校長ブログ

ほめてやらねば、人は動かじ!

コロナウイルス感染症の影響で延期になっていた県下高校新人バスケットボール大会が土曜日から開催され、第二高校で実施された女子の大会の応援に行きました。会場に着いて早々、試合を待つ選手たちと会い、いきなり「校長先生、試合に勝ったらほめて下さいね!」という言葉掛けがありました。あまり深くも考えず、「うん、わかった。わかった。勝ったらしっかりほめるけん。」と応えました。

試合展開をおそらく本人たちも予測していたのでしょう。大接戦となりました。相手は5人ぎりぎり、こちらは助っ人選手2人を加えた6人での試合で、両校とも何としてもこの試合で1勝したいという気持が伝わってくる熱戦でした。後半、7点差がついたところで、このままずるずると引き離されるかと思いましたが、追い付き、最終クウォーターで逆転し、47対41で見事勝利を収めました。日頃から練習もままならない少人数での活動ですが、素晴らしい勝利でした。

試合後、「おめでとう!」と声を掛けると、またも「校長先生、しっかりほめて下さいね!」という言葉が。「先生たちにもしっかり頑張ったて言うとくけんね。」と言いましたが、その時、生徒たちはやっぱりほめられたい、自分を認めて欲しいという気持がとても強いのだということを痛感しました。むしろ、ほめられる、認められる機会が少ないのかなあと反省させられました。

今後とも、教育活動のあらゆる場面で、ほめる、認める場面を数多く作らねばと思います。やっぱり生徒たちに対しても「ほめてやらねば、動かじ」だと改めて思いました。