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タグ:課題研究

【SSH】職員研修を行いました

 本日、午後からの職員研修の1つとして、課題研究評価に係るSSH職員研修を行いました。

 まず、SSH研究主任より、本校のSSH事業や教科間連携、指導と評価を一体化した課題研究指導についての説明がありました。その後、ワークショップを行いました。今回の活動では、本校で設定している「13の探究場面」のうち、A1(読み解く)を題材とし、AS(天草サイエンス)およびAT(天草探究)の授業の評価で使用する「質疑による評価シート」を用います。まずは、ある架空のディスカッションの動画を見て、生徒(※天高職員が生徒役です)の発言を観察し、それぞれの生徒の現時点でのA1(読み解く)の到達度を考えました。その後、グループで意見を出し合い、協議を行いました。

 研修を通して、仮評価は「評価」としての側面だけではなく、生徒たちにとって、自分たちの到達度を把握し、今後の研究の進め方を考えるための「指針」としての側面を持つことを学びました。また、課題研究においては、教師が「指示」や「指導」ではなく、「問いかけ」をすることで生徒の気づきを促し、研究の深化をサポートしていく必要性も再確認することができました。 

 天草高校がSSH指定を受けてから8年目となりました。本校では、これからも全校体制で課題研究を充実させ、授業改善を行い、外部連携を行いながら生徒の探究的な学びをサポートしていきます。SSH関連の様々な活動に関して、授業内外での生徒たちの頑張りをご覧いただき、応援していただけると嬉しいです。

 

【科学部】御所浦島での化石調査合宿(2日目)

御所倉島の「スフェノセラムスの壁」調査合宿2日目です。

本日は調査を行った4.5m四方で見つかった貝化石の殻長、殻幅、破損度、方向を再確認しました。

加えて、調査範囲外の生痕化石についてその種類を確認しました。

2日間の調査でも、現在までの結論に矛盾する結果は得られませんでした。

もう少し検証が必要ですが、古生物に関する新しい発見をしているようです。

続報を御期待ください。

<番外編>

合宿では、御所浦町の「エンジョイもりえだ」様にお世話になりました。

おいしい魚の夕食も、こだわりの塩と海苔を使ったおにぎり弁当もおいしかったです。

ありがとうございました!

【科学部】御所浦島での化石調査合宿(1日目)

科学部化石班の5人が、御所浦島で化石調査合宿を行いました。

2日間の合宿初日の本日は、「スフェノセラムスの壁」の未調査の部分の調査を行いました。

本日の調査により、ようやく4.5m四方の範囲が終了しました。

壁全体が10m四方程度の面積があるので、まだまだ道のりは長いのですが、明日も含めて地道に調査を続けていきます。

 

【ASⅡ】課題研究のポイントを確認しよう! / What to Keep in Mind in Researching

 本日のASⅡは、まず今年度の評価項目とそのポイントを確認することから始まりました。生徒たちは課題研究ルーブリックを参照しながら、本年度ASⅡで実施する5つの評価とその達成のためのポイントを1つ1つチェックしていきました。

 ◆ 天草高校 課題研究ルーブリック(天草高校HP内)

 https://sh.higo.ed.jp/amakusa/wysiwyg/file/download/1/13306

 その後、生徒たちは課題研究発表の動画を2本視聴し、それぞれの発表や研究の良いところや、課題の背景などを考える活動を行いました。1つ目の発表である、植物に関する研究を例に上げると、「花の季節が終わっても模型を作って実験を行っていた」「データ数が多く、説得力のある説明になっている」「実験結果に応じて仮説を立て直している」など、様々な気づきが得られていました。全国レベルの発表を見るのはほとんどの生徒にとって初めての経験でしたが、研究のレベルの高さや発表における工夫を目の当たりにして、良い刺激になったようです。

 これから、生徒たちはクラスメイトや先生方とのディスカッションを重ね、先行研究をしっかり行って自分の研究テーマを決定していきます。それぞれ、どんな研究になるのか、今後が楽しみです!

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

   Today's AS II began with a review of this year's assessments and their key points. Referring to the rubric, students checked one by one the five assessments to be conducted this year and the points for achieving them.

 

 Amakusa High School Problem Study Rubric (Amakusa High School Website)

 https://sh.higo.ed.jp/amakusa/wysiwyg/file/download/1/13306

 

 After that, students watched two videos of research presentations and engaged in activities to consider the good points of each presentation and research, as well as the background of the issue, etc. Taking the first presentation, a research on plants, as an example, students made some comments.   

    Here are some of their comments on what they found effective in the research;

  • Even after the flowering season was over, they made models and conducted experiments.
  • The number of data was large and the explanation was persuasive, which made the results convincing.
  • The new hypothesis was made according to the results of the experiments. 

 The students were able to gain a variety of insights from the presentations. For most of the students, it was their first experience to see a presentation at the national level, and it became a good opportunity for them to see the high-level research and ingenuity in the presentation. 

 From now on, the students will continue discussions with their classmates and teachers to determine their own research themes after doing more previous research. We are looking forward to seeing what kind of research each student will conduct! 

【ASⅠ】天草学連続講義③・④(九州大学理学部付属天草臨海実験所・昭和建設工業)

本日は天草学連続講義の2回目が実施されました。

6限目は九州大学理学部付属天草臨海実験所の新垣誠司准教授より天草の海についての現状及び課題についてご説明を頂きました。

研究結果を基に、天草の海の環境の変化や多様な生態系などについて実際のデータや画像資料などを示して頂きました。生徒も天草の豊かな海洋環境や資源についての理解を深めるとともに、この豊かな海を守り活用していくための方法を探究していくためのきっかけとなったのではないかと感じました。

7限目は昭和建設工業代表取締役佐々木淳一様より天草についての現状や課題について天草で活動されている企業の立場からご説明を頂きました。

天草が地域として持続していくために人口減少という大きな課題を様々な視点から分析し、それぞれの視点からの解決法を実践に移していくことの重要性を説いていただきました。また、天草で活動されている企業の立場から企業としてできることを考え、地域と連携しながらその解決に取り組んでいきたいという希望を語っていただきました。高校生としてのの視点や考えを活かして実際に地域や企業などと連携して探究活動に取り組む生徒が多く出てくれることを期待したいと思います。

天草市の現状や課題を踏まえた上で天草市の課題解決に向けた糸口を掴むきっかけにしていってもらえたらと思います。