょう!

     Today at ATⅠ, students had an evaluation called ‘B2’ (collecting numerical data). Students were asked how many times they had conducted controlled experiments or surveys, and what they were about. They also had a chance to talk about their additional experiments if they had any. As usual, students had an interview with teachers in which they tried their best to explain how their research had been going so far.

 After the evaluation, each group organized data from their research in preparation for their poster. This was for their small presentation that will be held at the school in March. This will be a valuable opportunity to share what they have been researching, and to learn about other groups' research methods and presentation techniques. Good luck!

【ASⅡ】久々の研究活動 / Enjoying our research

 海外研修の代替研修も無事終了し、今週のASⅡでは久々の研究活動が活発に行われています。何かを作ったり、機械や装置などを使ったりしている班も多く、みんな生き生きとしています! 中には、3月19日に行われるARP探究成果発表会に向けて、スライドを作り始めた班もあります。KSH、JICA研修など、学校外での発表経験も少しずつ増えてきています。これまでの経験を活かし、データに基づいた考察をしっかりと行うことで、発表会では各班、研究の成果をしっかり見せたいところです。

 さて、今日は冬晴れの中、久々に汽水域班がウェーダー着用で川に出かけました。今日は汽水域以外のヘドロを求めて、海の方まで歩いてみるとのこと。塩分濃度計で川の水の塩分を計測しつつ、学校前の町山口川を、どんどん海に向かって歩いていきます。ちなみに、塩分0.05-3.0%が汽水域なんだそうです。

 色鮮やかな鯉や、のんびり日向ぼっこをする鴨たちを見ながら歩くこと15分。わが町が誇る、国の重要文化財!祇園橋までやってきました。なかなか風情があって素敵な石橋です。でも、うーん、川底は石や砂ばかりで、お目当てのヘドロは見つからず。困って「ヘドロはどこ?」と検索したところ、検索結果の上位に来たのは人気ゲームの「くろいヘドロ」の入手方法でした... すみません。ちゃんと自分たちの足で探すことにします。

 またしばらく歩くと、だんだん海の匂いがしてきました。塩分濃度を測り、水の流れが少ないところを探して、スコップを挿してみます。「黒いのあった!」「匂ってみて!」「くさい!やった!ヘドロだ!!」...うん、若者にこんなに喜んでもらえるなんて、ヘドロもきっと本望だと思います。バケツに「戦利品」を入れて、ついでにプラスチックゴミも拾いつつ、帰路についた2人。学校に帰ったら、このヘドロからの発電量を調べる作業が待っています。汽水域のヘドロと、それ以外の場所のヘドロの発電量はどう異なるのでしょうか? もしかしたら他にも違いがあるかも!? 気になる人は、是非3月の成果発表会で「汽水域班」の発表をお聞きください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

   In AS II this week, Many of the groups are making something or doing some experiments, and it looks like everyone is enjoying their research! Some of the groups have started to make slides for the ARP presentation to be held on March 19.  We hope that each group can make the best of their presentation experience, and of course, can share what they have been devoting themselves with the audience!

      Today, the “Brackish-water” group went out to the river wearing waders. They were walking towards the ocean in search of sludge outside the brackish water area, as well as measuring the salinity of the river water. After 15 minutes of walking, they arrived at the Gion Bridge, which is a lovely and elegant stone bridge built in 1832.  Searching around the bridge, the river bottom was full of stones and sand, and there was none of the sludge they had been longing for…  feeling lost, they googled: "where is sludge?"  Do you know what they got? - Well, the top result was how to get one of the Pokemon items, "Black Sludge"...  looks like they have no other choice but to look for the “real” sludge by themselves.

       After walking again for a while, they gradually began to smell the ocean. The students measured the salinity, looked for a place where the water flow was low, and inserted a shovel into the mud - “I can see the black stuff!” “It smells really bad!” “Hurray! We got it!”  With their black "treasure" in the bucket, they headed back to school, picking up some plastic trash along the way.  After returning to school, they will have to investigate the amount of electricity generated from this sludge. How does the amount of electricity generated from sludge in brackish water differ from that of sludge in other areas? Maybe there are other differences too! If you are interested, please come and listen to the presentation by the "Brackish Water Group" in March!

【科学部】生徒理科研究発表会に参加しました

科学部のサンゴ班、海水準班、化石班が生徒理科研究発表会に参加しました。

各班が、今までの成果を精一杯発表しました。

結果として、化石班が地学部門で部会長賞(5位)となり、12月に行われる九州大会に進出しました。

優秀賞となったサンゴ班と海水準班も発表会での指摘を参考に、今後の研究で頑張ってくれると思います。

<化石班>

<海水準班>

<サンゴ班>

【ASⅢ】研究論文が完成しました!

2学期当初から作成を進めていた研究論文が完成しました。

作成を通じて、自分たちの研究に対して考察が深まったようです。

これらの論文は日本学生科学賞に出品します。

入選するかはわかりませんが、結果を待ちたいと思います。

【ATⅠ】中間発表会まであと1週間 / One Week to go…!

 2年生の各教室と理科室を主な活動場所にしているATⅠですが、実は、毎週ATⅠとATⅡが同じ教室内で活動している部屋が1つだけあります。そう、地学室です!最近の地学室では、ATⅡ(3年生)の班が研究のまとめである「提言書」の作成を行っているすぐ横で、ATⅠ(2年生)が研究の土台である「研究計画書」を練り直しているという状態です。「1年後にどういった活動をしているのか」というビジョンが持てるという点で、2年生にとって学びの多い、恵まれた環境であるといえそうです。

 さて、本日のATⅠでは12月に実施されるSSH台湾海外研修についての説明があり、その後、グループに分かれて各教室で研究計画書の仕上げを行いました。研究の背景に先行研究で調べたことがうまく入っていなかったり、検証が困難な仮説だったり... 一見仕上がっているようでも、細かく見ていくとまだまだ課題の残る計画書も多いです。SSH中間発表会まであと1週間。限られた時間で、計画書の練り直しだけではなく、発表練習も行わなければなりません。日々忙しい2年生ですが、去年度の研究を通した学びも活かして、より良い発表ができますように。また、発表や質疑応答を通して1年生とも学び合える、充実した発表会になりますように。あと1週間、班長を中心に協力して頑張ってくれると信じています。

 In ATⅠ, students go to many different classrooms to meet in groups. However, there is only one room in which both 2nd and 3rd graders meet in the same period - the Earth Science room.  2nd graders can envision what they will be doing in the future through seeing what their seniors are doing now: writing proposals to Amakusa city with their research results.  The result? A unique atmosphere that could help younger students a lot!

  In today’s class, students listened to an explanation about the Taiwan Study Tour in December, and then went to each classroom to complete their study plans in groups.   At first glance, all the study plans look well, but actually, most of them need revision- some don’t include what they learned from previous research, and others have hypotheses which seem almost impossible to be verified in a year.   Now that they have a week to go before the “SSH Interim Presentation” on the 24th, they need to not only complete their study plans, but also prepare and practice their presentations.  Well, we know how busy they are, but we believe they can.  They should be able to use their research experiences last year and make the best use of this presentation opportunity with 1st graders.  Go for it, our young researchers!

【ATⅡ】提言書作成に向けた討論会

2学期から始まっている提言書に作成に向けた取組も大詰めです。

本日は提言書の内容について、討論会を行いました。

討論会では各班が自身の提言内容を簡単に説明し、他の班が提言内容について質問しました。

「実際、どの程度の費用減になるの?」「天草のメリットは何?」など鋭いながらも今後の参考になる討論が行われていました。

次週より天草に向けての提言書作成に取りかかります。

さて、どんな提言をしてくれるのでしょうか?楽しみです。

【ASⅡ】研究日和です! / Under the Beautiful Autumn Sky

 本日のASでは、秋晴れのもと、外に出て活動する班も多く見られました。外で走ったり(理想的な走りのフォームを調べたいそうです)、川で調査をしたり(発電方法を研究しています)。早い班は少しずつデータも取れつつあります。

 教室組は、テトラポット班が面白そうな動きをしていて、ちょっと話を聞かせてもらいました。3Dプリンターで作った小さなテトラポットを使って、よりよい組み方をシュミレーションしているんだそうです。テトラポットの間のすきま=「空隙率(くうげきりつ)」が小さいほど波を打ち消す効果が高いのですが、その隙間を少なくする組み方をあれこれ模索しているとのこと。海岸で目にするテトラポットは無作為に組んであるため、かなりの数が使用されているのですが、効率がよい組み方をすることで積む個数を削減することもできるのではないかということでした。実際にテトラポットを組んだり、高さなどを計測しながら、効率の良い組み方に加えて「空隙率」の測り方をどうするか、水で測るか、それとも...と活発な議論がなされていました。

    2学期になり、外部の発表会の参加募集なども多くきています。研究を進めつつ、多くのことにチャレンジしていってくれたらと思います。

 In today’s AS, the students went outdoors to continue their research.  Under the beautiful autumn sky, the students were either shooting a video to check the movement of their bodies, or doing research in the river.  Some groups have already succeeded in collecting useful data for their study.

  Meanwhile, in the Earth Science room, a group called “Tetrapods” was doing something interesting.  They were using mini-tetrapods made with a 3D printer to simulate the best way to assemble them.  According to the students, the gaps between tetrapods is called “porosity.” The smaller the porosity between the tetrapods, the higher their ability to absorb the shock of the waves, thus, the students have been trying to achieve less porosity.  The tetrapods we see along the seashore are usually assembled randomly using a lot of tetrapods, but, if they could be assembled in a better way, the amount of tetrapods used would be less.  The students were trying different ways to assemble the tetrapods by measuring heights, and discussing the best way to measure the porosity at the same time.

   There are many presentation contests available for the students to join.  We hope they will make the best of these great learning opportunities.

【ATⅠ】研究計画書の壁 / Research Plan Checked!

 本日のAT(天草探究)では、研究内容や専門知識について自己評価をした後、各班に分かれ、研究計画書の練り直しを行いました。先生方の添削がたくさん入った計画書を見た生徒たちは「うわぁ、めっちゃコメントしてある!」「あー、やっぱりここをつっこまれたかぁ!」となぜかちょっと嬉しそう(?)な様子も見られました。一方、時間をかけて取り組んだ計画書に書かれた大量のコメントを見て、戸惑いを感じた班もあったようです。それでも、1つ1つのコメントを丁寧に読みながら、「仮説、変えなんかも...」「アンケート、どうしよう?」と建設的な議論や先行研究の分析を各班行っていました。

 10月24日には1・2年生合同で「SSH中間発表会」が予定されており、2年生は各班の研究計画書を発表することになります。あと2週間で、計画書の内容を練り直しつつ、発表の方法を考えていかなければなりません。週2時間の活動時間があった昨年度(ASⅠ)に対して、ATⅠは半分の週1時間。限られた時間で計画的に活動することが求められます。日々の学習、部活動、模試、生徒会活動、ボランティア、それに研究活動。何かと忙しい2年生ですが、スキマ時間も活用してがんばりましょう!

 In today’s AT class, students evaluated themselves on their research, and then they met in groups.  Today they got their research plans checked by some teachers, and they needed to make some changes.  Looking at their research plans full of comments, students looked somewhat happy, saying “hey, look at these millions of comments we’ve got!” or “oh no! I knew teachers would find it a problem.”  Students in each group were actively discussing how they should change their plans.

   On October 24th, 1st and 2nd graders will have a presentation at the school gym together, telling people how they have been working on their research.  It will come in two weeks!  Now that they have only 1 period of ATⅠ a week, 2nd graders need to manage their time wisely and plan their research beforehand to have things done on time.  Students do have a lot to do; homework, clubs, exams, volunteer activities, and research….  Busy, busy… but it’s a good learning opportunity on how to use their time efficiently.  We hope they keep learning and make the best of their new found knowledge! 

【ASⅠ】仮評価の実施

本日はASⅠの探究活動の仮評価を行いました。仮評価は、研究班毎にグループ評価を行い、その後担当教員が対面で質疑をし仮評価を行い手順で行われました。その後は、10月24日(火)に実施される「SSH中間発表会」のためのポスター作成を各班で行いました。

【科学部】宇宙エレベーターロボット競技会に参加しました

科学部有志2名が宇宙エレベータロボット競技会(九州オープン)に参加しましました。

競技会では3mの高さに設置された宇宙ステーションに物資(ピンポン球)を運び、ステーションに置いてある物資(ピンポン球)を回収して帰還する一連の動作をレゴで作成したロボットで行い、運搬や回収したピンポン球に割り当てられた点数で順位を競うものです。

本校の2名は残念ながら全国大会には進めませんでした。

来年度の参加を目指して、改良を進めたいと思います。

会場では、天草が地元の方々に声援やアドバイスをいただき、学びを深めることも出来ました。

【科学部】宇宙エレベータロボット競技会に向けて

8日に行われる宇宙エレベータロボット競技会に向けての準備が佳境を迎えています。

本日はロボットがようやく完成し、本番でも使用されるエレベーターを使用してのテストを行いました。

アームがエレベーターに引っかかったり、そもそもロボットが上昇しなかったりと試行錯誤の連続でした。

明日の本番に向けて不安が残りますが、出来ることを一生懸命行いたいと思います。

【科学部】街なか高校生派出所に向けて

10月15日(日)に天草宝島国際交流会館ポルトにて、「街なか高校生派出所」というイベントが行われます。

このイベントは熊本県高等学校OneTeamプロジェクトの一環で、本校の他に天草拓心高校、天草工業高校、天草支援学校と合同で実施されます。

各学校が趣向凝らし、学校の魅力や学校の特色を生かした体験が出来るブースを設置しています。

科学部は夏と冬に本校で実施しているサイエンスアカデミーを出張開催します。

本日は実行委員長の尾上さん(1年生)からの説明がありました。

多くの方々に楽しんでもらえるブースにしておりますので、たくさんの御来場をお待ちしています。

【科学部】考査前最後の研究活動でした

来週から始まる中間考査に向けて、明日から部活動が休みになる科学部です。

考査前の活動最終日にも関わらず精力的に研究が行われていました。

<ホタル班>

保護施設に必要なグリーンカーテンを再度栽培するための準備をしていました。

その後、DNA調査に必要な英語の論文を翻訳していました。

<化石班>

御所浦島で産出されるスフェノスラムスという古生物(二枚貝)の生態を論文を活用して調査していました。

<サンゴ班>

先日の調査で撮影した画像を元に、サンゴの被覆度を計算していました。

<宇宙エレベーター班>

プログラミングできるレゴを活用して、宇宙エレベータロボット競技会に参加します。

今日は試行錯誤して本体を作成していました。

【科学部】楠浦町でのアマモ調査

アマモ班を中心とした科学部有志で楠浦町のアマモ調査を行いました。

この時期のアマモは葉が短く、探すのに苦労しましたが、順調に生育していることを確認できました。

冬に向けて、さらに調査を続けていきたいと思います。

【科学部】ICAST2023(第18 回先端科学技術分野学生国際会議)に参加しました

科学部の4つの班(ホタル班、化石班、海水準班、サンゴ班)がICAST2023に参加しました。

ICAST(先端科学技術分野学生国際会議)とは熊本大学が海外の大学と連携して実施している研究発表会です。

今年はインドネシアの大学を会場に実施され、科学部はオンラインで発表を行いました。

英語の発表では反省点も多かったのですが、各自が出来る事を精一杯行いました。

この経験を次に繋げていきたいと思います。

 

 

【科学部】KSCと熊本大学の協定調印式のキックオフイベントでの発表

KSCと熊本大学の高大連携・高大接続に関する協定調印式が行われました。

今後、天高を含むKSC(熊本サイエンスコンソーシアム)と熊本大学は、さらに連携を強化していきます。

式後のキックオブイベントでは、ホタル班が発表を行いました。

多くの大学の先生方がおられる中でしたが、事前練習の甲斐もあって身振り手振りを交えて堂々と発表していました。