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【AS・AT】SSH特別講演会 / SSH Special Lecture
本日、シンガポールの南洋理工大学(NTU)の佐藤裕崇教授をお招きして、SSH特別講演会を実施しました。佐藤教授は世界で初めて、昆虫とコンピュータを融合した「サイボーグ昆虫」を開発した方です。NTUの機会航空学科にて研究室を開かれ、災害現場で人命を救うために「サイボーグ昆虫」を応用されています。
講演では、他で開発されている「飛行ロボット」と比較して「サイボーグ昆虫」にどのような利点があるかをはじめ、研究の経緯や内容について詳しくご紹介いただきました。壁に直面しても諦めず、様々な工夫や試行錯誤を重ねることの意義を、実体験を基に分かりやすくお話しいただきました。
研究のお話に加えて、ご勤務されている南洋理工大学やシンガポールについてもご紹介いただきました。シンガポールの安全面や暮らしやすさに始まり、他国の災害時にも真っ先に救助に向かうほど「災害救助」が重視されていること、NTUの学生の学ぶ姿勢や、学生同士で刺激し合い、良い雰囲気で研究に打ち込んでいる姿などを伺い、シンガポールや海外の大学の様子が少し身近になった気がしました。また、英語を使えるようになることで自分の可能性を広げられること、必ずいる「批判する人」を気にすることはないということ、スーパースターではなく「Niche」を目指すことの意義などについてもお話しいただきました。
長時間の講演でしたが、生徒たちはそれぞれの進路希望と重ねあわせ、メモをとりながら真剣な眼差しで講演を聴いていました。文系・理系問わず、探究活動を行っている全ての生徒の学びとなり、将来につながる貴重な100分となったのではないかと思います。佐藤先生、本当にありがとうございました。
Today, we invited Professor Hirotaka Sato of Nanyang Technological University (NTU), Singapore, to deliver the SSH Special Lecture. Professor Sato is the world's first developer of "cyborg insects," a fusion of insects and computers, and has opened a laboratory at NTU, where he is applying "cyborg insects" to save lives at disaster sites.
In his lecture, he explained in detail the background and content of his research, including the advantages of "cyborg insects" compared to some flying robots being developed elsewhere. Based on his own research experience, he told students the significance of not giving up when faced with obstacles, and of making various innovations and trial-and-error attempts.
He also introduced us to Singapore and what NTU is like. He talked about how safe and comfortable it is to live there, and the importance the country places on disaster rescue, which he has devoted himself to. He also told us about the eagerness which NTU students have in learning. After listening to him, we felt Singapore and the students’ lives to be more familiar. Later in his lecture, he said that the capability of English can expand our possibilities. He also told us not to worry about the "naysayers," who always complain or object to what we do. In his words, we can aim for a “niche" rather than becoming a superstar.
Students were engaged in his unique and outstanding lecture, taking notes busily. It was an unforgettable 100 minutes for all students and us teachers, to learn and think about how to expand their own possibilities.
【科学部】環境DNA分析、始めました
科学部ホタル班は、自分たちが考案した保護施設を利用した保護活動に取り組んでいます。
次年度から天草各地に保護施設を設置する予定ですが、その効果の検証も重要な研究活動の一つです。
そこで環境DNA分析を行うことにしました。
本日は分析用の試料を採水しました。
今後、採水した水からDNAが取り出せるか実験し、検証の材料としていきます。
忙しくて大変ですが、一生懸命やっている生徒の姿から保護に対する思いが伝わってきました。
【科学部】佐藤教授(南洋理工大学)とのディスカッション
シンガポールの南洋理工大学で昆虫サイボーグを活用した人命救助の研究をされておられる佐藤教授と科学部がディスカッションを行いました。
科学部の研究発表に対して、熱く指導していただきました。
生徒たちはまだまだ自分の研究が不十分なことに気づき、ディスカッション後には改善策を考えていました。
今後の研究に生かしてくれると思います。
佐藤先生、ご多用な中ありがとうございました。
【ASⅡ】超集中(?)の2時間 / Two weeks to go!
今日はARP探究成果発表会前の最後の授業時間ということで、どの班も1秒も無駄にしないよう、必死に研究を進めたりデータをまとめたりしています。英語の発表を控えている「化石班」は、助っ人William先生とディスカッションしながら、英語の発表スライドと原稿を手直ししています。「魚糞」班は、加熱していない魚糞を肥料にして育てているアマモの瓶中の水のPHを計測しているところです(今日のPHは8.2とのこと。今後、アルカリ化が進んでアマモが枯れていくという予想)。「走り」班はドローンを手に、これから外に飛び出します!
物理室にもうかがいしました。「テトラポッド」班は水槽を使って実験中です。青い装置は「力学台車」といい、バネの伸びで力を測り、計算で振れ幅(波の振幅)を求めるそうです。「ししおどし」班が制作中なのは「ししおどし3号(バネなしバージョン)」。ペットボトルの軌道を確認しながら、川での使用に耐えうるボディに仕上げていっています。両班とも楽しそうなこと!
先生方もあちこちの班で、生徒たちの研究に対して愛のある「つっこみ」をしています。化石班では、「コロニーの判定を80%にした、その数字の根拠は?」との指摘。魚糞班では、「アルカリ化の原因を魚糞と特定する根拠は? アマモは、どの部分から、どのように枯れていく?」という問いかけ。「何となく」や「多分これくらい」のような「感覚」で研究を進めてしまうと、より説得力のある考察から遠ざかってしまいかねません。なぜこの方法で実験をするのか? 対照実験は必要ないのか? その結論に至る根拠はどこにあるのか? 他の可能性はないのか? 数値を集めようと必死になるあまり大切なことを見落としていないか、時に立ち止まって考えることも大事なのかもしれませんね。
さぁ、3月になりました。ASⅡのみんなが主役の成果発表会まで約2週間。今週は高校入試期間となり、登校して研究を進めることが難しくなってきます。各班、工夫が必要そうですね! この2週間を最大限活用して発表会を成功させましょう!!
Today is the last ASⅡ class period before the ARP presentation, and all the groups are working so hard to compile their research and data. The "Fossil Group," which is preparing to give a presentation in English, is discussing and editing their English presentation slides and manuscript with William-sensei. The "Fish Manure" group is measuring the PH of the water in the eelgrass jars. They are growing eelgrass using unheated fish waste as fertilizer, and expecting that the water will become more alkalized and the eelgrass will die off in the future. The "Arm Swingers" are about to head outside, drone in hand!
We also visited the physics room to see two groups. The "Tetrapod" group is doing experiments in a water tank. They’re using a blue cart which measures the force by the extension of the spring and calculates the amplitude of the swing (amplitude of the wave). The "Electromagnetic Induction" group is currently working on the "No.3 Shishi-Oshi (version without spring). While checking the trajectory of the PET bottles, they are working on a body that can withstand use in the river. Both groups seemed to be having fun!
Teachers are also helping the students by asking some questions. In the fossil group, one teacher asked, "You gave 80% for the colony, but where is the proof?" The fish manure group was asked, "What is the basis for identifying fish feces as the cause of alkalinization? Which part of the eelgrass dies first and how?"
If we proceed with our research based on feelings without clear reasons or proof, we may be getting away from more convincing considerations. Why are we conducting the experiment in this way? Don’t we need some control experiments? What is the basis for reaching this conclusion? Are there any other possibilities? Even when we are in a rush, we may need to stop and think once in a while to see whether or not we have overlooked something important.
It’s already March, and we are about two weeks away from the ARP presentation. Since there will be high school entrance examinations this week, it is hard for them to come to school to conduct their research. Let's make the most of these two weeks and make the presentation a success!
【ASⅠ】プレゼンテーション講演会
2月27日(火)、生徒のプレゼンテーション能力の向上を目的として、
プレゼンテーション講演会が開催されました。
講師に日本マイクロソフト株式会社業務執行役員・エバンジェリストの西脇資哲様を迎え、
「プレゼンテーションの極意」と題してご講演をいただきました。
人生においてプレゼンテーションがいかに重要か、どのように見せれば効果的なプレゼンテーションになるか、など
多くのことを学ばせていただきました。
質疑応答の時間には生徒の質問が途切れることなく続き、さらに多くの知見を得ることができました。
今回の講演会で学んだことを、3月のARP探究成果発表会のみならず、今後の人生においても活かしていきたいですね。