学校での出来事
第9回熊本県高等学校スキットコンテストに参加しました
令和7年1月25日(金)、熊本学園大学にて、第9回熊本県高等学校英語スキットコンテストが行われ、本校から2名の生徒が参加しました。スキット(skit)とは英語で「寸劇」を意味しており、設定されたテーマについて3分間で英語による寸劇を披露し、覇を競うというコンテストです。今年度は「Future」というテーマで、熊本県内から28組が参加しました。メッセージ性で勝負するもの、パフォーマンスやエンターテインメントを重視するもの、地域や高校の特色を前面に出すもの、笑いに走るもの等、各校アイデアを凝らしていました。本校からは2年生2名がミュージカル仕立てのスキットを熱演し、そして最後には椅子の上に立ち、自分たちで作曲した歌を完璧なハーモニーで歌い上げ、会場中の拍手喝さいを浴びていました。残念ながら入賞はできませんでしたが、大変充実した、楽しい大会になりました。
日本化学会九州支部フォーラム2024において本校生徒が奨励賞を受賞!
令和6年12月に日本化学会九州支部フォーラム2024において、グローバル探究コース2年の守瀬くんが奨励賞を受賞しました。
昨年度より、選抜試験を突破して九州大学主催の研究者育成プロジェクトQFC-spに参加し、「Bio&Life『生物と生命』コース」の中で、「医農薬品などの生体親和性有機分子」というテーマで、令和5年1月から12ヶ月間にわたって、大学院生とともに課題研究を進めていました。この研究をもとに「グルタチオントリスルフィドの化学修飾と生物活性」という研究テーマで上記発表会で発表し、見事受賞をしました。
守瀬くんの前年には普通科の部良本くんがQFCで研究活動を行い、国公立大学工学部への進学を果たしました。後輩諸君もこの後に続き、研究者の道を目指してみてはどうでしょうか!
★「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)」
将来グローバルに活躍しうる次世代の傑出した科学技術人材を育成するため、卓越した意欲・能力を有する高校生を選抜し、九州大学工農芸系・医歯薬系学部において、年間を通じて高度で実践的な教育を行い、その意欲や科学的知識・技能と科学的思考力をもとに課題解決能力をさらに伸ばしていくことを目的とする高校生対象の教育プロジェクトである。(QFC-SP概要 |九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP) (kyushu-u.ac.jp) より)
⛄雪景色の鹿本高校⛄
1月10日(金)
昨晩は冷え込み、山鹿市でも少し積雪が見られました。
今朝の鹿本高校は、うっすら雪が積もっていました。
雪化粧の鹿本高校と朝焼け。
なかなか見ることのできない景色です。
【3学期】始業式が行われました!
1月8日(水)
2025年を迎え、気持ち新たに3学期の始業式を行いました。
共通テストを控えた3年生も多いため、インフルエンザの感染拡大対策等を考慮して、オンライン実施をしました。
長いようで短い冬休み期間中も鹿本高校生は頑張りました。
始業式の前に2名の生徒の表彰式を実施しました。
表彰式に引き続き始業式もオンラインにて実施しました。
始業式での校長先生の式辞では冬休みを迎える全校生徒に向けて出された、「校長先生の宿題」をきっかけに面白がって問題を解く愉しさについてのお話でした。
冬休みに全校生徒に出された「校長先生の宿題」は、実は6年ほど前に話題となった開成中学校の国語の入試問題でした。
それに対して校長先生の分析が述べられ、臨機応変に「思考」して、「判断」を下し、的確に「表現」することの重要性を改めて考えさせられました。
あっという間の3学期。
何となく机に向かって授業に参加するのではなく、常に何かを「意識」しながら学習してほしい、という校長先生の願いが込められた式辞でした。
今回の式辞を受けて学習に取り組み、3学期が終わる頃には「問い」を持つ面白さに気付き、成長した姿を見せてくれることと思います。
【2学期】終業式
12月24日(火)、クリスマスイブの本日、2学期の終業式を行いました。
インフルエンザ等の感染拡大が心配されましたので、今回の終業式はオンラインで各教室を結んで実施しました。
終業式の最初では表彰式を行いました。
今回の表彰式でも多くの鹿本高校生が表彰されました。生徒たちの頑張りが輝く2学期でした!
(今回の表彰式では先生方も表彰されていました。)
2学期終業式の校長先生の式辞は江戸初期に発行された算術書『塵劫記(じんこうき)』の紹介をきっかけに、日常から「問いを持ち、問いを発すること」の重要性を考えさせるものでした。
算術書『塵劫記(じんこうき)』は、日常生活に必要な算術や遊び心のある問題を豊富なイラストで解説し、庶民に数学を広めるきっかけとなりました。人気のあまり、海賊版や類似書が多数出版され、解答のない問題を載せた改訂版や、それをもとにした新たな数学書の出版が相次ぎ、数学者の間で問題作成が流行しました。
江戸時代の高い識字率と平和な社会背景により、庶民の間で数学ブームが起こり、幅広い層が『塵劫記』を活用して学んでいました。
実際に『塵劫記』に記載のある「油分け算」を使って生徒と問題を解き、更に問題を作ってみたりと、楽しみながら協同的に考える式辞でした。
式辞の最後にあった
《発表で終わらず、部活動や放課後に仲間と問題を出し合い、他者の質問や素朴な疑問にも耳を傾ける姿勢を求めています。「問いを持つ」ことは、誰かの「問い」から始まることが多く、そのような関係性を校内で増やしていくことを期待しています。》
という言葉を受けた生徒たちが、冬休みも3学期も新たな「問い」を見つけ、今年度の本校の教育スローガン「探究する生徒の育成 ~「表面的な問い」から「深い問い」へ~」の達成を目指してくれることと願っています。