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【カヌー部】ヤマハ熊本プロダクツ株式会社様から艇の寄贈していただきました

8月20日(木)

 

 被災し、多くの艇が使用不可になった現状だったカヌー部に、ヤマハ熊本プロダクツ株式会社様からカナディアン艇の寄贈をしていただきました。この艇は2015年に和歌山県で開催された「紀の国わかやま国体」に出場された社員の方が使用されていたものだそうです。国体出場経験のある大事な艇を寄贈していただきました。大事に球磨川で乗っていきたいと思います。

 他にもたくさんの方々から物資のご支援をいただいています。感謝してもしきれません。応援の言葉、ご厚意に恥じないよう、日々の練習に全力で取り組んでいきたいと思います。まだ体力も取り戻せてはいませんが、一日一日を大事にし、一歩一歩前進していきたいと思います。ありがとうございました。

 

ヤマハ熊本プロダクツ株式会社様のHPにも載せていただいています。

http://www.y-k-p.co.jp/page134.html

 

寄贈していただいた艇はさっそく使わせていただいていますキラキラ

【カヌー部】高校総体代替大会

8月1日(土)

 

 先週とは打ってかわって、晴天の中、菱刈カヌー場にて熊本県高校総体代替大会が開催されました。人吉高校の校長先生によるお話に始まり、選手宣誓が行われました。

 午前にシングルの予選が行われ、午後にはジングル決勝、ペア、フォアのレースが行われました。約1ヶ月ろくに練習もできなかった中での大会でしたが、レース前の生徒たちの顔には、カヌーができて嬉しいという気持ちが見て取れました。レース前に「よろしくお願いします!」と行って、本部の前を通り、スタートに向かう姿には3年間の集大成が表れていたような気がします。

下レース前、艇に乗り込む様子

下レース前のスタートに向かう様子

下レース後、清々しい表情で帰ってきたカナディアンフォア(山本、川原、橋口、榎田)

下やりきった表情のカナディアンフォア(嘉悦、林、久保、中武)

下レース後、肩を組み合うペアである二人(山本、榎田)

下共に練習を頑張ってきた人高のフォアのメンバーを抱き合う様子

 3年間共に練習を頑張ってきた人高生は「ライバルであり仲間である」という言葉が表された行動だと感じ取れました。

 

結果としては、

カヤックシングル  3位 田山龍弥(3MB)

カヤックペア    3位 田山龍弥(3MB) 福永駿人(3E)

カヤックフォア   2位 田山龍弥(3MB) 津曲涼(3MB) 福永駿人(3E) 中村航太(3C)

カナディアンシングル1位 山本真太郎(3MA)

          2位 榎田幸之助(3MA)

カナディアンペア  1位 榎田幸之助(3MA) 山本真太郎(3MA)

          2位 川原陸(3C) 橋口大夢(3C)

カナディアンフォア 1位 榎田幸之助(3MA) 山本真太郎(3MA) 川原陸(3C) 橋口大夢(3C)

          2位 久保貴大(3MB) 林大輝(3E) 中武英寿(3C) 嘉悦音響(2MB)

 男子総合2位 でした。人吉高校に1点差で、とても悔しいです!来年リベンジしたいと思いますピース

 

下大会終了後の球磨工カヌー部の集合写真

下人吉高校と共に人吉球磨カヌー部としての集合写真

  人吉に到着後、毎年恒例の3年生からの話を頂く会が設けられました。3年生から1・2年生に向けて激励、応援してくださった方々、保護者、顧問に対しての感謝の気持ちについて、時には涙あり、時には笑いあり、各々の話をしてくれました。

 コロナウイルス感染症による休校に始まり、令和2年7月豪雨による水害、思うように練習が出来ない日々が続き、自分の力を最大限に出し切れたかと言われるとそうでもない部員もいるとは思います。しかし、レースが終わった直後、「カヌー部でよかった!」という声が聞こえてきました。その声には、3年間カヌー部の練習を乗り越えてきた今できる自分の最大限を存分に発揮できたという気持ちがこもっていたように感じました。

 このような形での開催となってしまいましたが、部員の表情を見ていると、このような形でも開催できてよかったと心の底から思いました。

たくさんの感動をありがとう!笑顔をありがとうキラキラ

これからも「心は一つ。球磨工カヌー部」!!3ツ星

【カヌー部】代替大会延期

7月26日(日)

 大会前日の夜から強い雨が降っており、当日の朝になっても止むことがありませんでした。予定していた9時半には競技開始が難しいと判断され、翌週の8月1日(土)に延期をなりました。

 全員集合し、延期の報告と、大瀬先生(人吉高校顧問)、中島先生の気持ちのこもった話を聞きました。中には、涙を流す生徒もいました。様々な思いを胸に、8月1日(土)の代替大会に向けて気持ちを切らさず、進んでいきましょう。

【カヌー部】代替大会前の菱刈カヌー競技場での練習

7月25日(土)

代替大会前日、現地で菱刈カヌー競技場で少しの練習をさせていただきました。

球磨川でも少し練習をしましたが、やはり違う場所での練習は気分転換になったようです。生徒のたくさんの笑顔が見られました3ツ星

黄昏れながらも思い思いに練習をしていました花丸

 

 

 

【カヌー部】代替大会前の少しの練習

 22日(水)に災害後初めて変わり果てた球磨川に、艇を下ろし、23日に2時間程、代替大会に向けて、少しの練習をしました。まだ球磨川の水も濁っていました。艇の数も足りていないので、乗り継ぎながらの練習になりました。

 この状況でも生徒は笑顔で頑張っていました花丸

 これまで約3週間の間、人吉高校と共に手を取り合って、復旧活動を行ってきました。今までの練習でも、共に頑張ってきました。

 熊本日日新聞さんの取材で、主将の榎田幸之甫(3MA)が「人高は切磋琢磨するライバルだけど、共に被災を乗り越え、レースを思いっきり楽しみたい」と答えていました。共にレースを楽しめたらいいなと思います!代替大会に向けて頑張ろうピース

 

【カヌー部】令和2年7月豪雨での水害(7月11日)

7月11日(土)

 球磨川が再度、氾濫危険水域に達していたため、生徒の作業は休みにし、顧問とOB等で隣の民家にずっと置かせていただいていた使用不可の艇を引き上げました。

民家の駐車場に置かせていただいていた様子(7月8日の写真)

 この日以降は使える艇、使えない艇の選別や、周りの民家の手伝いをしてきました。その間、様々なメディアやこの地区の便覧に載せていただいたりしました。高校生の力はすさまじく、毎日感謝の言葉を頂いてきました。

 地域の方々も25・26日に代替大会を控えていることをご存じで、気を使ってくださり、「ここまででいいよ。ありがとう。大会がんばってね。」等の言葉をいただきました。21日からは代替大会に向けて、泥まみれになった船の洗浄や、無くなった部品の補充、そして船の調整などを行いました。

【カヌー部】令和2年7月豪雨での水害(7月8日)

7月8日(水)

 施設にあったものを全て外に出し、外に出していたゴミもトラックで運び出し、処分しました。随分とすっきりした状態になりました。

 泥かきや、物を運び出すのと平行に艇の洗浄もいました。

 水はパドルの先よりも上、奧の部屋の前の壁に飾られている自画像の少ししたまで水はあがっていました。艇庫は、2m50cm浸水していました。

 艇庫の作業と同時に、艇庫周辺の民家の手伝いをしていました。80代のおじいちゃんの一人暮らしのお宅をお手伝いしました。膝が悪く思い通りに片付けられず、途方に暮れていたそうです。「とても助かった」と涙ながらに話してくださいました。

 

 

【カヌー部】令和2年7月豪雨での水害(7月7日)

7月7日(火)

 生徒、保護者、OB、顧問の総勢40名ほどで本格的な作業を開始しました。前日は、10名ほどで作業を行っていたので、それに比べると驚くほどに進歩しました。

 泥を全てかき出し、施設向かって右側にあった廃棄物を全て外に出すことができました。何よりも、施設の床が一気に見えたことにとてつもない進歩が見て取れました。人手が多いとここまで進むことに感動しました。

【カヌー部】令和2年7月豪雨での水害(7月6日)

7月6日(月)

 まだ雨が予断を許さない状況でしたが、10人程度で、使えそうな艇を近くの公園に運び出しながら、足が埋まるほどの泥をかき出す作業を行いました。

 艇は、複雑に絡み合っていて、艇の中にも泥と水が入っており、1つの艇を引き出すのに気力と普段艇を持ち上げる以上の腕力がいる状態でした。

半分程の艇を運び出した時の写真です。

 下の泥かきも終わりが見えない進行状態でした。泥の中には施設にあったものや、流木などの様々なものが混じっているせいで、上手くかき出すことが出来ず、1つ1つ泥の中から手で引き上げていく作業と平行しながら、泥をかいていきました。目視でも全然進行した気にならない状況でした。

これでも頑張って泥をかき出した後の状態です。

艇庫奧にあるトイレ付近の状態です。

泥を運ぶ様子です。

 そして、座る場所もないため、休憩なしの作業になり、かなりの疲労が溜まっていく状態でした。