校長ブログ

2021年5月の記事一覧

全力を尽くせ!菊高健児。

いよいよ明日から県高校総合体育大会、文化祭が開催されます。残念ながら総合開会式も中止となり、無観客開催ではありますが、大会が実施できることに関係者に感謝したいと思います。私は幾度となく、総合開会式において熊本工業高校のブラスバンド部のアトラクションを見ましたが、あの一糸乱れぬ演技に毎回感動させられてきました。このコロナ禍により熊本工業高校のブラスバンド部員ばかりでなく、開会式を支えてくれていたプラカード保持者、コーラス隊、合奏隊など多くの生徒の貴重な活躍の場が奪われたことも残念でなりません。

3年生にとってはこれまでの活動の集大成となる大会、全力を尽くして悔いのない大会にして欲しいと思います。私自身高校最後の総体で敗れ、目標としていたベスト4に進出することができず、みんなで涙したことを今でも鮮明に記憶しています。しかし、人生、「負けや失敗」から学ぶことが「勝ちや成功」から学ぶことよりとても多く、そこから何を学ぶか、考えるかが重要だと思います。

これまで支えていただいた保護者の皆様方等と大切な場面を共有できないことが、残念でなりません。全力を尽くした後でのそれぞれの思い。こんな素晴らしい経験は人生の中で滅多にありません。これからの人生につなげて欲しいと思います。

喜寿の名伯楽に頭が下がりました!

今週の金曜日から開催される県高等学校総合体育大会の先行実施が先週の土曜日から始まりました。私の校長としての楽しみの1つは部活動生の大会や練習試合、発表会などを見て回ることです。日頃の練習の成果を発揮する場として生徒たちが生き生きと活動している姿を見るととても嬉しく、誇らしく思います。この土日にはバドミントン、ソフトテニス、サッカーの大会の応援に行きましたが、各会場で生徒たちの頑張りを見ることができました。

そのバドミントン会場でまだまだ現役で指導を頑張っておられる工藤勇参先生とお会いしました。工藤先生には若いころから大変お世話になっており、県立体育館の観覧席に座っておられる姿も貫禄そのもの。工藤先生はバドミントン競技がオリンピックの正式競技となったバルセロナ大会に日本代表として出場した現在スポーツキャスターとして大活躍の陣内貴美子さんをはじめ多くの選手を育成された名伯楽で、今年77歳におなりになるとのことです。挨拶させていただき、しばらく一緒に大会を見学させていただきましたが、バドミントン、生徒たちへの情熱は相変わらずで年齢を感じさせない姿に本当に頭の下がる思いでした。

工藤先生方の年代には各競技に素晴らしい指導者がおられますが、熊本のスポーツ界がこのような情熱的な先生方に支えられてきたことを改めて痛感したところです。

バドミントン部 バドミントン部

ソフトテニス部 ソフトテニス部(男子)

ソフトテニス部(女子) ソフトテニス部(女子)

剣道部 剣道部

ボート部 ボート部

バスケットボール部 バスケットボール部

男子バレーボール部 男子バレーボール部

女子バレーボール部 女子バレーボール部

野球部 野球部

ボクシングぶ ボクシング部

水泳部 水泳部

サッカー部 サッカー部

芸術部 芸術部

選手宣誓 選手宣誓

 

 

下校と大雨が重なってしまいました!

今日は木曜日。1年から3年までの特進クラスは7時間、それ以外のクラスは6時間授業です。6時間目が終了し、3時50分頃、生徒たちは放課になり下校しますが、そのタイミングで大雨が降り始めました。教室に戻すこともできず、豪雨の中の下校となってしまいました。朝から早目の下校検討や近隣校への問合せなど、本日の天気には危機意識を持っていたつもりでしたが、申し訳ないことに一番雨が強い中での下校となり生徒たちを非常に混乱させてしまいました。

傘は全く役に立たず、ずぶ濡れになりながら歩行、また大雨の中でのバイク、自転車の運転など健康面、安全面においても最悪の事態を招いてしまいました。もう少し、状況判断をしっかりとした中で生徒管理をしなければならないと深く反省した次第です。生徒たちが無事に帰宅し、体調不良もなく、明日元気に登校してくれることを願っています。

まだ、梅雨に入ったばかりです。今後も豪雨や台風等、現在のコロナウイルス感染症に加え、生徒たちの安全を脅かすような事態が発生することが予想されますので、しっかりとした危機意識を持って教育活動に当たらなけらばならないと痛感しました。

 

ボランティアに多くの生徒が集まりました!

中間考査最終日。年度最初の定期考査が無事終了し、生徒たちもホッとしていることと思います。この最終日にボランティア委員会が校内外の清掃活動を企画し、全校生徒に呼びかけを行っていました。何人位集まるのかなあと思っていたところ、何と150名弱の生徒が集まってくれました。全体から見ると3分の1以上の生徒が参加してくれたことになります。

ボランティア活動に参加しようというような「心」を持った生徒がこれだけ多くいることを大変うれしく思うと同時に、生徒たちのやる気の引き出し方次第では、本校にさらなる可能性、伸びる力があることを強く感じたところです。このような「心」を持ち合わせた生徒は現在、スクール・ミッションに育てたい生徒像として盛り込もうと考えている「社会人としての基礎力や主体的に学び、課題解決ができる力を身に着けた人材や地域の発展に貢献、活躍できるリーダー」になり得る生徒ではないかと思います。

日頃の生活の中でも早朝から清掃活動や挨拶運動に取組んでくれている生徒も多数おり、本校生徒の素晴らしさを積極的に発信することも私の校長としての使命であると思っています。

  

  

  

今年度第1回目の学校運営協議会を開催しました!

昨日から中間考査が始まり、1年生は高校に入学して初めての定期考査となります。高校生活をメリハリのあるものにするためにも定期考査に向けてはしっかりと取組んで欲しいと思います。また、運動部活動生は県高校総体の開催を控えており、特に先行開催競技では今週の土曜日から大会が開催されるため、勉強と試合に向けた調整と両方に余念がないことと思います。残念ながら大会は無観客開催となり、せめて保護者には見て欲しかったとの思いはありますが、このような状況下で大会開催を優先すれば致し方ないと思わなければなりません。

さて、本校では本日、本年度第1回目の学校運営協議会を開催しました。同窓会、保護者を含む学校関係者と地域の機関・団体の代表者からなる協議会で昨年7月に発足し、3つの専門委員会も作り、「学校魅力化」について協議を進めて来ました。本年度も昨年度に引き続き菊池市教育委員会の渡邉和博教育長に会長、また、県商工会会長もお務めの市商工会の笠愛一郎会長に副会長にご就任いただき大変心強く協議会がスタートし、早速、熱心にご協議いただきました。

本年度は昨年から協議を重ねてきた「学校魅力化」をしっかりとした「形」とし、中学3年生や保護者、地域の皆様方に積極的に発信し、一人でも多くの受検生が菊池高校を受験してくれる「選ばれる菊池高校」にしたいと思っています。

育友会新執行部がスタートしました!

昨日、残念ながら書面ではありましたが、全会一致で議決された令和3年度の育友会新執行部の第1回役員会がありました。今年度から組織改編も行われ、新会長のもとより充実した育友会活動が行われるものと期待しています。私も昨年、菊池高校に赴任し、学校行事、ボランティア活動、生徒指導、部活動支援、広報活動など多岐にわたる教育活動で多大なご支援をいただき、大変心強く、感謝しているところです。コロナ禍ではありましたが、学校と二人三脚で生徒を育んでいただいています。

ここで、本校の育友会活動を簡単に紹介します。育友会には総務厚生委員会による、菊翔祭文化の部(文化祭)における食品・物品バザー、地域ボランティア活動である「城山の日」の清掃活動、ハーフマラソン大会でのだご入り豚汁の提供、広報委員会による広報誌「大椋」の年3回の発行、育友会林委員会による育友会が所有する林の保全活動、この育友会林活動は生徒たちへの教育活動にも取り入れています。これらに加え、学年委員会や部活動振興のための体育文化振興委員会の活動も行っていただいおり、会員の皆様方も全員が1人1役活動として何らかの活動に参加していただいております。

このような活動に支えられながら、有意義な教育活動が成り立っており、本当にありがたく思っています。

 

コロナ不安の広がりを感じます!

県内のコロナウイルス感染拡大を受け、保護者の皆様方のコロナ不安が広がっているように感じます。無理もないことだと思います。変異種等も発生し、感染力も増し、若年層への感染も増え、予断を許さない状況になっています。いつ何時、どの学校から感染者が出てもおかしくありません。

コロナ感染症等の危機に直面する事態では、憶測やうわさに惑わされがちになり、過剰に反応したり、必要以上に用心したりするような状況に陥ることがままあります。そこで保護者の皆様方に対し、伝えなければならない情報を正確にいち早く提供することが大切であると考えています。

学校はどこよりも安心安全が確保された場所でなければなりません。「空振りは許されるが、見逃しは許されない。」ということを念頭に置いて、状況に応じて、県教育委員会や学校医の先生、保健所等専門的な立場の方々のお力もお借りしながら適切な対応をしなければならないと肝に銘じています。

来週は中間考査、その後には県高校総体や総文祭も控え、生徒たちのとっては非常に大切な時期ですが、安心して登校することができるよう全力で対応していきたいと思っています。

 

夏に向けた大きな弾みとなりました!

5月8日(土)と9日(日)に延期になっていた城北地区高等学校春季大会が藤崎台球場で開催されました。8日(土)の相手は有明高校。有明高校には昨年の代替大会と全国選抜に繋がる秋の県予選で対戦し、両試合ともコールド負けを喫している因縁の相手でした。初回裏に2点を先制され、嫌な展開になったと昨年度の試合のことが頭を過りましたが、その後、先発の3年生岩政君が力投し相手打線に追加点を許さず、4回に同点に追いつき2対2のまま延長戦に突入する緊迫した好ゲームとなりました。延長11回、3年生の志水君の3塁打から相手投手のボークにより1点を加点し、その裏これを守り切り延長11回3対2で見事勝利し、ベスト4進出を果たしました。

次の日、NHK旗出場を賭けて専大玉名高校と対戦しました。専大玉名も甲子園出場経験のある強豪校。3点を先制される嫌な展開でしたが、途中、本校が4点を得点し、4対3とリードする素晴らしい試合となりました。終盤、専大玉名に3点を加点され、6対4となりましたが、本校も9回裏2アウト満塁一打同点のチャンスまで相手チームを追い詰めましたが残念ながらそのまま試合終了。この試合も前日同様とても引き締まった好ゲームでヒット数は本校が11本で相手を上回る状況でした。

強豪校を相手にしたこの2試合は冬場の厳しいトレーニングを乗り越えた選手にとって、とても自信となり夏の大会に向けた大きな弾みとなる2試合だったと思います。今週土曜日に城北地区からのNHK旗への出場枠3校目を賭けて阿蘇中央高校と対戦します。しっかり出場権を勝ち取りさらなる自信として欲しいと願っています。

世界を体感する絶好の機会でした!

ゴールデンウィーク明けの5月6日、快晴。今日は本校正門前を2020東京オリンピックの聖火リレーが走りました。この聖火リレーは古代オリンピックの聖地であるオリンピアの遺跡であるヘラ神殿前で採火された炎をギリシャ国内と開催国内をリレーによって開会式までつなぐものです。オリンピックのシンボルである聖火を掲げることにより、「平和・団結・友愛」といったオリンピックの理想を体現し、開催国全体にオリンピックムーブメントを広げるものです。

1964年の東京オリンピックから57年ぶりにその聖火が県内を駆け抜けていきます。しかも本校の正門前を走って行くという何とも劇的なことが、本日、素晴らしい快晴の中で実現しました。このようなコロナ禍ではありますが、菊池市では予定通り公道でのリレーが実施され、観覧することが許されましたので「世界を体験する絶好の機会」であると思い、全校生徒で自由観覧しました。

車列の規模や沿道の雰囲気などを見て、世界最大規模のスポーツの祭典が70数日後に日本で開催されるということに思いを馳せ、世界を体感してくれたら嬉しく思います。このような状況下でのオリンピック開催については賛否あることは承知していますが、生徒たちの心に今日の聖火リレーが人生の思い出として心に残ることを期待しています。

このような経験が菊池高校からグローバル人材の育成に繋がればと思っています。