校長ブログ

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下校と大雨が重なってしまいました!

今日は木曜日。1年から3年までの特進クラスは7時間、それ以外のクラスは6時間授業です。6時間目が終了し、3時50分頃、生徒たちは放課になり下校しますが、そのタイミングで大雨が降り始めました。教室に戻すこともできず、豪雨の中の下校となってしまいました。朝から早目の下校検討や近隣校への問合せなど、本日の天気には危機意識を持っていたつもりでしたが、申し訳ないことに一番雨が強い中での下校となり生徒たちを非常に混乱させてしまいました。

傘は全く役に立たず、ずぶ濡れになりながら歩行、また大雨の中でのバイク、自転車の運転など健康面、安全面においても最悪の事態を招いてしまいました。もう少し、状況判断をしっかりとした中で生徒管理をしなければならないと深く反省した次第です。生徒たちが無事に帰宅し、体調不良もなく、明日元気に登校してくれることを願っています。

まだ、梅雨に入ったばかりです。今後も豪雨や台風等、現在のコロナウイルス感染症に加え、生徒たちの安全を脅かすような事態が発生することが予想されますので、しっかりとした危機意識を持って教育活動に当たらなけらばならないと痛感しました。

 

ボランティアに多くの生徒が集まりました!

中間考査最終日。年度最初の定期考査が無事終了し、生徒たちもホッとしていることと思います。この最終日にボランティア委員会が校内外の清掃活動を企画し、全校生徒に呼びかけを行っていました。何人位集まるのかなあと思っていたところ、何と150名弱の生徒が集まってくれました。全体から見ると3分の1以上の生徒が参加してくれたことになります。

ボランティア活動に参加しようというような「心」を持った生徒がこれだけ多くいることを大変うれしく思うと同時に、生徒たちのやる気の引き出し方次第では、本校にさらなる可能性、伸びる力があることを強く感じたところです。このような「心」を持ち合わせた生徒は現在、スクール・ミッションに育てたい生徒像として盛り込もうと考えている「社会人としての基礎力や主体的に学び、課題解決ができる力を身に着けた人材や地域の発展に貢献、活躍できるリーダー」になり得る生徒ではないかと思います。

日頃の生活の中でも早朝から清掃活動や挨拶運動に取組んでくれている生徒も多数おり、本校生徒の素晴らしさを積極的に発信することも私の校長としての使命であると思っています。

  

  

  

今年度第1回目の学校運営協議会を開催しました!

昨日から中間考査が始まり、1年生は高校に入学して初めての定期考査となります。高校生活をメリハリのあるものにするためにも定期考査に向けてはしっかりと取組んで欲しいと思います。また、運動部活動生は県高校総体の開催を控えており、特に先行開催競技では今週の土曜日から大会が開催されるため、勉強と試合に向けた調整と両方に余念がないことと思います。残念ながら大会は無観客開催となり、せめて保護者には見て欲しかったとの思いはありますが、このような状況下で大会開催を優先すれば致し方ないと思わなければなりません。

さて、本校では本日、本年度第1回目の学校運営協議会を開催しました。同窓会、保護者を含む学校関係者と地域の機関・団体の代表者からなる協議会で昨年7月に発足し、3つの専門委員会も作り、「学校魅力化」について協議を進めて来ました。本年度も昨年度に引き続き菊池市教育委員会の渡邉和博教育長に会長、また、県商工会会長もお務めの市商工会の笠愛一郎会長に副会長にご就任いただき大変心強く協議会がスタートし、早速、熱心にご協議いただきました。

本年度は昨年から協議を重ねてきた「学校魅力化」をしっかりとした「形」とし、中学3年生や保護者、地域の皆様方に積極的に発信し、一人でも多くの受検生が菊池高校を受験してくれる「選ばれる菊池高校」にしたいと思っています。

育友会新執行部がスタートしました!

昨日、残念ながら書面ではありましたが、全会一致で議決された令和3年度の育友会新執行部の第1回役員会がありました。今年度から組織改編も行われ、新会長のもとより充実した育友会活動が行われるものと期待しています。私も昨年、菊池高校に赴任し、学校行事、ボランティア活動、生徒指導、部活動支援、広報活動など多岐にわたる教育活動で多大なご支援をいただき、大変心強く、感謝しているところです。コロナ禍ではありましたが、学校と二人三脚で生徒を育んでいただいています。

ここで、本校の育友会活動を簡単に紹介します。育友会には総務厚生委員会による、菊翔祭文化の部(文化祭)における食品・物品バザー、地域ボランティア活動である「城山の日」の清掃活動、ハーフマラソン大会でのだご入り豚汁の提供、広報委員会による広報誌「大椋」の年3回の発行、育友会林委員会による育友会が所有する林の保全活動、この育友会林活動は生徒たちへの教育活動にも取り入れています。これらに加え、学年委員会や部活動振興のための体育文化振興委員会の活動も行っていただいおり、会員の皆様方も全員が1人1役活動として何らかの活動に参加していただいております。

このような活動に支えられながら、有意義な教育活動が成り立っており、本当にありがたく思っています。

 

コロナ不安の広がりを感じます!

県内のコロナウイルス感染拡大を受け、保護者の皆様方のコロナ不安が広がっているように感じます。無理もないことだと思います。変異種等も発生し、感染力も増し、若年層への感染も増え、予断を許さない状況になっています。いつ何時、どの学校から感染者が出てもおかしくありません。

コロナ感染症等の危機に直面する事態では、憶測やうわさに惑わされがちになり、過剰に反応したり、必要以上に用心したりするような状況に陥ることがままあります。そこで保護者の皆様方に対し、伝えなければならない情報を正確にいち早く提供することが大切であると考えています。

学校はどこよりも安心安全が確保された場所でなければなりません。「空振りは許されるが、見逃しは許されない。」ということを念頭に置いて、状況に応じて、県教育委員会や学校医の先生、保健所等専門的な立場の方々のお力もお借りしながら適切な対応をしなければならないと肝に銘じています。

来週は中間考査、その後には県高校総体や総文祭も控え、生徒たちのとっては非常に大切な時期ですが、安心して登校することができるよう全力で対応していきたいと思っています。

 

夏に向けた大きな弾みとなりました!

5月8日(土)と9日(日)に延期になっていた城北地区高等学校春季大会が藤崎台球場で開催されました。8日(土)の相手は有明高校。有明高校には昨年の代替大会と全国選抜に繋がる秋の県予選で対戦し、両試合ともコールド負けを喫している因縁の相手でした。初回裏に2点を先制され、嫌な展開になったと昨年度の試合のことが頭を過りましたが、その後、先発の3年生岩政君が力投し相手打線に追加点を許さず、4回に同点に追いつき2対2のまま延長戦に突入する緊迫した好ゲームとなりました。延長11回、3年生の志水君の3塁打から相手投手のボークにより1点を加点し、その裏これを守り切り延長11回3対2で見事勝利し、ベスト4進出を果たしました。

次の日、NHK旗出場を賭けて専大玉名高校と対戦しました。専大玉名も甲子園出場経験のある強豪校。3点を先制される嫌な展開でしたが、途中、本校が4点を得点し、4対3とリードする素晴らしい試合となりました。終盤、専大玉名に3点を加点され、6対4となりましたが、本校も9回裏2アウト満塁一打同点のチャンスまで相手チームを追い詰めましたが残念ながらそのまま試合終了。この試合も前日同様とても引き締まった好ゲームでヒット数は本校が11本で相手を上回る状況でした。

強豪校を相手にしたこの2試合は冬場の厳しいトレーニングを乗り越えた選手にとって、とても自信となり夏の大会に向けた大きな弾みとなる2試合だったと思います。今週土曜日に城北地区からのNHK旗への出場枠3校目を賭けて阿蘇中央高校と対戦します。しっかり出場権を勝ち取りさらなる自信として欲しいと願っています。

世界を体感する絶好の機会でした!

ゴールデンウィーク明けの5月6日、快晴。今日は本校正門前を2020東京オリンピックの聖火リレーが走りました。この聖火リレーは古代オリンピックの聖地であるオリンピアの遺跡であるヘラ神殿前で採火された炎をギリシャ国内と開催国内をリレーによって開会式までつなぐものです。オリンピックのシンボルである聖火を掲げることにより、「平和・団結・友愛」といったオリンピックの理想を体現し、開催国全体にオリンピックムーブメントを広げるものです。

1964年の東京オリンピックから57年ぶりにその聖火が県内を駆け抜けていきます。しかも本校の正門前を走って行くという何とも劇的なことが、本日、素晴らしい快晴の中で実現しました。このようなコロナ禍ではありますが、菊池市では予定通り公道でのリレーが実施され、観覧することが許されましたので「世界を体験する絶好の機会」であると思い、全校生徒で自由観覧しました。

車列の規模や沿道の雰囲気などを見て、世界最大規模のスポーツの祭典が70数日後に日本で開催されるということに思いを馳せ、世界を体感してくれたら嬉しく思います。このような状況下でのオリンピック開催については賛否あることは承知していますが、生徒たちの心に今日の聖火リレーが人生の思い出として心に残ることを期待しています。

このような経験が菊池高校からグローバル人材の育成に繋がればと思っています。

  

  

我慢のゴールデンウィークになりました!

昨日からゴールデンウイークが始まり、明日からは5連休となります。大会や練習試合などを見学に行くことを楽しみにしていましたが全て中止。何の楽しみもないステイホームのゴールデンウイークになりそうです。本来ならこのゴールデンウィークは県総体、総文祭前に向けて実践的な経験を積むとても大切な期間だと思います。このようにスポーツ活動や文化活動が次々と中止や延期となり生徒たちのモチベーションがとても心配です。しかし、これだけ感染が拡大すると致し方なく、どうしようもない無力感に陥ってしまいます。

この我慢のゴールデンウィークが功を奏し、感染が収まり県総体・総文祭の中止だけは何としても回避できることを願って止みません。5月5日と6日には本県で東京オリンピックの聖火リレーも実施され、6日には本校の正門前を聖火が走ります。このような状況下ですが、57年ぶりの聖火を全校生徒で見学したいと思っています。私は2年前、担当部署に勤務していた関係で同じ日(昨年行われていれば6日と7日)に県内のリレーコースを全て下見して回りました。1年後にオリンピックの聖火が来るのかとワクワクしたことを覚えています。その時はこのような状況になるとは夢にも思いませんでした。

このオリンピックも何とも言えない状況になってきましたが、スポーツや文化の力で少しでの学校や社会に元気と活力が出ることを期待しています。

 

 

 

県内の練習試合もできなくなりました!

昨日、ゴールデンウィーク中に県内の高校との練習試合を実施する際の保護者への同意の取り方や事前の注意事項等、顧問の先生から相談を受けました。県内での練習試合は禁止されていないので、そんなに神経質にならなくてもとの思いもありましたが、生徒や保護者がより安心した気持で安全に練習試合を実施したいとの顧問の先生の思いを受け、念には念を入れた実施の仕方を考え、一定の方向性を決め、全部活動に周知しようと思っていました。

ところが、本日、県教育委員会から「部活動における連休中の県内での練習試合等について」という通知文が届きました。『本県は現在、国の「ステージ3」の段階に入ったと判断され、更なる感染拡大防止対策の徹底が必要であり、特に人流が増加する連休中の対策が重要である。』とのことからの措置です。ここで感染が拡大し、本番の総体・総文祭が中止となっては元も子もありません。生徒たちには申し訳ない気持ちで一杯ですが、辛抱して校内でできる活動を精一杯頑張って欲しいと思います。この困難に打ち勝ってこそ、明るい未来があると信じるしかありません。

本来なら明日も阿蘇・菊鹿地区体育大会でしたが中止。これ以上感染が拡大せず、終息に向かうことを願うばかりです。

今週はゴールデンウィークに突入します!

4月も最終週、木曜日からはゴールデンウィークに突入します。今日は週の始まりでしたので職員朝会をし、そこで、3点話をしました。まず1点目はコロナウイルス感染症についてです。県内でも感染拡大傾向にあり、学校でのクラスターも発生しています。本校も昨年12月の経験がありますので、まずは水際対策としてウイルスを校内に入れない。登校前の健康観察をしっかり行い、体調不良者は登校しないことの徹底。また、感染防止として3密はもちろん、マスクなしでの話はせず、こまめな手指消毒をお願いし、「感染しない。させない。」を再度確認しました。

次に年度始めからの初期指導がきちんと徹底しているか。年度当初から初期指導により菊池高校生としてのあるべき姿をしっかりと意識できているか、確認をお願いし、できていないことについては再度徹底をお願いしました。「始め良ければ、全て良し。」始めが肝心と思います。

3点目として、部活動の加入率についてです。各部とも例年にも増して工夫を凝らし、部活動紹介をしてくれましたので、新入生の反応も良く部活動加入率の増加を期待していましたが、思ったほど加入率が上がっておらず、迷っている生徒が一歩踏み出せていないように思います。再度背中を押してもらうことをお願いしました。この一歩を踏み出すかどうかが人生にとってとても大事だと思います。部活動による人間形成、学校の活性化などとても価値ある活動です。充実させたいと思っています。

ゴールデンウィークまでにそれぞれの教育活動がうまく動き出せばと願っています!

  

明日の育友会総会は書面決議としました!

明日は育友会総会を予定していました。昨年度も臨時休業中であり実施できませんでしたので、本年度はできることを楽しみにしていました。しかし、昨今の感染拡大傾向や近隣校の状況、阿蘇・菊鹿地区体育大会の中止などを総合的に鑑み、育友会の役員さん方と相談し、総会の議事は書面決議とすることとしました。とても残念ですが、現状を考えるとやむをえないと思っています。しかし、これがこれから実施される県高校総体や総文祭に飛び火しなければ良いが、と願っているところです。

生徒たちの学びや活動は極力止めたくないと思っていますが、安心・安全が何よりも第1ですので難しい判断を迫られる場面がこれからも出てくることが予想されます。肝に銘じて適切に判断しなければならないと思っています。また、本日リスクレベルが最高の5に上がったとの情報も入っています。なかなか先が見えません。

明日は生徒たちは午前中の授業とします。これからゴールデンウイークが来ます。行動制限をしなければならないことも多々あると思いますが、基本的な感染防止対策をしっかりと行い、充実した期間になればと思います。

県教育委員会から市長にご挨拶いただきました!

昨年度末に県立高等学校あり方検討委員会から「県立高等学校の在り方と今後の方向性について~新しい時代に対応した魅力ある学校づくりへ~」の提言が出されました。これを受け、本日県教育委員会県立学校教育局の岩本局長と高校魅力化推進室の松村室長が江頭菊池市長、渡邉教育長に地元県立高校2校(菊池農業高校と本校)の魅力化に向けた協力依頼のご挨拶に菊池市役所に来ていただきました。

これまでも菊池市は市内3高校の魅力化に向けて支援事業を実施していただいていますが、先の提言を受け、さらに本格的な動きを行う上での県教育委員会からの協力依頼でした。本校としては非常に有難く、心強い思いです。本校では昨年から渡邉教育長を会長とした学校運営協議会を設置し、「学科魅力化」「地域拠点部活動」「地域資源活用」の3つの専門委員会において協議を進めていますが、本年度はそれを具体的な「形」とする年であると位置付けています。

まずは本校の使命、役割を「スクール・ミッション」としてまとめ、これを職員、生徒はもとより保護者、地域の皆様方と共有し、いろいろな方々のご意見をいただきながら魅力ある菊池高校を創り上げていきたいと思っています。

これまで以上の注意と労力が必要です!

本日は身体計測と体力テストを実施しました。これまでは全校生徒一斉に全職員で実施していましたが、密を避けるために身体測定と体力テスト、授業を学年ごとに並行して行いました。先生方も授業と計測担当を時間ごとに行わなければならず、従来の実施以上に負担を掛けることになります。

もちろん、感染防止対策もしっかり行わなけらばなりませんので、検査個所ごとの消毒の準備、換気など対応に余念がありません。朝のSHR時に校内放送で体育主任からの入念な諸注意も行われました。体力テストは昨年はできませんでしたので、生徒たちは2年ぶりの計測となります。このコロナ禍で体育の授業以外に運動ができていない生徒もおり、思った以上に体力の低下を感じた生徒が多かったのではないかと思います。

生徒が張り切って測定している姿を見ると、こちらが元気をもらい、自分もチャレンジしたい気分になりました。持久走は後日行うこととし、生徒の体調に十分配慮し実施しましたが、今日は気温も高く疲れた生徒も多くいたと思われます。

このようにコロナ禍での活動はこれまで以上の注意と労力が必要となりますが、「生徒たちの学びと活動を止めない。安心と安全が第一。」を念頭において教育活動に取組んでいます。

 

新学期も3週目に入りました!

昨日は休校でしたので、今日から新学期の3週目が始まります。毎日、朝から日替わりで運動部の生徒たちが校内外の清掃活動を行ってくれています。今日は野球部の生徒たちが菊池公園や御所通りを掃除してくれていました。部員が活動していることを聞かれた野球部のOB会長がお見えになり、後輩たちの活動を誇らしげに眺めながら、地域の方からも感謝の声が上がっているということを話されました。このような生徒たちの地域貢献する姿や頑張っている姿を見ていただき、地域とともにある学校として信頼を高めていければと思っています。

そのような中、4月28日(水)に開催が予定されていた阿蘇・菊鹿地区体育大会の中止が決定しました。生徒たちは県総体前の前哨戦としてはりっきていただけに残念でなりません。中には私に是非見に来て下さい。と言ってくれる生徒もいました。しかし、これは県総体の本番を無事に迎えるための措置であると理解しなければならないと思っています。

職員朝会でも先生方に今一度、基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたところです。新学期も3週目に入り、これからが本格的にエンジンがかかってくるところですが、アクセルとブレーキを同時に踏まなければならない何とも言えない状況が続きそうです。

 

今後ますます厳しい状況が予測されます!

今日は今週土曜日に開催する育友会総会の代休日です。先週は今年からの試みである『親睦遠足』、久しぶりの1年生『宿泊研修』など感染防止対策をしっかりしながら、学校教育活動での仲間づくり、楽しみ、初期指導といろいろな面での教育効果を目的として学校行事を行いました。私はまずは学校は生徒も先生も楽しい場、ワクワクする場でなければならないと思っています。これらの機会を通して生徒同士、生徒と先生、クラスの絆が深まったことを期待しています。

しかしながら、学校としても『学び、活動の保障』と『安全対策』の兼ね合いが非常に難しい現実に直面しています。学校の最大の使命は生徒の生命を守ること、安心、安全が第一であることは十分認識しています。そのような中、週末にはいろいろな部活動で県高校総体の前哨戦となる大会等も開催されています。観客の制限などの各競技専門部で基本的な対策を講じながらの開催でしたが、生徒たちの頑張っている姿、日頃の練習の成果を見ると大会ができることの喜びを感じずにはいられません。

今後ますますどのような状況になるか予断を許しませんが、校長として状況をしっかりと見極め、『空振りは許されるが、見逃しは許されない』との思いでこの局面を乗り切っていきたいと思っています。

 

各部思考を凝らした紹介がなされました!

部活動加入率の増加は学校活性化の大きな柱だと思っています。活動充実や競技力向上ももちろんですが、部活動が多くの生徒にとって仲間づくりや社会性を身に付ける場になればと思っています。私自身も部活動を通して、恩師や生涯の友との出会い、価値観の形成、教師という職業選択など大きな影響を受けています。このように高校での部活動は人生に大きな影響を与えるものであり、充実した活動ができればと思っています。

そのような中、今日は生徒会による生徒会入会式・対面式に続き、部活動紹介がありました。部活動による学校の活性化という趣旨を部活動を担当する体育文化振興会担当の先生方が十分に理解してくれ、これまで以上に部員たちや顧問の先生方としっかり連携を取り、パワーポイントや動画を使って各部思考を凝らした紹介をしてくれました。新入生のみんなも熱心に各部の紹介を興味深げに聞いていました。

明日と明後日に新入生全員が興味のある部活動を体験する体験入部期間となっており、来週の部結成でより多くの生徒が何らかの部活動に加入してくれることを期待しています。

先生方の部活動による負担増も十分承知した上で、部活動の教育的な価値も大切にしたいと思っています。

 

鉄は熱いうちに打て!

今日から昨日入学した1年生も含め、全校生徒が登校しました。1年生は本日、オリエンテーションを行い、来週の16日、17日で宿泊研修を行います。私は初期指導がとても重要であると考えており、必要であればこれまで以上に時間を掛けてでもしっかりとした指導をするよう学年主任にお願いをしています。まさしく「鉄は熱いうちに打て。」です。

朝から校門で生徒たちに声を掛けましたが、真新しい制服に身を包んだ新入生は生き生きと目を輝かせ、ほとんどの生徒が大きな声であいさつをしてくれました。非常にうれしい気持になりました。オリエンテーションの最初が私の時間で、「菊池高校生としての自覚とプライドを持とう!」という内容で、本校は県下でも有数の伝統校であること、現在力を入れて取組んでいること、高校時代に身に付けて欲しいことややって欲しいことなどを話しました。

私自身が高校時代の恩師との出会いや競技との出会いが人生に大きな影響を与えるものとなっており、それがなければ今の人生はないと思っています。高校時代に一歩踏み出すか、何もしないで終わるかがとても大切なことであると実感しています。

新入生が菊池高校を選んで入学したことが、人生の大きなプラスのターニングポイントになればと思っています。

112名の新入生を迎え、入学式を挙行しました。

今日は午前の部、午後の部でブログを更新します。14時から112名の新入生を迎え、入学式を挙行しました。来賓の案内も行えず簡素化した入学式で、申し訳ない気持でしたが、新入生の態度も素晴らしく、多くの保護者にご出席いただき、厳粛な中にも温か味のある式典になったと思います。このような式典や学校行事などのたびに思うことですが、担当の先生の計画のもと先生方が役割分担しっかり行い、カバーし合いながら準備していただくので、校長として安心して式典などに臨むことができます。本当に感謝です。

式典では、校訓「汗と夢」に加え、学校の目指す姿を表した3つのスローガン、「選ばれる菊池高校」「伸びる菊池高校」「夢を叶える菊池高校」の紹介やこの菊池高校で成長するために心に留めておいてもらいたいことなどを話しました。また、本校は頑張る生徒のそばに先生が寄り添い、生徒と先生が共にある学校であり、全職員一丸となって新入生をサポートすることを約束しました。

新入生代表からの心のこもった力強い宣誓もあり、112名の新入生を預かる責任の重さを感じたところです。これから菊池高校生として生き生きとした高校生活を送ってくれることを期待しています。

始業式で生徒の成長を実感しました!

新任式・始業式と新年度スタートの一連の行事が無事終了しました。午後から入学式です。2年生、3年生に進級した生徒たちの集会での態度に明らかに成長のあとを感じることができ、大変うれれしく思いました。新学期に向けた緊張感もあったのではないかと思いますが、話を聞く態度に生徒たちの新学期に向けた意気込みが伝わって来ました。

始業式では、職員会議で先生方に「姿」と「形」という漢字2文字で「君たちの姿こそが我々教職員の指導の鏡である。」「指導や活動の成果を形とし、しっかりと中学校や地域に発信する。」ということをお願いしたこと、そのためには先生方が常に生徒に寄り添い、生徒と先生方が共にある学校したいということを話しました。

また、これまでの「明るく元気に大きな声であいさつ、校門一礼」に加え、「掃除を頑張る菊池高校」にも取組みたい。これを生徒の自主的、自発的な活動を通して成果を生みたいとの思いも伝えました。生徒たちは真剣に話を聞いてくれていたように思います。

何はともあれ、この1年生徒みんなが心身ともに健康で、明るく元気に充実した高校生活を送ってくれることを願っています。

112名の新入生を迎え、全校生徒367名でスタートします!

 いよいよ明日から新年度の学期がスタートします。本日も新年度・新学期に向けての各種会議がありました。いよいよ感が高まり、大切な1年に思いを馳せています。今年は昨年できなかった行事も感染防止対策をしっかり講じながら、できるだけ実施したいと考えています。しかしながら、このような状況ですので、いつ中止や延期、規模縮小を余儀なくされるか予断を許さない状況であることは十分に認識しています。

 明日の入学式も来賓なしの新入生、保護者、教職員のみの式典となりますが、全職員でできる限り温かく新入生を迎えることができればと思っています。今年の新入生は普通科67名、商業科45名の112名です。菊池高校を選んでくれたことに感謝しつつ、菊池高校に来て良かった。保護者の皆さんに菊池高校にやって良かった。と思っていただけるよう充実した教育活動を展開しなければならないと思っています。

2年生も1年生と同じ112名、3年生が143名の全校生徒367名での新年度のスタートとなります。一人ひとりの生徒の「姿」を大切にしながら、教育活動の成果をしっかり「形」として残すことができるよう、明日から全職員一丸となって「チーム菊高」で頑張って行きたいと思います。

皆様方のご支援とご協力をお願い申し上げます!

 

 

10人の先生方をお迎えし、新年度のスタートを切りました!

今日から新しい年度がスタートします。先日11人の先生方を送り出したばかりですが、本日10人の先生方に赴任していただきました。先生方をお送りした寂しさを吹き飛ばすような素晴らしい先生方ばかりです。先生方お一人お一人に辞令書を手渡し、全職員に紹介しました。朝から元気な声でのあいさつが飛び交い本校に来ていただいた先生方を暖かく迎えることができたと思っています。

本日は運営委員会、職員会議、部会、教科会と新年度始めの会議が目白押しですが、新体制のスタートで主任・主事を始め、先生方も張り切って会議に臨んでくれていることだろうと思います。私は職員会議の冒頭で今年度の漢字2文字を発表しました。1文字目は「姿」生徒の姿こそが我々の指導の鏡、一人一人の生徒の姿を大切にし改めるべきところは改めしっかりと教育活動を進めて行くこと。もう1文字は「形」です。取組の成果を目に見える形として残して行くこと。昨年度から形として表れている検定による資格取得の結果や菊翔祭体育の部・文化の部など学校行事での発表内容等、しっかりと形にできればと思います。これらが本校への志願者数増とうい形に繋がると確信しています。

本年始めに発表した今年の1文字「攻」と併せて先生方の教育活動の道しるべになればと思っています!

今年度最後の日となりました。本当にお世話になりました!

昨年の4月1日、菊池高校の校長に着任し、ちょうど1年が経ちました。本当にあっという間の1年でした。お陰で学校ホームページ担当の椎葉先生に背中を押してもらい昨年の8月5日から始めたこの校長ブログも今日で105回目の更新となりました。本当に続けることができるのか不安でしたが、「読みましたよ!」と声を掛けてもらうことが快感となり、何とか私の生活の一部として定着しつつあるように思います。

この1年を振り返ってみるとやっぱりコロナウイルスに翻弄された1年でした。新学期早々からの2か月近くの臨時休校、大会、行事等の中止や延期、規模縮小、生徒たちは思ったような学校生活を送ることができずもどかしい日々を過ごしたことだと思います。そのような中でも3年生は「8年連続で就職内定100%」を達成してくれましたし、大学進学を志した生徒も最後の最後まで全力で頑張ってくれました。2年生の修学旅行中止は悔やまれてなりませんが、生徒たちはこのコロナ禍においてもしっかり成長してくれました。

12月には校内から10人の感染者が発生し、10日間の臨時休校を余儀なくされました。保護者や地域の皆様方に大変なご心配とご迷惑をお掛けしましたが、特別な誹謗中傷、人権侵害などもなく日常の学校生活に戻ることができたことに心から感謝しています。今年に入ってからはまさしくあっという間の「行く(1月)、逃げる(2月)、去る(3月)」でした。

明日からまた新しい1年が始まりますが、この1年確かな1歩を踏むことができたと思っています。今年度1年本当にお世話になり、ありがとうございました。

 

今年度も残すところあと2日!

何だかんだ過ごしているうちに、今年度も残すところあと2日となりました。予想通り年明けてからの3か月間はあっという間でした。先日11人の先生方を送り出し、明後日には10人の先生方をお迎えすることになります。つまり来年度は1人減員で学校運営をしなければなりません。その分先生方に負担をお掛けすることになり、心苦しい気持ちで一杯です。しかし、これが定員割れ、学級減する学校の現実で、まさしく負のスパイラルに陥りかねない現状です。

そこで来年度は定員割れ、学級減を起こさないためにも本年度の反省を踏まえ、地域から信頼される「選ばれる菊池高校」を実現しなければならないと考えています。そのためには、学校の主役である生徒と先生方一人ひとりが生き生きと輝く学校にしたいと思っています。

まずは先生方が輝くために、持っている力ややりたいことを遺憾なく発揮することができる校内の人事配置をしっかりと考えなければなりません。この部署でこのようなことをやりたい、このような生徒を育成したい、というような思いが十分に実現できるよう先生方の希望を大切に組織したいと考えています。

このようなことを考えていると菊池高校の来年度の飛躍が今から楽しみでなりません!

11人の先生方を送り出しました!

年度末の慌ただしさに紛れ、10日間余りこのブログをサボってしまいました。その間、高校入試の合格発表、2次募集、終業式、合格者説明会といろいろな行事を次から次へと実施しました。そして今日はいよいよ今年度最後の行事である退任式がありました。

今回の定期異動では11人の先生方が本校を離れることになりました。本日はその先生方、お一人お一人の紹介をさせていただきましたが、本当に菊池高校のために身を粉にして頑張っていただきました。感謝の言葉しかありません。長い先生は11年、「母校での高校生活よりも長く、第2の母校だ。我が家のような愛着がある。」とおっしゃいました。それぞれの先生方が熱い思いを生徒や卒業生、OB・OGの前で話しをしていただき、わが師の恩を改めて感じ、心に深く沁みたのではないかと思います。

私自身、校長して初めての人事異動を経験し、先生方を送り出す立場としてこれまでの異動による別れとはまた違った感慨に浸り、先生方が次の学校でしっかり頑張っていただき、活躍していただくことを心から願ったところです。また、菊池高校のことを忘れずに、行事等機会があるごとに気軽に遊びに来ていただければと思っています。

このように人生は出会いと別れの繰り返しですが、生徒たちにも人との出会いを大切にし、豊かな人生を送って欲しいと思います。

心温まる定期演奏会でした!

昨日、吹奏楽部の第37回定期演奏会が泗水ホールで実施されました。昨年はコロナウイルス感染拡大による全国一斉休業が発表された直後のコロナ禍の真っただ中であり、開催する予定でパンフレット等の準備はできていたものの実施することができませんでした。

この定期演奏会の実現には、この1年コンクールやイベント等、数々の対外的な発表の機会をことごとく奪われた先日卒業した前部長の熱い思いがあったということを聞きました。在校生5人、卒業生2人、OG3人、協力者2人と顧問1人と計13人のステージでしたが、とても心温まる演奏会で、なにより生徒たちの生き生きとした楽しそうな姿がとても印象的でした。

今回は実施可否の判断が直前になってしまったことなど、PRの期間がなかったこともありましたが、このような生徒たちの晴れ舞台を在校生や保護者の皆さん、地域の中学生、皆様方など多くの方々に見ていただきたかったと感じたところです。

本校にはこのように頑張っている生徒がたくさんいます。より多くの皆さんにそのことを見ていただき、感じていただき、本校が「選ばれる菊池高校」となるよう努力しなければならないと思っています

甲子園に出場する島の県立高校を肌で感じて来ました!

昨日、福岡県八女市の西日本大学短期大学付属高校のグラウンドで同校と秋の九州大会で優勝し甲子園に出場する長崎県立大崎高校との3校での野球部の練習試合がありました。西日本大学短期大学付属高校は地元では「ニシタン」の愛称で親しまれている野球の名門校です。阪神や日本ハムで活躍した新庄剛選手の母校でもあります。

また、長崎県立大崎高校は長崎県佐世保市のお隣の西海市の島にある学校で明日から甲子園に出発するとのことでした。現在、2年生10人、1年生19人の部員で活動しており、卒業した3年生が入学してくるまでは部員5名の廃部寸前の状態から2年半で甲子園出場という快挙を成し遂げています。

さすがに甲子園に出場する学校ですので基本的な立ち振る舞い、バッドスイングの速さ、力強さが傍から見るだけでも違うなあという感じを受けました。練習試合の試合内容もさることながら、このような強豪校と練習試合ができることに対する感謝の気持ちと意義をしっかりと感じて取り、部員一人ひとりが自分たちとの違いやあるべき姿を認識し、それを実践に移してれることを期待したいと思いました。

野球部に限らず、目標をしっかりと見据え、生徒と先生方、指導者、保護者の思いがしっかりと同じ方向に一致すれば3年間で実現できないことはないと思っています!

 

最後まで最善を尽くす、期待膨らむ新入生!

後期選抜も遅刻者や体調不良者なども出ることがなく、滞りなく無事終了しました。午後からは全職員が担当教科に分かれ採点業務に入りました。その前に教科ごとの打合せを兼ねた昼食会からスタートします。もちろん基本的な感染防止対策をしっかり行っての昼食会ですが、今年度はそのような機会がほとんどありませんでしたので、和気あいあいとした楽しいひと時で大変羨ましく感じました。自分自身も「今年の採点は〇〇科、昼食は・・・ばい。」と言っていたことを思い出しました。

当然、採点業務をしない私はそのような輪に入ることはできず、「働かざる者食うべからず」などといじけていると、さすがに本校の先生方は思いやりのある優しい先生方ばかりで、帰り際にある教科の主任の先生が、自分の教科の明日の昼食のメニューをもって注文を取りに来てくれました。本当に優しさに感謝です。

実は本日一番書きたかったことは、試験が無事終了したことの報告に教頭先生が来てくれ、今年の受検生は例年と違うところがあったとのこと。それは朝の点呼集合時や休憩時間に勉強をしている生徒が多く目に付いたということでした。最後の最後までしっかりやれることをやって最善を尽くすというような気持ちを持った生徒が入学して来てくれるかと思いと、今からとても楽しみで期待が膨らみました。

 

高校入試後期選抜、初日が無事終了しました!

本日は高校入試後期選抜の初日で早朝から校門での交通整理、受付、点呼誘導など先生方がそれぞれの任務を責任を持ってしてくれました。教頭先生、教務主任の指揮のもと本当にきめ細かに業務が展開されています。4月の着任以来、事あるごとにこのような先生方の動きには感心させられ、校長として本当に感謝です。

朝の会では「1か月後には本校の大切な生徒になる受検生です。笑顔で明るく対応し、この学校は優しい先生ばっかりおられるなという印象を与えた下さい。第1印象が大切です。」とお願いしました。おそらく先生方の素晴らしい対応で受検生もリラックスして試験に臨むことができたと思います。本日1番気を使ったリスニングも放送の異常等もなく初日が無事終了しました。

早速、採点業務もスタートしましたが、25日の合格者説明会まで緊張した長丁場の業務が続きます。先日、卒業生を送り出したかと思ったら、もう新入生を迎える準備です。3月はやっぱりあっという間の「去る」になりそうです。全職員で力を合わせて乗り切って行きたいと思います。

緊張感のある1週間が始まります!

今週は県民の皆さんの大きな関心事である高校入試後期選抜が明日、明後日の2日間にわたり実施されます。本日からその準備業務に入りますが、絶対にミスが許されない業務であり、最後まで緊張感を持ってその任に当たらなればなりません。職員朝会でもその事を先生方にお願いしたところです。

これから菊池高校で自分の持っている可能性に挑戦しようという志を持った生徒たちが受検に来てくれます。これまでの勉強の成果がしっかりと発揮できるような万全の状態の会場準備をしたいと考えています。また、同時進行でこれからどのようにしてこの生徒たち一人ひとりを大切に育てていくかということにも思いを馳せながら入試対応していきたいと思っています。

また、この週末には体育科と商業科の教育研究会があり、その中でこれまでの先生方の功績を称えた表彰が行われました。受賞された先生方のお話からその教科に掛ける思い、これまでの教員生活での思い出やご苦労話などに触れることができました。それらの思いをしっかりと受け継いで行かなければならないと感じました。

それぞれの教科にはそれぞれの特性があり、最終的にはその特性を通してどのような人間を育てるのかということ、人づくりが最も大切であることを改めて痛感する機会となりました。

また、商業科の研究会の理事会で出席の校長先生から本校のホームページで商業科の魅力や商業を学ぶ生徒の様子がとても良く発信されているとのお褒めの発言もいただき、本当にうれしく感じました。

滞りなく卒業式が執り行われました!

今日は本校第73回卒業証書授与式。朝から天候にも恵まれ、卒業生の前途を祝福するような絶好の卒業式日和となりました。学年主任は雨男ということでしたが、その雨を他の学年団の先生方が吹き飛ばしてくれたのだと思います。今年の卒業生は147名。今、振り返ってみれば昨年は卒業式の次の日からコロナウイルス感染症の拡大による全国一斉の臨時休校に入っており、今年の卒業生はもろにその影響を受けた1年間でした。残念ながら式典も保護者と教職員のみの出席となりました。

式典の様子はホームページの「学校生活」に掲載してもらっていますのでご覧ください。私は式辞の中で卒業生の皆さんに「続ければ本物になる」という言葉とともに「本物の人間になって欲しい」という餞の言葉を送りました。価値観が多様化し、先行き不透明なこの時代にしっかりとした信念を持ってぶれずに生き抜く、本物の人間になって欲しいとの期待を込めました。

退場の際、保護者の前で感謝の言葉を述べる卒業生の前途洋々たる姿、それを嬉しそうに見つめる保護者の皆さんの眼差しがとても印象的で感動的でした。卒業生をここまで育てていただいた先生方に心から感謝です。

個人的にも校長として初めての卒業式でしたが、緊張感の中にも厳粛な素晴らしい卒業式だったと思います。

保護者に育てていただいた教員人生です!

本日、早朝から電話がありました。初任地である植木町立鹿南中学校の生徒からです。「親父が昨夜、逝きました。思ったより急でした。」という訃報でした。1週間程前、「親父が入院して弱気になっとるけん、電話ばしてやってください。」という連絡をもらい、電話で話をし、早く元気になって一杯やりましょう。と話をしたばかりでした。

このお父さんは私が新採時代から今日まで30年以上お付き合いをささていただいている保護者です。まだ、学生気分も抜け切らない初任地での教員生活は数々の失敗の連続でしたが、このお父さんを始め、保護者の皆さんに助けられ、どうにか教員生活を送っていました。生徒とのトラブル、行き違いも私の立場、思いを組んで何度となく保護者に取成してもらいました。本当にお世話になり、良き時代だったと思い出されます。

その後もそれぞれの人生の節目など定期的に集まり、当時の思い出話や子どもたちの成長を肴に一献傾けることができたことは「教師冥利に尽きる」と感謝しております。

どのように時代が変わっても保護者と教員がお互いの信頼関係のともに、生徒の教育に当たることが1番大切だと思いながらも、そのことの難しさを痛感する今日この頃です。

あっという間に2月が逃げていきます!

今週は間に祝日がありましたので、特に短く感じた1週間でした。昨日は国公立前期の二次試験があり最後の最後まで粘り強く頑張った3年生が受験に行きました。良い結果が出ることを祈っていますが、この努力は必ず彼らの人生にとって大きな財産になると確信していますし、菊池高校の誇りだと思っています。まさしく校訓「汗と夢」を実践してくれています。

また、本日は1、2年生の進級判定会議、高校入試後期選抜、来年度に向け申請したいと考えているスーパーグローカルハイスクールについての職員会議もありました。どれも重要な内容であり、年度の大詰めを実感しているところです。

明日1日休日を挟んで28日は卒業式準備、3年生の表彰式を行い、3月1日はいよいよ卒業式となります。今回も残念ながら卒業とその保護者、教職員のみの式典となりますが、卒業生を精一杯の祝福の気持で送り出したいと思っています。予想していた通り、2月があっという間に逃げようとしています。

これから執り行われるそれぞれの行事を緊張感を持ってしっかりと実施し、実り多いものにしていきたいと思っています。

ほめてやらねば、人は動かじ!

コロナウイルス感染症の影響で延期になっていた県下高校新人バスケットボール大会が土曜日から開催され、第二高校で実施された女子の大会の応援に行きました。会場に着いて早々、試合を待つ選手たちと会い、いきなり「校長先生、試合に勝ったらほめて下さいね!」という言葉掛けがありました。あまり深くも考えず、「うん、わかった。わかった。勝ったらしっかりほめるけん。」と応えました。

試合展開をおそらく本人たちも予測していたのでしょう。大接戦となりました。相手は5人ぎりぎり、こちらは助っ人選手2人を加えた6人での試合で、両校とも何としてもこの試合で1勝したいという気持が伝わってくる熱戦でした。後半、7点差がついたところで、このままずるずると引き離されるかと思いましたが、追い付き、最終クウォーターで逆転し、47対41で見事勝利を収めました。日頃から練習もままならない少人数での活動ですが、素晴らしい勝利でした。

試合後、「おめでとう!」と声を掛けると、またも「校長先生、しっかりほめて下さいね!」という言葉が。「先生たちにもしっかり頑張ったて言うとくけんね。」と言いましたが、その時、生徒たちはやっぱりほめられたい、自分を認めて欲しいという気持がとても強いのだということを痛感しました。むしろ、ほめられる、認められる機会が少ないのかなあと反省させられました。

今後とも、教育活動のあらゆる場面で、ほめる、認める場面を数多く作らねばと思います。やっぱり生徒たちに対しても「ほめてやらねば、動かじ」だと改めて思いました。

一に健康、二に心、三四がなくて、五に勉強!

本日は学校保健委員会を開催しました。「一に健康、二に心、三四がなくて、五に勉強」は私が小学校の時、集会時などに校長先生がよく言っておられた言葉です。50年近く経った今日でも鮮明に心に残っおり、これまでの教員生活においても私の価値判断の基準になっています。何と言っても健康第一です!

学校保健委員会には学校医の先生方、学校薬剤師の先生、育友会から会長、副会長、担当の委員長にご出席いただきました。本来は12月に開催する予定でしたが、丁度、コロナウイルス感染による臨時休校と重なり本日の開催となりました。養護教諭と特別支援コーディネーターから本校生徒の体と心の健康状況について説明し、生徒保健委員会の委員長が「新型コロナウイルス感染対策」と題して校内での取組状況を詳しく発表してくれました。日頃から本当に良く活動してくれています。

協議の中心は「学校や家庭でできる感染症対策」でしたが、校内での感染を経験した学校として、これからも気を緩めることなく、基本的な感染防止対策をしっかりと講じていきたいと思います。生徒たちが心身ともに健康で明るく元気な活気ある学校にしたいと思っています。

学科魅力化専門委員会で活発なご意見をいただきました!

このブログでも再三掲載しておりますが、昨年7月に地域とともにある学校づくりとの思いから、地域の行政や教育委員会、関係機関・団体、保護者、同窓会の代表からなる学校運営協議会を設立し、「コミュニティ・スクール」としての歩みを始めました。その協議会に3つの専門委員会を設置し、個別の課題にも取組んで来ました。

それぞれの会合において委員の皆さんから貴重なご意見をいただきながら進めていますが、成果として「形」にするのは簡単ではなく、一朝一夕にできるものではないと痛感しています。

本日午前中まで高校入試の後期選抜の志願者受付をしておりましたが、残念ながら志願状況は改善傾向は見られませんでした。もちろん、志願者数ばかりが教育の成果の指標ではなく、いろいろな課題への先生方の熱心な取組が確実な成果として生徒の姿にも表れていると思っています。

本日の会合には県教育委員会からもご出席いただき、本校の果たす使命、存在意義、いわゆる「スクールミッション」を再確認し、そのための本校ならではの「学び」や学科、教育課程の在り方等について活発なご意見やご助言をいただきました。

地域とともにある「コミュニティ・スクール」として、その役割をしっかりと果たすことができる学校にしなければならないと思っています。

人権教育の研修を行いました!

早いもので2月も後半戦、本日は学年末考査の3日目です。生徒たちは午前中で下校しますので、午後から人権教育の研修を行いました。本校では全員の先生方に人権教育に関するレポートを提出してもらい、それを一冊の冊子とし、本日の研修の資料として使用しました。レポート集は先生方のいろいろな思いの詰まったとても中身の濃い内容となっており、私も読ませていただき、先生方の日ごろの生徒に寄り添う姿につながっていると感心しました。

研修は本校に11年勤務し本年度定年退職を迎えられる先生のご自身の経験やこれまでの教職生活への熱い思いなどの発表とその発表やレポートに関する質疑応答がありました。先生方の積極的な発言も見られ、研修としては充実した時間になったと思います。

最後に私も話をする時間をいただきましたので、一人ひとりがお互いにリスペクトし合い、立場や公務分掌、性別、年齢等に関係なく、良かれと思ったことを遠慮なく言える風通しの良い職場にすること、全ての生徒に心からの愛情と情熱を持って接することをお願いしました。

これらのことを忘れなければ、あらゆる困難や逆境も乗り越えることができると思っています。

江頭菊池市長と本校の将来について協議しました!

菊池市の江頭市長は本校のOBであり、高校卒業後、国内のみならず世界を舞台に活躍をされ、その集大成としてふるさち菊池市の市長として精力的に市政運営に活動されています。菊池市内にある高校3校の魅力化についても市を挙げて取組まれており、本校にも多大なご支援をいただいています。そのような地域の期待に何とか応えなければと思っています。

本校が現在、学校運営協議会を設立し取組んでいる学校魅力化についても菊池市の教育長に会長に就任いただいております。菊池市の幼稚園・保育園、小学校、中学校で育った児童・生徒を本校でさらに育み、将来的に地域の発展に貢献できる人材の創造につなげるかということに主眼をおいています。

本日は江頭市長にお忙しい中に時間を取っていただき、約1時間程度の協議をさせていただきました。本校の現在の取組の状況や取り巻く現状、課題等について認識を共有し、目指すべき方向性について意見交換させていただきました。課題は多々ありますが、本校が地域の最高学府としての役割を果たすことができるよう菊池市と連携を密にし取組を進めていくことを確認することができ、これまでにも増して意を強くしました。

今日から高校入試後期選抜出願、学年末考査が始まりました!

本当に月日の流れが早いですね。昨日、各中学校に高校入試前期選抜の合否通知をしたばかりですが、本日から後期選抜の出願の受付が始まりました。また、校内では学年末考査もスタートし、いよいよ年度末も迫って来るなあと実感しています。いろいろな事について出来なかった、成果として表れなかったことへの反省が多く、現状に追われながらも来年度に向けた計画に心して掛からなければならいと考えているところです。

そのような中に本日の菊高ブログに先日行われた商業科検定の合格発表の様子が掲載されていますが、商業科の生徒たちと先生方の検定への頑張りがしっかり成果に繋がっています。本年度の検定が全部終了し、昨年、一昨年との結果との比較等総括をしてもらいましたが、数字のうえでも明らかにその成果が表れており、大変うれしく思っています。校訓である「汗と夢」を体現してくれていると感じています。

このような具体的な成功体験を積み重ねることによって、生徒にも「やればできる」という自信が付き、いろいろなことに積極的にチャレンジする生徒で溢れる活気ある学校になると思っています。

商業科、資格取得に向け検定頑張っています!

本日は商業経済検定が実施されています。その検定に学年末考査前の日曜日にも関わらず、商業科の1年生と2年生の多くの生徒が挑戦しています。今年度に入って本校では資格取得に向けた取組が非常に活発化し、その成果が目に見えて表れています。商業科の生徒が昼休みや放課後を利用して資格取得に向けて一生懸命、生き生きと取組んでいる姿を垣間見、とても嬉しく思っています。

本校は商業科、普通科併設の高校で県下唯一、商業科を2クラス持った学校です。そのような意味からもこの商業科の魅力をもっとアピールする必要があると考えています。先日、このブログに掲載した文部科学省指定の研究発表などと併せて商業科ではとても素晴らしい取組をしています。しかしながら残念にも先に行われた前期選抜における志願状況は非常に厳しいものでした。

生徒と先生方が同じ目標に向かって共に頑張っている姿をもっと地域の中学生や皆さんにもしっかりと伝えていかなければならないと思っています。今このように本校で頑張っている生徒がこれからの菊池地域や社会を支えていく貴重な人材になると確信をしています。

全国各地の先生方に向け研究発表しました!

本校は令和2年度、3年度の文部科学省国立教育政策所指定の商業科教育課程研究指定校になっています。本日、これまでの研究課程を全国各地の先生方に向け、商業科の担当の先生がZoomを使って発表しました。資料についてはこのホームページからもダウンロードできますので、ぜひご参照下さい。

研究主題は「地域の課題解決に向けた教育活動の授業実践に関する指導方法の工夫改善及び評価に関する研究」です。主題設定の理由は『今後さらに予測不能な時代を迎えるにあたって、人としての付加価値の創出が求められる時代となってくる。そのため、与えられた問題ではなく、自分で見出した課題の解決に挑戦することで「自分がやりたいことを見つける」「表現力を磨く」「チームで取組む」など「人としての付加価値を高めた生徒の育成」を目標として研究主題を設定した。この研究の成果が、普通科と商業科の併設校で創立112年を迎えた伝統校であり、地域からも支え続けられている学校であるが、地元の中学生の多くが熊本市内の高校へ進学し、地元に残る中学生が減っている現状にある本校にとって、魅力ある高校として多くの生徒に支持される学校となり、またそれが地域の活性化にも繋がるのではないかと考えている。』(本日の発表から)ということです。

本日は20分程度にまとめて発表を行いましたが、全国の先生方から活発な質問等もいただき、文部科学省の先生からも素晴らしい評価を受け、今後の取組に大きな期待が高まりました。この研究の成果を商業科から学校全体へ広げ、本校活性化、魅力化の起爆剤とし生徒たちの成長に繋げたいと思っています。

とても参考になる提言がなされていました!

先日、「地方都市における県立学校定員割れの要因分析」と題し、菊池高校を研究事例として書かれた論文を発見し、それを書かれた方が菊池市の職員さんで熊本大学に研修に行かれていた時に書かれたものであることがわかったということをこのブログでも紹介しましたが、昨日、その職員さんが来校されその論文について経緯等、いろいろと話を聞かせていただきました。

その方は平成26年度と27年度の2年間、熊本大学で研修されたそうです。既にその当時からこのようなことに着目され論文をかかれたのかと思いました。話をしていると何とその方は私が初任地である当時、植木町立の鹿南中学校で同勤させていただいた先生の息子さんでした。話をしているといろいろな共通の知り合いがおり、人のつながりとは不思議なものだと改めて感じました。すると、その論文には続きがあり、政策提言「郷土を創る人づくり~菊池市高校魅力化構想~」という形でまとめられた第2弾がありました。

その内容はまさしく本校が現在、学校運営協議会の学科魅力化専門委員会で協議している内容と合致し、参考となる内容が詰まっていました。これからも情報提供いただくことを約束して面会を終了しましたが、非常に意義深い時間でした。来週は江頭市長との時間もいただいています。地域とともに学校を魅力化していきたいと思います!

前期選抜が無事終了しました!

本日は前期選抜が実施され、商業科に予定に39人が受検し、この時期ですので寒くはありましたが、心配していた雨も降らず特別な混乱等もなく無事検査を終了することができました。検査は作文と集団面接を実施しました。検査室とは別に受検生の体調不良の症状による3つの別室とコロナウイルス感染症関連の別室の計4部屋の別室を準備しましたが、どの別室も使用することはありませんでした。受検生も緊張感の中にも希望に満ちた面持で試験に臨み、前途洋々とした高校生活に思いを馳せているのではないかと思いました。

早朝から先生方も責任感を持ってそれぞれの持ち場で任務に当たり、本日予定していた業務を滞りなく終えることができました。明日もまた集計作業などの業務が続きますがミスが許されない重要な業務ですので、しっかり気を引き締めて最後まで任務に当たりたいと思っています。

今日から2月、今月も学年末考査、国公立大学の前期試験、卒業式の準備等、本日の前期入試と併せて重要な行事が控えています。今年は3日が立春ということですが、まだまだ寒い日が続くと思いますので、寒さに負けず乗り切っていきたいと思っています。

文字通り1月は「行く」でした!

「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という言葉がありますが、まさしく1月があっと言う間に行ってしまおうとしています。ついこの前まで「あけまして・・・」というようなあいさつをしていたように思うのですが、本日が1月最後の登校日となってしまいました。2月1日には前期選抜が実施され、本日は午前中の短縮授業とし、全職員で細心の注意を払いながら準備に当たっているところです。

前期選抜は商業科において実施されます。40人の募集に対し39人の受検という厳しい状況ではありましたが、このこれから菊池高校で頑張ろうと受検してくれる受検生にきちんとした選抜検査を実施し、4月に新入生として迎え入れ、その可能性を3年間で最大限に伸ばすことが我々教職員に課せられた使命だと思っています。

3年生も家庭学習に入り、朝からの登校の様子が少々さみしくなったと感じていた中に前期選抜の準備を迎え、本当に月日がどんどん流れて行くことを実感しています。本校に赴任してあっと言う間に10ケ月経ち、何をしてきたのかと自問する日々です。

今後も卒業式、後期選抜と重要な行事が続きます。月日に逃げられ、去られる前に、一日一日を大切にしていきたいと思っています。

卒業式でも大きな影響を受けます!

木曜日は週1回、主任主事が集まる運営委員会が開催される日です。1時間目に実施しましたが、本日は3月1日に挙行する卒業式について総務部から提案がありました。やはりここでもコロナ禍の影響を大きく受けることになります。卒業式と言えば3年間本校で勉学や部活動、その他いろいろな活動を通してしっかり成長し、次のステージに飛立つ卒業生をみんなで祝う重要な式典です。本来なら多くのご来賓、保護者、在校生、教職員が見守る中で盛大に送り出したいところですが、卒業生、その保護者、教職員のみの卒業式、歌なども自粛であっさりした卒業式となりそうで、何とも言えない気持ちです。そのような中でも心温まる卒業生にとって思い出に残る卒業式ができないかと議論したところです。

どのような状況でも少しでも何かできないか、ということを考えることがとても大切なことだと思っています。この1年間、コロナ禍だから通常では考えもしなかったことを考え、やらなかったことができたことがあったのではないかと思います。卒業式に限らず、「ピンチをチャンスに変える」発想でコロナ禍だから逆に思い出に残った、プラスになったというような状況にしなければならないと考えています。

本日は卒業式と併せて、卒業認定、前期入試等年度末の重要な職員会議も行われます。最後の最後まで全職員で一致協力してこのコロナ禍を乗り切って行きたいと思っています。

恒例のハーフマラソン大会も中止としました!

本日は年間の行事計画では「ハーフマラソン大会」の予定でした。本校のマラソン大会は学校から市内の龍門にある班蛇口湖の竜門ダムを折り返す18.5kmを走るアップダウンの多い過酷な大会です。何と男女の分け隔てもなく同じコース・距離を走る大会です。完走後には育友会から振舞われる豚汁が待っているという高校生活の良いか悪いかは個人差があると思いますが、思い出に残る大切な学校行事です。

残念ながらその「ハーフマラソン大会」も中止としました。まず大きな要因として12月に本校で発生したコロナウイルス感染による10日間の臨時休校で体育の時間における練習が十分にできなかったこと。次に現在、全国また県独自に緊急事態宣言が出されていること。これらの状況を鑑みると、コースを変更し距離を縮めるなどして実施も検討しましたが、中止の判断をしました。

生徒たちは体育の時間に本当に一生懸命走っており、大会で力を試したかったと思っている生徒も多いのではないかと思っています。また、地域の方々も菊池高校生が走る姿を見ることを楽しみにしておられる方々も多いと聞いています。このようにこの1年間、コロナに翻弄され生徒の楽しみ、目標を奪われ残念でなりません。

これからもこのようなことは覚悟しなければならいと思いますが、コロナに負けず、しっかりと前進していきたいと思っています!

 

本校の課題の要因分析に関する論文の出処を知り、びっくり!

先日、県教育委員会の高校魅力化推進室を訪ねた時に、このような論文があることをご存知でしたかと渡されたのが、「地方都市における県立高校定員割れの要因分析」という熊本大学政策創造研究教育センター園田賢太郎政策研究員が書かれた論文でした。

この論文は2016年9月に発表されたもので菊池高校を事例に定員割れが起きている公立高校において県教育委員会や地方自治体等がその解決策を探るための知見を提案することを目的として書かれていました。書かれてある内容は本校の魅力化を推進するうえで非常に参考になる内容も多く、論文を書かれた園田さんと直接話がしたいと思い熊本大学に電話しましたが、所在不明でした。そこで、インターネットで検索したところ、何と園田さんが菊池市役所の現職の職員さんということが判明し、びっくりしました。

早速連絡を取りこの論文についもっとて詳しいお話を聞かせていただくことを約束をしました。話によると当時、園田さんは菊池市役所から熊本大学に研修で出向しておられ、菊池市の行政課題として菊池高校の現状を鑑み、このようなテーマで論文を書かれたとのことでした。当時から菊池市としては危機感を感じ、課題として意識しておられたことが伺えます。先日、このブログにも掲載した通り、現在、菊池市とは課題解決に向け連携を深め取組んでいます。

このように本校の課題を論文にまでまとめられた方が身近な所にもおられ、いろいろな方々の英知を結集し、魅力溢れる菊池高校を作り上げなければならないと思っています。

菊池高校生、文武両面で頑張っています!

早いもので令和3年も4週目となりました。この土日にも菊池高校生は文武両面で頑張ってくれました。まずは大学入学共通テスト、このコロナ禍にこれまでの大学入試センター試験に代わりスタートしたテストに本校から28人の生徒が挑みました。体調不良や欠席等もなく全員が無事予定通り受験を終えることができました。どの生徒も緊張感、充実感に満ちた素晴らしい表情で試験に臨んでいました。本日の自己採点、三者面談等を経て志望校を決定し、前期試験、後期試験に向けて最後の最後まで諦めず、粘り強く頑張って欲しいと思います。

また、剣道とサッカーの新人戦も行われました。まず、剣道ですがもともと菊池は剣道処ということもあり、本校の剣道部は非常に伝統があります。顧問の前田先生も本校剣道部のOBであり、高校時代の指導者は私も個人的にお世話になったお父様の前田泰良先生です。伝統復活を期して日々稽古に励んでいます。見事シード校の鎮西高校に勝利する場面を目の当たりにし、とても感動しました。惜しくも準々決勝で敗退しましたが、十分ベスト4を狙える力はあると確信しました。

同じく、サッカー部も千原台高校と対戦しました。サッカー部はこの4月からサッカーを専門とする保健体育科の内古閑先生が赴任し、少ない部員ながら一生懸命練習に励んでいます。日々の練習に臨む姿勢や先生と生徒の向き合い方などを見ると菊池高校の活性化にも繋がる大きな可能性を感じます。試合前日、内古閑先生が「部員は私の宝物です。」と熱く話してくれた姿が印象的でした。残念ながら1対4で負けましたが、最後まで諦めずに頑張る姿には感動しました。

このように、本校には文武両面において頑張っている生徒がたくさんいます。文化部の活動や資格試験等への挑戦も含めこのような輪を全校生徒に広げ、活気に満ちた学校にしたいと思います。

 

学校魅力化、今年の最大のテーマです!

「学校魅力化」このテーマについては、このブログでも再三取組状況等について触れてきましたが、本校にとって今年の最大のテーマではないかと思っています。菊池市においても地域の課題として市内にある3つの高校の魅力化推進に取組んでいただいています。

そのような中、菊池市と菊池市教育委員会の関係者が来校され、協議する機会を作っていただきました。その中で、学校魅力化については菊池市教育委員会のもと小学校、中学校で行われている地域ならではの教育を高校でさらに充実、伸長できるような受け皿と菊池高校がなることを目指し、その教育内容等については今後連携を深めながらしっかり協議していくことを確認しました。

小中学校と高校、地域がしっかり連携し、高校までは地域で児童生徒を育み、地域に愛着を持った社会人として地域の発展に貢献できる人材を育成していかなければならないと考えています。昨年は菊池市内の中学を卒業した生徒のうち14%弱が本校に進学してくれました。高校までは地域で生徒を育成するという意味からもこの割合を上げなければなりません。

そのためにも地元自治体としっかりと連携・協働し、持続可能な魅力ある学校づくりを行いたいと思っています。

 

大学入学共通テスト激励会がありました!

いよいよ明後日の1月16日(土)と17日(日)に「令和3年度大学入学共通テスト」が実施されます。本校からも特進コースの28人がテストに臨み、その激励会がありました。この中には既に進路も決定し、3年間特進コースで勉学に励んできた証として共通テストに臨む生徒もいます。受験は自分自身の進路目標実現や将来の夢への一歩として個人が挑むものではありますが、3年間共に学んできた者同志が「団体戦」として臨むという意味合いも含んでいます。意義あることだと思います。

この共通テストに全てを賭けて臨んできた生徒の年末年始も返上しての頑張りには頭の下がる思いでした。このような生徒の姿を校長として大変誇りに思います。最後の最後までやれるだけのことは全てやったという境地で本番を迎えて欲しいと思います。

また、このコロナ禍で例年とは勝手が違ったことも多々あったのではないかと思います。特に12月には校内でコロナウイルス感染が発生し10日間の臨時休校を余儀なくされました。本当に申し訳なく思っています。しかし、そのような中にも学校に登校し頑張っていた姿が目に浮かびます。

激励会でもみんな良い表情をしているなあと感じました。あとは体調管理に十分留意し、本番で持てる力を精一杯発揮してくれることを祈るばかりです。

特別な日、1月8日、無事、3学期がスタートしました!

厳しい冷え込みの中、積雪による臨時休校の不安も持ちながら、本日6時に最終判断しようと朝を迎えました。心配された積雪もなく、無事3学期の始業式を迎えることができました。朝から多くの先生方が正門で生徒たちを迎え、新年のあいさつや朝のあいさつの声がこだまし、学校の日常が戻って来たということを実感することができました。本当に不思議なもので、生徒たちの元気な声を聞くといろいろな不安やもやもやが一気に吹き飛びます。

残念ながら、体育館に一堂に会しての始業式はできず、校内放送で行いましたが、何となくこれが新しい生活様式として定着しつつあるような気もします。私が菊池高校に着任して全校生徒での始業式、終業式を行ったのは1学期の始業式だけです。

学年の締め括り、新年度への準備の学期として非常に重要なこの3学期が菊池高校の生徒、教職員、関係者全てにとって充実した学期となることを願っています。

また、個人的な事ですが、私にとって今日、1月8日は特別な日です。昨年の今日、熊本県ハンドボール協会の島田俊郎会長がご逝去されました。12月15日に女子世界選手権大会が大成功裏に終了し、12月26日に77歳の喜寿を迎えられたばかりの急逝でした。

島田会長なくして女子世界選手権大会の誘致、成功はなく、身近で仕事を一緒させていただき、本当にお世話になりました。今日私があるのも島田会長のお陰であると言っても過言ではありません。会長の御恩に報いるためにも、菊池高校の校長としては勿論、いろいろな事に全力で頑張らなければならないと思っています。