☆食品科学科☆

2021年9月の記事一覧

【本渡校舎】カスタードシュークリーム

カスタードシュークリームを製造しました

カスタードもシュー生地も全て生徒が作りました

シュー生地は卵の熱凝固性と水蒸気の力で膨脹する力を利用します

実はけっこうコツがあります

まずは油脂と牛乳、水を入れ、火に掛け沸騰させて油脂をとかします

あんまり沸騰時間が長いと水分が飛びすぎますので要注意です

次に、薄力粉をドバッと一気に流し込み混ぜます

粉っけがなくなったら、火に掛け練り込んでいきます

鍋底に薄い膜ができるまで行います

次に、溶き卵を入れていきます

ここまで手早くやることもコツです

卵を入れたら、熱いうちにシュー生地を絞ります

上手に絞れています

焼き上がったものがこちら

この生地にカスタードとホイップクリームを混ぜ合わせたものを

詰めていきます

美味しそうにできたと思います

冷やして食べると更においしいですね

卵の科学的性質、シュー生地が膨脹する原理、シャー生地やカスタードクリーム

を作る技術

色んなことが学べた一日でした

 

 

 

【本渡校舎】食品化学の授業

食品科学科では食品化学という授業を学びます。

食品の栄養素などについて、化学的な目線から学ぶ科目です。

今日はその中で、パン製造と関わりの深いタンパク質「グルテン」の

抽出実験を行いました。

「グルテン」とはどんなタンパク質なのでしょうか。実験してみましょう。

まずは小麦粉に水を加えて団子作っていきます。

できた団子をぬるま湯に少しの間浸しておきます。

お次はそれを流水でもみ洗いしていきます。

でんぷんを洗い流していきます。

この操作を繰り返していくと・・・。

グルテンが出てきます。

これはまだ水分を含んでいますので、「湿グルテン」というものです。

これはパン製造に欠かせない存在のものです。

1年生は夏休みにパンを作ったので、「グルテン」がパンに及ぼす影響を

実感できたのではないかと思います。

 

 

【本渡校舎】ポン酢の製造

少しずつ涼しくなり、季節はもう秋を迎えています。

もうすぐお鍋が恋しい季節になりますね。

そんなわけで、毎年恒例甘夏ポン酢を生徒が製造しました。

市販のポン酢よりも甘夏の風味が効いており、爽やかですよ!

まずは昆布出汁をとります。

次に節類の出汁を取ります。

こんなにたくさんの昆布と節使います。

でもこれもおいしさの秘訣ですね。

この出汁に醤油、みりん、酢を加えて製造していきます。

写真は製品の最終検査をしているところです。真剣な眼差しで

チェックをしています。

このあと、最終殺菌を行い製品としてできあがります。

これらに表のラベル、情報表示ラベルを貼り付ければ製品として

完成です。

湯豆腐に最高ですよ!是非ご賞味ください。

【本渡校舎】空中落下菌の検出

空気中には多くの微生物が浮遊しています!

しかし、目に見えるわけではありません苦笑い

今回2年生は空気中にいる微生物をキャッチする授業をしましたほくそ笑む・ニヤリ

そのために、平板寒天培地を利用します3ツ星

培地とは微生物が快適に生活できるための栄養素、湿度などの条件がたくさん

整ったいわば「家」みたいなものです音楽

今は雑菌の繁殖は全く見当たりません

(オートクレーブという機械で事前に滅菌してあります。)

しかし、こうやってフタを開けて、空気中に少しの時間でもさらしておくと、

目には見えませんが微生物をキャッチできるのですピース

数日後に観察するとカビや細菌が発生するはずです!

変化があれば、また報告をしたいと思いますニヒヒ

【本渡校舎】ソーセージ製造実習

食品科学科ファンの皆様ご無沙汰しております。

久々の日記更新となります。

今回は食品科の名物!ソーセージの製造についてです。

3年生が実習したので紹介したいと思います。

まず、原料のもも肉をトリミングしていきます。余分な脂肪や筋等を

取り除きます。

そしてそれらをミンチにして、香辛料等と一緒に混ぜ合わせていきます。

冷蔵庫で香辛料等をしみこませていきます。「塩漬」という作業です。

数日後、これらをケーシングという袋に充てんしていきます。

なかなか体験できない事だと思います。

そして、これらを台車にかけていきます。

これらが乾燥、くん煙、ボイルという工程を経ると・・・

さらにソーセージ感が出てきます。

最後にこれを真空包装して、生徒は持ち帰りました。

おいしくできたことでしょう。