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【SSH】課題研究指導に係る職員研修
本日、AS(天草サイエンス)とAT(天草探究)の授業で行っている課題研究指導について職員研修を行いました。今回は「研究テーマ」と「仮説」の設定、「研究計画の立案」に焦点を当て、まず、指導の際のポイントやチェックポイントについて学びました。
次に、3つのグループに分かれ、実際の研究報告書を用いて、生徒の設定した研究テーマや仮説、研究計画についてどのように助言したら良いかの討議を行いました。それぞれのグループで出た意見は以下のようなものがありました。
「研究テーマ」
・なぜその研究をしたいのかをしっかりディスカッションすることが大事である
・実験の目的・方法や場所などを1つ1つ細かく確認し、助言することが必要である
・先行研究を行い、結果により、テーマの見直しも検討する必要がある
「仮説」
・仮説が1年間で検証できるか、スケールを調整することが必要である
・理想とするモデルがあれば、研究の方向性が見出し易いのではないか
・仮説ではなく、事実(当たり前のこと)になっていないかを確認する必要がある
「研究計画の立案」
・その実験が、調べたいことの結果を出せるかどうかを計画時によく考える必要がある
・データを取る方法についてより良い方法を考えていくとよい
・テーマや仮説の設定が適切でなければ、実験で検証した結果も整合性が取れなくなってしまう
課題解決力の伸張は、今後、ますます重要になっていきます。「世の中に解決策のない課題」を研究することは容易ではありませんが、生徒達が工夫して学ぶだけでなく、私たち教師も指導力を高めていく必要があることを改めて感じた1時間でした。
<実践報告>
<グループワーク>
<グループワークで出た意見の共有>
【ATⅡ】発表会に向けて研究成果をまとめています
ATⅡでは7月の発表会に向けて、これまでの研究成果をポスターやスライドにまとめています。
発表会では、基本的にポスターでの発表になりますが、いくつかの班がステージに立って口頭発表を行います。
最後までデータを集め、正確性を高めています。
【ASⅠ】天草学連続講義⑥⑦
本日6・7限は、最後の天草学連続講義〜地域課題を知り、研究テーマを決定する〜が行われました。
6限目は「天草の生物多様性」というテーマで、九州大学理学部准教授の新垣 誠司様に講義いただきました。「変化に富んだ熊本の海が場所の多様性を生み、生物多様性に繋がっている」というお話を聞き、天草の海の魅力の要因を知ることができました。また、比較研究の対象には注意が必要であることなど、今後の研究上の注意点もわかりやすくお話しくださいました。
7限目は「天草と災害について〜天草の成り立ちと自然災害〜」をテーマに、熊本大学大学院最先端科学研究部地球環境科学分野教授の松田 博貴様に講義をいただきました。「天草の自然を知りどんな災害が起こり得るのかを知ることが大切」という言葉を聞き、生徒たちも自分ごととしてお話を聞いていました。
全7回に渡った「天草学連続講義」を受けて、次回から始まる研究テーマの決定に繋げてほしいです。
【総合理科】考査に向けた「問い」づくり
本日の総合理科Bでは、来週に控えた期末考査に向けて「問い」作りを行いました。
考査範囲の内容から、一問一答、正誤問題、4択問題、記述式の形式で問題作成にチャレンジしました。
生徒達は、教科書や資料集だけでなく、授業で使用したプリントやノートを細かく読み込んで「問い」を作成していきました。
作問をする中で、新たな知識を得たり、関連するものとの違いが明確になったり、現象を説明する表現力を身に付けたりすることができました。
次回の授業で作成した問題集を共有して知識を整理した上で、期末考査に臨みます。
【ASⅢ】神戸での発表会に向けて
本年度も8月9、10日に、神戸国際展示場にて全国のSSH指定校が一堂に会して生徒研究発表会が実施されます。
今年の天草高校代表はクラゲ班です。
本日はクラゲ班が研究を行っていました。
さて、どのような研究結果となるのでしょうか?
楽しみです。
研究では、県の水産研究センターの御協力をいただきました。
この場を借りて、お礼申し上げます。有り難うございます。