校長ブログ

校長ブログ

140名の卒業生に幸多からんことを願います!

暖かさは増してきたものの、小雨降りしきる卒業式となりましたが、非常に厳かで落ち着いた素晴らしい式でした。

私は式辞で高校生活の3分の2がコロナ禍での生活を余儀なくされ、できなかったことも数多く不完全燃焼な高校生活ではなかったかと危惧しているが、この期間だったからこそ感じることができた「当たり前が当たり前ではないこと」「ありがたさ」「感謝の気持ち」など多くのことがあったのではないか。

このような時期を経験して来たからこそ、昨年11月に出前ゼミで来校いただいた蒲島知事の演題「逆境にこそ夢がある」努力すれば夢は叶うと言いたいところだが、北京オリンピックにおけるフィギュアスケート羽生結弦選手の「努力って報われないなって思いました」「努力と結果の意味や価値について、考えさせられる、これからの人生にとっても、大切な時間となりました」という言葉を引用し、目標に向かって一生懸命努力できる人の素晴らしさ、努力することの価値、努力に無駄はなく、これからの人生においてなりふり構わず、一心不乱に夢や目標に向かって努力する経験をして欲しい、そうすれば必ずや素晴らしい人生を送ることができると話ました。

何か少しでも卒業生の心に響く言葉があったなら幸いです。140名の卒業生が先行き不透明で変化が激しい社会をしっかりと生き抜き、幸多からんことを願っています。

後期(一般)選抜を無事終了しました。次は卒業式です!

昨日、無事高校入試の後期(一般)選抜を終了し、採点業務も予定していたところまで行い、前半戦というか第一関門を終えることができました。心配していたコロナウイルス感染症による欠席や別室受検もなくきホッとしています。しかしながら、おそらく私立高校合格によるものと思われる受検辞退が予想以上に出て、とても残念な思いと現状の厳しさを痛感しています。

高校入試についてはここで一旦気持ちを切り替えて月曜日は卒業式の準備、予行、3月1日(火)が卒業式本番となります。しかしここでも残念な事態を心配しています。コロナウイルス感染により卒業式に参加できない生徒が出る可能性があるということです。本当にこのコロナウイルスはいろいろなことに影響を及ぼる厄介な感染症です。卒業生はこれまでも高校生活の約3分の2をコロナ禍で生活し、多くの制限を受けてきました。ここに来て「まん延防止特別措置」が延長され、期間中の保護者と教職員のみの参加による卒業式となり、参加できない卒業生まで出れば本当に残念でなりません。

思いだけは精一杯のお祝いの気持ちで卒業生140名を送り出したいと思っています。

 

これまでにない変則的な日程になります。

今週は、明日準備し祭日を挟み木曜日と金曜日に高校入試の後期(一般)選抜が行われます。そして週明けの28日(月)に表彰式、卒業式予行を行い、1日(火)が卒業式、2日(水)が高校入試の採点とこれまでにない変則的な日程となります。これに現在の「まん延防止等措置」の延長が重なり、コロナウイルス感染症の影響を受けず、これらの日程を無事消化できればと思っています。

まずは24日・25日の後期(一般)選抜がコロナ禍の影響を受けず、志願している51名が全員受検してくれることを願っています。仮に受検できない場合は追検査を実施し、感染した受検生が不利益を被らないよう最大限の配慮もなされています。

また、これまでなら検査終了後に採点に入るところですが、一定の作業までとし卒業式の翌日に採点を再開するということになります。皆様方の関心も高く絶対にミスが許されない業務ですので、慎重のうえに慎重を重ね、事に当たらなければなりません。

本校はこのような業務に対する対応力は非常に高く、先生方お一人お一人が責任を持って任務を果たしていただくので、大変心強く思っています。

140名の卒業が決定しました!

本日、普通科72名、商業科68名、計140名の生徒の卒業が決定しました。残念ながら今年の卒業式もコロナ禍の影響を大きく受けることとなります。3年連続で来賓や在校生の出席のない卒業生、保護者、職員だけのシンプルな式となり、残念ながら多くの関係の皆様方に見送られての旅立ちという訳には行きませんが、全職員で心を込めて準備に当りたいと思っています。

私は今回の卒業生が2年生に進級する2年前に赴任し、2年間生活をともにしました。未知のウイルス、コロナウイルスの感染拡大の真っ只中で、新学期が始まってすぐに2ヶ月間の休校に入るという学校教育始まって以来の未曾有の出来事といっても過言ではなかった状況でした。そのような状況から感染状況には動きがあったものの収束を見ることなく、卒業式を迎えることとなります。

高校生活最高の思い出となるはずの修学旅行は中止、最後の「菊翔祭体育の部、文化の部」も中止と多くの楽しみを奪われ、不完全燃焼の高校生活だったかもしれませんが、伝統ある菊池高校の卒業生として社会で活躍して欲しいと思います。

 

感動の金メダル、凄い高木美帆選手!

たった今、高木美帆選手の金メダルが決まり、感動の余りこのブログに向かっています。スピードスケート競技で5種目に出場し、3つの銀メダルを獲得し最後の1000mで見事金メダルを獲得、凄いとしか言いようがありません。500mから3000mまでの個人種目と団体パシュートに出場するだけでも他に例を見ない偉業です。

これまでの努力を思うと想像に絶するものだろうと思います。本命と目されていた1500mと団体パシュートで金メダルを逃し、最後のレース、今日の1000mでの金メダル獲得、感動せずにはいられません。このような場面に接すると人間の可能性は無限大、限界はないのか、とも思います。しかし、もちろん誰にでもできることではないことはわかっていますが、自分自身ももっとやれるのではという気にさせられ、元気と勇気をもらいました。

私も長年、スポーツに携わってきた人間として今回のオリンピックでまたスポーツの素晴らしさ、スポーツの持つ力を実感しているところです。