2020年12月の記事一覧
皆さん、良い年をお迎え下さい!
今日は12月30日ですが、部活動、受験対策、なんだかんだで本日まで学校での教育活動が行われました。28日で仕事納めであるにも関わらず、先生方の頑張りには頭が下がります。「働き方改革」が叫ばれている中、校長としてはあまり推奨できることではありませんが、学校教育を先生方のこのような活動に負うところが大きく申し訳ないと思う同時に、本当にありがたく、感謝の気持ちで一杯です。ライフワークバランスをしっかりと保ち、家庭での団欒の年末、年始もしっかり楽しみ、来年への英気を養って欲しいと思います。
4月の着任以来、コロナウイルスに翻弄されながらも、菊池高校に勤務することができた喜び、菊池地域の素晴らしさ、地域の最高学府、拠点校としての責任の重さなども十分に認識することができた9か月でした。教育活動ではこれまで当たり前にできていたことができないという、これまで学校教育で経験したことがないような事態で生徒たちには十分な教育や経験をさせることができず、大変申し訳なく思っています。
また、最後の最後には本校においてコロナウイルス感染症まで発生し、学校関係者や地域の皆様方にはご心配とご迷惑をお掛けしました。来年はこのコロナウイルスが収束し、この困難を乗り越えたことによって、これまで以上に強い思いでみんなが大きく前進できればと思います。私にとっては担当の先生に背中を押してもらい、このブログを始めたことが今年の大きな収穫でした。
皆さん、良い年をお迎えください。来る令和3年が皆さんにとって素晴らしい年であることを心から祈念しています!
コロナ禍にどうにか終業式を終えることができました!
本日、どうにか2学期の終業式を終えることができました。今週月曜日に10日ぶりに学校を再開したばかりでしたが、今日は終業式でした。8月24日の始業式から丸々4か月の長丁場でした。最後の最後にコロナウイルスに見舞われ何とも言えない学期末、年末でした。まだまだ、感染拡大やコロナ不安は完全に収束、払拭できていませんが、これも与えられた試練だと思い、菊池高校関係者みんなで乗り越えて行かなければならないと思っています。
2学期を振り返ってみると、コロナ禍にも菊翔祭文化の部を育友会の全面協力のもと実施することができました。生徒にとっては良き思い出になったと思います。また、このような状況の中で心配していた3年生の進路も順調に決定しています。最も残念だったことは2年生の修学旅行を実施できなかったことです。2年生のみんなには本当に申し訳なく思っています。何か代替になる思い出づくりができればと考えています。
生徒指導においても育友会の後押しをいただき、今一度、教職員が一致団結して取組を進めようと動きだしました。生徒一人ひとりが可能性を最大限に発揮できる学校にしたいと思っています。そのためにはその基盤となる基本的な生活習慣、規範意識等がしっかりしていないといけないと思います。
長いようで、短い2学期でしたが、各生徒、教職員一人ひとりがしっかり振り返り、課題を認識し改めるべきところは改め、次に向かって前進しまければならないと思います。終業式と言えども、年明けの共通テストに向け、年末年始返上で頑張っている生徒もいます。みんなで応援して下さい。全ての生徒、保護者、教職員に素晴らしい2021年を迎えられることを願っています!
昨日感染10例目が判明しました!
本日、県教育委員会から本校におけるコロナウイルス感染10例目の発生が報道機関へ発表されました。感染した生徒は濃厚接触者として検査を受け陰性となり、現在自宅待機中でしたが昨日の検査で陽性が判明しました。この生徒は本校が臨時休校となった12月11日(金)以降自宅で待機しており、生徒や教職員との接触はありませんでした。そのため学校は通常どおり、教育活動を行っています。
本生徒は保健所から24日(木)まで自宅待機の指示を受けており、その間に発熱し陽転しました。本人が一番つらかったと思います。改めてコロナウイルスの恐ろしさと最後の接触から2週間の自宅待機の重要性を痛感しました。今回は濃厚接触者、接触者がいなかったことが何よりでした。
本校は月曜日から10日ぶりに学校を再開しましたが、私自身が予想していた以上に生徒、保護者に対し今回の感染発生による後遺症としての登校不安が大きいという現実に直面しています。学校としては検査した全員が陰性になるまで検査を繰り返し、校内施設の消毒も完全に実施しました。
保健所、学校医・学校薬剤師の先生、県教育委員会など専門機関とも協議し、学校再開についての安全を十分に確認した上で学校の機能としての「学びの保障」に進んだつもりです。しかしながら、生徒や保護者の不安はなかなか払拭することができず、本当に申し訳なく思っています。
いよいよ明日が2学期の終業式です。令和2年最後の登校日となりますが、このコロナ危機が1日も早く終息することを願うばかりです。
今日から10日ぶりに学校再開しました!
12月10日木曜日19時30分、コロナウイルス感染者本校1例目の判明から臨時休校を余儀なくされてきました。その間9例の感染者が判明し、いつまで続くのかと生徒、保護者はもとより地域の皆さんをはじめ色々な方々にご心配とご迷惑をお掛けし、大変申し訳ありませんでした。先週金曜日の検査者全員の陰性結果を受け、感染拡大の連鎖が終息し、一昨日、昨日をかけた専門業者による消毒を経て、本日10日ぶりに学校を再開することができました。
金曜日に学校再開に向けた職員会議を実施し、安心して生徒たちが登校、学校生活を送ることができるよう様々な議論、検討を行いました。やはり生徒や保護者の登校不安など安心、安全面に関すること、また、感染者や濃厚接触者に対する誹謗中傷、人権侵害、生徒や学校に対する風評被害対策などが話題となりました。県派遣のスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなど専門先生方にもご協力をお願いし、万全の体制で対策を講じて行きます。
本日は校内放送で全校生徒に私から話をし、1時間目にロングホームルームにおいて担任の先生からこれからの感染防止対策に関する注意事項を説明しました。この内容については、感染発生後すぐに職員研修をお願いした熊本託麻台リハビリテーション病院の平田好文理事長から資料を快く提供していただきました。生徒たちにはこれからの新しい学校生活様式をしっかりと身に付けて欲しいと思っています。
これからが大事だと思っています。2学期も残りわずかですが、楽しい年の瀬、年始を迎えることができるよう全職員で精一杯対応して参ります。
やっと感染拡大に歯止めがかかりました!
先週の木曜日に判明した本校におけるコロナウイルス感染は昨日までに9例が判明し、その間臨時休校を余儀なくされました。生徒、保護者、地域の皆さん多くの方々にご心配とご迷惑をお掛けし、校長として本当に申し訳なく思っております。本日、昨日感染した陽性者の濃厚接触者11名が午前中検査を受け、その日のうちに陰性が確認されました。1例目の感染確認から8日目でやっと感染拡大に歯止めがかかりました。本当にホッとしています。
これを受け、明日と明後日で学校全施設の専門業者による消毒を行い、月曜日からの学校再開をしたいと思います。まだまだ不安な生徒、保護者もおられると思いますが、学校医の先生や保健所の医学的な見地、県教育委員会の教育的な見地、双方向からしっかり協議し、再開を決定しました。
また、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの専門的立場の先生方による生徒の不安や悩み等の相談体制にも万全を期したいと思っています。まだまだこれから乗り越えなければならない課題もたくさんあると思いますが、菊池高校の生徒たちに一日も早い日常が戻るよう精一杯の対策を講じて行きたいと思っています。
皆様方のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
コロナウイルス感染の7例目と8例目が確認されたした。
今回の本校のコロナウイルス感染に関する状況を報告します。昨日県教育委員会から発表があったとおり、一昨日、7例目と8例目の感染者が確認されました。感染拡大に歯止めが掛からず生徒や保護者、地域の皆様方にご心配やご迷惑をお掛けし、誠に申し訳なく思っています。本日で1例目の感染確認から丸1週間が経過しました。その間、学校を臨時休校とし、生徒には基本的な感染防止対策をしっかりと行い、不要不急の外出自粛するようお願いをしています。
7例目、8例目の濃厚接触者と接触者の検査結果が本日判明する予定です。全ての検査結果が陰性となり、学校再開の順へ進むことができることを願うばかりです。
感染した生徒や教職員への誹謗中傷等の人権侵害、学校や生徒たちへの風評被害がありませんよう、くれぐれもよろしくお願いします。コロナウイルスへの感染よりもむしろ恐ろしいのではないかと思っています。
恐るべし、コロナウイルス感染症!
昨日、本校のコロナウイルス感染が拡大傾向にあるとの判断から、県教育委員会よりこのことに関する校名公表、関連情報提供がありましたので、これを受けこの校長ブログを通して情報公開をしたいと思います。これは感染被害の次に訪れるかもしれない2次被害、感染者への謂れのない人権侵害、学校に対する誹謗中傷や風評被害を防ぐために行うものですのでどうぞご理解をよろしくお願いします。
現在本校では6例の感染が判明していますが、12月10日木曜日の19時30分に本校1例目の感染が判明し、衝撃が走りました。さらに11日金曜日に2例目、13日日曜日に3例目から6例目が判明しました。しかし、それぞれの感染の感染源は特定できず、ここに今回のコロナウイルス感染症の恐ろしさがあると思っています。その関係で学校は12月11日金曜日から臨時休校の措置を取っており、まだ再開の目途は立っていません。
本日、明日で3例目から6例目までの感染者の濃厚接触者、接触者計93名の検査結果が判明します。今はこれら全ての検査結果が陰性であることを祈るばかりです。
生徒たちも基本的な感染対策をしっかり講じ、家庭において不要不急の外出を控えている状態です。この困難を菊池高校関係者全体でしっかりと乗り越えて行きたいと思っていますので、皆様方のご理解、ご支援をよろしくお願いします。
「スクールミッション」を明確化しなければなりません!
現在、県立高校では生徒一人ひとりが夢に挑戦できる魅力ある学校づくりを進めるため、各学校の特色や強みを生かした取組や、地域との連携をさらに推進する取組など学校の在り方や今後の取組の方向性について協議を行っています。このブログでも再三触れている「学校運営協議会」での取組もその一つです。
そのためには、「菊池高校が地域の未来に対してどのような使命を果たしていくのか?」という「スクールミッション」を明確化することが必要であると考えています。この「スクールミッション」を地域や学校、生徒と教職員、保護者が共有し、その「スクールミッション」のもと学校の魅力化、特色化を図っていかなければなりません。
そこで、「菊池一族に代表される歴史と文化、菊池川流域の豊かな自然への興味や探究意識や課題意識を持ち、地域ならではの新しい価値を創造し、地域を支えるために必要な力を育成する」ことと、「多様なニーズに対応した教育機会を提供し、一人ひとりの能力、可能性を最大限に伸ばす」ことなどを、現在考えています。
やはりキーワードは「豊かな地域資源の活用」だと思います。その具現化には教育課程にも多様性が求められます。柔軟に編成、実施できるよう工夫し、菊池高校ならではの教育を構築しなければならないと思っています!
初めてのスパーリングに私も緊張しました!
本校の学校魅力化の柱の1つとして部活動の活性化を考えています。単に部活動の競技力を高めるということではなく、部活動を通して人間力の向上を図り、生徒一人一人がしっかり自立した人間になってくれればと思っています。現在でも朝からの校内外での清掃活動やあいさつ運動など学校生活のいろいろな場面で部活動生が頑張ってくれています。
また、本校には他校ではあまり見られない特色のある部もあります。地元の環境を生かしたボート部や日本一の選手も輩出したボクシング部、昨年、東京都で開催された警察庁主催のシンポジュームで発表したスマートアクティ部などです。
私は土曜日、日曜日などに開催される大会や練習試合等を見学することを楽しみにしています。昨日、一昨日は開新高校で実施された県ボクシング協会主催の合同練習会を見学し、その迫力の凄さに感動しました。熊本県ボクシング界はプロの世界チャンピオンやオリンピック選手、高校チャンピオンなど素晴らしい選手を世に送り出しています。
本校ボクシング部も私が個人的にもお世話になった山村浩先生が創部され長い歴史の中で輝かしい伝統があります。現在、男子3名、女子5名の部員に加え、中学3年生の女子が日々練習に励んでいます。昨日、その中の1人、2年生の新宅一君がその練習会で初めてのスパーリングに臨みました。新宅君は華道部や書道部にも所属し保健委員会でも活躍するなど、文武両道で頑張っている生徒です。
初めての他校生とのスパーリングでこちらにも緊迫感とその激しさが伝わり、見ている私も緊張しました。終わった後は「腕が上がりません。」と疲労困憊の様子でしたが、充実感に満ちた表情でした。今後の成長が楽しみです。
このような場面を目の当たりにし、本当にうれしく思いました。今後もいろいろな部活動の頑張りをしっかりと応援していきたいと思っています!
学校魅力化に向けて県教育委員会と協議しました!
本年度から県教育委員会に高校魅力化推進室という部署が新設されました。これは県内の郡部の県立高校が高校入試において軒並み定員割れの状況にあり、その状況を打破するためにそれぞれの学校がどのように魅力化を図っていくかといことを支援する部署です。本日、高校魅力化推進室の先生方が本校を訪問され、現在の取組状況等について協議しました。
本校の本年度の現状としては普通科160人の募集定員に対して入学者62名、充足率38.8%、商業科80人の募集定員に対して入学者56名、充足率70%と非常に厳しい状況にあります。しかし、私は4月に赴任して本校の生徒や先生方、保護者や地域の皆さんたちと接してみて、菊池高校の持つ可能性を非常に感じています。
本日の協議では魅力化については学校運営協議会において「学科魅力化」「地域拠点部活動」「地域資源活用」を柱として協議を進めていることや日々の学校生活において「明るく元気に大きな声であいさつ」や「校門一礼」、部活動生を中心とした早朝からの清掃ボランティア、育友会と連携した基本的生活習慣の確立や規範意識の習得など段階的指導を徹底しながら取り組んでいることなどを説明しました。
一朝一夕ではできるものではありませんが、これらの取り組みを通して菊池高校が地域の最高学府の高校として「選ばれる菊池高校」になると確信しています。112年の伝統を持ち、素晴らしい多くの卒業生を世に送り出している本校に対する教育委員会の期待もひしひしと感じたところです。
一つ一つの取組を徹底して生徒一人一人が無限の可能性を開花し、夢を叶えることができる学校になるよう一層努力しなければならないと思いました!
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