校長ブログ

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残念ながら校内放送による始業式となりました!

いよいよ本日から3学期がスタートします。本来なら生徒たちの顔を見ながら話をしたかったのですが、残念ながら校内放送による始業式となりました。本校では新年早々嬉しいニュースが飛び込んできました。1月6日から三重県で開催された全日本女子ボクシング選手権ジュニア大会で3年の古賀このみさんが準優勝という快挙を成し遂げてくれました。

中学時代はバレーボールをしていた古賀さんが高校に入りボクシングを始め、こつこつと日々努力し全国2位という見事な成績を収め、「為せば成る」を身を持って実践してくれ菊池高校に元気と勇気、活力を与えてくれました。

始業式では「一年の計は元旦にあり」、新年にあたりこの1年の具体的な目標掲げ、それに伴う行動計画をしっかりと立てることの大切さを話しました。生徒一人ひとりが夢、目標に向かって確実に前進して欲しいと思っています。

今年は生徒一人ひとりの夢実現に向けて普通科に「未来探究」「地域探究」の2つのコースの設置行い、商業科も新たな学びに果敢にチャレンジします。生徒と保護者、教職員との信頼関係をしっかりと深めながらさらなる飛躍の年にしたいと思っています。

今年もよろしくお願い致します!

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。年が明けたかと思うと今日はもう3日、いくつかの部活動で新年の活動をスタートさせました。OB・OGが来られての試合や稽古、新年の参拝、保護者会による炊き出しなど正月ならではの活動が行われていました。本当に卒業生の部や後輩に対しての思いや保護者の皆様方のご支援には本当に頭が下がります。部員たちも心を新たにしたのではないでしょうか?

毎年、三が日は元旦の「ニューイヤー駅伝」2日、3日の「箱根駅伝」を通してスポーツに対するいろいろなことを考えさせられます。「勝負の厳しさ」「日々の練習の大切さ」「本番で力を発揮することの難しさ」「一緒に頑張る仲間の大切さ」など思いを巡らせることが多々あります。そのような中でスポーツ(部活動)を通して選手(部員)たちに人として何を学ばさせるか、どんな力を身につけさせるか、ということを忘れてはならないと強く感じます。

今日、圧倒的な強さで優勝した青山学院の原晋監督から優勝後のインタビューのコメントで「選手たちが自ら課題を見つけその課題解決のための方策を協力して考え、見出し、実行することの大切さ」や「自立から自律へ」などの話をされ、まさしく本校が来年度普通科の学科改編により設置する「未来探究コース」や「地域探究コース」、商業科の「学びの見直し」の中で目指しているものと方向性が同じであることに意を強くしました。

新しい年が本校にとっても飛躍の年となるよう先生方、保護者の皆様方と力を合わせて頑張っていきたいと思っています。皆様方の温かいご支援をよろしくお願いします。

菊池は古くから文教の地です!

今日は「教育立市きくち」委員会の会合に参加しました。この「教育立市きくち」委員会は「文教菊池」の再興を目指して設立されたものです。根底には菊池精神があり、「菊池精神とは、人の人たる気品を堅持し、信義に厚く、精錬なる人格者を理想とし、自らこれに近づこうとする心であり、更に、自らも邪を憎み、悪にくみせず、恥を知り、物や金によって変節せず、勇気をもって信念に生きる心の様相」であり、これに裏付けされたものが「文教菊池」の教育です。

この「文教菊池」は菊池一族の第20代為邦公の時代に遡り、長い歴史の中で受け継がれてきました。しかしながら、古くからの文教の地であるとは言いながら、現在、菊池市の中学生の多くが市外の高校に進学していく状況を憂い、市内3高校の魅力化、活性化のために株式会社コッコファームの創設者である松岡義博、幸雄、義雄様3兄弟から多額の浄財をご寄付いただいています。各校ともありがたく教育活動に有効に使わせていただいています。

本日は菊池市内3高校の校長揃って会合に参加させていただきましたが、3高校がお互いの学校の特徴を十分に発揮しながら「文教菊池の再興」に貢献できればと思いました。

感謝の念に堪えない、本当に充実した2学期でした!

本日無事2学期の終業式を迎えることができました。正直な感想としてとてもホッとしています。振り返って見ると夏休みからのコロナ不安の中で学期がスタートし、「菊翔祭体育の部、文化の部」の中止。出鼻をくじかれた気分でのスタートとなりました。

しかしながら、コロナウイルス感染が一段落し、行事攻めの怒涛の日々が続きました。城北地区高校PTA指導者研究大会の当番校、商業科の「菊高ジャック」、教育課程研究指定校事業(商業)の研究協議会、蒲島知事の「出前講座」、1年生の育友会林体験学習、2年生の修学旅行と保護者、生徒、先生方が大車輪の活躍をしてくれました。

これらの活動を通して生徒たちの成長、学校としての飛躍を実感することができる充実した学期でした。それに伴い先生方、生徒たちともに多忙感、負担感、疲労感は相当なものだったであろうと非常に申し訳なく思うと同時に、どれもこれもよく大成功のうちに乗り越えてもらったという感謝の念に堪えません。学期終盤ではその反動も少なからず出ていたようで反省しています。

年末年始返上で頑張っている生徒、先生方もいますが、1つの区切りとして2学期の終業式を無事迎えることができ、本当にうれしく思っています。

 

 

「肥後狂句」体験をしました!

今日は1年生1組と2組の生徒が国語の時間に「肥後狂句」体験をしました。講師として本年度の県民文芸賞の肥後狂句部門で一席を受賞された肥後狂句連盟の雅号「長松好魚」先生が来校され、ご指導をいただきました。驚いたことにほとんどの生徒が肥後狂句自体を知りませんでした。九州で狂句が現在も残っているのは熊本と鹿児島の薩摩狂句の2つだそうで、薩摩狂句は掛け合いとなっており肥後狂句とはまた違った狂句だそうです。

授業では肥後狂句と俳句・川柳との違い、作り方、例句などを解説され、「個性的発想、面白おかしく、十二音厳守」を強調されました。生徒たちは実際に「もうすぐ試験」「よか先生」を笠に句作りに取り組み、好魚先生からは「さすが高校生、1日でこれだけの句を作れるのはすごい。」というような評価をいただきました。さすが高校生は色々な可能性、能力を持っていると感じました。

今日は県の伝統文化でしたが、菊池地域はまさしく伝統文化、自然の宝庫、その道の匠から生の授業を体験し、触れることにより生徒自らの創造力を膨らませることができればと思っています。