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機械科3年生 課題研究 製作品の贈呈
機械科では熊本農業高校からの実験装置製作依頼を受け、3年生の「課題研究」において「回転培養機」の製作を行い、このたび機器が完成しました。
2月26日(金)に熊本農業高校にて製作した機械科3年1組の生徒代表4人が訪問し、校長室にて贈呈を行いました。
製作した回転培養器は、100ccの三角フラスコを28個回転させることができます。また回転速度は1分間に2回転、使用時のテーブル角度は45度、1ヶ月程度の連続運転など、希望された使用条件を実現させました。蛍光灯などの光を連続的に当てながら蘭の種子などの培養を行うそうです。来年度実験実習で使用する熊本農業高校の2年の生徒さんも参加されました。
製品の材料には、回転部に自転車の車輪や扇風機のモータなど、部分的に廃品を利用しています。回転本数の多い培養器は現在市販品がないため、試作や製作検討に多くの時間を割き、45度に傾けた三角フラスコが倒れないようにする工夫など、試行錯誤したことを生徒は説明しました。
今後も、人の役に立つ製品づくりとともに、農業高校と工業高校の生徒間交流や連携ができることを願っています。
【贈呈した製品】
45°傾けた状態(回転時) 水平状態(フラスコ固定時)
三角フラスコ配置状況(上から) 製作に関わった生徒
「小さな親切運動」表彰 機械科(災害復興リヤカー製作・寄贈)
令和2年7月豪雨災害では、8月に本校の生徒・職員が八代市坂本町に行き、災害ボランティアに参加しました。
災害ボランティアでは、本校機械科で製作したリヤカーを持参して作業を行い、リヤカーを現地に寄贈しましたが、この本校生徒の行動が「小さな親切運動」として評価を受け、このたび熊本銀行の方においでいただき、9月17日に表彰を受けました。
表彰の様子
表彰を受けた生徒と機械科担当職員、熊本銀行の方
「小さな親切」実行章