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【ASⅠ・ATⅠ】 天草市×熊本大学 連携講義 1日目

 本日より、天草市×熊本大学連携講義がスタートしました!

 初回である今回は「あまくさの人口減少について考える」というテーマのもと熊本大学 熊本創生推進機構地域連携部門部門長の金岡省吾先生より講義を受けました。

 地域創生という言葉にピンとこない生徒たちがほとんどの中、金岡先生からの「将来どこで活躍したい?」「天草?」「それ以外?」という問いかけは生徒たちにとって身近な話題であり、人口減少が他人事ではないことに気づくきっかけになりました。そして、「この状況をどうにかしたい!」と問題に立ち向かう大人や若者たちがすぐ近くにいることを知ることができたようです。

 後半のグループワークでは、今日の講義で気になったワードについて4人1組で話し合いました。どの班も積極的に意見を出していました。代表で発表をしてくれた班の生徒は「天草が消滅する」というワードが気になったようで「もしそうであれば悲しい」と感想を述べてくれました。

 AS・ATで研究課題を設定する際、課題解決に向けて研究を進めていく際、様々な場面で大切になる視点だと思います。ぜひ今後も大切にしつづけてほしいです。

 

【ASⅡ】研究テーマの種を見つける発表会

5月11日(土)のASⅡでは、前回作成したワークシートをもとに複数の地域課題から、研究のアイディアを発表するグループワークを行いました。

発表者は、研究のテーマとなりそうな課題をピックアップし、どのように実験を組み立てる予定かや現在困っていることについて発表します。他の人はそのアイディアを聞いて、率直な感想を述べるとともに、研究を進める上で課題となりそうなことやその課題にアプローチができる他の手立てを提案したり、発表者が困っていることの相談にのったりしました。

授業参観の中行われた今回のASⅡでは、自分にはもっていなかった視点が得られたり、実験方法を具体的に考えることができたようです。

どのような研究テーマが生まれるか楽しみです。

【ASⅡ】テーマの「深掘り」とは? / Delve Deeply into a Research Theme

 本日のASⅡでは、冒頭に8月実施予定のシンガポール海外研修についての説明があった後、これまで個人やグループで行ってきた研究テーマ設定に関連して、テーマの「深掘り」を行いました。ASⅡ担当の松原先生より、過去に天草高校の先輩方が行った「赤潮」に関する研究を題材にして、研究テーマを5w1hの形で深く掘り下げる方法について説明がありました。具体的にいうと、赤潮の何(what)が問題なのか、赤潮はどこで(where)起きている問題なのか、などについて、1つ1つ具体的に考えていくということです。生徒たちは、ワークシートを活用してブレインストーミングを進めていきます。既に研究テーマをほぼ固めている班、方向性は決まっているもののテーマ設定までは行きついていない班、様々なことに興味がありまだテーマを絞り切れていない班など、生徒たちの状況は様々です。時には周りの友人とアイデアを出し合ってみたり、先行研究をもう一度見直してみたりと、生徒たちは各自工夫してこの活動に取り組んでいました。

 研究に費やせる時間は限られており、これから始める研究を「高校生のうちに」大幅に進めたり、目覚ましい成果を残すことは現実的には難しいかもしれません。しかし、高校で取り組んだ研究を卒業後に更に発展させていくということを念頭において、ASⅡで研究するテーマを設定することで、今後の具体的な実験や調査の計画も立てやすくなると思います。今、テーマ設定に十分に時間をかけることが、必ず今後の研究に生きてくるはずです。みんな、がんばって!

     After an explanation about the SSH Singapore Study Tour in August, ASII students had an activity to make their research themes more specific. Mr. Matsubara explained how to delve deeply into a research theme using the “5W1H” method, raising the question of “red tides” as an example: “WHAT problems do red tides bring?”, “WHERE red tides are occurring?”, and so on. Students utilized a worksheet to brainstorm their ideas. While some of them have already decided on a research theme, there are still others who have decided on a direction, yet have no specific theme, and those who are, at a loss with so many ideas in mind. Working together, the students were sharing their ideas with their friends, or reviewing their previous research, so that they can have more ideas on what they really want to study in this class.

 The time available for research is limited, and it may be difficult for many of the students to make significant progress or achieve remarkable results while in high school. However, they can still develop the research they work on in high school further after graduation.Keeping this fact in mind, it would be easier for them to set research themes in high school, then to plan specific experiments or investigations to be done. Taking enough time to set a theme now will surely come alive in your future research. Good luck, everyone!

【SSH】職員研修を行いました

 本日、午後からの職員研修の1つとして、課題研究評価に係るSSH職員研修を行いました。

 まず、SSH研究主任より、本校のSSH事業や教科間連携、指導と評価を一体化した課題研究指導についての説明がありました。その後、ワークショップを行いました。今回の活動では、本校で設定している「13の探究場面」のうち、A1(読み解く)を題材とし、AS(天草サイエンス)およびAT(天草探究)の授業の評価で使用する「質疑による評価シート」を用います。まずは、ある架空のディスカッションの動画を見て、生徒(※天高職員が生徒役です)の発言を観察し、それぞれの生徒の現時点でのA1(読み解く)の到達度を考えました。その後、グループで意見を出し合い、協議を行いました。

 研修を通して、仮評価は「評価」としての側面だけではなく、生徒たちにとって、自分たちの到達度を把握し、今後の研究の進め方を考えるための「指針」としての側面を持つことを学びました。また、課題研究においては、教師が「指示」や「指導」ではなく、「問いかけ」をすることで生徒の気づきを促し、研究の深化をサポートしていく必要性も再確認することができました。 

 天草高校がSSH指定を受けてから8年目となりました。本校では、これからも全校体制で課題研究を充実させ、授業改善を行い、外部連携を行いながら生徒の探究的な学びをサポートしていきます。SSH関連の様々な活動に関して、授業内外での生徒たちの頑張りをご覧いただき、応援していただけると嬉しいです。

 

【科学部】御所浦島での化石調査合宿(2日目)

御所倉島の「スフェノセラムスの壁」調査合宿2日目です。

本日は調査を行った4.5m四方で見つかった貝化石の殻長、殻幅、破損度、方向を再確認しました。

加えて、調査範囲外の生痕化石についてその種類を確認しました。

2日間の調査でも、現在までの結論に矛盾する結果は得られませんでした。

もう少し検証が必要ですが、古生物に関する新しい発見をしているようです。

続報を御期待ください。

<番外編>

合宿では、御所浦町の「エンジョイもりえだ」様にお世話になりました。

おいしい魚の夕食も、こだわりの塩と海苔を使ったおにぎり弁当もおいしかったです。

ありがとうございました!

【科学部】御所浦島での化石調査合宿(1日目)

科学部化石班の5人が、御所浦島で化石調査合宿を行いました。

2日間の合宿初日の本日は、「スフェノセラムスの壁」の未調査の部分の調査を行いました。

本日の調査により、ようやく4.5m四方の範囲が終了しました。

壁全体が10m四方程度の面積があるので、まだまだ道のりは長いのですが、明日も含めて地道に調査を続けていきます。

 

【ASⅡ】課題研究のポイントを確認しよう! / What to Keep in Mind in Researching

 本日のASⅡは、まず今年度の評価項目とそのポイントを確認することから始まりました。生徒たちは課題研究ルーブリックを参照しながら、本年度ASⅡで実施する5つの評価とその達成のためのポイントを1つ1つチェックしていきました。

 ◆ 天草高校 課題研究ルーブリック(天草高校HP内)

 https://sh.higo.ed.jp/amakusa/wysiwyg/file/download/1/13306

 その後、生徒たちは課題研究発表の動画を2本視聴し、それぞれの発表や研究の良いところや、課題の背景などを考える活動を行いました。1つ目の発表である、植物に関する研究を例に上げると、「花の季節が終わっても模型を作って実験を行っていた」「データ数が多く、説得力のある説明になっている」「実験結果に応じて仮説を立て直している」など、様々な気づきが得られていました。全国レベルの発表を見るのはほとんどの生徒にとって初めての経験でしたが、研究のレベルの高さや発表における工夫を目の当たりにして、良い刺激になったようです。

 これから、生徒たちはクラスメイトや先生方とのディスカッションを重ね、先行研究をしっかり行って自分の研究テーマを決定していきます。それぞれ、どんな研究になるのか、今後が楽しみです!

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

   Today's AS II began with a review of this year's assessments and their key points. Referring to the rubric, students checked one by one the five assessments to be conducted this year and the points for achieving them.

 

 Amakusa High School Problem Study Rubric (Amakusa High School Website)

 https://sh.higo.ed.jp/amakusa/wysiwyg/file/download/1/13306

 

 After that, students watched two videos of research presentations and engaged in activities to consider the good points of each presentation and research, as well as the background of the issue, etc. Taking the first presentation, a research on plants, as an example, students made some comments.   

    Here are some of their comments on what they found effective in the research;

  • Even after the flowering season was over, they made models and conducted experiments.
  • The number of data was large and the explanation was persuasive, which made the results convincing.
  • The new hypothesis was made according to the results of the experiments. 

 The students were able to gain a variety of insights from the presentations. For most of the students, it was their first experience to see a presentation at the national level, and it became a good opportunity for them to see the high-level research and ingenuity in the presentation. 

 From now on, the students will continue discussions with their classmates and teachers to determine their own research themes after doing more previous research. We are looking forward to seeing what kind of research each student will conduct! 

【ASⅠ】天草学連続講義③・④(九州大学理学部付属天草臨海実験所・昭和建設工業)

本日は天草学連続講義の2回目が実施されました。

6限目は九州大学理学部付属天草臨海実験所の新垣誠司准教授より天草の海についての現状及び課題についてご説明を頂きました。

研究結果を基に、天草の海の環境の変化や多様な生態系などについて実際のデータや画像資料などを示して頂きました。生徒も天草の豊かな海洋環境や資源についての理解を深めるとともに、この豊かな海を守り活用していくための方法を探究していくためのきっかけとなったのではないかと感じました。

7限目は昭和建設工業代表取締役佐々木淳一様より天草についての現状や課題について天草で活動されている企業の立場からご説明を頂きました。

天草が地域として持続していくために人口減少という大きな課題を様々な視点から分析し、それぞれの視点からの解決法を実践に移していくことの重要性を説いていただきました。また、天草で活動されている企業の立場から企業としてできることを考え、地域と連携しながらその解決に取り組んでいきたいという希望を語っていただきました。高校生としてのの視点や考えを活かして実際に地域や企業などと連携して探究活動に取り組む生徒が多く出てくれることを期待したいと思います。

天草市の現状や課題を踏まえた上で天草市の課題解決に向けた糸口を掴むきっかけにしていってもらえたらと思います。

【科学部】女子部員、奮闘中です

1年生女子部員8名が、研究テーマの設定に向けて文献等の調査をしていました。

それぞれ中学校は違うのですが、和気あいあいと話し合いをしていました。

話し合いに参加すると、「ドローンの農業活用」や「プラスチックのケミカルリサイクル」などに興味を持っているようでした。

次は興味をどのように研究へと進化させるかが重要です。

先輩の教えを受けながら、頑張ってほしいと思います。

【ASⅢ】研究が進んでいます! / Research in Progress

 2回目のASⅢとなった今日の授業では、まずSSH主任の宮﨑先生から1年間の研究の流れや発表会などの説明があり、その後、早速生徒たちは各班での研究活動に入りました。今年度から研究ベースを3階の物理室に移し、気持ちも新たに探究に勤しむ34名の若き研究者たちです!

     今日の1時間、各班では春休みまでの研究の進捗状況の共有や実験の準備、これからに向けてのディスカッションやデータの分析など、それぞれ有意義に時間を活用していました。下の2枚の写真は物理室で手作りししおどしを使って研究を進める「電磁誘導」班と、地学室でこれまた手作り防音室作りに励む「音」班です。ちなみに、音班の防音壁は熱したカッターを使って様々な形に加工しているとのこと(初めて知りました)。頭をひねり、手を動かして、各班、懸命に研究活動を進めています!

 昨年度のASⅡとの一番の違いは、研究時間が2時間から1時間になったこと。昨年度以上に効率よく研究を進めていかなければなりません。まずは、7月18日(予定)のARP探究成果発表会が今年度最初の舞台です。早くも論文を作成し始めた班もあります。この1年がみんなにとって実りある研究の年になりますように!

     In today's second AS III, the head of SSH Department,  Mr. Miyazaki first explained the research schedule and presentations for the year.  Then the students immediately began their research activities in their groups. This year ASⅢ students moved to the Physics Room on the 3rd floor, and our 34 brilliant young researchers are now working on their research with enthusiasm!

     For an hour today, each group made use of their time by sharing the progress of their research, preparing for experiments, and discussing and analyzing data. The photo below shows the "Electromagnetic Induction" group working on their research using a handmade shishio-doshi (a traditional Japanese water-filled device used to scare birds in the garden), and group "Soundproof" is working hard to build a soundproof room. Surprisingly, they have been using a heated cutter to make walls in various shapes - they are such great craftworkers!  Anyway, each group is doing what they should be doing, not wasting a single second! 

 The biggest difference from last year is that their class period has been reduced to only 1 hour a week as opposed to 2, which means they must conduct their research even more efficiently than last year. First of all, the ARP Presentation in July will be the first presentation outside school this year for them. We hear that some of the groups have already started writing research papers! We hope that this year will be a fruitful one for all of you!

 

 

【ASⅡ】先行研究...からの情報交換会! / Sharing Information in Groups

 今日のASⅡでは、冒頭に授業担当者の一人である井上先生と田上先生からお話をいただきました。井上先生には、大学で学んだ「非ユークリッド幾何学」についてや、数学の授業で扱う統計学をはじめとした知識がどう研究結果の立証に活かせるかについて、数学科の立場からお話しいただきました。物理の田上先生からは、井上先生の非ユークリッド幾何学に対抗して(?)「ニュートン力学」についての話や、歴代の先輩方がこれまで試行錯誤してきた「データを取る」際の技術面でのお話をしていただきました。どちらの先生も地球儀や測定器具などの実物を用いたりしながら、生徒の興味・関心に沿った様々なお話をしてくださいました。

 その後、生徒たちは先行研究の調べ方を学びました。昨年度のASⅠでも先行研究を経験してはいますが、信頼できる論文や研究をこれまで以上にしっかり調べることが、今後の研究テーマや仮説の設定、研究計画の立案などに必ず生きてくるはずです。今日の授業では論文検索サイトの「J Stage」を活用して、自分が興味のある分野の論文や、今後の研究の参考になりそうな論文を探す時間を取りました。ここで得た情報を自分の言葉でプリントにまとめ、7限目には6班に分かれての「情報交換会」を行いました。

 研究テーマの設定には、本やインターネットを活用しての情報収集が欠かせませんが、単に情報を得る(インプット)だけではなく、仲間との情報共有(インプット+アウトプット)を経ることで、情報を自分の知識として活用でき、研究につながるヒントを発見できるはずです。今日のASⅡも、貴重な学びの機会となりそうですね!

Today in the ASⅡ, we had a talk from Mr. Inoue and Mr. Tanoue at the beginning of the class. First, Mr. Inoue, a math teacher, talked about "non-Euclidean geometry," which he learned in college, and how mathematical knowledge such as statistics can be used to substantiate research results. Then Mr. Tanoue, a physics teacher, talked about "Newtonian mechanics." He also talked about the "data acquisition," which many senior students have been struggling with. 

The students then learned how to research previous studies. Although they did some previous research in the AS I last year, researching reliable articles and studies more thoroughly will help them formulate research themes, hypotheses, and research plans in the future. Today, they spent some time using a website called "J-Stage" to find interesting articles. 

In the 7th period, the students exchanged the information they got in smaller groups.  Today’s classes would surely be another valuable learning opportunity! 

【科学部】上級生からの研究手法レクチャー

昨日、入部した1年生に対して、3年生が文献調査の方法と意義をレクチャーしていました。

1年生は研究テーマの設定に生かしてほしいと思います。

3年生は自身が1年生だった時に先輩に教えてもらったことを思い出し、自分の研究経験も交えながら、レクチャーしていました。

【科学部】部結成が行われました

本日、部結成が行われました。

科学部には男子1名、女子9名の10名の1年生が入部しました。

部結成では自己紹介と研究分野の紹介が全員から行われました。

その後、それぞれの活動となり、1年生は上級生から研究テーマの設定に関するレクチャーを受けていました。

さて、1年生はどんな研究を行うのでしょうか?

今年も活発な科学部となりそうです!

【ATⅠ】ついにスタートです!

 ついに今年度のATⅠの授業がスタートしました!

 はじめにSSH研究主任の宮﨑先生から活動内容や今後のスケジュールについて説明がありました。その後、SDGsについての動画を視聴し、自分の関心のあるゴールやターゲットについて天草市がどのような取組をおこなっているのかワークシートにまとめました。

 1学期は「テーマを見つける学期」です。来週以降、ATⅡの先輩方の話を聞く機会や、講師をお招きしての講義・講演会も予定されています。様々な視点から天草の現状や課題を知ることで、自分たちの身近なものとして課題を捉え、その解決のために取り組んでほしいと思います。

 

【ATⅠ】お茶日和! / An Ideal Day for A Cup of Tea?

 春休みが始まって早1週間。あれ? 春休み中だというのに教室から何だかにぎやかな声が聞こえてきます。突撃してみると、机をくっつけて何やら作業中の2年生でした。ATⅠの研究活動のために集まっているとのこと、各々の手にははさみが握られ、オリーブの葉を切っているようです。この葉っぱ、実は天草高校のご近所の「本渡南小の運動場」直送。実は、12月の台湾研修のときに、オリーブの実を分けていただいて以来のご縁です。今回も快く許可をいただけたとのこと、本当にありがたいことです。大事に使わせていただきます!

 さて、しばらくすると「オリーブ班」の班員たちは家庭科室に大移動。市立図書館から借りた資料を手に、「オリーブ茶」の製作に入るそうです。葉を洗ったり、熱湯で下処理をしたりと作業を進める一方、手の空いた生徒はオリーブの葉に含まれるポリフェノールを検出する方法について調べています。そう、ただの「調理実習」になってしまっては、探究活動にはなりません。「どんな数値を取りたいのか」「何と比較するのか」などなど考えながら研究を進めていくのが大事ですね! 本格的なカメラでしっかり記録も取りつつ、和やかに、かつ、てきぱきと作業を進める生徒のみなさんでした。

 3年生のATⅡでは、研究の成果を7月のARP探究成果発表会で発表したり、天草や世界に「提言」したりと、ATⅠから行ってきた研究の結果を分析し、まとめていく必要が出てきます。週1時間という限られた時間だからこそ、計画的に研究を進め、信頼できるデータを蓄積していきたいものですね。

 

 One day, during spring break, we heard some lively voices coming from a classroom.  With scissors in each hand, students were cutting olive leaves. These leaves were picked in the "playground" at Hondo Minami Elementary School, a neighbor of ours. In fact, another study group visited them for olives in December. We are very grateful that they kindly helped us again this time.  

   After cutting the leaves, the students of the "Olive Group" moved to the cooking room. With a book borrowed from the city library in hand, they were planning to make some olive tea. While some students were pre-treating the leaves with boiling water, some were researching how to detect polyphenol contained in the leaves. Yes, the students cannot just “cook”, they must “study” olives as well -  they must think about what kind of data to obtain, or what to compare the results with, and so on. But don’t worry, these students are smart enough to know what to do!

 In the third grade AT II, students will have to analyze and summarize the results of their research conducted since they were 2nd graders. They will need to present the results of their research at the ARP Research Results Presentation in July, and make "proposals" to–at first–the locals, then eventually to the world! With a limited time of one hour per week, students need to systematically carry out their research and accumulate reliable data. Good luck!

【SSH】ARP探究成果発表会 / ARP Inquiry Research Presentations

 本日、天草市民センターにてARP(Amakusa Research Process)探究成果発表会を実施しました。ステージでは台湾研修報告に始まり、研究発表としてはASⅠ(1年生)の代表6班とASⅡ(2年ASクラス)の代表4班に加え、アメリカ・モンタナ州にあるカーター郡立博物館の学芸員であるネイサン・キャロル博士の講演もありました。ASⅡの化石班の発表と学芸員講演は全て英語で行われ、生徒たちが英語でのプレゼンテーションに必死でついていこうとする姿、何とか英語で質問しようと奮闘する姿も見られました。

 体育館ではポスター発表を行いました。ASⅠの38班、ASⅡの8班、科学部の2班、卒業生の2名が前半・後半に分かれての研究発表を行いました。生徒たちは実験に用いた模型を見せたり、ジェスチャーを使ったりしながら、それぞれの研究について熱のこもった発表をしていました。

 2年ASクラスにとっては、今回の発表会は学校のSSH事業の中心として活躍する初舞台となりました。受付やステージ裏での運営、体育館での司会進行等、市民センターのあちこちで周りを見ながらきびきびと動いている姿はとても頼もしいものでした。ステージ発表は初めての生徒がほとんどでしたが、堂々とした発表の様子や分かりやすいスライドからは、今日の発表に向けてスライドに工夫を重ねたり、練習を繰り返してきたことが伺えました。

 1,2年生のみなさん、本日はお疲れさまでした。ご観覧いただいた来賓の皆様をはじめ、ご来場いただいた方々、オンラインで視聴いただいた皆様、本当にありがとうございました。生徒たちの探究はこれからも続きます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

   

   Today, the ARP (Amakusa Research Process) Inquiry Results Presentation was held at the Amakusa Civic Center. We had eleven presentations on stage, including a guest lecture by Dr. Nathan Carroll at Carter County Museum in Montana. 

 In the gym, poster presentations were given by over 50 groups.  There were also two poster presentations by graduates, which attracted so many students.  The students gave enthusiastic presentations about their research, showing models used in their experiments and using gestures.

 For the students in AS class, this presentation was their debut as participants playing an active role. They were working so diligently in various areas of the Civic Center, such as at the reception desk, backstage, and in the gym as moderators, keeping a close eye on their surroundings. Although it was the first time for most of the students to give a presentation on stage, their magnificent presentations and easy-to-understand slides showed that they had been doing so much for today's presentation.

 Thank you to all the guests and visitors who came to see the event and to those who viewed it online. The students' exploration will continue in the future. Please stay with us!

<研究発表:ステージ>

<カーター郡立博物館の学芸員であるネイサン・キャロル博士の講演>

<研究発表:ポスター>

【ASⅠ】ARP探究成果発表会に向けての発表練習

いよいよ来週火曜日に迫ったARP探究成果発表会に向けて、発表練習が行われていました。

練習は作成したポスターを使って行いました。

本番さながらの練習となるよう、質疑応答まで行いました。

鋭い質問も出て、答えられないこともあり、良い練習となったようです。

本番も頑張ります。

<発表練習の様子>

<練習前の打合せ・準備の様子>

【科学部】環境DNA分析、始めました

科学部ホタル班は、自分たちが考案した保護施設を利用した保護活動に取り組んでいます。

次年度から天草各地に保護施設を設置する予定ですが、その効果の検証も重要な研究活動の一つです。

そこで環境DNA分析を行うことにしました。

本日は分析用の試料を採水しました。

今後、採水した水からDNAが取り出せるか実験し、検証の材料としていきます。

忙しくて大変ですが、一生懸命やっている生徒の姿から保護に対する思いが伝わってきました。