熊商ブログ
商業科研究授業「情報モラル教育」
商業科職員の本田先生による研究授業が、19日の4限目第二実践室にて行われました。「このクラス全員が、インターネット(の利活用)で失敗しない」ことを目標に、世の中で実際に起こった事例や本田先生の実体験をふんだんに交え、授業が展開されました。
7つのグループに分かれ、グループワークを中心に、生徒たち同士で活発に意見を交わしました。「あるある!」「そうだったよね」という声から、事例を知っていた生徒も多く、身近な問題として捉えることができていました。
○話題になった事例
①「ジオタグ」による、撮影写真の位置情報特定-特定のためのソフトも存在!
②有名回転寿司店において、一度捨てた食材をまな板に再度上げた動画の投稿
③有名コンビニのアイス陳列棚に寝そべった画像の投稿 など
最後に出された、「適切な書き込みかを判断するには」という課題に対し、「上げるのを迷うくらいなら書き込まない」「友人等に一度見てもらう」「書き込む内容を玄関に貼り出しても問題ないか考える」など、多くの意見を出してくれました。
授業の終わりに、「ナイフもスマホも、使い方によっては便利なものにも、人を傷つける凶器にもなる。スマホを使わずに生活することは不可能だから、使い方をしっかりと学んでいこう」と生徒に強く訴えられました。
今回の授業で、生徒たちは多くのことに「気づいた」と思います。その気づきを自身の生活に活かすとともに、家族や友人など、周囲の人々に伝えられるようになってもらいたいと思います。本田先生、大変お疲れさまでした。
本校では、熊本地震を受け、緊急時における連絡手段としてスマホ等の「持ち込み」を許可しています。ただし、校内や登下校時の緊急連絡手段以外での「使用」は認めておりません。校内では電源を切り、バッグ等に入れ保管するよう指導をしています。それは、不用意な使用が、勉学への専念の妨げとなったり、人間関係のトラブルを誘発することにつながりかねないからです。この主旨を理解し、適切な取り扱いをお願いします。
学年末考査終了
昨夜より、平地でも雪が舞いました。朝方には屋根に雪が積もるところもありました。(この写真は学校周辺ではありません)
しかし学校に到着すると…
今日で学年末考査も終了しました。多い生徒では13科目の試験を受け、疲労の極限だったと思います。開放感に包まれ帰る生徒の中、早速部活動に精を出す生徒も…
春の大会や、新年度に向けて多くの部活動生ががんばっています。4月には1つずつ学年が上がり、チームや部の中心となって活躍するでしょう。くれぐれもケガのないように練習に励んでほしいと思います。
学年末考査第3日目…と初雪観測
連休も明け、学年末考査も折り返しを過ぎました。さすがに疲労の色が隠せない…?2年生の一部クラスは4限目まで考査が実施されました。最大13科目を受けます。
今朝、急激に冷え込んだこともあり、体調を崩した生徒もいたようです。今晩は雪の予報もあり、かなり冷え込むようです。数日前のブログでは半袖短パンで練習する生徒を話題に挙げたと思ったら…熊本でも初雪です。写真では分かりにくいと思いますが…
今週末は昼間の気温が上がる予報が出ているようです。寒暖の差が激しいため、体調管理に努め、「休養」「食事」「睡眠」をしっかりと取ることを心掛けましょう。風邪やインフルエンザ、そして新型ウイルス対策としてまめな「うがい」「手洗い」を忘れずに。
いよいよ学年末考査も明日まで!最後まで気を抜かず、試験に臨んで下さい。
学校保健委員会
2月13日(木)の13:30から蛟竜館の1階研修室にて、令和元年度の学校保健委員会が行われました。
学校保健委員会とは、学校における健康に関する課題を研究協議し、健康づくりを推進するための組織であり、
本校では年に1回開催しています。
今年度も、学校医の先生方や、学校歯科医、学校薬剤師、スクールカウンセラーの先生方をはじめ、
育友会の方々や本校の先生方にも参加いただき、開催しました。
まず、保健委員の生徒3名から、生徒保健委員会の活動報告後、本校の学校保健の現状のの説明があり、
その後、班別協議を行われました。
今年度は、「学校保健あるある危機管理」として、
新型コロナウイルスによる感染症の拡大が、熊本市でも感染者が確認されたと仮定し、
もし、保護者としてわが子に発熱などの症状がでたら、どうするか。
そして、養護教諭として発熱などの症状がある生徒が来室し、保護者と連絡がとれない場合、
どう対応するかという2点について協議されました。
その後、各班から、保護者の視点からの意見や、学校の視点を踏まえた意見を発表していただきました。
最後に校医の先生方より、それぞれの視点から指導助言をいただきました。
学校医の石原先生からは、感染者との濃厚接触者の場合、保健所に連絡し指示された病院を受診する流れや
無症状時の検査で陰性、陽性の場合のその後の対応について、説明をしていただきました。
また、学校医の井先生からは、現時点で新型コロナウイルスは、
飛沫・接触感染するといわれていることを踏まえて、手洗いの重要性と、
熊本市民病院には、隔離病棟は8床あるとお話されました。
さらに、学校薬剤師の大森先生からは、病院より処方を受けた薬は指示通りに服薬し、
その後経過が悪ければ、かならず再受診するようにしてほしいと話されました。
そして、スクールカウンセラーの中村先生からは、コロナウイルス感染症の報道が続くと、
そのことで不安が強くなられる方がいるが、心配しすぎないように、
自分の身はきちんと守るために感染症対策をしましょうと、お話いただきました。
限られた時間でしたが、大変有意義な会議となりました。
益城復興初市販売ボランティア事前学習
午後2時半より、益城町商工会にて、3月7日(土)・8日(日)の2日間、益城町木山にて開催される「”ふるさと再発見”益城復興 木山初市」の販売ボランティアに参加する生徒を対象とした事前学習会が行われました。1・2年生合わせて19名参加し、学校から距離はありましたが、バスや自転車などの手段を使って時間前には集合しました。
木山地区での「木山初市」は古くは江戸時代中期から開かれ、益城町商工会が主催して行う初市は今年で31回目を迎える歴史ある市ですが、熊本地震を受け、また新たに立ち上がろうという思いから、冠に「益城復興」が付くようになりました。今回の事前学習では、木山初市の歴史や推移、益城名物の「市だご」を中心にお話いただきました。
熊本地震後、仮設住宅で暮らす人々が、この初市に足を運ぶことで、久々に顔を合わせることができたという、「地域コミュニティ」としての役割を果たしているというお話がとても印象に残りました。SNSの進展により、顔を合わせずともコミュニケーションが取れるようになりました。「隣の住人がどんな人かもわからない」と、地域での人間関係が希薄になる中、この初市が果たす役割はとても大きいと感じました。今後もこの初市を継承していく必要があることを力強くお話しいただきました。
生徒代表謝辞では、地元でもある2年生の伊藤君が、初市や市だごの歴史などを学ばせてくれたことへの感謝と、当日の市を私たちの力で盛り上げていきたいという誓いを述べてくれました。他のメンバーも同じ思いで当日のボランティアに臨んでくれると思います。お近くにお立ち寄りの際はぜひ初市に足をお運びいただき、生徒たちへ声をかけていただければ幸いです。
●生徒が販売する「市だご」です。当日は大行列ができるほどの人気商品です。