校長ブログ

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学年末考査も終わり本来なら・・・

本日で学年末考査も終了しました。本来なら部活動再開で、特に2年生にとっては最後の県高校総体、総文祭に向けて、張り切ってのスタートといったところではないでしょうか。ところが、コロナ感染症の収束の目途は立たず、「まん延防止特別措置」の延長で部活動も思ったようにすることができません。生徒たちのエネルギーはどこに向ければいいのかと感染症にかかることと同じくらい、高校時代の心身の健全育成に支障をきたしているのではないかと心配でなりません。

本校においても感染者の判明は後をたたず、学年末考査にも大きな影響がありました。関係の生徒に不利益が被らないようにとは考えているものの受けるべきものを受けることができないというのは残念でなりません。一日も早い収束を願うばかりですが、もうしばらくはこの繰り返しのような気もしてなりません。

一生に一度しかない高校生活、このようなコロナ禍でもやるべきことをやり、経験すべきことを経験できる充実した高校生活になるよう、安全・安心面との両立を図っていきたいと思っています。

大学時代の恩師に刺激を受け、元気をもらいました!

今日は嬉しい突然の来訪がありました。熊本大学教育学部名誉教授で特定非営利活動法人ひとづくりJAPANネットワーク(以下、ひとづくりネット)理事長の中川保敬先生が突然学校に訪ねて来てくださいました。ひとづくりネットは県内の青少年の家や自然の家の管理運営等を行っており、菊池少年自然の家の管理運営も行っています。今日は菊池少年自然の家に来たということで、菊池高校に寄ってくださいました。

中川先生は私が学生時代に大学の先生として赴任され、甚だ失礼ですが先生というより兄貴分のような存在で、それから30数年、昼夜ともに大変お世話になっています。先生は数々のスポーツ関係の団体や機関の要職をお務めになられ、本県スポーツ界の重鎮ですが、現在も勢力的に活動されています。特にスポーツ活動や社会教育活動を通してこれからの社会を担う青少年の健全育成に力を注いでおられます。

相変わらずの情熱で、これからのスポーツの意義や学校部活動の問題、管理運営している社会教育施設のことなどを熱く語って行かれました。突然の嬉しい恩師の訪問で私の方が刺激を受け、元気をもらいました。

厳しい状況ですが、手応えは感じています!

2月4日(金)で公立高校入試の後期(一般)選抜の願書受付が締め切られました。本校の出願状況はは来年度から新設する普通科「未来探究コース」が29人の募集に対して出願者数5人、志願倍率0.17倍、同じく「地域探究コース」が52人に対して26人、倍率0.5倍、「商業科」が40人に対し19人の0.48倍という厳しい結果でした。

新聞情報によると現時点で38校の117学科・コースが募集人員に満たっていないとのこと。多くの高校で本校同様、生徒募集に苦慮している様子が伺えます。

県立高校では各学校のスクール・ミッションを明確にし、それに対する各学科・コースのポリシーを作成するなどして特徴や魅力を発信する準備もしています。また、今回の普通科の学科改編や商業科の地域活性化イベント「菊高ジャック」や資格取得への取組等も新たな取組みとして魅力化に繋がるものと確信しています。

なかなか志願者数という結果として「形」に表すことは難しいですが、生徒たちや先生方の頑張り、保護者、卒業生や地域の皆様方の協力、支援など確かな手応えは感じていますので、在校生はもちろんこれから入学して来てくれる生徒をしっかりと育成していきます。

2年間の成果発表、見事に終えることができました!

本日は令和3年度国立教育政策研究所「教育課程研究指定校事業(商業)」研究協議会が県内はもとより全国から40数名の商業関係の先生方の参加のもとオンラインで開催されました。本校は昨年度、本年度の2年間、この指定を受け研究を進めてきました。

ちょうどコロナウイルス感染拡大と時期を同じくしての指定でしたので県教育委員会から指定校事業を実施するかどうかの確認もなされたところでした。商業科の先生方の是非やろうという前向きな意志により取組みがスタートしました。本日は全国に向けたその成果発表会でしたが、主査の猿渡瑠里先生が素晴らしい発表をしてくれました。これも猿渡先生をバックアップして商業科の先生方がチームとして取り組んでいただいた成果だと、心から感謝しています。

この指定校事業を通して様々な取組みをして来ましたが、昨年10月30日に実施した地域活性化イベント「菊高ジャック」もその1つです。「婚活パーティー」が多くのメディアにも取り上げられました。これらの取組みを通して生徒が生き生きと活動し、その姿に明らかな変容が見られました。

主催者である国立教育政策研究所の田中圭教育課程調査官からも高い評価をいただき、今後全国の高校から取組みについての問い合わせなどもあるだろうとのことでした。

この2年間の成果を今後の学校全体の教育活動にしかりと生かしていきたいと思っています。

2月を逃がさない!

2月に入り、昨日から後期(一般)選抜入試の願書受付が始まりました。9日(水)から3連休を挟んで16日(水)まで1,2年生の学年末考査、24日(木)と25日(金)に後期(一般)選抜入試があり、26日(土)・27日(日)の休みを挟んで28日(月)は卒業式の予行となります。その間に各種の重要な会議もあります。このように列挙するだけでも2月がすぐ逃げていってしまうことは想定していなければなりません。

今日も主任主事の先生方の会議、運営委員会の中でも来年度に向けた大胆な業務改革、削減案を会議の検討事項に挙げてもらうようにお願いしました。「教育に無駄はない。教育は無駄の積み重ね。」という一面があることも十分理解はできますが、これまでの既成概念にとらわれない思い切った効率的な学校運営ができればと考えています。

とにかく2月はほかの月に比べて日数が少ないのは間違いありませんので、早目、早目に事に取り掛かり、「逃げる2月」を逃さないように充実した月にしなければならないと思っています。