農業科ブログ
田植え実習
農業科の全生徒と、佐敷分教室、佐敷小学校、芦北幼稚園の皆さんと一緒に、手植えをしました。
途中、あいにくの雨にも見舞われましたが、皆さんと楽しく行うことができました。
今回たくさんの方々に御協力、御参加して頂きありがとうございました!
第1回ガレットの楽講&パーティ♪
3月4日(日)に本校調理室にて『第1回ガレットの楽講&パーティ』が行われました。事前に申し込み頂いた一般の方が15人と、本校農業科の生徒4人がお手伝いとして参加しました。
自然&地域おこし団体 自然処(じねんじょ)主催のもと、フランス人である夫のダヴィッドさんと2008年にオープンした東京の名店「MAISON BRETONNE(メゾン ブルトンヌ・ガレット屋)の吉田英子さんを講師にお招きし、作り方や焼き方はもちろんですが、本場フランスでのガレットの食べ方、盛り付け方、お店を開業するにあたってのアドバイスまでしていただきました。
本場のガレットは専用の丸い鉄板で焼きますが、家庭でも気軽にできるようにと今回はフライパンで作りました。芦北の食材をふんだんに使って吉田さんが調理されたサラダやドレッシング、エビ、里芋のオーブン焼き、デコポンや甘夏のシラップ漬けなどをガレット生地に盛り付けて試食しました。
吉田さんがお店で提供しているのと同じように作って頂いたガレットはとてもおしゃれで、とてもおいしかったです!今回のそば粉は「農事組合法人 みのり会」様、飲み物は「お茶のカジハラ」様からのご協力でご提供頂きました。ありがとうございました!
また、本校農業科の生徒は事前に学習したガレットの歴史について発表しました。芦北町のお茶農家さんの紅茶葉を入れた生地でクレープを作り、本校実習製品のいちごジャムとマーマレードに生クリームホイップを包んだスウィーツも皆さんに試食して頂きました。
参加された方は野菜の調理方法や味付け、組み合わせなど積極的に質問され充実した一日だったようです。
ダヴィッドさんと吉田さんが出版されているレシピ本
農業科の不知火(あしぽん)が「シティー情報熊本」に掲載!
芦北といえば「デコポン」で有名ですね。実は「デコポン」という名前は商標名で、品種名を「不知火」といいます。本校で収穫されたものは「あしぽん」と呼んでいます。
芦北高校農業科の不知火(あしぽん)が収穫を迎え、シティー情報くまもと(Web上)で紹介されています。ぜひ御覧ください。
「シティー情報くまもと」で検索!
または、http://kumamachi.jp/4957からどうぞ。
「就農に向けた進路希望者激励会」に参加しました
。トマトをのせたウェディングケーキや結婚式の引き出物にトマトを活用するなど新しい事にも挑戦されていました。今までの農業に対する古いイメージを打ち破る宮崎さんの活動はきっと生徒の心に残るものがあったと思います。後半はバスに乗り研修に行きました。吉次園と松村農園の話がありました。ここまで会社を軌道に乗せる苦労話もありましたが、実際に経営する上での目標や心構え、考え方など、参考になったところも多かったと思います。本校から参加した4名がきっとこの地域を農業で盛り上げてくれる人材になってくれると思います。
不知火を収穫しました♬
。果樹専攻生のみんなは大きく実った果実を嬉しそうに1つ1つ丁寧に収穫していました。芦北高校にある不知火ハウス2棟を3日かかってようやく収穫することができました。
デコレーションケーキ☆
農業科1年生の食品製造の授業で「デコレーションケーキ」を作りました。1月18日と23日に2班に分かれてスポンジケーキから作りました。自分でデコレーションしたケーキはキラリと光るデザインばかりです。
【製造工程】直径18㎝1台
① ボールに卵Mサイズ3個(180g)と砂糖90g入れて泡立て器(ハンドミキサー)で文字が書けるくらいまで泡立てます。
② ふるった薄力粉90gを2~3回に分けて加えゴムへらでさっくり混ぜ合わせます。
③ 溶かしバター(サラダ油)30gを入れた容器に②をゴムへらでひとすくい加え、よく混ぜます。
④ ②に③を加え泡が消えないようにさっくり混ぜます。
⑤ 型に流し入れ180℃のオーブンで35分焼成して冷却します。あら熱が取れたら乾燥しないようにビニール袋に入れておきましょう。
⑥ボールに生クリーム(動物性+植物性)400gとグラニュー糖36g(生クリームの9%)を入れて角が立つまで泡立てます。
⑦ 飾る果物の準備をしましょう。(缶詰などシラップ漬けの果物はキッチンペーパーに並べて水分を拭き取っておきましょう。)
⑧ Let’s decorate!
学校で準備した果物はイチゴだけです。あとはそれぞれのデザインやイメージに合わせて持ってきてもらいました。カラーチョコペンやお菓子を使って斬新な飾り付けをしていましたよ。期待以上の出来映えにとても感動する作品ばかりでした!クリスマスに限らず、誕生日やお祝いなどの記念日に気軽に作れる高校生になって欲しいですね。
クリームパン♪
1月17日農業科3年生の食品製造で『クリームパン』を作りました。クリームパンはこれまでの実習の応用編でパン生地を捏ねて、生地の発酵の間に中に詰めるカスタードクリームを作ります。なので、とても忙しい!けれど、これまでの3年間、農業科で培った体力と判断力で生徒全員♫余裕です。
【製造工程】12個
① 《パン生地》強力粉400g、砂糖40g、塩6g、脱脂粉乳20g、ドライイースト8g、水260gをボールに入れて、しっかり捏ねます。手にべたべたくっついてくる間は材料がしっかり混ざってなじんでいない証拠なので、あきらめずに捏ねましょう。
② ボールから離れるようになり、ひとまとまりになったら有塩バター40gを細かくちぎって(やわらかい場合はそのままでOK)加え、再度しっかり捏ねます。体重をかけるように手のひらの付け根で捏ねます。
③ 生地の表面がきれいに張り、ひとまとまりになったらボールに入れラップをかけて一次発酵35~40℃30分。(発酵器がない場合は陽の当たる窓辺に置く。又はボールの底を45℃のお湯で温める)
④ 《カスタードクリーム》ボールに卵Mサイズ3個、グラニュー糖60g、薄力粉30gを入れてホイッパーで混ぜます。
⑤ 鍋で牛乳300gを温め(60℃程度)、①の中に少しずつ加えホイッパーで混ぜます。
⑥ ⑤をザルでこしながら、鍋に戻し入れとろみがつくまで混ぜます。焦げないように注意しましょう。最後に熱いうちにバター10gとバニラエッセンス3滴を加えしっかり混ぜます。バットに広げラップをかけ、冷却します。その後12等分しておきましょう。
⑦ 一次発酵が終わったら、パン生地を12等分(1個あたり62g位)に分割し、丸め、ベンチタイム10分間とります。
⑧ 楕円形に麺棒でのばし、カスタードクリームをのせて生地をしっかり閉じます。
⑨ 天板に並べて2次発酵35~40℃25分。その後卵水液を塗って、オーブンで180℃12分間焼成して出来上がりです。
焼きたては本当においしいです!
焼き上がるまでに2時間!手間ひまかけて作り上げたクリームパンは、それぞれ大切な人に渡したようです。
皆さんもぜひお試し下さいね♪おれんじ鉄道 駅マルシェ♫
1月7日(日)おれんじ鉄道 駅マルシェに本校農業科が参加しました。佐敷駅で行われたマルシェには、ふるまいぜんざいや保育園児による一日駅長さん、スペシャルゲストとしてくまモンも登場しました。本日はおれんじ鉄道感謝デーということで乗車賃が1回どこまで行っても300円なので、鉄道ファンやくまモンファンなどたくさんの人でいっぱいでした。
農業科では県内のイベントに年間5~6回参加し、自分たちが栽培した製品、加工した製品を直接お客様に販売する『6次産業化』を取り入れた学習を行っています。今回参加した1年生はイベントでの販売は初めてでした。緊張しながらも大きな声を出して呼びかけたり、お客さんとたくさんの会話を楽しむ姿もあり、充実した一日だったと思います。
これからも地域にとって、なくてはならない「芦北高校」でありたいと思います。2018年も生徒・職員頑張りますので応援よろしくお願いいたします。
甘夏の収穫♪
。
年が明けるといよいよ不知火(でこぽん)の収穫が始まります。これから忙しくなりますが、果樹専攻生は頑張ります。
うどん♪
農業科3年生「食品製造」の実習は『うどん』を作りました。今年最後の製造実習と言うことでリクエストを聞いたところ『
お菓子は薄力粉、うどんは中力粉、パンは強力粉というようにタンパク質の含有量によって小麦粉は使い分けます。
生徒たちは体育(長距離走の練習)の後に全身で捏ね上げたのでクタクタでした。
皆さんもぜひ試してみて下さい!コシのあるうどんに感動しますよ。
いちごのデコレーションケーキ講習会♫
12月5日に芦北町の「芦北高校総合支援事業 レベルアップ講座」による『デコレーションケーキ講習会』が農業科食品加工実習室で行なわれました。
水俣市の洋菓子店『モンブランフジヤ』パティシエ 笹原和明様を講師にお迎えし、佐敷小学校4年生53名のみなさんと一緒に農業科3年生18名で、スポンジケーキに生クリームを塗ったり、絞ったりイチゴを飾ったりとデコレーションケーキを仕上げていきます。今年で4年目となる本事業は、事前に笹原さんから生クリームの泡立ての硬さや仕上げていく工程をご指導いただき、本校生徒が指導役として各班のテーブルについて技を小学生に伝授します。笹原さんの丁寧で素早い神業とも言える仕上がりに見惚れての言葉しかありません。一台を仕上げるのに、2分かからないと言われ全員で驚きました。事前に焼いて持参いただいたスポンジケーキ(超ふわふわ!)、脂肪分の配合バランス(乳脂肪分45%・40%・35%・植物性)の計算された生クリーム(濃厚なのにいくらでも食べたくなるうまさ)、特殊な細かさのグラニュー糖、香り高い価格も高いバニラオイル、契約農家さん栽培の低農薬イチゴ(あまい!)、そのイチゴで作った低糖ジャム(フルーティー!)。すべてお店で使用する“こだわりの材料”ばかりです。出来上がったデコレーションケーキは「モンブランフジヤ」のショーケースに並んでいるケーキと同じものということになります。
さて、エプロン姿に着替えた小学生を元気良くお迎えし、さっそくケーキ作り開始です。
最初に笹原さんにデモンストレーションとして1台仕上げていただきました。児童の皆さんの「すごーい!きれい!じょうずー!」歓声は実習室いっぱいに響き渡り、とても微笑ましい光景でした。
各班に分かれてイチゴの切り方にこだわったり、生クリームの絞り方に工夫したりとそれぞれの感性でいろんなデザインのケーキが出来上がりました。
すべてが終了してケーキを佐敷小学校へ持参し、いよいよお楽しみの試食会です。私たちが会場に到着するだけで、テンションMAXです!大歓声!各班6等分して…いただきます!!今回は芦北町のお茶農家 梶原さんの和紅茶も一緒にいただきました。
生徒たちは楽しく会話したり、戯れたりと楽しい時間と同時に学んだことを教えること、伝えることの難しさを改めて実感した一日だったようです。4月からの新生活に役立てばいいなと思います。
ケーキ作りの最後に芦北高校に入学したくなった人~?と小学生に聞くと大多数が手を挙げてくれました。大きくなって今度は芦高生として指導する側となってくれるとうれしいなと思います。芦北支援学校との交流
。ボールを使って、陣地に立ててある棒を倒すゲームです。支援学校の生徒が投げる際は、芦北高校の生徒がお手伝いをします。芦北高校生は利き腕を使わずに挑戦しました。
、最後は挨拶と恒例(?)となった特技の発表です。剣道部の生徒は木刀で素振りを披露。自衛隊に内定している生徒は腕立て伏せをして、日頃鍛えている筋力を披露してくれました。
お互いにとても楽しい時間を過ごすことができました♬
今回の学習で、共生社会の担い手としての意識が高まったようです。
アンパンマン♫
農業科1年生『食品製造』の授業では小麦粉の加工について学習しています。本日は「あんパンとチーズパン」です。
パウンドケーキやマドレーヌなどの焼き菓子は“卵の気泡性”やベーキングパウダーなどの“膨張剤”の力でふくらみ、ふわふわの生地となります。パンはこれとは違い“イースト”と呼ばれる酵母菌の働きで膨らみます。イースト菌は小麦粉や砂糖、水分をエサにして40℃位の温かい環境で活発化します。これを発酵といいます。発酵で発生する二酸化炭素と一緒にエチルアルコールも発生するので、出来たてのパンはアルコール臭がします。
【製造工程】あんパン3個、チーズパン3個
① 水130gに砂糖20g、塩3g、脱脂粉乳(スキムミルク)10g、ドライイースト4gを入れ混ぜます。
② ボールに強力粉200gを入れ、①を全体に回し入れます。
③ 指先で粉と水分を混ぜ合わせ、ひとまとまりになったら体重をかけるようにして捏ねます。最初はべたべたと手にくっついていやな感じですが、材料全部がなじんでくると手から離れてきます。気合いで捏ねましょう。
④ 有塩バター(マーガリン)20gを加えさらに力一杯こねます。(注意:生地をちぎらないようにまとめながらこねます)
⑤ しっとりとなめらか、ふわふわの生地になったら、ボールに入れラップをして35~40℃で20分間一次発酵。(発酵器がない時は温かい窓際や50℃位の湯煎であたためてもOK)
⑥ 膨らんだ生地のガスを抜いて6個に分割します。丸めてバットにおいて10分間ベンチタイム。(乾燥しないように布巾を掛けて下さい)
⑦ 丸く伸ばしてあんこ50gを包みます。チーズはサイコロ状に切って同じように包みます。あんパンは平たく、チーズパンははさみで切り込みを入れて成形します。天板に並べて35~40℃20分間 二次発酵。
⑧ つや出しの卵液(卵+少量の水)を刷毛でぬり、180℃ 12分間 焼成。
漬物伝承学習~内臓が喜ぶ食事~
農業科2年生『食品製造』では野菜類の加工について学習しています。10月3日に就農教育講演会でご講話いただいた漬物職人の尾崎吉秀さんとイタリア料理店経営の積一也さんを再びお招きして、本日は漬物伝承学習の実践編を行いました。
本日の実習では『万能みそ』『味噌漬けを使った漬物寿司』『酒粕入りの味噌汁』を作りました。
『万能みそ』は材料の加熱に大変時間がかかるため、製造工程をビデオに撮った映像を見ながら解説を聞きました。丁寧な仕込みやじっくり煮込んで仕上げていく工程に魅了されました。この夏、芦北伽哩街道に芦高生も参加してJAあしきた道の駅総菜部の方にご協力いたき796杯売り上げた“KEYMAN伝承カレー”には『万能みそ』をとり天のソースに取り入れました。その名の通り、ご飯にのせても、ソースとしても、薬味としても何にでも合う万能みそなのです。本日は焼きおにぎりと揚げ豆腐、キュウリにディップしていただきました。
『漬物寿司』は尾崎さんが九州新幹線開業記念に考案して販売した逸品です。味噌漬けを丁寧に薄切りにして酢飯にのせます。15年間味噌に漬け込んだ幻のキュウリの味噌漬け、芯まで透き通ったゴボウの味噌漬け、そして、2013年に日本一に輝いたショウガの味噌漬けなど5種類をお寿司のネタとしました。このショウガの味噌漬けは『しょうがのべっこう漬け』と名付け、今では関東有名百貨店から取引の依頼まである商品です。
『酒粕入りの味噌汁』は尾崎さんのこだわりのお味噌汁で、天然のだしと尾崎さんの無添加お味噌に酒粕を少々加えます。あまりのおいしさに生徒はおかわりです。ちなみにご飯は自分たちで田植えした学校のお米“芦高米”です。
便利な食べ物より時間をかけて作られた、素材本来の旨味を体に取り入れることで、私たちの体は喜ぶ・・・「内臓が喜ぶ食事」この食文化を学びそして後生に伝えてほしいという思いをしっかりと受け止めた生徒たちでした。
ピザ♫
農業科2年生「食品製造」の授業では野菜類の加工について学習しています。本日はトマトの加工についての実習です。
トマトの加工品には
①トマトの缶詰トマトをそのまま又はカットして詰めたもの)
②トマトジュース(トマトを破砕し裏ごししたもの)
③トマトピューレ(トマトを破砕後裏ごしし3倍程度に濃縮したもの)
④トマトペースト(トマトピューレをさらに濃縮して食塩を加えたもの)
⑤トマトケチャップ(裏ごししたトマトやトマトピューレに食塩、酢、タマネギ、ニンニク、香辛料を加えて濃縮したもの)
とたくさんあります。今回の実習ではトマトピューレ、炒めたタマネギ、ニンニクのみじん切り、砂糖、塩を加えて煮たトマトソースを作りました。更に、ピザ生地もこねて、手作りのトマトソースを塗って直径23㎝のピザを焼きました
【トマトソース】直径23㎝1枚分
① タマネギ1/4個、ニンニク1片をみじん切りにします。
② 鍋にオリーブオイルを適量入れ、①を炒めます。
③ トマトピューレ100g、砂糖小さじ1、塩ひとつまみ、白コショウ少々を加え煮詰めて完成です。
【ピザ生地】直径23㎝1枚分
① 強力粉200g、砂糖10g、塩4g、ドライイースト8g、水120gをボールに入れ、混ぜ合わせます。
② ひとまとまりになったらオリーブオイル小さじ2を加えしっかりこねます。
③ ボールにきれいに丸めた生地を入れ、ラップをして1次発酵(40℃で20分間)
④ 一回り大きく発酵したらガス抜きをしてオーブンシートにのせて麺棒で直径23㎝の円に伸ばす。フォークで全体に穴をあけ、冷めたトマトソースを全体に塗ります。
⑤ トッピング(ベーコン、ピーマンなど)をのせ、最後にとろけるチーズをのせて、180℃のオーブンで12分間焼成で、できあがりです。
ふわふわの生地にチーズがとろけて、かなりのボリュームみんな大満足です
ピザ生地はパンと違ってベンチタイムや2次発酵がないので、とても簡単ですよ!ぜひお試し下さい。
就農教育講演会
10月3日(火)に農業科全学年を対象にした『就農教育講演会』が開催されました。2013年に漬け物グランプリを受賞された、芦北在住の尾崎吉秀さんとイタリア料理店コラッジオ経営の積一也さんを講師にお招きし農と食のこだわりや経営観念についてたくさんの熱い思いを語っていただきました。
今年は例年と違って、農業科の各学年の代表者をパネラーとして登壇してもらい、尾崎さんと積さん、生徒3人と農業科主任の6人でパネルディスカッション形式で進めていきました。
最初にパネラーの生徒3人に尾崎さんの受賞作品でもある『しょうがのべっこう漬け』を試食してもらいました。「雑味がなく素材本来の味がします」「塩辛さがなくて食べやすい」とコメントをしてくれました。
尾崎さんのお漬け物グランプリを受賞したときの『しょうがのべっこう漬け』は思うような出来ではなかったので、倉の片隅に放っておいたら、とても良い香りがしてきたので、タルを開けてみたら、驚きの仕上がりだったという秘話もお話いただきました。“この時から味噌本来の力に魅了され、今も味噌のトリコとなっている”と81歳という年齢にも負けないくらいの夢を語っていただきました。
漬け物製造だけでなく、漬ける野菜の栽培に欠かせない『土作り』にもこだわりがあり、下処理した野菜の皮などの残さや漬け終わった味噌などはすべて土に返し肥料として利用することにより、土に活力がみなぎりふわふわの土ができ、本来のうまみが凝縮した野菜が出来るとの事でした。味噌漬けという漬け物は単に野菜を味噌に漬け込むという工程ではなく、野菜の具合によって塩の漬け方、その後の塩分の抜き方が大事であるということでした。味噌に漬けてからは味噌の力に委ね、納得のいく仕上がりで世の中に出す・販売すると熱く語られました。
「添加物のたくさん入った食べ物では体の内臓が喜ばない」
81歳にして東京で行われた有名百貨店などが集まる商談会に自ら出向き、納得のいく商品を売り込む精神力に圧倒された1時間でした。まだ尾崎さんのお漬け物を食べたことのない方は、道の駅あしきた、道の駅たのうらで販売されています。ご賞味下さい♫
また、お忙しい中、来賓としてご出席賜りました、 芦北地域振興局農林部農業普及振興課長様、同課技師様、芦北町役場農林水産課長様、あしきた農業協同組合営農指導部長様、芦北高校就農教育検討委員様、誠にありがとうございました。
フルーツタルト♫
農業科3年生「食品製造」は鶏卵の加工についての学習として『カスタードクリーム』をマスターし、それを使ってフルーツタルトを作りました。
【タルト生地】15㎝タルト型
① 有塩バター40gをクリーム状に練り、砂糖33gを加えて白っぽくなるまで混ぜます。
② Mサイズ卵黄1個分を加えさらに混ぜます。
③ ふるった薄力粉108gを2回に分けて加え、さっくり混ぜます。
④ 粉っぽさがなくなったら、手でひとつにまとめます。練らずに押さえつける感じで。
⑤ タルト台の大きさに麺棒で広げます。
⑥ 表面に穴を開けて180度8~10分(オーブンによって焼き時間は違います)焼成、冷却。
【カスタードクリーム】
① Mサイズ卵黄1個分、砂糖33g、薄力粉16gをボールに入れ、ホイッパーで混ぜ合わせます。
② 60℃位に温めた牛乳133gを①に少しずつ加え混ぜます。
③ ザルなどで、こしながら鍋に移し中火~弱火で加熱します。たえず木べらで底を混ぜないと焦げやすいので注意!(加熱時間によってカスタードクリームの粘度が変わります)
④ とろみがついたらバットに広げて冷却します。冷却したタルト生地にカスタードクリームをのせて、果物とミントの葉を飾ったらできあがりです!
カスタードクリームを生クリームやクリームチーズ、サツマイモやかぼちゃのペーストなどに変えたりとバリエーションが豊富です!果物だけでなく、栗をのせるとこれからの季節にぴったりですね。ぜひお試しください!
ふわふわブッセ♬
手作りマヨネーズでオープンサンド♪
3年農業科『食品製造』の授業で「鶏卵の加工」について学んでいます。今回の実習は「マヨネーズ」製造です。
農業科の食品加工実習棟は改修工事(~10月末日)で使用できない為、家庭科調理室を使用して実習を行なっています。
パウンドケーキ♪
農業科1年生の「食品製造」の授業で小麦粉の学習をしています。今回は『パウンドケーキ』を作りました。
『パウンドケーキ』はイギリスのお菓子で本来は材料を1ポンド(454g)ずつ加えた焼き菓子です。今回製造したパウンドケーキは10年余り受け継がれてきた、芦北高校オリジナルの配合で“失敗しない&しっとりおいしいレシピ”です。
【製造工程】17㎝×80㎝×60㎝のパウンドケーキ型
①常温にもどした無塩バター75gをクリーム状に混合する。
②上白糖110gを一度に加えホイッパーで白っぽくなるまで混合する。
③ほぐした卵Mサイズ2個を②に少しずつ加え、分離しないように混合する。
④ふるった薄力粉110gを2回に分けて、ゴムヘラでさっくり混合する。
⑤甘夏マーマレード40gと香料(オレンジエッセンス)を加え混合する。
⑥型紙を敷いたパウンドケーキ型に隙間なく流し入れ、175℃で45分間焼成する。
洋菓子店で個包装して販売してある焼き菓子(パウンドケーキ、マドレーヌ、フィナンシェ)は同じように見えますが作り方がすべて違います。パウンドケーキはバターをクリーム状に練って作りますが、マドレーヌは固形バターを液状にして、フィナンシェは液状バターをやや焦がして加えて作ります。作り方で風味や食感が異なることもおいしい製造実習の中で学んでほしいと願っています。
学校からの緊急連絡(休校、授業打切り等)、各種連絡、資料・アンケート等について、学校・保護者間連絡システム「すぐーる」にて配信しております。
また、欠席・遅刻等についても本システムから連絡いただくことが可能になっております。
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