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【全】【中】生徒からのメッセージ③
みなさんこんにちは。蒼団総合責任者の下田です。
新型コロナウイルスの影響で学校は休校になり、不安な日々を送っていることだろうと思います。私自身もいつもより家で過ごす時間が多く、学校で友達と会えない日々が続き寂しい思いをしています。しかし、見方を変えればこの期間は、いつも出来ないことが出来る有意義な時間だと思います。そこで私がこの休校期間中に読んだ本について話したいと思います。
アンネの日記。知っている人も多いと思います。日記を書いたアンネ・フランクは1929年ドイツで生まれます。しかし当時のナチス政府によってユダヤ人は迫害されます。ユダヤ人であったアンネ一家もオランダに逃げ、隠れ家でひっそり暮らします。しかし、一家は捕まり、アンネ・フランクも収容所で病気にかかり亡くなってしまいます。15歳の時でした。
日記を書き始めた最初の頃、彼女は突然変化した世界に驚きを隠せませんでした。そして、外に出られない苦しさ、友達と話せない苦しさが書かれています。しかし、一方で彼女は物語を作ることに楽しみを見出し、自信が成長したことを確信することも書かれています。
彼女の人生は壮絶なものです。しかし私が感じ伝えたいことは、非日常の生活に何を見出すかです。
今は学校にも行けないし、部活もできない、友達にも会えない、遊びに行くこともできない。3年生にとっては最後の体育祭も中止になり、総体もあるかわからない。今の状況を嘆きたいことでしょう。しかし、自由を奪われても希望を失わなかった彼女のように、今を強く生きて欲しいと思います。
最後に本を読んだ中で、心に残った言葉を紹介します。「誰もが心に良い知らせのかけらをもっています。それは自分がどんなに素晴らし存在になるのか、まだ気づいてないということ!どれだけ深く愛せるのか!何を成し遂げるのか!自分の可能性とは何かを!」みなさんもこの期間に自分の可能性を見つける旅に出かけてみましょう。