日誌

土木科「課題研究発表会」

工業高校には、3年生で「課題研究」という授業があります。
「課題研究」というのは、おおまかにいうと、クラスを何班かに分けて、
各班がものづくりや調査、研究などテーマを設定し1年間取り組みます。最後に「課題研究発表会」でその成果を報告します。

土木科では1月22日に「課題研究発表会」を開催しました。
その様子を紹介します。
1班テーマ「コンクリートスピーカーの制作」

持ち運びができる鉄筋コンクリート製品を作りたいという目標を設定し、設計から型枠づくり、鉄筋の加工、コンクリート打設まで行いました。発表会では実演まで行いましたが、澄んだ迫力の音が披露されました。

2班テーマ「つまようじタワー耐震コンテスト」

毎年9月後半に崇城大学で開催される「つまようじタワー耐震コンテスト」に挑戦しました。大会の様子をビデオ上映し、緊張感あふれる大会の様子が伝わってきました。

3班テーマ「フラワースタンドの制作」

鉄筋を加工、溶接し、フラワースタンドを制作しました。1年間溶接に取り組んだ甲斐あって、誰にも負けない溶接技術を身につけることができました。

4班テーマ「構造模型の制作」

土木製図の教科書には、橋台や橋脚の図面がありますが、慣れないとどういうものか理解できません。そこで、それらを竹ひごを使って立体模型を制作しました。素材が軽いため気軽に持ち運べ、今後製図の授業で説明の際に活用できるのではないかと考えています。

5班テーマ「地域貢献」

小学生を対象にした「コンクリートによるアクセサリー製作体験」、繁根木八幡宮秋季大祭における「コンクリートキャンドルホルダー製品配布」、玉名高校弓道場「測量」など土木技術を生かし地域貢献に取り組みました。

6班テーマ「校内駐車場の整備」

建設会社に御協力いただいて、技術者指導のもと、新たに本校駐車場の区画線を引きました。完成後、早速保護者会で活用され、「出入りがスムーズになった」、「誘導しやすくなった」という意見をいただきました。

7班テーマ「椅子の制作」

杉や桧を使ってスツールタイプの椅子を制作しました。設計から木材の加工、仕上までを行い、丈夫で見た目のいい椅子を制作することができました。来年度の文化祭でお安く販売したいと思います。

以上、7班の発表でした。機会があったら完成した製品を紹介したいと思います。