食品化学科
2C 黒カビの分離 (食品化学科)
食品微生物で、土壌からクエン酸生産かび【黒かび】を純粋分離する実験をしました。
校内4か所の土壌を試料に培地を作り、培養を繰り返して純粋分離させます。
試料は、①花壇の土 ②圃場の土 ③グラウンドの土 ④中庭の土 の4種類です。
それぞれの土を1グラムずつ殺菌水と混合し、上澄み液をシャーレに入れていきます。
上澄み液の入ったシャーレに、1mol/Lの塩酸を加えて培地を流し入れ、
水平に回して全体を混ぜて、培地が固まったら倒置して培養します
はたして、培養は上手くいくのか…?
次の授業が楽しみです
3C どら焼きの製造(食品化学科)
少し前になりますが、9月下旬に3年生が「食品製造」でどら焼きを作っていました
あんも自分たちで作り、それを使ったどら焼きづくりです。
はじめは、生地の焼き加減が難しく、焦げたり、柔らかすぎて形が崩れたりと悪戦苦闘
していましたが、コツをつかむとおいしそうな生地がたくさん出来上がっていました
上手に焼けた生地にたくさんのあんを挟んで出来上がり
3C ケン化価の測定(食品化学科)
3年生の「食品化学」は脂質の最後の実験「ケン化価の測定」でした
ケン化価とは、脂質1gを完全にケン化するのに必要なアルカリ(主に水酸化カリウム(mg))
の量で表されるもので、油脂特有の数値です。
それにより油脂に結合している脂肪酸分子の大きさの概略が分かります
今回は、試料である油脂(ごま油、オリーブオイル)に試薬を加え、加熱、冷却後に中和滴定
の操作を行います。黄色が指示薬を入れることで赤に変わり、その赤色がなくなると終了です。
2C 銀鏡反応(食品化学科)
2年生「食品化学」では、前回のフェーリング反応に引き続き、糖の還元性を
確認するための「銀鏡反応」実験を行いました。還元糖が銀イオンを還元し、
試験管壁に鏡のような金属銀が生成されることを確認します
試料は前回と同じものを使用して、前回の結果と同じになるかを見ました
1C アクロレイン反応(食品化学科)
1年生の「食品化学」は脂質について学んでいます。
この日は脂質の構造について学び、アクロレイン反応という実験を行いました
油脂に含まれるグリセリンと試薬が反応すると、刺激臭の強いアクロレインが
生成されることで、グリセリンが含まれているかを確認できます
試料は、サラダ油とマーガリンで、常温で形状の異なる油脂を使用しました。
どちらからも刺激のあるにおいがしてきて、「揚げパンのようなにおい」
「天ぷらを揚げたあとのにおい」「ししゃもを焼いたようなにおい」と
それぞれ感じ方は違いますが、グリセリンの存在を確認できました