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【ASⅡ】海外研修代替研修 その1 / JICA Study Tour Part 1 

 いよいよやってきました、JICA研修! ASⅡの生徒33名はまだ暗い朝6時半に学校を出発し、11時前に北九州市にあるJICA九州に到着しました。今回の研修で予定されている大まかな内容は以下のとおりです。

 1.JICA九州事業説明・研修員制度についての紹介

 2.JICAワークショップ「世界の観方をシフトする」

 3.JICA Exchange Program(JICA研修員の方々との交流)

   ・天草および天草高校(ASクラス)の紹介

   ・班に分かれての自己紹介・文化交流(折り紙、日本語)

   ・ポスター・プレゼンテーション及び質疑応答


 到着後、生徒たちは早速、スタッフの方々に様々な展示を案内していただきました。実際に触ったりして体験できるSDGsについての展示や、漂着ゴミで制作されたクジラのモニュメント、JICAのボランティアのことがよくわかる写真など、興味を引くものがそこここに展示してあります。特にSDGsは授業で扱った内容ということもあり、多くの生徒たちの興味を引いたようです。ホールにある世界地図で、今日お会いする研修員の方の出身国、セルビアの場所を確認している生徒もいました。(みなさんはセルビアがどこにあるか知っていますか?)

 さて、少し早い昼食はJICAのカフェ、「JICAFe」でいただきます。天高生の一番人気は、ジンガマサラと呼ばれるエビがごろごろ入ったインドカレー。ちなみに、このメニューには「TFTランチ」という名前がついています。TFTは「Table for Two」の略。開発途上国の子どもたちの食事に貢献できる、20円の寄付が含まれたメニューです。美味しい食事を楽しみながら少しだけ世界に貢献できるって素敵ですね! また、「ジーローハン」という、台湾のメニューもなかなかの人気。ごはんに鶏肉や野菜がのっていて、こちらもとても美味しそうです。世界に目を向けたメニューに加え、唐揚げやミートパスタなどベーシックなものもあります。中には2食注文する食べ盛り男子も! みんな、4時間のバスの旅の疲れからもすっかり回復した様子です。

 記事「海外研修代替研修 その2」に続きます。

   Leaving school at 6:30 am in the dark, we 33 students and 4 teachers arrived at JICA Kyushu just before 11:00 am. The program they will join today will go as follows: 

 1. An Introduction to JICA Kyushu and its trainee system

 2. JICA Workshop "Think Globally, Act Locally”

 3. JICA Exchange Program (with JICA participants)

  - Introduction of Amakusa and our School
       - Self-introduction and cultural exchange in groups
       - Poster presentations and Q&A sessions


 Upon arrival, the students were guided through the various exhibits by the staff. In the hall, there were so many things they could see and experience - such as displays on SDGs, a whale made from debris of the sea, and photos of JICA volunteers. Some students are currently checking the location of Serbia on the map, the country where the JICA participants we will meet today are from. (BTW, do you know where Serbia is?)

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 Now, we are just finishing lunch at JICAFe. The most popular dish for our students today was an Indian prawn curry called "Jhinga masala."  This week they set this menu as "TFT" lunch, or "Table for Two” - which means the price includes a 20 yen donation to help children in developing countries. Isn’t it wonderful that we can contribute to the world over a delicious meal? Also, a Taiwanese dish called "鶏肉飯 (Chicken rice)" is also quite popular. There are also basic dishes such as fried chicken and meat pasta. They were all so delicious, and some students even ordered two meals! 

 You can read more in the next post "JICA Study Tour Part 2.”

【科学部】環境省の方々にアマモの研究について意見をいただきました

環境省九州地方環境事務局、九州大学、天草市役所から来校された方々にアマモ班の研究成果を説明しました。

その後の意見交換会では、研究内容に対する意見だけで無く、研究者としての姿勢や進路選択などについてもお話をいただきました。

また、多くの励ましの言葉をいただきました。

誠に有り難うございました。

 

【ATⅠ】地学室に潜入!AT at the Earth Science Room

 今学期最初のATⅠが始まりました。実は、 考査や入試などの関係で、3学期はATⅠの研究時間はわずか5時間しかありません...  限られた授業時間ですが、今月末と来月には本評価(B2, C1) も予定されており、 計画的に研究を進めていく必要があります。各班、 班長を中心に先を見据えて動いてほしいものです。

 さて、ATⅠでは教室、理科棟、 家庭科室など校内の色々な教室で活動を行っているのですが、 今日は、地学室におじゃましてみました。というのも、ここは、 毎週この時間にはASⅠ(1年生)とATⅠ(2年生) が同じ部屋で研究を進めているという、 とてもユニークな環境だからです。ここでは、1年生3班、 2年生3班が貝の粘着成分や自転車のスリップ軽減対策など、 それぞれ独自性のある研究に取り組んでいます。例えば、2 年生のある班は、身近な草花からの消毒液の作成について研究しており、現在は2種類の作成方法に取り組んでいるそうです。この班では1つ目の方法で作った消毒液を保存していたところ、残念ながら年末年始にカビが生えてしまったとのことで、今日の活動ではその消毒液の観察を行っていました。班のメンバーは上手く出来なかったので落ち込んでいるかと思いきや、カビの繁殖の違いから消毒効果が検証できないか協議していました。まさに「ピンチをチャンスに変える」です!

 2年生ATⅠとしてはしばらく学校外での研究発表は予定されていませんが、 年度終わりに現段階での研究の成果を共有し合う「ミニ発表会」 のようなものができたらと考えています。 あっという間に終わってしまう3学期。 限られた時間を有効に使って、班の仲間だけでなく、 他の班や先生方、学校外の専門家や機関とも関わりをもちながら、 研究の質を高めていってくれることを期待しています。

    It’s time for AT I again!  In fact, we have only 5 AT I classes this term, due to examinations and entrance examinations. With this limited time, students are expected to plan very well for the two evaluation interviews scheduled later in the term. 

 We might have told you this already, but AT I is held in various classrooms in the school.  Now we are in the Earth Science room, which is a very unique environment; AS I (first graders) and AT I (second graders) work together in one room. Here, at the moment, six groups are working on their own unique research projects, such as the adhesive components of shellfish and measures to reduce bicycle slips.  One group in particular has been researching the creation of disinfectant solutions from familiar plants and flowers, and are currently working on two different methods. In today's activity, they observed the disinfectant solution made by the first method, which unfortunately grew mold during the holidays. At first they looked a little depressed, yet they soon started discussing whether the disinfection effect could be verified based on the difference in mold growth. We were amazed to see they were turning a crisis into an opportunity!

   At the end of the school year, we are planning a "mini-presentation" at which students can share the results of their research with others. With the limited time, hopefully they can still find a way to improve the quality of their research -  not only by having discussions with their group mates, but also with other groups, teachers, and specialists and institutions outside the school.

【SSH】肥後の水とみどりの愛護基金」の関係者が天草高校を訪問されました

 1月16日に、公益財団法人「肥後の水とみどりの愛護基金」の関係者が、天草高校を訪問されました。肥後の水とみどりの愛護基金は、郷土における水資源の質・量両面の愛護並びに緑化推進・緑の保全に資するとともに、豊かな地域文化の創造を目的に、様々な啓発活動等を行っておられます。
 本校科学部は「天草ブルーカーボンニュートラル構想」と称して、天草市との共催による環境シンポジウムにおける地域住民とのアマモの定植を通したアマモ場再生、廃校プールを活用したアマモと魚糞を使った肥料開発、アマモを活用したバイオ燃料の開発等の研究活動を行っています。この活動は2022年9月に「STI for SDGs」アワードで次世代賞を受賞しました。肥後の水とみどりの愛護基金のみなさまも、本校科学部の研究活動に興味を持たれ、本校地学教室に設置しているアマモの栽培水槽も見学していただきました。
 今後の研究の充実・発展に向け、様々な外部との連携を深めながら、SSH活動に取り組んでいきます。

【科学部】DNA分析を開始しました

本日は崇城大学の田丸先生をお呼びして、科学部ホタル班がDNA分析を行いました。

分析は、最初に手順の最終確認をし、その後に先日抽出しておいたホタルのDNAについてPCR処理を行いました。

結果として、ホタルのDNA量の不足により、上手くいきませんでした。

今後は、この経験を生かして、より多量のDNAを抽出できるように実験を重ねます。

田丸先生、長時間にわたって御指導いただき、誠に有り難うございました。

【科学部】ホタル班の2024年の活動がスタートしています。

年末は全国高校生フォーラムや県立学校「学びの祭典」で英語の発表を頑張ったホタル班ですが、3学期は研究活動を頑張ります。

今日は今週末の実習に向けて、再確認をしていました。

ホワイトボードにまとめた実習手順を再確認し、必要な薬品や機材をまとめていました。

1年生でもあり、専門用語等について行けない部分もありましたが、解説動画等を活用して理解を進めていました。

【ASⅡ】オール・イングリッシュ! / AS in English!

 今日のASⅡでは、1月18日にJICA九州で行う海外研修代替研修に向けて、William先生、Jennifer先生、英語科の中村先生をお招きし、英語でのポスタープレゼンテーションと質疑応答を行いました。

  とはいえ、ほとんどの班の生徒にとって、英語でのポスター発表は初めての経験です。まだ練習を始めたばかりとあって、原稿をそのまま読むだけだったり、専門用語をうまく説明できなかったりと、どの班も悪戦苦闘しています。できたてほやほやのポスターも、まだまだ改善の余地がありそうです。William先生からは、クラス全体に向けて以下のようなアドバイスをいただきました。

 1 自信がなさそうに発表する生徒が目立つ。心配な語はあらかじめ辞書などで正確な発音を確認し、自信をもって発表すること。

 2 アイコンタクトが十分でない。完璧な英語でなくていいので、相手の反応を見ながら発表すること。

 3 ポスターは要点をしぼって、見やすく。長々と文章を書いている班が多い。読む原稿とポスターに書く文章を同一にしてはいけない。

 今回の研修では、海外からの研修員の方々にプレゼンテーションをするだけではなく、「世界の観方をシフトする」ワークショップでの活動や、英語での文化交流なども予定しています。この貴重な学びの機会を最大限に活かせるよう、あと一週間、精一杯準備をしてほしいです。期待しています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   In Today’s AS II, students gave a poster presentation in English to William-sensei, Jennifer-sensei, and Mr. Nakamura.  They did this as a practice for their presentations in their StudyTour at JICA Kyushu next week, on January 18.

 For most of the students in the group, however, it was their first experience giving a poster presentation in English. So, many students had a hard time explaining things in English, or asking questions.  They also need some more improvement with their posters.  Here is some advice William-sensei gave to the class: 

1. Please check the pronunciation of the words beforehand with a dictionary so that you can be confident in your presentations.

2. Make more eye-contact. It is not necessary to use perfect English, but if you are looking down and just reading out what you had prepared, your presentation won’t succeed.

3. Do not write everything on your posters.  Think of the main points you want to focus on, and your posters will be much better.  What is on the poster should be different from what you speak.

 In the upcoming study tour, students will not only give presentations to the JICA participants, but will also have workshops and cultural exchanges in English. We hope they will do their best in preparation so that they can make the most of this valuable learning opportunity.

【SSH】九州大学理学部付属天草臨海実験所における調査実習

 本日は、苓北町にある九州大学理学部の臨海実験所にて調査実習を行いました。参加した生徒は来年度ASクラスを希望している生徒で、九州大学理学部准教授の新垣先生に講師を務めていただきました。

 午前中の実習では、臨海実験所の説明と本日行われる実習について、プランクトンネットの使い方など採取に関する講義が行われ、実際に桟橋からプランクトンネットを海におろしてプランクトンの採取を行いました。

 普段の授業では取り扱うことのないプランクトンネットに触れ、生徒たちはとても貴重な経験をしたようでした。

 採取したプランクトンは、顕微鏡を用いて観察を行いました。

 

 午後からは、午前中に採取を行ったプランクトンの同定作業を行いました。まず新垣先生からプランクトンに関する講義が行われ、それぞれでプレパラートを作成し、プランクトンの同定作業とスケッチを行いました。

 スケッチと同定作業はとても難しく感じたようで、生物の特徴から、ある程度の分類までは分かっても、最終的にどの種類か分からないままになっている生徒も多く、同定作業の難しさを知ったようでした。

 1日を通して、日頃の授業では体験することのできない経験をすることができ、今後の探究活動に活かすとともに、今回研修に参加した生徒が、他の生徒にこの経験を還元してほしいと感じました。

 講師を担当してくださった新垣先生、研究室の学生の皆さん、本日はありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

【科学部】卒業生がやってきました。

新年が明けて、活動が少しずつ再開したある日、卒業生がやってきました。

訪問理由は、新年の挨拶と韓国の学会に参加した際の活動報告だったのですが、活動していた在校生とのディスカッションもしていました。

このように長期休みとなると卒業生がやってきて、ディスカッションをしてくれます。

これも科学部の研究内容が深化する1つの方法なのでしょう。

有難い限りです。卒業生の皆さん、これからも待っています!

【ASⅡ/科学部】第10回サイエンスアカデミー

 本日、本年度2回目のサイエンスアカデミーが行われ、のべ60名の子どもたちが参加して、科学の面白さを体験してくれました。今回、開催した講座は下記の4つです。

①ふわふわ巨大静電気クラゲ!

②カイロを作ろう!

③【検証】ルミノール反応の実験をしてみた!

④ドラえもんもびっくり?くうきほうのしくみ

 空気砲の講座では、空気砲の仕組みや「粘性摩擦」についての説明があった後、子どもたちがグループに分かれて実際に空気砲を作りました。その後、ドライアイスで作った煙を空気砲に入れ、子どもたちが順番に叩いて煙の「輪っか」を作り出していました。叩き方にもコツがあるようで、強くても弱くてもきれいな輪になりません。やっときれいな煙の輪が「発射」されると、子どもたちは輪を捕まえようとしたり、食べてみようと口を開けたり、大興奮の様子でした。最初は丸の形に空いた穴から発射して丸の輪っかが出てきた空気砲。さて、今度は三角やハート、四角の穴の空気砲で実験をします。さて、発射される煙の形はどうなるでしょうか? そして、その形になる理由は何なのでしょうか。答えは、アカデミー参加者に聞いてみてください!

 静電気クラゲの講座では、ストローなどを使った静電気の「じっけんタイム」の後に、どうしてそうなるのかを考える「なぞなぞタイム」、それからメインイベント、「くらげをうかせてみよう」という活動という流れでした。静電気の仕組みの説明では、頭にプラスとマイナスのお面をかぶった高校生たちが劇で静電気の仕組みを説明していました。ストローを使った実験では、ストロー同士をくっつけたり海の生物が描いてあるスポンジを釣ったりと色々な活動があり、子どもたちを飽きさせない工夫がされていました。最後の「くらげ」の実験では子どもたちがカラフルなバルーン用の風船を手に、すずらんテープのくらげを教室中をふわふわと泳がせていました。

 その他、身近な材料を使って「カイロ」を作る講座もありました。講座ではカイロの材料に使われる鉄を粉状にする理由について考えたり、発熱させるためのコツをわかりやすく説明していました。ジッパー付きポリ袋に材料を入れ、袋をしっかり振ってできあがったカイロはちょうどいい温かさ。市販のものに比べて、定期的に袋を開けて酸素を入れないといけないという手間はあるものの、この季節ならではの楽しい講座となりました。また、色々なものを混ぜあわせ、混ざるかどうか試してみる実験を行う講座もありました。材料は、水、ごま油、洗剤、しょうゆ、それからバター。ものによっては混ぜると美味しそうな香りがしてきます。どの講座も子どもたちに分かりやすい説明や実験を工夫し、生徒同士協力しながら無事アカデミーを終了することができました。

 今回で第10回を迎える「サイエンスアカデミー」は小中学生に科学の楽しさを体験してもらうために天草高校で年2回、毎年実施している活動です。来年も多くのみなさんの参加をお待ちしています。