学校行事の様子

2024年12月の記事一覧

長距離走大会を実施しました!

 12月15日(日)に長距離走大会として、「第3回2024倉岳えびすマラソン大会」へ参加しました。この大会への参加は、長距離走の授業の成果を通して、自己の体力に応じて最大限の力を発揮し、体力の向上及び精神力の育成を図ることを目的としています。今回は2名の生徒が大会運営のボランティアとして参加し、17名の生徒が大会に参加して、10kmのコースを全員無事に完走することができました!走ることが苦手な生徒も、先にゴールした倉校生や参加者・地域の皆様の応援を受けながら自分の足でゴールテープを切ることができました。こうした小さな成功体験を積み重ねて、自分自身の可能性に気付き、将来を切り開いていって欲しいと思います。生徒の皆さん、お疲れ様でした!

【授業風景】解剖実習

 2年生の生物基礎で豚腎臓、3年生の生物で豚眼の解剖実習を行いました。本実習は、解剖の基本技術の習得と、「観察」「スケッチ」のスキルアップを目指して実施しました。

〇生物基礎(2年生)

 豚腎臓の解剖では、外観の観察をした後、腎臓を切り開き、髄質や皮質、腎う、腎動脈、腎静脈、輸尿管を実際に観察し、記録することができました。腎動脈から墨汁を注入し、ネフロンの位置を確認することもできました。

〇生物(3年生生物選択者)

 豚眼の解剖では、眼球を角膜側と視神経側で半分に切り開き、内部構造を観察する実習を行いました。強膜(いわゆる白目の部分)が意外と弾力があり切りにくいため、そのことに驚いている生徒が多かったです。「授業で学んだ眼の中の構造がどこにあるのかを実際に知ることができてよかった」などの感想が聞かれました。

⇧摘出した水晶体で拡大された文字

 

第2回分校同盟

12月11日(水)、宇城市松橋町にある『松橋西防災拠点センター』に、熊本県立高校の3校の分校(人吉高校五木分校、八代農業高校泉分校、天草高校倉岳校)が集まりました! これは、熊本県立高校One Teamプロジェクト事業の1つとして、『分校同盟』というプロジェクト名のもと3校が協力して取り組んでいる探究活動になります。第1回はオンラインでの交流でしたが、第2回目となる今回は対面での実施となり、生徒たちは少し緊張感を持ちながらも、積極的に活動することができました。

研修1では、生徒の希望に応じて、「福祉分野」・「eスポーツデジタル分野」・「空き家対策」という3つの分野に分かれて、宇城市地域おこし協力隊の方々から講義を受けました。宇城市も天草市と同じように、少子高齢化問題等の課題を抱えられており、宇城市ではどのようなアプローチをされているのかを知ることができました。

研修2では、それぞれの班でプロジェクトを考えました。解決したい地域や社会の問題を挙げ、解決に活かせる地域の強みと掛け合わせながら、解決方法を考えることで、探究のプロセスを体験しました。

最後の研修3では、それぞれの班が考えたプロジェクトの発表です。短時間で発表スライドまで作り上げるという大変な活動でしたが、積極的に意見やアイデアを交換し、どの班もすばらしい内容となりました。

今回の研修を通して、高校生の持つ力、可能性を改めて感じさせられました。大人では考えもつかないようなアイデアがたくさん出てきました。未来を担う若者の頼もしさを感じた研修となりました。

 

校内分野別進路ガイダンス

12月10日(火)、校内分野別進路ガイダンスが実施されました。これは生徒が自分の希望で講座を選択し、進路に対する視野を広めたり、進路意識の向上を図るために実施している行事となります。第1部では、熊本学園大学と天草市立本渡看護専門学校から講師の先生をお招きし、ご講話いただきました。生徒たちはそれぞれの講座で、大学での学びについて、看護という仕事についてなど、貴重な話を伺い、進路に対する視野をさらに広げることができたようです。看護の講座では、実際に応急処置の体験もさせていただいたようです。

第2部では、天草公共職業安定所(ハローワーク天草)の職員の方に、高校生の就職状況、求人票の見方、正規雇用と非正規雇用の違い、働く上で大切なことなど、大変貴重なお話を伺うことができました。高校生活で身につけておくべき力についても知ることができ、今後の生活の中で実践してほしいと思います。

講師の先生方、本日は師走の大変お忙しい中に、倉校生のためにご講話いただき本当にありがとうございました!

 

人権教育講演会

12月4日(水)~12月10日(火)の1週間は、人権について考える「人権週間」となっています。ちなみに、最終日の「12月10日」という日は、1948年12月10日に国連総会において、「世界人権宣言」が採択された日となっています。倉岳校でも、人権週間ということで「人権教育講演会」を実施しました。

今年は、水俣病資料館の語り部の方を講師としてお招きし、ご講話いただきました。水俣病患者への差別について、ご自身の実体験を交えた大変貴重なお話を伺うことができました。「差別」に対抗できるのは正しい「知識」である、正しく理解することが重要。自分の弱さを受け入れる覚悟を持つことで、人は強くなれる。このような言葉がとても印象的でした。

お忙しい中にご講演いただきまして、誠にありがとうございました。今後は、本日のお話を心に留め、正しい知識を身につける努力をしながら、差別や偏見のない世界をつくろうと目指す倉校生でありたいと思います。