2025年8月の記事一覧
【ASⅡ・科学部】環境シンポジウム(後半)
さて、環境シンポジウムは午前中の大ホールにおける講演やパネルディスカッションを終え、午後からは展示ホールにて、小・中学生対象の科学実験講座、サイエンスアカデミーを実施しました。
通常は天草高校にて実施しているこのサイエンスアカデミーですが、今回は環境シンポジウムのなかでの実施となりました。3つの科学実験講座(スライムづくり、カラフル水の層づくり、プログラミング)と1つの体験(海洋ゴミアート体験)を実施し、2回の講座でのべ80名ほどの小学生が参加してくれました。
きょうだいや友達と一緒に参加してくれた人も多く、会場はおおにぎわい。作ったものを見せ合ったり、お互いにアドバイスし合ったりなど、楽しく科学の不思議を体験し、笑顔で学んでいる姿があちこちで見られました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
今年度第2回のサイエンスアカデミーは、12月実施の予定です。詳細が決まりましたら、天草高校のホームページ等でお知らせします。どうぞお楽しみに!
【科学部】環境シンポジウム(前半)
本日は天草市民センターにて、科学部による環境シンポジウム アマプロ(Amakusa Protect Project)を開催しました。
午前中はWWFジャパンのヤップ・ミンリー様による講演があり、天草でも調査が行われているゴーストギアの現状や環境に与える深刻な影響について学ぶことができました。その後、科学部海洋プラスチック班による発表を行い、海ゴミ問題の解決に向けて「レンタルマイバッグ」導入および「海ゴミアート」作成の提案がありました。その後、ヤップ様、中野誠志様(よかよかダイビング代表)、本校科学部でパネルディスカッションを行い、天草での海洋プラスチックゴミの削減をテーマに、天草の美しい海を守っていくために私たちが何ができるかについて討議を行いました。
会場のお客様からも科学部の活動に関してコメントをいただいたり、上天草市の海岸における清掃活動についてご紹介いただいたりなど、市民のみなさまと一緒に環境について考える、有意義な時間となりました。
後半に続きます。
【ASⅡ・科学部】環境シンポジウム前日!
こんにちは!ASⅡ&科学部です。
私たちは今、天草市民センターで、いよいよ明日開催となった環境シンポジウム「アマプロ」の準備をしています。今年のテーマは「海洋プラスチックゴミの削減」。明日のシンポジウムでは午前中に環境に関する講演、科学部の発表、それからパネルディスカッション、午後からは小・中学生向けの科学実験講座「サイエンスアカデミー」と盛りだくさんの内容となっています。
◆環境シンポジウム「アマプロ」詳細はこちら
https://sh.higo.ed.jp/amakusa/sshtop/amapro
わたしたち高校生が企画・運営を行うこのシンポジウムで、自然豊かで美しい日本の宝島、天草の環境についてみなさんと考えたり、サイエンスアカデミーでは、楽しんで科学に触れる機会としていただけたらと考えています。シンポジウムは途中の入退場も可能です。どうぞお気軽にお越しください。2年生ASクラス&科学部一同、みなさまのお越しを心よりお待ちしています!
「海洋プラスチック班」の2人。発表原稿の最終確認中です。
環境に関する研究ポスターも是非ご覧ください!
「プログラミングカーでゴールを目指せ!」 コース作成中です★
童心に返ってプログラミングカーのコースの装飾を作るみなさん
「カラフルな水の層」をつくろう! 楽しい実験の準備中...
【科学部】環境シンポジウムに向けて
夏休みももう少しで終わりですね!
本日の地学室は久しぶりに科学部員が大集合でにぎやかです。今週末(8月30日(土))に天草市民センターで開催する、環境シンポジウムの準備を部員で協力して行っています。
◆ 環境シンポジウム アマプロ2025 詳細と申込はこちら(当日参加もできます)
https://sh.higo.ed.jp/amakusa/sshtop/amapro
環境シンポジウムの午後には、小・中学生向けのお楽しみ「サイエンスアカデミー」も開催します。年2回実施しているこの科学実験講座、今回は天草高校を飛び出して市民センターでの開催です。まだ各講座の定員には空きがあります! 夏の思い出にも、自由研究としても。ぜひ楽しんで科学に触れる機会にしていただけたらと思っています。
◆ サイエンスアカデミー(科学実験講座)詳細と申込はこちら(申込は先着順です!)
https://sh.higo.ed.jp/amakusa/academy
さて、ミーティングの後は、天草のあちこちに散らばって、イベント告知に励む科学部員たち。今日は、イオンでも店内放送やチラシ配布をさせていただきました。
イオン天草店をはじめ、快くポスター掲示に御協力いただいた各店舗や事業所、学校のみなさま、チラシを受け取っていただいたみなさま、ありがとうございます。当日、会場でお会いできることを楽しみにしています!
【ASⅡ】無事に日本に帰国しました
シンガポール海外研修参加者は帰国の途についています。
先ずはチャンギ国際空港に到着です。
広大なショッピング等の複合施設である「JEWEL」内で夕食を食べました。
その後、深夜便にて帰国し、無事に天草高校に到着しました。
熊本駅では、主幹教諭の米村先生が出迎えてくれました。
高校では、休日にもかかわらず校長先生と海外研修担当の小玉先生が保護者の方々と出迎えてくれました。
最後に終了式として、田中さんが校長先生に今回の学びと今後の抱負を述べてくれました。
<編集後記>
研修を通じて上手くいかないこともありましたが、各自が挑戦し、協力して研修を成し遂げようとする姿勢が随所に見られました。
4日間の研修を通じて、大きく成長してくれたと思います。
今後も成長を続け、今回の学びを多くの高校に広めてほしいと思います。
JSTをはじめ、国内外で御協力いただきました皆様方、誠にありがとうございました。
【ASⅡ】シンガポール研修4日目(最終日)
4日間の研修も最終日です。
朝からスコールでものすごい雨です。
朝食は雨音を聞きながらとなりました。
野外での活動が危ぶまれましたが、出発前には青空が広がっていました。
熱帯であることを感じた出来事でした。
本日の研修はスンガイ・ブロー国立公園とアートサイエンスミュージアムで行いました。
午前中のスンガイ・ブロー国立公園では、現地ガイドの案内で湿地の生物や水循環について学びました。
各自が自分自身の研究に絡めて、英語で積極的に質問していました。
午後からは、アートサイエンスミュージアムにて研修を行いました。
このミュージアムは、芸術と科学、そのつながりを探求している場所です。
科学の様々な成果を、アートという手法を用いてわかりやすく展示している場所で、自分自身のプレゼンテーションについて再考する経験を得られました。
ここまででシンガポール研修は終了です。
日本では経験できない体験を通じて、多くの学びを得ました。
このことを各自が今後に生かしてほしいと思います。
また、今回の学びを天草高校にも広める活動を進めていきます。
昨年度よりも充実した研修となりました。
御協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。
【ASⅡ】シンガポール研修3日目
シンガポール研修3日目です。
少し疲れもありますが、シンガポールにも慣れてきました。
本日はNTUでの研修2日目です。
冒頭、佐藤先生に講義室や機械航空学科の施設を案内していただきました。
NTUのキャンパスは広大で、1学科の面積が日本の大学の1学部規模に匹敵します。
海外大学のスケールの大きさに驚かされるばかりです。
施設紹介の合間に、NTUでの講義についても教えていただきました。
講義は、最初に大きな教室(最初の紹介していただいた階段教室など)で300人ほどの学生が一斉に講義を受けます。
ちなみに講義はオンラインでの参加も可能です。
その後、20人ほどのグループに分かれて、上の写真のディスカッションルームにて、講義に関する演習を行います。
演習の様子を見学しましたが、グループ内でディスカッションしながら、実施されていました。
施設やNTUでの学びについての紹介後は、佐藤先生による講義です。
佐藤先生のこれまでの研究活動の紹介を踏まえながら、研究や社会との関わり方について御講義いただきました。
社会との関わりについては、最新研究の成果や社会実装の実例を御紹介いただきました。
また、講義全体から「技術で人を救う。」ことを本気で考えておられる先生の熱い思いを感じました。
研究活動の中でも、特に工学の分野はこれまでの知見を組み合わせて新しい何かを開発することが求められます。
佐藤先生のこれまでの研究成果の結晶である「昆虫サイボーグ」による災害現場での活用、これは生徒たちが将来目指す研究成果の社会実装の最も良い例です。
生徒たちは、講義を受けることで、自分たちの大学卒業の未来を垣間見たようでした。
講義後は昨日に続いて、佐藤先生の研究室で研修を行いました。
本日は3つの研修を行い、「昆虫サイボーグ」の実現に必要な技術を個別に学んでいきました。
<①神経による電気信号測定>
<②動体の把握システム>
<③ロボットアーム実習>
昼食は学食で食べました。
学食の道のりでは、案内の学生に英語で話しかけていました。
様々な言語の飛び交う中で各自注文も上達していました。
昼食後は佐藤先生と、その学生の方が向けて研究発表を行いました。
英語のやりとりで上手くいかないことも一部ありましたが、各自が一生懸命プレゼンテーションを行いました。
佐藤先生からの御指摘もいただき、今後も各自で改善に取り組んでいきたいと思います。
佐藤先生、研究室の皆様、本当にありがとうございました。
夕食後のミーティングでは、各自の反省を述べ、帰国後の改善について意見交換しました。
研究の進化につながるNTU研修となったようです。
【ASⅡ】シンガポール研修2日目
シンガポール研修は2日目です。
今日も朝食をしっかり食べました。
今日と明日は南洋理工大学(NTU)での研修です。
NTUでは、機械航空学科の佐藤裕崇教授にお世話になります。
佐藤先生は「昆虫サイボーグ」の世界的権威で、昆虫サイボーグを活用した人命救助に取り組んでおられます。
※佐藤先生の研究内容については以下のURLをご覧ください。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/06/c1720e8f99aacdc9.html
研修の冒頭では、佐藤先生の研究室の学生さんの案内でNTUのキャンパスツアーが行われました。
各学部の施設を巡り様々な施設で説明を受ける中で、自分自身の大学での学びや研究の深化について考えていました。
説明は全て英語でしたので、最初は耳が慣れなくて理解できない場合も有りましたが、徐々に理解していきました。
施設見学の際には、積極的に英語で質問していました。
質問内容を聞いてみると、やはり自己の研究(音響や環境)に関する質問を各自がしていました。
また、ツアーの休憩時にも、シンガポールの生活などについて学生さんに積極的に質問し、英語力向上を図っていました。
昼食は大学の飲食店街で食べました。
多国籍な大学の雰囲気を食の面からも体感しました。
午後からは佐藤先生の研究室での研修です。
本日は4つの研修を行い、「昆虫サイボーグ」の実現に必要な技術を個別に学んでいきました。
<①操作体験>
<②電子顕微鏡実習>
<③金属メッキ加工>
<④マイクロコンピュータ実習>
夕食は、シンガポール名物「チキンライス」を食べました。
日本のチキンライスと全く違うものでしたが、とてもおいしかったです。
宿舎に戻ってからのミーティングでは、明日の研究発表に向けて最終練習を行いました。
各自が自分の研究の発表と質疑に対する応答と、他の班への質問を英語で行いました。
本日の研修で積極的に英語を活用したこともあってか、自分たちで活発に練習を進めていました。
明日の研究発表が楽しみです。
【ASⅡ】シンガポール研修初日
シンガポールでの4日間の研修がスタートしました。
朝から元気いっぱい!朝食もしっかり食べました。
初日の今日のテーマは「海外で働く日本人から学ぶ」です。
午前中は「デンソーウェーブ シンガポール」にて研修を行いました。
「デンソーウェーブ シンガポール」は産業用コントローラを開発している会社です。
(親会社の「デンソーウェーブ」は皆さんおなじみのQRコードを開発している会社です。)
所長の渡邉様、現地スタッフの吉木様や現地の外国人スタッフの方から研修を受けました。
多くの学びを得ることができ、生徒たちは海外で働くことへの心理的ハードルが下がったようでした。
また、開発をする上で「課題を明確にすることが大切」との話もありました。
このことは課題研究を行う上でも大切なことです。
課題研究の進め方についても学びを深めた研修となりました。
デンソーウェーブの皆様、ありがとうございました。
昼食はラオ・パサで各自購入して食べました。
英語での注文も上達しています!
午後はCLAIR(自治体国際化協会)のシンガポール事務所で研修です。
研修前半はCLAIRシンガポール事務所の佐山様から、CLAIRの職務内容の紹介がありました。
職務としては、「地方自治体の活動支援」「国際交流」「各国の調査・情報収集」があり、地方自治体が海外と連携する際のサポートをされておられます。
研修の中では、シンガポールの調査結果についてもあり、特に飲料水と廃棄物の話がありました。
日本とは異なる部分も多く、双方が科学技術を活用して解決を図っていました。
課題研究でも、「研究成果の社会実装」を目指しています。
その好例として、新しい知識を得ることができました。
佐山様に続いて、熊本県アジア事務所の山口様から熊本県の国際交流について教えていただきました。
熊本県が行っている海外との交流について知ることができ、「自分たちも海外へ熊本の良さを発信したい。」と思いを新たにした生徒たちでした。
また、質疑応答の際に質問した技能実習生の方が地域にとけこめるようにする熊本県の取組に生徒は関心を持ったようでした。
今後、熊本県は海外との連携がさらに重要になってきます。
今回の学びを踏まえて、自分が熊本で何ができるのか考えてほしいと思います。
佐山様、山口様に続いて、UBSシンガポールの堀江様より研修を受けました。
堀江様は天草の御出身で、以前はアメリカ、現在はシンガポールで活躍されておられます。
お勤めの「UBSシンガポール」は世界的にも有名な銀行です。
研修では、生徒たちと対話しながら、シンガポールの実情について講話していただきました。
生徒たちとの対話の中では、「若いうちに世界に目を向けるのは大変良い。」と御自身の御経験からお話しされました。
生徒たちはそれぞれの思いを持って本研修に参加しています。
思いは様々ですが、本研修で見聞きした「生の海外」での経験を今後の進路選択に役立ててほしいと思います。
堀江様、山口様、佐山様を始めCLAIRシンガポール事務局の皆様、ありがとうございました。
終了後には、堀江様の御厚意により、マーライオンまで御案内いただきました。
移動中も様々なことを教えていただき、学びの多いマーライオン見学でした。
堀江様、ありがとうございました。生徒たちは良い思い出となりました。
夕食は近くのショッピングセンターのフードコートに案内していただき、各自で注文して食べました。
ホテルへの帰り道では、周辺の建物や人々の暮らしについて、ガイドの方から教えていただきました。
市内の散策で現地の人々の生活に触れ、日本と比較することで学びを得ているようでした。
宿舎に戻ってからのミーティングでは、本日の学びについて共有した後、明後日の英語での研究発表に向けて、生徒同士で英語の質疑応答を行いました。
生徒によっては鋭い質問もあり、生徒同士の活動で向上を図っている様子が見られました。
【ASⅡ】シンガポールに到着!
早朝に出発したシンガポール研修参加者の一行は、福岡空港で出国し、無事にシンガポールに到着しました。
チャンギ国際空港では、シンガポールの自然を表現した展示水槽を見学しました。
珍しい魚も多く、思いがけず研修で訪れるスンガイブロー国立公園の事前研修となりました。
初日の今日は移動日でしたが、シンガポールの地下鉄の路線の把握の仕方をJTBのガイドの方に習いました。
これで明日以降の移動がスムーズに行われると思います。
夕食はホテル近くのフードコートでした。
ガイドさんの協力も得ながら各自で注文し、海外の方々との交流の第一歩となりました。
夕食後のミーティングでは、明日の流れを確認しました。
明日も地下鉄で移動しますが、各自が今日の学びを生かして、移動経路を確認していました。
明日からいよいよ4日間の研修が始まります。
多くの学びを持ち帰れるように、頑張っていきたいと思います。