2024年12月の記事一覧
【2学期】終業式
12月24日(火)、クリスマスイブの本日、2学期の終業式を行いました。
インフルエンザ等の感染拡大が心配されましたので、今回の終業式はオンラインで各教室を結んで実施しました。
終業式の最初では表彰式を行いました。
今回の表彰式でも多くの鹿本高校生が表彰されました。生徒たちの頑張りが輝く2学期でした!
(今回の表彰式では先生方も表彰されていました。)
2学期終業式の校長先生の式辞は江戸初期に発行された算術書『塵劫記(じんこうき)』の紹介をきっかけに、日常から「問いを持ち、問いを発すること」の重要性を考えさせるものでした。
算術書『塵劫記(じんこうき)』は、日常生活に必要な算術や遊び心のある問題を豊富なイラストで解説し、庶民に数学を広めるきっかけとなりました。人気のあまり、海賊版や類似書が多数出版され、解答のない問題を載せた改訂版や、それをもとにした新たな数学書の出版が相次ぎ、数学者の間で問題作成が流行しました。
江戸時代の高い識字率と平和な社会背景により、庶民の間で数学ブームが起こり、幅広い層が『塵劫記』を活用して学んでいました。
実際に『塵劫記』に記載のある「油分け算」を使って生徒と問題を解き、更に問題を作ってみたりと、楽しみながら協同的に考える式辞でした。
式辞の最後にあった
《発表で終わらず、部活動や放課後に仲間と問題を出し合い、他者の質問や素朴な疑問にも耳を傾ける姿勢を求めています。「問いを持つ」ことは、誰かの「問い」から始まることが多く、そのような関係性を校内で増やしていくことを期待しています。》
という言葉を受けた生徒たちが、冬休みも3学期も新たな「問い」を見つけ、今年度の本校の教育スローガン「探究する生徒の育成 ~「表面的な問い」から「深い問い」へ~」の達成を目指してくれることと願っています。
九州大学主催「世界に羽ばたく高校生の成果発表会」に参加しました
12月22日(日)に九州大学において「世界に羽ばたく高校生の成果発表会」が開催され、本校から2年3組の鹿子木くんと古川くん、2年5組の南木くんの3名が参加し、「柿渋を混ぜたカゼインプラスチックの研究」というテーマでポスター発表を行いました。このイベントは、九州大学が行う高大連携の一環として行われており、九州一円から61テーマ約400名の生徒が参加し、人文、理工、生物、複合の4つのテーマに分かれて発表を行いました。
ポスター発表とは研究発表等において見られる発表形式で、自らの研究をA0の大きさのポスター1枚にまとめ、それを壁や衝立に掲示して、立ったまま参加者に説明をするというものです。今回は研究発表5分、質疑応答5分の計10分を1ターンとして、計3ターンを各発表者が行うという形式で行われました。本校から参加した3名は、カゼインプラスチックを柿渋で強化することができるのではないかという研究テーマに取り組んでおり、発表を聞かれた大学の先生方から多くのアドバイスをいただいていました。このように他の人(特に大学の先生など)の前で発表をするというのは、人間的にも、課題研究的にも大きく飛躍できる機会となります。研究自体はまだ拙いものですが、今回の発表でも質疑応答にしっかりと受け答えできており、自分たちで試行錯誤しながら取り組んできた成果を発揮していました。
さて、この発表会は、生徒交流会(自己紹介と九大クイズ)も開かれるなど、和やかな雰囲気で行われました。また、発表会の後半では優秀賞として選ばれた4テーマが全体会で発表しました。優勝したテーマの一つは、植物が生成する化学物質を単結晶化し、それをスプリング8で構造解析まで行っているという大変高度なものでした。他にも防災の研究を実際の地震の現場で活かした例や、電源のいらないウェアラブルの高齢者見守り機器の研究など、ハイレベルな研究がありました。熊本からも多くの生徒が参加しており、本校からもより多くの生徒がこのような場を利用して、発表の経験をし、成長の糧にして欲しいと考えています。
第12回高校生ビジネスプラングランプリ ベスト100に本校生徒の作品が選ばれました
第12回高校生ビジネスプラングランプリのベスト100に本校2年生の野中奏音くんの作品が選ばれ、12月20日(金)に、主催の日本政策金融公庫より2名の方が来校され、校長室にて野中くんに直接表彰状を手渡されました。
高校生ビジネスプラングランプリとは、高校生のビジネスマインドを向上させることを目的に、日本政策金融公庫により毎年開催されています。年度は過去最多の5151テーマの応募があり、その中から見事ベスト100に選ばれました。野中くんは、小さなころからずっと剣道を修行しており、将来は剣道をモチーフとした服のデザイナーになりたいと考えています。今回は、「剣道の古着から新たに1点物の服をデザインすることでエコとビジネスを両立させる」というアイデアで秀逸でした。
昨年度も本校から「ブラジルチドメグサからお茶をつくる」というテーマでベスト20に選ばれており、2年連続の入賞となっています。後輩諸君も、来年度このビジネスプラングランプリに参加して、自分のビジネスやエコのアイデアを試してみませんか。
熊本スーパーハイスクール(KSH)県立高校「学びの祭典」に参加しました
12月21日(土)、グランメッセ熊本で、「熊本スーパーハイスクール(KSH)県立学校『学びの祭典』」が開催されました。KSHとは、学校紹介あり、商品の販売あり、学校紹介あり、課題研究のポスター発表あり、歌あり、演奏あり、ダンスあり・・・と、県内の高校が日頃から取り組んでいる活動を発表する高校生の一大イベントです。本校からも2年生58名、1年生10名、そしてしかモンが参加しました。
ポスター発表では、2年生と1年生のワンチーム参加者が発表を行い、それぞれのポスターの前で、訪れた人に自らの課題研究について熱心に説明をしていました。
本校の学校紹介ブースでは、新調されたのぼり旗のもと、SSHの授業であるSTEAMで取り組んだタワーや学科紹介ポスター、新制服お披露目、サイネージでの学校動画紹介などを行い、訪れた人に鹿本高校をアピールしました。
また本校から多くの生徒が運営スタッフとして、スタンプラリーの受付や用紙配付、宣伝などの仕事で、このイベントを支えてくれました。
さらに、2-2の木村さん、2-3の徳丸さん、2-4の岩﨑くんの3名は、ステージ企画の司会として、イベントを盛り上げてくれました。
最後にしかモンですが、本校の宣伝部長として、そのかわいさを振りまき、鹿本高校のPRに一役も二役も買ってくれました。またステージ企画では、阿蘇中央高校の「あそにゃん」、御船高校の「ミフネコ」、そして熊本県PRキャラクター「くまモン」とのコラボを果たし、イベントを盛り上げてくれました。
このKSHに参加してくれた1、2年生の生徒も、みんなこのイベントをとても楽しみ、充実した一日になったようです。人前で発表したり、活動したりすることは、生徒たちにとって大きな経験となり、また他校の生徒の頑張っている姿は、強い刺激になります。この経験、刺激を糧にして、これからの学校生活、課題研究、進路目標の達成に努力をして欲しいと思います。
ご共演、ありがとうございました♡
©2010熊本県くまモン 2024/12/21
【3学年】山鹿灯籠浪漫・百華百彩に向けて傘の制作に取り掛かっています!
山鹿市の美しいイベントのひとつに「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」があります。
今年度は令和7年2月7日より開催されます。
そちらのイベントにて飾られる傘の制作を、進路決定した3年生が取り組んでいます。
生徒が作った傘が、冬の山鹿を麗しく彩ります。
ぜひ足をお運びください。
詳細については山鹿灯籠浪漫・百華百彩ホームページをご覧ください。
【開催日】
令和7年2月7日から3月1日までの毎週金曜日、土曜日
2月7日(金)、8日(土)、14日(金)、15日(土)、
21日(金)、22日(土)、28日(金)、3月1日(土)
修学旅行【最終日(12/18)】
最終日の様子です。
【日程】
ホテル~桃園国際空港~福岡空港~鹿本高校
高速道路での事故渋滞によって、予定より1時間半遅れの到着となりましたが、無事全員で学校まで到着しました。
修学旅行【3日目(12/17)】
3日目の様子です。
【日程】
ホテル~中正貴念堂~B&Sプログラム※~ホテル
※現地の学生についてもらって、班ごとに立てた計画をもとに台北市内や九份の観光を行いました。
修学旅行【2日目(12/16)】
2日目の様子です。
【日程】
ホテル~木柵高級工業職業学校~クラス別研修※~ホテル
※1組:新竹サイエンスパーク
2組:元智大学
3組:金山漫遊プログラム
4組:淡江大学
5組:開南大学
修学旅行【1日目(12/15)】
2年生が台湾修学旅行に出発しました。
1日目の様子です。
【日程】
鹿本高校~福岡空港~桃園国際空港~忠烈祠~故宮博物館~ホテル
スーパーティーチャーによる探究の授業を実施しました。
12月10日、SS国語探究Ⅰの授業において、スーパーティーチャーによる探究の授業を行っていただきました。
テーマは「探究の“自分ごと化”」。
1年生は、2学期から初めての課題研究にグループで取り組み、研究を進めてきました。ただし、研究の方向性や調査方法等、手探りで進める中で悩みも出てきます。そこで今回の授業では、各グループの研究テーマについて、メンバー同士で語り合う場を設けていただきました。
リフレクションシートを用いて、それぞれが話し手とサポーターになりながら、「やりがい」「明らかにしたいこと」「次の一歩をどこから始めるか」といったお題に沿って話していきます。
テーマを同じくするメンバーでも、考えを言語化していくことで互いに気づきも生まれ、テーマを見つめ直すことにつながったようでした。今回の授業で共有した内容をもとに、今後も研究を継続していきます。