カテゴリ:生物部

第64回 熊本県高等学校生徒理科研究発表会(生物部門)

 10月20日(日)、崇城大学にて生徒理科研究発表会がありました。本校生物部は今年も生物部門で発表を行いました。


 本校の研究テーマは「里山における動物による排水管の利用」でした。
 発表要旨はこちらをご覧ください。
H25_生徒理科研究発表会_御船高校_要旨.pdf

 昨年に引き続き、御船高校近くにある辺田見山を舞台とするセンサーカメラを利用した研究でした。約10ヶ月に渡る調査でしたが、結果のまとめ、考察、発表準備、練習など、生徒達は頑張って取り組んでくれました。

 結果は「優秀賞」をいただきました。この発表内容については、11月2日(土)の龍鳳祭でも展示したいと思います。

 今年の生物部門は、17点の発表が行われる長丁場でしたが、生徒達は自分達の発表だけでなく、他校の研究発表もよく聴いていたと思います。この経験を活かして、来年はもっと素晴らしい研究発表ができるよう頑張って欲しいです。







サツマイモを試食

生物部の畑ではサツマイモを育てています。
秋も深まり、そろそろ収穫に時期が迫ってきているだろうということで、今日試しに1つだけ掘ってみました。



少し小振りな気もしますが、なかなか立派なイモができていました!

本当はこの後、1週間ほど置いておくことで甘味が増すのですが、今回は「お試し」ということで、早速調理して食べてみました。



適当な大きさに切って、砂糖をからめながら油で炒めます。



大学芋の完成です!
生物部のみんなで美味しくいただきました。

今回は試しに掘っただけですが、本格的な収穫は10月後半、文化祭の前を予定してます。
文化祭では、立派に育った生物部のサツマイモを披露したいものです。

夏休み校外活動 in 天草

 夏休みを利用して、生物部は天草方面に行ってきました。
 朝から学校を出発し、まず最初は三角西港に到着。


三角西港

 ここはスナメリ(小型のクジラの仲間)が観察できる有名なスポットです。
 遠くで泳ぐスナメリが見えないかと双眼鏡で探しましたが、時間帯等の問題なのか、残念ながらスナメリを観察することはできませんでした。

 その後、三角西港からすぐの1号橋を渡って天草に上陸。大矢野島をこえて天草上島の姫戸方面に向かいました。目的は姫戸にある権現山の鍾乳洞です。
 ここは初心者にも優しい構造の洞窟になっており、中ではコウモリなど洞窟性生物が観察できます。


権現山鍾乳洞

 初めて鍾乳洞に入るという生徒も多く、夏場でもひんやりと涼しい洞窟内や、休んでいるコウモリなどに一喜一憂していました。中でライトを消すと、すべての光がなくなって完全な暗闇に包まれるという状況も体験し、貴重な時間になったと思います。

 鍾乳洞から出た後は、同じく姫戸にある白嶽森林公園内の白嶽湿地に行きました。ここは天草でも有名な湿地帯で、「日本一小さなトンボ」であるハッチョウトンボをはじめ、多種多様な生物を観察することができます。


白嶽湿地

 有名なハッチョウトンボは見つけることができませんでしたが、キイトトンボなどのトンボ類、ヤマアカガエル、アカハライモリ、ニホントカゲ、ニホンカナヘビなどの両生類・爬虫類を中心に、多くの生物を観察することができました。

 最後に、松島の永浦干潟に寄りました。


永浦干潟

 ここはハクセンシオマネキの生息地として非常に有名です。ちょうど干潮の時間帯だったこともあり、たくさんのハクセンシオマネキを観察することができました。


ハクセンシオマネキ

 近付くとすぐに泥の穴の中に隠れてしまいますが、ちょっと待っていると出てきて、大きなハサミを降りはじめます。

 朝からいくつもの場所をまわって、学校に戻ってくる頃には生徒も(先生も)ぐったり疲れていましたが、天気も良く、普段の活動ではできない体験ができたのではないかと思います。


※「生物部 出会った生き物」にハクセンシオマネキを追加しました

カボチャを試食

 ただいま生物部の畑では、サツマイモ、カボチャ、ソバを育てています。
 その内、カボチャがいい感じに育ってきたようなので、試しにちょっとだけ収穫しました。



 時間帯もちょうどお腹の空いてくるお昼頃ということで、収穫したカボチャを調理して食べることにしました。



 薄く切って、天ぷらにします。



 料理大好き化学のM先生の指導の下、衣サクサクの天ぷらが完成。



 試しに収穫したカボチャでしたが、美味しく食べることができました。また、事務室にもお裾分けしたところ、ご好評いただいたようです。

 カボチャはまだまだ実ができているので、次はどんな形で食べようか・・・・・・いや、どのような方法で味覚を用いた収穫物調査をしようか、生物部一同考えているところです。

アカガエルの産卵調査

 今の時期、ため池などにアカガエル(ニホンアカガエル、ヤマアカガエル)が産卵します。
 というわけで、御船高校の近くにあるため池に観察に出かけました。


辺田見にあるため池、落ちないように・・・。

ヤマアカガエルの卵塊です。

しばらく探すとニホンアカガエルの成体を発見。

ヒキガエルもたくさんいました。


 アカガエルは現在、全国的に減少しているカエルです。こうして卵塊を発見することで、改めて御船の自然の豊かさが確認できました。

クロツラヘラサギを見に行きました

 熊本県には冬になると、世界的にも希少なクロツラヘラサギという鳥が渡ってきます。しかし、生徒も顧問も見たことがないというわけで、12月23日、白川河口に探しに行きました。
 希少な鳥なので、なかなか見つからないかと長期戦を覚悟していましたが、意外とあっさり集団を見つけてしまい、その後は冬の水鳥観察会になりました。
 こうやって外に出て、希少な生物を探すのは楽しいですね。


干潟でえさを探していた

特徴的なヘラ状のくちばし

しばらくすると、飛び立っていった

第63回 熊本県高等学校生徒理科研究発表会(生物部門)

 生物部は昨年からずっと、学校近くにある辺田見山でセンサーカメラを使った哺乳類の調査を行ってきたのですが、その研究成果を、10月21日(日)に第一高校で開催された生徒理科研究発表会で発表してきました。

 研究タイトルは「御船町辺田見山における自動撮影装置を用いた哺乳類の生息調査」です。詳しくはこちらの研究の要旨をご覧ください。
H24_生徒理科研究発表会_御船高校_要旨.pdf

 発表に向けて、生徒たちは調査結果をまとめたり、発表用パワーポイントを作ったり、一生懸命準備をしてきました。
 10月に入ってからは、文化祭の準備と並行しての作業となりましたが、毎日遅くまで発表の練習をするなど、気合い十分で挑みました。

 その結果、見事に「生物部会長賞」をいただくことができました。残念ながら上位3校に入ることは叶いませんでしたが、自分達の成果が認められたことで、生徒たちはみんな満足そうな顔をしていました。

 また、他の学校の発表も聞くことができ、これからの生物部にとって良い刺激になったと思います。


 
 
 

荒尾干潟のムツゴロウ

 8月18日、生物部のみんなで荒尾干潟まで行ってきました。目的は、有明海の固有生物としてお馴染みのムツゴロウです。
 炎天下の中、目をこらして干潟を見てみると・・・いました!ムツゴロウです。(小さいトビハゼもいました。)
 生徒達はムツゴロウを探したり、カニを探したり、水鳥を見たり、思い思いに干潟を楽しんでいました。普段なかなか学校周辺から外に出ることがないので、とても貴重な機会となりました。

 
 

くまもとの外来生物 高校生シンポジウム

 6月15日(金)~8月31日(金)の期間、松橋収蔵庫にて「くまもとの外来生物」という企画展示が行われています。その一環で、7月28日(土)に高校生を対象とした外来生物シンポジウムが開催されました。

 シンポジウムには第二高校、八代高校など、外来生物に関する研究をしている生物部が主に参加しており、御船高校もアライグマ撮影の件で一緒に参加させていただきました。

 外来生物に関する講演、グループ討論などが行われ、外来生物問題について考える良い時間になったと思います。
 他校の生徒との交流もあり、他校の生物部の活動のようすを知ることもできました。また、各校の研究発表もあり、本校生物部も辺田見山の動物調査とアライグマについて発表しました。

 終了後は、普段は見ることのできない松橋収蔵庫のバックヤードを見学させてもらい、貴重な体験ができました。

 グループ討論

 外来生物に関する説明

 アライグマについて発表

アライグマを熊本県内で初確認

 本校の生物部では昨年より御船町の動物相調査(どんな動物が生息しているか?という調査)を行っています。
 その一環として、赤外線センサーカメラによる哺乳類の撮影をしているのですが、3月3日、この生物部のカメラで外来種のアライグマが撮影されました。



2012年3月3日撮影


 アライグマは、元々アメリカに生息する哺乳類なのですが、ペットとして日本に入ってきたものが逃げだし、現在日本各地で野生化しています。日本の生態系に影響を与えることは勿論、農作物被害も深刻で、とても大きな問題になっています。

 九州でも、大分県や福岡県などで定着(その土地で繁殖する)が確認されており、熊本県にもすでに侵入していると考えられていましたが、決定的な確認報告はまだありませんでした。よって、今回生物部が撮影したアライグマは、熊本県内で初確認となります。



2012年3月3日撮影


 これらは連続して撮影された写真です。タヌキに似ていますが、尾のしま模様はアライグマ特有のものです。また、写真のように後ろ足で立ち上がることも特徴の一つです。

 今回の発見が単発的なものなのか、それともすでに県内で完全に定着しているのかは分かりませんが、確認された以上は熊本県としても対策を立てることが出来るでしょうから、決して嬉しい発見ではないものの、早い段階で確認することが出来て良かったと思います。

 生物部では、今後も御船町の動物相調査を続けていくと共に、アライグマの動向にも注意していきたいと考えています。