土木科紹介
土木科では何を学ぶの?(その2)
Q.土木科の実習はどのようなことをするの???
A.土木科では、次のような実習に取り組み土木技術の基礎を身につけます。
①測量実習(測量し、計算し、地図を作る。また、それを応用する)
内容:水準測量(高低差を求める)
角測量・トラバース測量(基準となる点を設置する)
路線測量(道路を設置する)、丁張り(法面となる基準を作る)
②コンクリート実習(コンクリートの材料の性質を理解する)
内容:骨材の密度試験・吸水率試験、骨材のふるい分け試験
スランプ試験(まだ固まらないコンクリートの性質を理解する)
圧縮強度試験(硬化したコンクリートの性質を理解する)
③土質試験(土の性質を理解する)
内容:土の含水比試験・土粒子の密度試験、土の締め固め試験
現場密度試験、一面せん断試験
④パソコン実習(パソコンを活用できるようにする)
内容:ワープロ演習(パソコン利用技術検定合格を目指す)
CAD演習(建築CAD検定合格を目指す)
パワーポイント(プレゼンができるようにする)
⑤ものづくり実習(ものづくりの喜びを知る)
内容:溶接(鉄筋によるフラワースタンド製作)
木工(椅子やテーブルなど木工製品を作る)
土木科では何を学ぶの?(その1)
Q.土木科では何を勉強するの???
A.土木科では、土木技術の基礎を学びます。
土木構造物たとえば道路や橋、ダム、護岸などは
私たちが安全で快適に生活するために欠かせないものです。
これは地元の建設会社の方に協力していただいて実施している現場見学の様子です。
学校で学んだ知識を現場体験学習を通して理解を深めます。
なお、土木科では年に2~4回ほど現場体験学習を実施しています。
また、土木技術者は災害が発生したら復旧工事にあたります。
これは阿蘇大橋復旧工事の様子です。
現場では一日も早い復旧を目指し、
使命に燃えた土木技術者が活躍している様子がうかがえました。
こうした現場の皆さんの姿にあこがれ、
建設会社への就職を希望する生徒が多くなりました。
土木技術者に欠かせない資格は、2級土木施工管理技術士
で、在学中の取得を目指します。
また、こうした工事に欠かせないのが建設機械です。
土木科では2年生で小型車両系建設機械の免許を取得します。
また、締固めローラーや高所作業車の免許も取得することができます。
その2へつづく・・・・・・・
土木科ー小型車両系建設機械特別教育
土木科では2年生で建設機械(バックホー)の特別教育を受講し
免許を取得します。
今年は、3月18日(月)に学科講習
3月19日(火)に実技講習を行いました。
夜中に激しい雨が降ったため、実施できるか不安でしたが、
日頃の行いが良いのでしょうか?
実技講習直前には青空が広がりました。
(グラウンドは水浸しでしたがW)
まずはじめに、乗車前点検について学びます。
機械に異常箇所がないか、目で見て触って確認します。
次に運転操作を学びます。
操作レバーがいくつもあるため
最初こそ戸惑いますが
さすが若者、少しずつ操作に慣れていきます。
実技講習は、朝8時から夕方4時までみっちり行います。
そのため、全員が建設機械の操作に慣れ、
地盤を掘ったり埋めたりする作業がスムーズに
できるようになりました。
卒業後には、取得した免許を生かしてほしいと思います。
なお、土木科では、夏休みに高所作業車か締固めローラーの
特別教育も実施します。
土木科ー建設業協会玉名支部による進路説明会
本校では、昨年度から2年生を対象とした進路説明会を実施しています。
今年は3月15日(金)に
県内外の企業に勤務する本校卒業生が来校し、
教室や体育館にブースを設け、
会社のお話や仕事内容を聞きました。
熊本県建設業協会玉名支部のブースも設けられ、
土木科の生徒が中心になってビデオを見たり
卒業生のお話を熱心に聞いていました。
「ドローンによる3次元測量や
人工衛星を活用した建設機械の自動化などが進み、
建設現場では女性の活躍が目立つようになりました」
「外での仕事だから、暑い寒いはあるが達成感のある仕事」
「ほとんどが建設機械を使ってやるので、泥まみれになったり、スコップで穴を掘ったりなんかしないよ」
「資格を取ると現場を任されて、頑張った分だけ給料が上がるのが建設業だよ」
という卒業生のお話が印象的でした。
2年生にとって進路選択に役立つ有意義な時間になりました。
土木科ー木工作品紹介
土木科では、課題研究という授業で、木工製品を製作しています。
その一例を紹介します。
これはちゃぶ台です。塗装に力を入れ、少し高級に見えるよう工夫しました。応接間にも使用できるのではないでしょうか。
これは多目的棚です。丈夫なのでテレビ台やオーディオラックなどに使用してはいかがでしょうか。これも塗装に力を入れた作品です。
これはテーブルです。厚さ3.5cmある杉板を天板に使用しています。杉の木目や節を生かし、ニス仕上げにしています。
土木科では、木工技術はもちろん、塗装技術も学ぶことができます。
これらは秋の文化祭で格安で販売する予定です。よろしくお願いします。
土木科-課題研究発表会
平成31年1月21日(月)
土木科の3年生による課題研究発表会を実施しました。
課題研究とは、3年生の授業で、生徒が7班(各班4~6人)に別れ、それぞれがテーマと目標を設定し1年間取り組む授業です。そのまとめとして、2年生を対象に発表会を実施します。
今年のテーマは、次の通りです。
1班 フラワースタンドの制作(鉄筋加工、溶接)
2版 玉名中学校駐車場整備(測量と境界線の設置)
3班 コンクリート製品製作
4班 構造模型の制作
5班 知育玩具の製作(木工)
6班 3Dプリンタによる作品制作
7班 竹灯籠の制作、高級家具の製作
発表では、各班、様々な工夫によって苦労や困難を乗り越え、目標を達成できたと報告がありました。私たち教師にとっても参考になる内容でした。
発表態度も堂々としていて、さすが3年生と感じることができた発表会でした。
土木科-進路体験談
平成31年1月16日(水)
土木科の2年生を対象に
土木科3年生による進路体験談を実施しました。
3年生10人が就職先の所在地や会社の規模、仕事内容について説明した後、合格を勝ち取るためにどういう準備をしたか、これからやっておいた方がいいことなどを2年生にアドバイスしました。
3年生のアドバイスを生かして、2年生全員が目標や夢をかなえてほしいと思います。
なお、今年度の進路状況は以下の通りです。
建設系企業11人(県内9人、県外2人、自営を含む)
建設系以外19人(製造、運輸、整備など)
自衛官2人、進学6人(大学、専門学校)
土木科-実習風景(測量実習)
土木科の測量実習について紹介します。
1年生では、測量機器の操作方法を学び、角度や高さを測ったりする技術を身につけます。
2年生では、道路の「カーブ」を設置したり、斜面を削る角度の目安となる「丁張り」を設置したりといった測量技術の応用について学びます。
下の画像は「丁張り」を設置している様子です。
測量機器で高さを求め、計算して斜面の形になるよう材木を組み立てていきます。
斜面が45度になるように「丁張り」を設置しました。
その出来映えは?
土木科-2級土木施工管理技術検定 20人合格!
昨年10月28日(日)に実施された
2級土木施工管理技術検定試験に
土木科の2,3年生が挑戦しました。
1月10日に発表が行われ、
土木科の2年生13人、3年生7人
合計20人が見事合格を手にしました!
過去最高記録です!
※2級土木施工管理技術検定とは
主任技術者(現場責任者)として施工計画(作業の手順や日程など)を作成し、現場における工程管理(どれだけできたかなどを管理)、安全管理(事故防止のための管理)など工事施工に必要な技術上の管理などを行うために必要な国家資格
土木科2年生現場見学
(株)池田建設 様のご協力を得て
土木科の2年生を対象に現場見学会を実施しました。
①平成30年度災害復旧 熊本57号的石地区道路改良工事
近年、建設現場ではICT施工が行われています。
ICT施工とは、簡単に言えば人工衛星を利用し建設機械の位置情報や盛土、切取高さを検出したり、光学測量機器を利用し、ブルドーザやバックホーなどを自動制御する最新のテクノロジーです(難しいかな?)
生徒諸君は、今まで見たことがない巨大な建設機械やICT施工というテクノロジーに驚かされっぱなしでした。
なお、土木科の卒業生で池田建設2年目の田中君が現場の概要説明を行ってくれました。田中君は入社2年目にして現場責任者に抜擢され、参加した生徒は尊敬のまなざしで説明を聞いていました。
②小原上流地区河道掘削工事
この現場では、女性職員が活躍されており、現場を見学した後には土木科2年生の女子生徒7人と女性職員だけの座談会を行いました。
(女性ならではの内容だったらしく詳細についてはわかりません)
見学会の最後には、土木科の卒業生 田中君がドローンを操作し、上空からの記念写真撮影を行いました。
実施後のアンケートでは、65%以上の生徒が建設関係への就職を検討していることが分かりました。特に印象に残ったのは建設機械と先輩の活躍だったという回答が多くみられました。
池田建設の皆様、大変お世話になりました。
土木科1年生現場見学
熊本県建設業協会玉名支部主催による現場見学会に土木科の1年生が行ってきました。1年生にとって本格的な土木工事現場の見学は初めてです。
出発に先立ち、玄関前で出発式が行われました。
まずはじめに向かったのは、熊本地震により崩落した阿蘇大橋の架替工事現場です。
写真の右奥、山の斜面が滑り大量の土砂が阿蘇大橋を崩落させました。
ここでは①砂防事業(斜面の安定化)と②道路事業(被災した橋や道路の復旧と阿蘇大橋の架替)が行われています。
掘削した土砂を運ぶためのダンプトラック用エレベーターが設置されています。
2年後の開通を目指し、24時間3交代制で工事が行われています。国土交通省の方のお話によると、現場で働く皆さんは一日でも早い復旧を願い、寸暇を惜しんで工事にあたられているということです。感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ここは一般の方は立ち入ることができない場所であり、とても貴重な体験になりました。
次に向かったのは国道57号線の北側復旧ルート工事現場です。
前述の斜面崩落によって57号線が寸断されたため、その北側に復旧ルートが建設されています。
※工事概要説明資料より画像を利用させていただきました
写真の青い線の部分に橋を架けるため、その土台となる橋台と橋脚を建設しています。
現場の方の説明で「そこにしかない、世界で唯一のものを造るのが建設業だよ」という言葉がとても印象に残りました。
1年生にとって、内容的にはやや難しかったかもしれませんが、
将来建設業に就職したら、こうしたものを造るということは理解できたのではないかと思います。
また、2年生になると2級土木施工管理技術検定の勉強が始まりますが、そこに出題される工法などを実際に見ることができました。写真も撮ったので、今後の勉強に活用していきたいと思います。
最後に、見学会に御協力いただいた皆様、お忙しい中対応していただき心より感謝いたします。
平成30年度 繁根木八幡宮秋季大祭-竹灯籠展示
土木科では毎年
繁根木八幡宮秋季大祭前夜祭に竹灯籠を制作し展示しています。
過去2年間、連続で雨天でしたが、今年はすごくよい天気。
準備にも力が入りました。
これは参道に並べている様子です。
これは本殿に飾り付けている様子です。
竹灯籠は「課題研究」という授業で3年生5人で製作しました。また、並べ方も事前に考えてきました。
しかし、明るいうちは、どうなるか不安でいっぱいです。
いよいよ前夜祭の開催です。
毎年、ステージ上で土木科の紹介があります。
いかがでしょう?参道の様子。
幻想的で美しい。並べ方もばっちりでした。
(画質が悪くてすみません)
これは本殿の様子。
ビエントによるコンサートを彩ることができたのでは?
(ちょっと見えにくい。すみません)
土木科では、今後も地域の皆さんに少しでも貢献できるよう
竹灯籠を続けていきたいと思います。
来年の10月28日お待ちしています。
平成30年度玉工祭-木工教室
玉工祭(文化祭)が開催されました。
例年、土木科ではものづくり体験として「木工教室」を実施しています。
来場してくださった小学生や保護者の皆さんには、今年は蓋付きの小物入れ製作に挑戦していただきました。土木科の2年生が製作の補助にあたります。
手順は次の通り。
①電動ドリルで釘穴をあける
②接着剤で箱部分を組み立てる
③釘を打つ
④蝶番を木ネジで取り付ける
挑戦したいという方が多く、
20セット準備していたのですが、早々に材料がなくなってしまいました。体験できなかった皆さん、すみません。
来年も実施するので、よろしくお願いします。
平成30年度中学生体験入学
中学生体験入学が開催されました。
土木科では
①最新技術と土木科の紹介
②CAD体験と3Dプリンタの実演
のふたつを準備して、中学生をお待ちしてました。
①最新技術と土木科の紹介
近年、建設分野にはICTやGNSS(人工衛星)を連動したアイ・コンストラクション(i-Construction)という技術が導入され安全、正確かつ迅速な工事が可能となりました。
位置や高さの情報は人工衛星から入手し半自動化又は無人化された建設機械を駆使して別場所のオペレータの支援を受けながら工事を進めるというもので、経験の浅い若手技術者でも図面通りの構造物を作ることができるという技術です。体験入学では事務職員の5人の女性がアイ・コンストラクションを駆使して道路づくりに挑戦するというビデオを上映しました。
アイ・コンストラクションの説明しているのは土木科2年の坂口君(海陽中出身)、香西君(海陽中出身)の二人です。
次にドローン測量について紹介しました。
建設分野では、例えば広大な土地の測量、人が立ち入れそうにない災害現場などでドローンを使って測量することが多くなりました。
体験入学では、実際の災害現場でドローンを飛ばして映像を撮影し、地図を作成したものをお見せしました。そして、実際にドローンを飛ばしてみました。
これは大型のドローンで、高性能カメラを搭載でき、強風時にも対応できるプロ仕様です。
今回飛ばしたのはこちらの小型版です。最も普及しているタイプのドローンで、日本各地の建設現場で活用されています。今回は30mの高さまで飛ばし、上空からの画像をモニターに映して見せました。
②CAD体験と3Dプリンタ実演
CADとは、簡単に言えばコンピュータによる製図のことです。土木科の授業で実際に使用しているAuto-CADというアプリで、中学生に作図体験をしていただきました。
また、土木科にはなんと!3Dプリンターがあります。
私たち教師も勉強中なので、簡単なものしか作れませんが、見栄張って実演をしてみました。
・・・・・・・・・・ごめんなさい・・・・・・・・・・・
しかも写真を撮り損ねました。
ということで
土木技術者にとってコンピュータは必需品です。そういう理由から土木科ではコンピュータを使った授業を多く取り入れています。
コンピュータの学習がしたい中学生はぜひ土木科を希望してくださいね。
締め固めローラ特別教育
締め固めローラ特別教育を実施しました。
この資格は希望制で
今年は土木科2年生12人、3年生10人
合計22人が受講しました。
25日(水)は学科講習で
締め固めローラの構造や操作、安全について学びました。
26日(木)は実技講習です。
乗車前の安全確認の手順について学びます。
次に、乗車の仕方、操作方法について学びます。
初めのうちは前進と後退させるのがやっとで
まっすぐ走らせることすらできません。
ましてや、どちらにハンドルを切ったらいいやら?
交代で何度も乗車して練習を繰り返して
あっという間に操作することができるようになりました。
講師の先生から
「ここでターンして」、「ここでは線に沿って動かして」
「ここは後退して」と指示されます。
ずいぶん上手になりました。
今回は練習のため小さなローラを使用しましたが
この資格を取得すれば
建設現場で見られる大型のローラも
運転することができます。
重機の資格を取りたいという中学生
土木科で待っています!
現場見学会(土木科2年生)
現場見学会を実施しています。
土木のイメージって?
きつい!きたない!きけん!
実はそんなことないんですよ。
知らない方々がそう言っているだけです。
外での仕事だから暑い!寒い!
どの仕事だって一緒です。
だから本当の土木を知ってもらいたくて
生徒に対して何回も現場見学会を実施しているんです。
平成30年7月19日(木)
興亜建設工業(株)様の御協力を得て
土木科2年生39人を対象に現場見学会を実施しました。
まずは出発会の様子です。好天に恵まれました。
1日かけて合計4カ所の現場をまわる予定です。
1カ所目は南関町の「エコア熊本」です。
これは「エコア熊本」の概要説明の様子です。
熊本地震によって発生した廃棄物を受け入れたため
すでに35%埋め立てられたそうです。
最先端の廃棄物処理場で
エアコンの効いた部屋からその内部を見学することができます。
生徒諸君はその規模の大きさと
高度な安全性を備えた施設に驚かされたようです。
2カ所目は「長洲町宮野地区地域優良賃貸住宅整備事業」
事務所で工事の概要を聞きました。
説明用に、生徒一人ひとりにiPadが配布され
自分のペースで細かいカ所は拡大したりして見たりすることができました。
完成したマンションの室内写真を見て
家賃を聞いて,大多数の生徒が住みたいと答えていました。
その後
マンションの基礎となる杭打ちの様子を見学しました。
杭一本の値段を聞いてみんな驚いていました。
3カ所目は「長州港の堤防撤去および浚渫工事」です。
余りにも暑い日だったので
iPadを使ってバス内で説明を受けた後
見学に行きました。
港などの海底の泥を掘削することを「浚渫」といいます。
読めますか?
あと、画像にドローンが写り込んでいますが
わかりますか?
近年、ドローンによる測量が行われるようになり
人が立ち入れない災害現場の被害状況を調べたり
空撮した画像から地図を作ります。
このドローンを使って記念撮影を行いました。
4カ所目は「国道501号線道路舗装修繕工事」です。
この現場では「ICT施工」といって
GPSを利用した建設機械による舗装工事が行われていました。
まずは室内でその概要説明を聞きました。
ここでもiPadが大活躍です。
そして説明をしてくださっている男性と女性の方は
玉名工業高校土木科の卒業生です。
後輩を前に少々緊張気味でしたが
説明はとてもわかりやすかったです。
これがGPSより得た情報をもとに
舗装作業をサポートしてくれる最先端の機械です。
これからの土木技術者に求められるのは
こうした最先端機器を取り扱える人なんですよ。
以上、現場見学の様子でした。
2年生はこれから進路選択を考えていかなければならないので
参考になる良い一日になったのではないでしょうか。
最後に、興亜建設工業(株)の皆様
本当にお世話になりました。
また、卒業生諸君
お仕事頑張ってください。
そして、後輩をよろしくお願いします。
第15回熊本県高校生ものづくりコンテスト測量部門
本校を会場に
熊本県高校生ものづくりコンテストが開催されました。
測量部門に挑戦したのは測量愛好会の
土木科2年生の小川君、野中君、安川君の3人です。
まずは外業(外での測量作業)です。
目標は一番良い精度を出すことです。
スタート前の緊張の一瞬です。
今年から新ルールとなり、難しさが増しましたが、
練習を積み重ねてきた甲斐あって、
外業は、スムーズに終えることができました。
測量は3人で力を合わせてやるため、
誰ひとりミスは許されません。
一人ひとりが確実な作業に努めました。
すべてのチームの外業が終えたら、
次は内業(室内での計算書の作成)です。
昨年までは、計算書をチームで
一枚作成すれば良かったのですが、
今年から3人がそれぞれ作成するというルールになりました。
本校土木科の生徒が3時間程度かけて作成する計算書を
わずか12分で作成しなければなりません。
かなり練習を積んできましたが、痛恨のミス!
予想され対策してきたところでのミス!
測量部門結果
金賞 天草工業高校 土木科
銀賞 玉名工業高校 土木科
銅賞 球磨工業高校 建設工学科
一番良い精度を出すことができましたが、
計算書のミスで、
残念ながら銀賞となり九州大会出場を逃しました。
来年こそ、九州大会、全国大会を目指します!!!
建設業魅力発見フェア
「建設業魅力発見フェア」に
土木科2年生39人と3年生38人で行ってきました。
会場では、セミナーが行われたり、
建設業のブースが設けてありました。
建設業といっても、
「土木業」、「建築業」、「測量設計」、「管工事」
「建築士」、「造園業」、塗装防水業」、「鉄筋業」
など数多くあります。
生徒諸君は興味ある職種(ブース)をまわり、
仕事内容や建設業のやり甲斐について学びました。
7月1日に求人がはじまったばかりで、
3年生は仕事内容に興味津々。
真剣な態度で会社の方のお話に耳を傾けていました。
2年生も積極的にブースをまわり、
建設業とはどういう仕事なのかと
理解を深めようと真剣なまなざしで臨んでいました。
会場には、塗装や木工の体験コーナーも設けられており、
それらに挑戦している生徒も見られました。
あいにくこの日は豪雨で、
学校に早く戻らなければならなかったので、
わずかな時間しか参加できませんでしたが、
生徒諸君の反応は良く、
もっと居たかったという声もたくさん聞かれました。
CM撮影!
平成30年7月6日(金)
グランメッセ熊本で
「建設企業の魅力発見フェア」が開催されます。
なお、参加対象は、県内高校3年生、既卒者、保護者等
となっています。入場料はもちろん無料です。
そのCM撮影が本校で実施されました。
撮影には、建設業への就職を希望する
土木科3年生の代表6人が出演しました。
撮影は、まず実習室で行われました。
実習内容はコンクリートの圧縮強度試験です。
まずは打ち合わせで
生徒の配置や役割を決めました。
数回リハーサルを行い、若干の訂正を加え、
いよいよ本番です。
生徒諸君は、特に緊張する様子もなく、
自分の役割をごく自然に演じていました。
次に教室での撮影です。
クラスメイトには大変申し訳なかったのですが、
別の部屋に移動してもらいました。
教室では授業を受けている様子の撮影です。
顔を上げたときの目線やタイミングなど
事細かく指示されます。
そして、撮影終了!
CMというのはこうして作られるんだな~
今後、編集作業が行われます。
なお、このCMは6月16日頃から
県内の民放各社で放映されるそうです。
どのようなCMになっているかとても楽しみです。
測量愛好会-くまもとICTコンテスト表彰式
式には「バンブースピーカーに関する研究」で見事入選を果たした測量愛好会のメンバー土木科1年生4人が参加しました。
測量の練習の合間を縫って取り組んだ研究で、たくさんの応募の中からまさか入選することができるとは思っていなかっただけに、メンバーはとても喜んでいました。
式後には、九州電力の方によるドローンの実演が行われました。
九州電力では、ドローンを使ってダムや発電施設の点検管理を行っているそうです。土木分野でも活用されている技術であり、狭い会場でも安定した飛行を見せるドローンに改めて感心させられました。
そこに突然くまモンが登場し、ドローンで映し出される画像で遊び始めました。
賞状や盾、副賞をいただき、超多忙なくまモンに会えるし、とても楽しい表彰式になりました。
測量愛好会「くまもとICTコンテスト入選」
本年度は、小学校52作品、中学校16作品、高校380作品など応募件数が多く、高校部門で最優秀賞などを含む10選に選ばれ、1年生を中心とした測量愛好会のメンバーはとても喜んでいます。
2月19日には熊本市内で表彰式が開催されます。くまモンも来るということなのでツーショット写真が撮れたらいいなと考えています。その様子は後日報告します。
土木科「課題研究発表会」
「課題研究」というのは、おおまかにいうと、クラスを何班かに分けて、
各班がものづくりや調査、研究などテーマを設定し1年間取り組みます。最後に「課題研究発表会」でその成果を報告します。
土木科では1月22日に「課題研究発表会」を開催しました。
その様子を紹介します。
1班テーマ「コンクリートスピーカーの制作」
持ち運びができる鉄筋コンクリート製品を作りたいという目標を設定し、設計から型枠づくり、鉄筋の加工、コンクリート打設まで行いました。発表会では実演まで行いましたが、澄んだ迫力の音が披露されました。
2班テーマ「つまようじタワー耐震コンテスト」
毎年9月後半に崇城大学で開催される「つまようじタワー耐震コンテスト」に挑戦しました。大会の様子をビデオ上映し、緊張感あふれる大会の様子が伝わってきました。
3班テーマ「フラワースタンドの制作」
鉄筋を加工、溶接し、フラワースタンドを制作しました。1年間溶接に取り組んだ甲斐あって、誰にも負けない溶接技術を身につけることができました。
4班テーマ「構造模型の制作」
土木製図の教科書には、橋台や橋脚の図面がありますが、慣れないとどういうものか理解できません。そこで、それらを竹ひごを使って立体模型を制作しました。素材が軽いため気軽に持ち運べ、今後製図の授業で説明の際に活用できるのではないかと考えています。
5班テーマ「地域貢献」
小学生を対象にした「コンクリートによるアクセサリー製作体験」、繁根木八幡宮秋季大祭における「コンクリートキャンドルホルダー製品配布」、玉名高校弓道場「測量」など土木技術を生かし地域貢献に取り組みました。
6班テーマ「校内駐車場の整備」
建設会社に御協力いただいて、技術者指導のもと、新たに本校駐車場の区画線を引きました。完成後、早速保護者会で活用され、「出入りがスムーズになった」、「誘導しやすくなった」という意見をいただきました。
7班テーマ「椅子の制作」
杉や桧を使ってスツールタイプの椅子を制作しました。設計から木材の加工、仕上までを行い、丈夫で見た目のいい椅子を制作することができました。来年度の文化祭でお安く販売したいと思います。
以上、7班の発表でした。機会があったら完成した製品を紹介したいと思います。
2級土木施工管理技術検定(学科試験)合格発表
2級土木施工管理技術検定試験(学科試験)に挑戦しています
先日12月19日(火)に合格発表がありました
今年の合格者は10人
この資格に合格し、卒業後建設現場で実務経験を積み、
実技試験をパスすれば
建設現場の責任者として活躍できます
現場責任者となれば、当然、給料もアップ
合格者から一言
植田君(某製造会社内定) 「やればできる」
木村君(某大学進学決定) 「就職に有利になる」
堀田君(某建設会社内定) 「勤務先で役立つ」
昨年度から、17歳から受験できるようになりました
さらに10月と2月の2回、試験が実施されるようになりました
そこで、先輩の合格に刺激された
土木2年生全員が2月の試験にチャレンジします
結果をお楽しみに
土木科ではこんなものも作っています
持ち運ぶことができるコンクリート製品を作れないかと
考えた末に昨年度から
コンクリートスピーカーの制作に取り組んでいます
今年は鉄筋コンクリートでバックロードホーンという
内部構造が複雑なスピーカー作りに挑戦しました
まずは型枠
音の通り道をベニヤ板で作ります
並行して、鉄筋を切ったり曲げたり
それを結束線で組み立てます
音の通り道もできました
型枠に油を塗って、鉄筋を入れました
見えますか?鉄筋?
これは横板
薄いコンクリート版なので、こいつにも鉄筋を入れます
セメントと水を混ぜ合わせて型枠に入れちゃいます
1週間で完全に硬化しました
型枠外すのが大変
やっと外れました
これに横板を取り付けると、こんな感じ
もう片方の横板をつけると、こんな感じ
中身が全く見えなくなってしまった
一番苦労したところなのに・・・・・
さあ、どんな音がするのか????
残念、冬休みです
1月に課題研究発表会を実施します
そこでお披露目だな
駐車場整備その2
この日、土木科の3年生が駐車場の区画線を施工しました。
区画線の施工には専用の機械を使います。
はじめに機械の操作を教えていただきました。
御指導いただいた興亜建設工業(株)やジャパン工業(有)の皆さんは
手際がとても良く、いとも簡単に区画線を引いていらっしゃいました。
さすがプロフェッショナルです。
実は塗料を出したり止めたりするタイミング、
機械の移動方向や速度をコントロールするのがとても難しいのです。
先日準備した仮線に沿って区画線を引いていきます。
技術者の皆さんにマンツーマンで御指導していただいたおかげで
徐々に区画線が完成していきます。
軽自動車を駐車するスペースには、
専用のシールを使用します。
区画線が完成したら、その一部に車止めを設置していきます。
そして、いよいよ完成です。
※完成後の全体写真を撮り忘れました。すみません。
最後に興亜建設工業(株)の方から
「良い勉強になったのでは。区画線以外にもはぎ取りやアスファルト舗装なども毎年実施したい。」といううれしいお言葉をいただきました。
さて、翌日28日には、1年生の修学旅行に向けての保護者会が開催されました。早速、完成したばかりの区画線が生かされる絶好の機会です。
区画線の設置により、本校職員の誘導も楽になっただけでなく、
会終了後の出車時にも混乱が発生しなくなりました。
興亜建設工業(株)の皆さん、ジャパン工業(有)の皆さん
本当にありがとうございました。
地質調査-現場見学
午前に土木科2年生、午後に土木科1年生が
地質調査に関する現場の見学に行ってきました。
なお、今回の見学会は「荒尾市役所」および「(株)アバンス」
の御協力を得て実施しました。
場所は荒尾競馬場跡地です。
ここに有明海沿岸道路の高架橋が建設されます。
高架橋を支える橋脚は大量のコンクリートでできています。
そのため非常に重く、地面が弱いと沈下したり傾いたりします。
もしそうなれば橋は破壊し、甚大な被害をもたらします。
そこで、事前に地面の強さを調べます。これを地質調査といいます。
一般に、「標準貫入試験」という方法で行います。
これは2級土木施工管理技士の試験に毎回出題される内容です。
私たちが見学した際には、地下30mの調査をしていました。
同時に地下30mの土を採取し、
どういう性質の土なのかについても調べていました。
この試験をもっとわかりやすくするため、
簡易貫入試験という方法も実践していただきました。
とてもわかりやすかったです。
次に、ドローン体験
こうした広大な現場では、近年ドローンによる測量が行われているそうです。
コントローラにipadを装着し、GPS電波をキャッチしたら準備完了。
わずか数分の作業でした。
あとは、コントローラのレバーを上下左右させるだけで
簡単に操縦でき、上空からの写真も手元のボタンひとつで
撮影することができます。
今回使用したドローンは20万円ということで、
体験した生徒は「墜落させたらどうしよう」と緊張感マックス。
しかし、操作はとても簡単で、
上昇下降はもちろん、旋回、移動など
初心者でも自在に操れることがわかりました。
土木科1年生にとっては、初めての本格的な現場見学でした。
そのため、「土木技術に興味はあったがよく知らなかった、見学を通して益々興味がわいた」、「土木の仕事は橋や道路を作るだけと思っていたが、こういう仕事もあるんだ」、「現場の方の手際が良く、かっこいい」という意見が多数聞かれました。
本当に有意義な見学会になりました。
御協力いただいた「荒尾市役所」ならびに「(株)アバンス」の皆様
心より感謝申し上げます。
ここに、高架橋が建設される際にも、
ぜひ見学させていただけたらと思います。
駐車場整備
校内の駐車場整備に取り組んでいます。
協力していただいたのは、長洲町に本社を構えられる
興亜建設工業(株)の皆さんです。
お忙しい中、土木科の生徒のために指導にあたっていただき
心より感謝申し上げます。
さて、本校駐車場は、本校職員が利用するだけでなく、
保護者会を実施したときなどは外部の方が利用されます。
そこで、事前に職員にアンケートをとり、どのように区画するかを決定し
図面を作成しました。これをもとに、整備が実施されます。
11月20日(月)
興亜建設工業(株)の皆さんに必要な機材を持参の上、来校していただきました。土木科からは3年生の生徒が作業にあたります。
開始前に、本日の取り組みや安全上の確認等がなされました。
早速作業です。
区画線の準備として、清掃と作図(地面に仮線を引く)を行います。
ていねいに手順を教えていただきながら、作業を進めます。
広い箇所は、全員での作業となります。
仮線を引き終えることができました。
最後に興亜建設工業(株)の皆さんから、本日の反省点や
次回の取り組みについてお話がありました。
次回11月27日(月)に専用の機械を操作して区画線を引いていきます。
今後、プライマー塗布、区画線設置、養生という作業を行います。
それについては改めてホームページで報告します。
建設産業ガイダンス
熊本テルサにおいて建設産業ガイダンスが開催されました。
熊本県の工業高校および農業高校の土木系学科の生徒266人が参加。
本校からは土木科2年生38人が参加。
建設産業からは、熊本県建設業協会をはじめ、鉄筋、建具大工、塗装防水、建設大工、瓦工事、管工事、建築士事務所、造園、電気、法面、測量設計コンサルタント、地質調査の合計13団体が参加されました。
はじめに、工業系高校土木系学科出身の先輩技術者3人の体験をお聞きしました。参加した生徒からは、
「とてもハイテクな機械が使われ、建設業のイメージが変わった」
「きつくて難しいというイメージだったけど、建物が残るし、やり甲斐のある仕事だと思った」
などの意見が聞かれました。
その後、参加13団体のブースが設置されているため、生徒は興味ある職種を選択し、仕事内容などの説明を受けました。
そこでは、
「コンクリートを作るときの型枠の大切さを知ることができた」
「建設産業の仕事内容がかなり理解できた」
「人の役に立つ仕事をしたいと思った」
という意見が聞かれました。
土木科の2年生は、先日インターンシップが終わり、
このガイダンスに参加して建設産業への興味が高まってきたようです。
今後の進路選択に役立ててほしいと思います。
土木1年企業見学
土木科1年生にとって初めての企業見学に行ってきました。
まずは熊本城を見学。
熊本城総合事務所の方に御協力いただいて、城内を解説を交えて案内していただきました。
二の丸広場では、熊本城の立地条件や石垣の特徴、地震の被害についてお話を聞きました。
崩落した石にナンバーをつけ、画像撮影している様子を見学しながら、コンピュータを駆使して石ひとつひとつをもとの場所に復元する方法を聞きました。
戌亥櫓の前では、角石(石垣の角に当たる石)の重要性についてお話を聞き、櫓をわずか一本で支えている様子に驚かされました。
熊本地震の激しい揺れにもびくともしなかった宇土櫓とその石垣を見学し、築城当時の技術力の高さに驚かされました。
熊本城を築城するためには、いかに土木技術が重要かということが理解できました。また、今後の復旧工事には若い技術者が必要であることもわかりました。
この後、崇城大学に移動し、まずは学食体験。
メニューはチキンカツと魚フライのあんかけ、チキンの煮物と野菜がのったプレート、吸い物でした。ボリュームがあって、おなかいっぱいになりました。とてもおいしかったです。
昼食後、教室に移動し、大学生活について講義を受けました。
大学は専門性を身につけるのはもちろんですが、サークルなど様々な活動を通して社会性を身につける場所であるということがよくわかりました。
さらに教室を移動し、工学部で学ぶことについて講義を受けました。工学部ではナノから宇宙規模にわたる研究がなされ、各学科でどういうことを勉強するのかということがよくわかりました。
熊本城では、2人の生徒がとても熱心に話を聞いてくれたと、案内していただいた方と硬い握手を交わしたり、崇城大学では、講義の合間の大学生の様子に目を輝かせたりと、未知の分野に触れたことで何かしら得るものがあった見学会になったのではないかと思います。
なお、今月下旬には荒尾市での地質調査の見学が予定されています。
本物を見て感じて学ぶ。これが土木科の良いところです。
繁根木八幡宮秋季大会(竹灯籠)
10月28日(土)繁根木八幡宮にて秋季大祭前夜祭が行われました。
当日は、台風の影響のため終日雨。
準備開始ぎりぎりまで判断に迷いましたが、竹灯籠の展示をやめることにしました。
実は、昨年も雨でしたが強行展示したところ、竹灯籠がカビだらけになってしまったこともあり、今年は無念の展示中止と判断しました。
だからといって、何もしないわけではありません。
竹灯籠と並行し、私たちはコンクリートを使ってキャンドルホルダーを展示のために作っていました。急遽、それを来場者の皆様に配布しようということになり、あわててラッピング。
どうですか?かわいいでしょう。
制作に関わった生徒全員が紹介されたあと、来場者の皆さん一人ひとりにコンクリートキャンドルホルダーを配布してまわりました。
雨のため、画質悪すぎ(すみません)。
しかし、受け取っていただいた皆さんの喜ぶ顔に、私たちの努力は癒やされました。
これとは別に、小さい竹灯籠を来賓の皆さんの前に展示させていただきました。
関係者の皆様、大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。
来年こそ天気に恵まれますように。
測量愛好会
「測量愛好会」では、普段「高校生ものづくりコンテスト測量部門」に挑戦するため測量の練習に励んでいます。
しかし、悪天候では測量はできません。そこで、オフシーズンを設け、他の取り組みを行っています。
今オフシーズンは「バンブースピーカーの研究」に取り組みました。
「バンブースピーカー」とは、スマホスピーカーの一種で自作も簡単です。しかし、その仕組みがよくわかりません。そこで、科学的に検証しようと考えました。
まずは「バンブースピーカー」の作り方
竹を斜めに切断し、ドリルで2箇所穴を開ける。
2つの穴をつなぐように切断すると、スマホを取り付ける部分の完成
せっかくだから色を塗って完成度を高めました。
いかがでしょう?
これと様々なアプリを駆使して周波数特性の調査
こういう理由で、良い音がするんだということがだんだんわかってきました。その内容は次の機会に報告します。
ありがとうございました!
あいにく雨模様の天気でしたが、
たくさんの方に来ていただき感謝申し上げます。
土木3年生は食品バザーで「揚げたこ」を販売しました。
どこよりも早く完売しました。お味はいかがでしたか?
続いて木工製品販売
小物入れは土木2年生が、
ベンチ等は3年生が心を込めて作りました。
予想以上の売れ行きにびっくり!
土木2年生は、木工教室
教えられる立場から教える立場へ・・・
はじめは戸惑っている様子でしたが
教えることに喜びを感じられるようになりました。
来年も皆さんが来て良かったという文化祭にしたいと思います。
本当にありがとうございました。
文化祭「木工教室」準備中
その準備が着々と進んでいます。
今年は写真のような小物入の制作に挑戦していただこうと思います。
指導にあたるのは、土木科の2年生。
もちろん無料で挑戦できますが、30セット限定!
ただし、小中学生優先となっています。
皆さんのお越しを楽しみにしています。
1年生測量実習風景
初めて扱う測量機器に悪戦苦闘していますが、練習を重ね、操作にすぐに慣れて、1年生全員が使えるようになっています。次は、トラバース測量という実践的な測量に挑戦です。
操作に必要なネジなどがいっぱいあり、初めのうちは頭が混乱するようです・・・・
男子生徒よりも女子生徒の方が測量は得意なようです。
竹灯籠制作中
これは、本殿に展示する横型の竹灯籠です。様々な工具を使って竹を加工していきます。
完成まであとわずか。当日、たくさんの方々にご覧いただけたら幸いです。
平成29年度中学生体験入学
中学生体験入学が開催されました。
土木科では、中学生にCAD体験と
パワーショベル乗車体験をしていただきました。
パワーショベルには
たくさんの中学生諸君が乗車してくれました。
ほんとにありがとう!!!
※個人情報保護のため、画像は一部加工しています。
現在取り組んでいること(その2)
土木科の3年生が「配筋模型の制作」に挑戦しています。
土木構造物の多くは鉄筋コンクリートでできています。
鉄筋とコンクリートがひとつになって
大きな力に耐えられるようになります。
さて、残念なことに
コンクリートが固まってしまうと、その内部を見ることはできません。
鉄筋はとても美しく組み立てられているんです。
そこで、これを「模型」にしようと
土木科の3年生が竹で「配筋模型」を制作することにしました。
教科書の図面を参考に、
模型の大きさに図面を引き直します
竹を加工し、鉄筋の形状にボンドで接着します。
図面と重ねあわせて正しくできているか確認します。
3次元的に竹を組み合わせていきます。
鉄筋の組み立て方がよくわかるようになります。
たくさんの鉄筋が組み合わさっているので
模型制作には繊細な作業が必要になります。
垂直に立ち上げるところがとても難しい。
完成したら、また紹介します。
現在取り組んでいること(その1)
土木科の3年生がスピーカーの制作に挑戦しています。
最終的には
「コンクリートによるバックロードホーンスピーカー」の制作を目指しますが、
そのためには、バックロードホーンというスピーカーの仕組みを
知る必要があります。
そこで、まずは杉材を使って制作することにしました。
完成したものは文化祭で販売する予定です。
興味のある方は是非購入してください。
各パーツごとに杉板を切断
各パーツをボンドで接着し組み立てる
音漏れを防ぐために接着面外側にもボンドを塗る
隙間ができないよう重りで圧着させる
ボンドがはみ出す部分はマスキング
組立後、ステインという塗料で着色
これはダブルバスレフという構造のスピーカー
現在はここまで。この後、ニスで仕上げます。
どんな音がするか楽しみです。
第14回熊本県高校生ものづくりコンテスト測量部門
「第14回熊本県高校生ものづくりコンテスト」が開催されました。
土木科3年の小柳拓弥くん(海陽中出身)
1年生の小川海斗くん(玉名中出身)
同じく1年生の安川弥瑞紀くん(玉陵中出身)
の3人が測量部門に挑みました。
本校土木科は平成27年度、28年度と2連覇を果たし、
3連覇を目指して練習を積み重ねてきました。
しかし、勝負の世界は厳しい。結果は入賞ならず。
この悔しさをバネに来年こそ勝利し、
九州大会、全国大会での活躍を目指します。
建設機械特別教育
土木科の2年生全員を対象に
建設機械(パワーショベル)特別教育を
実施しました。
特別教育には、学科講習と実技講習が
あります。21日には学科講習で
建設機械の構造や安全に関すること、
法令などについて学び、
22日は終日実技講習です。
バケットをなめらかに効率よく動かせるように
なるまで繰り返し練習します。
生徒は交代で訓練しますが、
3回目くらいになるとかなり上達してきます。
講習の最後には、掘り返したところをすべて
埋め戻し、平らに整地します。
そこまでが特別教育です。
2年生全員が無事にパワーショベルの免許を
取得することができました。
夏休みには、高所作業車や締固めローラーの
特別教育を実施します。
土木科では、卒業までに少なくとも3つの
建設機械の免許が取得できます。
土木科の授業紹介2(木工)
土木科で身につける
技術を紹介します 2
土木科では
2年生が木工の練習で小物入れを制作し
小学生を対象に木工教室を行っています
3年生は
本格的な木製ベンチの制作に取り組んで
木工技術を身につけます
カンナがけ(目的の厚さに削る)
けがき(目的の寸法を正確に書く)
加工(ノコで切断し、ノミで溝掘り)
組立(接着剤で仮止め、その後、釘打ち)
見栄えを良くするために真中釘を使ってます
こうして完成した木製ベンチです
かなり手間暇かかっています
こちらも文化祭で販売していますが、とても人気があります!
けがき(目的の寸法を正確に書く)
加工(ノコで切断し、ノミで溝掘り)
組立(接着剤で仮止め、その後、釘打ち)
見栄えを良くするために真中釘を使ってます
こうして完成した木製ベンチです
かなり手間暇かかっています
こちらも文化祭で販売していますが、とても人気があります!
土木科の授業紹介1(溶接)
土木科で身につける
技術を紹介します 1
「金属加工」
棒状の鉄を高速切断機で切断し
溶接して組み立て
塗装して仕上げます
作品制作を通して
金属を加工する技術を身につけます。
棒状の鉄を高速切断機で切断し
溶接して組み立て
塗装して仕上げます
作品制作を通して
金属を加工する技術を身につけます。
溶接して組み立て
塗装して仕上げます
作品制作を通して
金属を加工する技術を身につけます。
安全第一、服装や装備の点検から作業は始まる
溶接は難しいので、繰り返し練習が必要
表面を磨いて、塗装して仕上げます
こうして制作した作品は
文化祭で格安で販売しています
次は木工!
1年生の測量実習
1年生では、レベルの操作練習と水準測量、セオドライトの操作練習トラバース測量に取り組みます。今年から実習方法を見直し、測量器械の操作の練習を大幅に増やしたため、1年生全員が測量機器の操作をしっかり覚えてくれました。夏は暑く、冬はとても寒い測量実習ですが、皆、技術を身につけようと真剣な姿がとても印象的でした。なお、2年生では、より実践的な路線測量や工事測量を勉強します。
測量器械を据え付ける操作が難しいですが
だんだんと手際が良くなっていきます
トラバース測量では、角度と距離を測ります
作業が一通り終わったら、測量結果の点検
測量結果が悪ければ再測(やり直し)だってある・・・
現場見学について
1年生 様々な進路を知る→崇城大学、(株)井関熊本製作所
最先端技術を学ぶ→ICT建設機械による護岸工事 (株)池田建設
2年生 建設業の楽しさを学ぶ→舗装工事 日章工業(株)
最先端技術を学ぶ→ICT建設機械による護岸工事 (株)熊野組
3年生 実践力を身につける→舗装工事 興亜建設工業(株)
学校では体験できない本物の技術を学ぶ、将来地域を担う若い建設技術者を育成するのがその目的です。
そして1月30日(月)には建設業協会玉名支部の御協力を得て、県内最大規模の橋梁架設工事現場「眞天文橋(天草新1号橋)」の見学会を行いました。一生に一度見られるかどうかの大規模な橋梁架設工事。生徒諸君も興味津々でした。お食事も頂きました。心より感謝しています。
普段、何気なく通行している道路や橋。誰が作った?どうやって作った?なんて考える人は少ないでしょう。ただ、土木科の生徒諸君は本物を見て体験しています。地域を担う建設技術者となって、「これは俺が作った」と誇れる人になってほしいと思います。
繁根木八幡宮秋季大祭(前夜祭)
土木科で製作した竹灯籠を展示しています。
当日朝から強い雨が降ったり止んだりして、竹に雨が溜まる、ろうそくに火がつかないなど準備が追いつかない状態でした。
しかし、祭りが始まる直前には奇跡的に雨が止み、スケジュールの変更は一部ありましたが、前夜祭が無事開催されました。
土木科で制作した竹灯籠の出来映えはいかがでしょうか?
平成28年度課題研究発表会
それぞれの班でテーマや目標を設定し、1年間それについて取り組みます。
年末にはその成果を2年生に発表します。今年のテーマは、次の7つです。
①鉄筋加工、溶接技術の習得と花台制作
②木工技術の習得とベンチ制作
③建設会社との連携による駐車場整備
④電子レベルを活用した水準測量
⑤電子平板を活用した基準点測量
⑥崇城大学つまようじタワー耐震コンテストへの挑戦
⑦竹灯籠の制作展示とコンクリートスピーカーの制作
発表では、それぞれの班で取り組んだ様々な工夫や技術を習得をした様子が
伝わってきました。3年生諸君、お疲れ様でした。
コンクリートスピーカーの制作
CADでスピーカーのエンクロージャー(箱)の図面を描き、コンパネを加工して型枠を制作しました。そこにコンクリートを打設し、スピーカーユニットを取り付けて完成です。
当然、作り方などなく、試行錯誤の連続でした。一応形にはなりましたが、とにかく見た目が悪い(笑)しかし、低音がしっかり出ていて、とても良い音がします。来年は見た目も良いスピーカー作りに挑戦します。
木工教室
おもに小学生やその保護者を対象ですが、昨年はミニプランタ-、今年は小物入れの組み立てに挑戦してもらいます。
指導には土木科の2年生があたります。作ったことのない人が指導することはできません。そのため、練習をかねて事前に作ってみました。工程は、①板の切断②面取り③やすりがけ④けがき(釘を打つ穴を決める)⑤組み立て(釘打ち)⑥仕上げとなっています。完成した小物入れは玉工祭でひとつ100円で販売しました。あっという間に完売したこと、そしてなにより自分の作ったものが売れたことに喜びを感じることができました。
そして、玉工祭や近隣小学校での木工教室です。小学生に釘の打ち方をどのように教えればよいかわからない様子でしたが、徐々にコツをつかみ、教え方も板についてきました。「できたー」と喜ぶ小学生を前に、土木科2年生諸君は自然と笑みがこぼれてきます。そして次の小学生へと休む間もないくらい盛況でした。
なお、近隣小学校では、釘を打つたびに材料が割れたこと、準備した個数が少ないことなど反省すべき点がいくつかありました。来年は、もっと良い木工教室を目指します。
10/25 1年生現場見学会
なお、1年生にとっては初めての現場見学会です。
事前に、土木のイメージを聞いてみると、「シャベル」、「つるはし」、「きつくて危険な仕事」という回答が多く見られました。
見学会は、和水町の菊池川河川工事現場で行われました。
近年、建設機械にもICT技術が導入され、ブルドーザやパワーショベル、ローラーには人工衛星のアンテナが取り付けられていました。
受信したデータをコンピュータが処理し、細かな操作はコンピュータが自動でやってくれるそうです。コンピュータを操作できることが今後の土木技術者には欠かせないと、現場の担当者から説明がありました。
また、最先端の測量機器「レーザースキャナ」の紹介もありました。スキャンしたデータから3次元の地形図を簡単に作成することができる機器です。1台700万円するそうです。さらに、分解して輸送してきたローディングショベルの組み立てにも立ち会うことができました。
見学会終了後のアンケートでは、土木に対するイメージが良いと答えた生徒は81%(見学前32%)、将来土木の仕事に就きたいと答えた生徒は70%(同49%)という結果になりました。
イメージでものごとを判断するのではなく、本物を見て感じる事の大切さを考えさせられる体験になったと思います。
9/8 2年生現場見学会
「きつい」とか「危険」、「泥臭い」という言葉が返ってきます。
本当にそうなんでしょうか?
そこで、土木の仕事を理解するため、
土木科では、各学期に現場見学会を実施しています。
9月8日には熊本市にある日章工業(株)様にご協力を得て
2年生を対象に現場体験見学会を開催しました。
内容は道路の舗装工事です。
見学会では、舗装のすべての工程を実施し、体験させていただきました。
そのおかげで舗装工事を理解できただけでなく、
舗装工事に関わる方々の連携や無駄のない動きを見ることができ、
今後、高校生活でどういうことを身につけていかなければならないかを
学ぶことができました。
なお、実施後のアンケートでは、
土木に対するイメージは良いと回答した生徒は、100%(見学前79%)
将来土木の仕事に就きたいと回答した生徒は87%(見学前71%)
という結果になりました。