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【ASⅡ】今年度のASⅡ、始動します!/ The Very Beginning of ASⅡ!

 今日は、今年度のASⅡの記念すべき第1時間目の授業がありました。23名の精鋭たちで構成された2年ASクラス(男子多め)、まだ新年度が始まって間もないこともあり、まだまだ初々しい感じです! 

 担任&SSH研究部の松原先生より、授業に必要なものや1年の流れ、研究テーマの設定についてなどのオリエンテーションがありました。1番はじめの大事な予定として、7月のARP発表会にみんなでマーカーで印をつけました。さて、3ヶ月後にはそれぞれどんな研究を進めているのでしょうか。

 授業では、まず、生徒たちは「聞いたらわくわくするワード」と「社会が抱える問題」をワークシートに書き出しました。生徒たちはそれぞれ、「インターネット」や「音響」など色々な「わくわくする」言葉を書いています。また、社会問題としては「高齢化」や「外来種」など様々なキーワードが書かれているようです。今日の6,7時間目で先生方の話を聞いたり、ASⅢの先輩たちの研究発表を聞くことで、みんなのイメージはどんどん膨らんでいくことと思います。これからの探究活動が楽しみですね!

 昨年度のASⅠでは、観光や行政に関わる研究を行ってきた生徒もいますが、ASⅡでは生物や物理など、科学分野の研究を突き詰めていくことになります。これまでの学びを活かして、それぞれの班で独自性のある研究を進めていってください。

  Today we had the very first ASⅡ with our 23 brilliant students. Since it is still early in the new school year, they are still very much in their infancy!

  First of all, Mr. Matsubara, the homeroom teacher as well as an SSH department member, had a talk about matters such as what to bring to the classes and the schedule of the year. With markers, the students took note of their very first important event of the year - the ARP presentation in July. There are about 3 months to go before their first presentation, which means they need to choose the research theme and make plans by that time. Well, can you imagine what you will be doing in ASⅡ in three months?

  In the class, students first wrote down "exciting words to you" and "social problems you can think of" on their worksheet. Each student wrote various "exciting" words such as "Internet" or "sound.” They also wrote various keywords for social problems, such as "aging population” or “invasive alien species” etc. Listening to the teachers and senior students today will surely help students  expand their imagination. We’re looking forward to their future exploration activities!

       In AS I last year, some students have conducted non-scientific research such as ones related to tourism and local government, but in AS II, they will be pursuing research in scientific fields such as biology or physics. 

To the Students: Please make use of what you have learned so far and proceed with your own unique research in your respective groups!

【ATⅠ】お茶日和! / An Ideal Day for A Cup of Tea?

 春休みが始まって早1週間。あれ? 春休み中だというのに教室から何だかにぎやかな声が聞こえてきます。突撃してみると、机をくっつけて何やら作業中の2年生でした。ATⅠの研究活動のために集まっているとのこと、各々の手にははさみが握られ、オリーブの葉を切っているようです。この葉っぱ、実は天草高校のご近所の「本渡南小の運動場」直送。実は、12月の台湾研修のときに、オリーブの実を分けていただいて以来のご縁です。今回も快く許可をいただけたとのこと、本当にありがたいことです。大事に使わせていただきます!

 さて、しばらくすると「オリーブ班」の班員たちは家庭科室に大移動。市立図書館から借りた資料を手に、「オリーブ茶」の製作に入るそうです。葉を洗ったり、熱湯で下処理をしたりと作業を進める一方、手の空いた生徒はオリーブの葉に含まれるポリフェノールを検出する方法について調べています。そう、ただの「調理実習」になってしまっては、探究活動にはなりません。「どんな数値を取りたいのか」「何と比較するのか」などなど考えながら研究を進めていくのが大事ですね! 本格的なカメラでしっかり記録も取りつつ、和やかに、かつ、てきぱきと作業を進める生徒のみなさんでした。

 3年生のATⅡでは、研究の成果を7月のARP探究成果発表会で発表したり、天草や世界に「提言」したりと、ATⅠから行ってきた研究の結果を分析し、まとめていく必要が出てきます。週1時間という限られた時間だからこそ、計画的に研究を進め、信頼できるデータを蓄積していきたいものですね。

 

 One day, during spring break, we heard some lively voices coming from a classroom.  With scissors in each hand, students were cutting olive leaves. These leaves were picked in the "playground" at Hondo Minami Elementary School, a neighbor of ours. In fact, another study group visited them for olives in December. We are very grateful that they kindly helped us again this time.  

   After cutting the leaves, the students of the "Olive Group" moved to the cooking room. With a book borrowed from the city library in hand, they were planning to make some olive tea. While some students were pre-treating the leaves with boiling water, some were researching how to detect polyphenol contained in the leaves. Yes, the students cannot just “cook”, they must “study” olives as well -  they must think about what kind of data to obtain, or what to compare the results with, and so on. But don’t worry, these students are smart enough to know what to do!

 In the third grade AT II, students will have to analyze and summarize the results of their research conducted since they were 2nd graders. They will need to present the results of their research at the ARP Research Results Presentation in July, and make "proposals" to–at first–the locals, then eventually to the world! With a limited time of one hour per week, students need to systematically carry out their research and accumulate reliable data. Good luck!

【SSH】ARP探究成果発表会 / ARP Inquiry Research Presentations

 本日、天草市民センターにてARP(Amakusa Research Process)探究成果発表会を実施しました。ステージでは台湾研修報告に始まり、研究発表としてはASⅠ(1年生)の代表6班とASⅡ(2年ASクラス)の代表4班に加え、アメリカ・モンタナ州にあるカーター郡立博物館の学芸員であるネイサン・キャロル博士の講演もありました。ASⅡの化石班の発表と学芸員講演は全て英語で行われ、生徒たちが英語でのプレゼンテーションに必死でついていこうとする姿、何とか英語で質問しようと奮闘する姿も見られました。

 体育館ではポスター発表を行いました。ASⅠの38班、ASⅡの8班、科学部の2班、卒業生の2名が前半・後半に分かれての研究発表を行いました。生徒たちは実験に用いた模型を見せたり、ジェスチャーを使ったりしながら、それぞれの研究について熱のこもった発表をしていました。

 2年ASクラスにとっては、今回の発表会は学校のSSH事業の中心として活躍する初舞台となりました。受付やステージ裏での運営、体育館での司会進行等、市民センターのあちこちで周りを見ながらきびきびと動いている姿はとても頼もしいものでした。ステージ発表は初めての生徒がほとんどでしたが、堂々とした発表の様子や分かりやすいスライドからは、今日の発表に向けてスライドに工夫を重ねたり、練習を繰り返してきたことが伺えました。

 1,2年生のみなさん、本日はお疲れさまでした。ご観覧いただいた来賓の皆様をはじめ、ご来場いただいた方々、オンラインで視聴いただいた皆様、本当にありがとうございました。生徒たちの探究はこれからも続きます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

   

   Today, the ARP (Amakusa Research Process) Inquiry Results Presentation was held at the Amakusa Civic Center. We had eleven presentations on stage, including a guest lecture by Dr. Nathan Carroll at Carter County Museum in Montana. 

 In the gym, poster presentations were given by over 50 groups.  There were also two poster presentations by graduates, which attracted so many students.  The students gave enthusiastic presentations about their research, showing models used in their experiments and using gestures.

 For the students in AS class, this presentation was their debut as participants playing an active role. They were working so diligently in various areas of the Civic Center, such as at the reception desk, backstage, and in the gym as moderators, keeping a close eye on their surroundings. Although it was the first time for most of the students to give a presentation on stage, their magnificent presentations and easy-to-understand slides showed that they had been doing so much for today's presentation.

 Thank you to all the guests and visitors who came to see the event and to those who viewed it online. The students' exploration will continue in the future. Please stay with us!

<研究発表:ステージ>

<カーター郡立博物館の学芸員であるネイサン・キャロル博士の講演>

<研究発表:ポスター>

【ASⅠ】ARP探究成果発表会に向けての発表練習

いよいよ来週火曜日に迫ったARP探究成果発表会に向けて、発表練習が行われていました。

練習は作成したポスターを使って行いました。

本番さながらの練習となるよう、質疑応答まで行いました。

鋭い質問も出て、答えられないこともあり、良い練習となったようです。

本番も頑張ります。

<発表練習の様子>

<練習前の打合せ・準備の様子>

【科学部】熊本県水産研究報告及び普及事例合同報告会に参加しました

科学部の卒業生が「熊本県水産研究報告及び普及事例合同報告会」に参加しました。

この会は県の水産センターが実施し、水産に関連する研究報告が行われます。

普段聞けない貴重な内容も発表中にあり、大変勉強になりました。

参加した卒業生4名は水産に関連する大学に進学する予定です。

(卒業しているので、スーツ姿でやってきました。新鮮です。)

この経験を4月からの大学生活に生かして欲しいと思います。

水産研究センターの方々ありがとうございました。

 

【科学部】環境DNA分析、始めました

科学部ホタル班は、自分たちが考案した保護施設を利用した保護活動に取り組んでいます。

次年度から天草各地に保護施設を設置する予定ですが、その効果の検証も重要な研究活動の一つです。

そこで環境DNA分析を行うことにしました。

本日は分析用の試料を採水しました。

今後、採水した水からDNAが取り出せるか実験し、検証の材料としていきます。

忙しくて大変ですが、一生懸命やっている生徒の姿から保護に対する思いが伝わってきました。

【科学部】佐藤教授(南洋理工大学)とのディスカッション

シンガポールの南洋理工大学で昆虫サイボーグを活用した人命救助の研究をされておられる佐藤教授と科学部がディスカッションを行いました。

科学部の研究発表に対して、熱く指導していただきました。

生徒たちはまだまだ自分の研究が不十分なことに気づき、ディスカッション後には改善策を考えていました。

今後の研究に生かしてくれると思います。

佐藤先生、ご多用な中ありがとうございました。

【科学部】魚糞を活用したアマモ肥料の開発

魚糞を利用したアマモ肥料の開発が続いています。

現在はアマモの生育状況を測るためにクロロフィル測定器を使っています。

このクロロフィル測定器は水温によって誤差が生じる場合があります。

本日はその補正のために、サーモカメラを使ってアマモの温度等を測定していました。

上手く補正は出来るのでしょうか?今後が楽しみです。

【SSH】SSH職員研修 ~結果と考察の指導について~

 本日の午後、SSH職員研修が行われました。今年度最終回である今回の研修では、研究主任より研究結果と考察の指導のポイントについての講義があった後、グループに分かれて実際の指導について考えました。

 生徒達はASやATの研究を進める中で実験や調査を複数回実施し、集めたデータを分析して考察を行っています。年々、データの集め方や見せ方が上達している一方、結果と考察が混在していたり、根拠が薄く推測の域を出ない考察も多いことが課題となっています。今回の職員研修では、実際の研究ポスターを見ながら、より良い考察を行うための追加実験や先行研究の活用について「生徒」と「指導者」に分かれてロールプレイを行いました。それぞれの立場から、対象や条件を変えた調査に関する提案や、仮説と結果が異なる場合の検証方法等、様々なアイデアや意見が出て、活発な話し合いをすることができました。

 3月にはARP探究成果発表会が予定されています。限られた時間ではありますが、授業内外で生徒と対話を重ね、よりよい考察につなげられるように私たち職員も指導を工夫していきたいと思います。