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【SSH】台湾の大学・高校との覚書を締結しました

 この度、天草高校は台湾・靜宜大学および國立中興高級中学とMOU(覚書)を締結しました。

 この覚書は、三校間の教育的・文化的交流を促進し、学生の国際理解及び友好を深めることを目的としており、台湾滞在中に靜宜大学校長の林思伶先生、國立中興高級中学校長の陳漢銘先生、そして本校校長で締結式を行いました。帰国後の本日、この覚書締結と今後の三校の交流・協力について岩嵜校長より全職員に説明がありました。これから教育活動において三校で連携をとり、交流を深めていきたいと思います。

 写真で岩嵜校長が手にしているのが覚書、隣の四角い盾が靜宜大学からいただいたもの、その隣の赤い台座に載ったクリスタルの盾が中興高級中学からいただいたものです。友好の印を大切に、今後ますますその絆を深めていきたいと思います。

 公式ホームページにて、それぞれの学校の特色が紹介されています。是非、ご覧ください。

 ◆ 靜宜大学(Providence University)ホームページ

 https://www.pu.edu.tw/

   ◆ 國立中興高級中学(National Chung Hsing Senior High School)ホームページ

 https://www.chsh.ntct.edu.tw/home

 

 

 

【SSH】台湾研修4日目②(帰国日)

 台北の桃園国際空港から熊本空港まで、1時間半。本当にあっという間です。飛行機では定番のチキンと、グァバやドランゴンフルーツの機内食をとりました。アナウンスの中国語を聞きながらほんのり赤く、優しい味のもち米のご飯を食べていると、なんだかまだ台湾にいるようです。熊本に近づくと、窓からは長島、それから天草の島々が綺麗に見えてきて、あっという間に着陸です。熊本空港のトイレでは、「紙、流していいんだっけ?」とふと考えたとのこと(※注:台湾では水圧が弱く、トイレットペーパーを流せないトイレも多いのです)。参加生徒4人とも、すっかり、”台湾人”の気持ちになっています...!

 穏やかな海を見ながら、学校まで2時間半あまり、バスに揺られます。当たり前だった日本の風景がなんだか新鮮に見えるのは、この台湾での4日間がそれだけ充実していて、発見や驚きに満ちていた証拠かもしれません。

 学校に着いて解団式を終え、生徒たちは予定通り14時頃に帰路に着きました。これで、本研修全ての日程が無事、終了です。台湾での授業や実習でお世話になった先生方や学生さんをはじめ、現地ガイドさんや運転手さん、親切にしてくださった台湾の人々、温かく送り出してくださった保護者のみなさま、事前研修で助けていただいたみなさま、本当にありがとうございました。生徒たちは、この研修を通して挑戦することの楽しさを経験し、一回りも二回りも成長してくれました。研修での学びをこれからの探究活動や日々の学習、これからの人生に活かしていってくれることと思います。

 謝謝大家!

【SSH】台湾研修4日目①(帰国日)

 3泊4日の台湾研修も、あっという間に帰国日を迎えました。今朝は5時にホテルを出て、空港に向かいます。早起きして目をこすりながら、みんなロビーに降りてきました。朝早いため、ホテルから朝ごはんを"bento box"に入れてくれる...ことは伺っていたのですが、思ったより大きくてびっくり。中身は、パン、サンドイッチ、みかん、そしてなぜか、「アスパラガスジュース」。果汁10%ですが、後口はしっかりアスパラガスの味がしたようです。美味しかったかどうかについてはノーコメントですが、みんな、ちゃんと全部飲んでいました。アスパラギン酸で、ちょっと元気になったかな。

 

 ロビーを探索すると、面白いものがたくさん。お菓子や甘栗が売ってある自動販売機に一緒にカービィのマスコットが売ってあったり、段差を知らせるサインが"Mine the Gap"だったり(mindではないのです)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 空港近くのホテルに泊まっていたため、空港には10分ほどで到着しました。早朝にも関わらず、多くの人でにぎやかです。お土産屋さんを少し覗いて、いざ、搭乗口に向かいます!

【SSH】台湾研修2日目(番外編)

 中興高校での研修を終えた私たちは、靜宜大学へ向かいました。到着後、寮への宿泊手続きを手伝ってくれたのは、天草高校と熊本北高校の卒業生の先輩方。(靜宜大学では、日本の学生が現在80名ほど、交換留学を含めると100名ほども学んでいるそうです。さすが、国際交流に力を入れている大学ですね!)

 その後、私たちは日本語の授業に参加させていただきました。中興高校で英語で発表したスライドを用いて、3班の研究内容を日本語で紹介します。その後、日本語を学んでいる大学生による出身地についての発表があり、その後、日本人大学生が台湾での学生生活について紹介してくれました。第二・第三言語である日本語で意欲的に発表をしているみなさんの姿や、世界の人々と積極的に交流して生き生きと毎日を過ごしている日本人の先輩方の姿を見ることも、とても良い刺激になりました。

 日本語教室の後は、夕食。今日は台湾で愛されている「火鍋」です。火鍋というと辛そうですが、スタンダードなものはとてもまろやかで、各自の鍋に好きな野菜、肉、海鮮などの具を好きなだけ入れて食べる、とてもヘルシーな食べ物です。ちなみに、今日食事をとったこのレストラン(去年の研修参加者も着たところです!)には、台湾バージョンのヤクルトや北海道豆乳などもデザートとして提供されています。日本のものが海外で愛されているのは、なんだか嬉しいですね。

 夕食の後は、今日の2回のプレゼンテーションの振り返りを行いました。うまくいったところはどこか、反対に、もっと上手くできた「はず」のところはどこか。台湾の学生と自分たちのプレゼンテーションの違いはどこか、また、明日のプレゼンでどこを変えたいか。一人ひとり、しっかり意見を言うことができました。明日のプレゼンテーションでは聴衆とのより良いコミュニケーションをとれることを、期待しています!

【SSH】台湾研修2日目(高校研修②)

 研究発表・協議が終わった後、生徒は生徒同士、教師は教師といっしょに昼食となりました。

 中興高校のご厚意で準備していただいたのは、「給食」。今日は"特別バージョン"で器に入ってお弁当のようになっていますが、いつもは、つぎ分けて食べるスタイルなんだそうです。ご飯の上に野菜や茶葉卵、お肉が乗っていてとても美味しく、ボリュームがあります。いつもは白ご飯のところ、毎週水曜は味付きのご飯とのこと、今日はもちもちのおこわの炊き込みご飯で、とても美味しかったです。タピオカミルクティーもそれぞれご準備いただき、みんな大喜び。台湾に来て初のタピオカです。日本のものよりやや甘さ控えめで美味しい、本場の味でした。

 昼食後は、3年生の生物の授業に参加させていただきました。今日の授業では、心臓の部位や仕組みを復習した後、2人1組で鶏の心臓の解剖を行います。お互い、ジェスチャーや英語でコミュニケーションを取りながら、心臓を切り開いたり、大動脈に爪楊枝を通したり。授業を担当された先生は少し日本語を勉強されているとのこと、授業スライドやプリントに日本語を入れていただいていたり、日本語を交えて説明してくださったり。先生方も生徒さんたちもみんな、私たちのことを温かく迎え入れてくださり、とてもありがたかったです。

 授業が終わってからは校内の施設を見学させていただきました。売店で飲み物や文房具を買う体験をしたり、木の床でありながら土足で使用する体育館に、おそるおそる靴のまま足を踏み入れたり。創立当初から70年あまりここにあるという椰子の木についてや、1999年の地震で倒壊した「科学館」の歴史についても教えていただきました。

 中興高校での研修で、生徒たちはもちろん、私たち引率者も様々なことを教えていただきました。昨年に続き、研修団を温かく迎えていただいた校長先生を始めスタッフのみなさま、フレンドリーで親切な、才能あふれる生徒のみなさん、そしてサポートしていただいた靜宜大学の先生方や学生のみなさま、本当にありがとうございました。

 さて、私たちは南投にある中興高校を出て、大学へ向かいます。次の記事もお楽しみに。