2024年9月の記事一覧
【ASⅡ】第2グラウンドへ出動! / Research under the beautiful autumn sky!
本日のASⅡは、2・3学期に行われる外部発表会に関する説明から始まりました。テーマを決め、研究計画を立ててはいるものの、まだ実験を行っていない班も多く、発表会までにどこまで研究を進める必要があるのか、発表会で何をどのように発表するのかがまだ具体的にイメージできない生徒も多いようです。
しかし、十分なデータが揃い、仮説の検証が終わらなければ研究発表ができないというわけではありません。まだあまり研究が進んでいない今の段階だからこそ、発表会を単に発表の機会ととらえるのではなく、他校の研究から学んだり、外部の専門家に意見をもらったりして、自分たちの研究を発展させていく手段にする、というのも有効な活用法の1つとなるはずです。多くの班の積極的な参加を期待しています。
さて、秋晴れの今日、水はけ(芝)班は、本校第2グラウンドで活動を行いました。この班は、夏芝の上に冬芝を植え、年中枯れない芝を育てる方法についての実験を行っています。現在は、夏芝の育成中で、10月に冬芝を種類や植えるタイミングを変えて種まきして観察するそうです。今回は、冬芝を植える前の夏芝ができるだけ同じように育つようにメンテナンスを行っていました。
読書の秋、スポーツの秋、そして研究の秋! ASⅡの様々な研究が今後どう発展していくのか、楽しみです!!
Today's class began with an explanation about the external presentations contests to be held in the 2nd and 3rd semesters. Although everyone in AS II has decided on a theme and made a research plan, there are many groups that have not yet conducted experiments. So, it is natural that many students are still wondering how far they need to advance their research before the presentation and what and how they will present it at the presentation.
However, it is not true that they cannot present their research until they have enough data and have finished verifying their hypotheses. Making presentations could also be a means to improve their research by learning from others and receiving opinions from experts. We hope many will make use of those opportunities!
Today, the "Turf” group went outside for their research. They have been conducting an experiment on how to plant winter turf on top of summer turf, and grow turf that does not die all year round. This time, they were maintaining the summer turf before planting the winter turf.
Autumn is the season for reading, sports, and research! We look forward to seeing how students' various research projects will develop in the future!
【SSH】職員研修を行いました
本日の職員研修では、まず、九州・沖縄地区SSH担当者交流会での講演および先日行われた中間評価ヒアリングを受けて、今後の課題研究や科学技術人材育成の方向性についての説明をSSH研究主任が行いました。
その後、A〜Eの「5つの力」から各自が選択したグループに分かれ、協議を行いました。この5つの力とは、天草高校で育成を目指す天高版科学技術人材に必要な資質・能力を表しており、それぞれの項目は以下の通りです。
A:問いを立てる力
B:情報を収集する力
C:情報を分析する力
D:対話する力
E:創造する力
(※この「5つの力」の詳細をご覧になりたい方は、本校ホームページ内 A天草サイエンス(AS)ルーブリック(R6,04改訂).pdf をご参照ください)
5つのグループのうち、英語科、数学科、地歴公民科、芸術科の先生方が参加した「D:対話する力」のグループでは、まず、それぞれの授業で実践している「対話する」活動について共有しました。(少しご説明すると、この「D:対話する力」には「協働する」「伝える」「質問する」「英語を活用する」という4つの探究場面が設定されています)一例として英語科のディベートや、芸術科(音楽)の、曲を聴いてイメージするものを伝えあう活動の実践などが紹介され、活動をスムーズに行うための工夫や、教科連携の方向性についてグループ内で協議しました。各教科での実践を振り返り、今後のより効果的な授業内の活動について考える貴重な機会となりました。
授業中の活動を通して様々な発見をしたり、学んだ事柄を自分の言葉で表現したり、クラスメイトと協働して考えを深めていったりする天高生の姿は、とても生き生きとしており、そして頼もしく感じられます。このように、生徒たちが授業内外での学びを通して自ら問いを見い出し、探究する力をつけていけるよう、私たち職員も学び続け、探究型授業の実践と工夫を重ねていきたいと思っています。
【ATⅠ】異学年交流進んでいます
9/24のATⅠです。
授業冒頭は全員、学習センターに集まり、担当の小玉先生より台湾研修と「津波の日」の交流会に参加する生徒の募集がありました。
台湾研修では、研究発表を行い現地の高校生と意見交流をしたり、〜したりすることができます。お金では買うことができない貴重な経験ができると思います。
「津波の日」では、天草に訪れた海外の高校生とともに天草太鼓などの天草独自の文化にも触れながら交流することができます。
ぜひ積極的に参加をしてみてください。
その後は、各教室に戻り、B1の仮評価を行ったあと、研究計画書の作成を行いました。
先輩の継続研究を考える班では、先輩に直接話を聞きに行くなど異学年の交流も行われています。
3年生に質問する2年生
【科学部】ゲンジボタルのDNA分析実習2
ホタル班の4名が崇城大学でDNA分析実習の2回目を行いました。
本日は校内で上手くいかなかった点を長濱先生に相談し、その工程を実際に大学で行いました。
大学では上手くいったので、天高でも上手くいきそうです。
長濱先生と研究室の皆さん、大変お世話になりました。
【科学部】スフェノセラムスの壁調査
ASⅢ化石班の研究は、科学部化石班に引き継がれました。
※ASⅢ化石班は先日神戸で行われたSSH生徒研究発表会で「ポスター発表賞」を受賞しました!
本日は科学部化石班の1,2年生4名が、引継ぎ後初の調査を行いました。
調査の様子を見ていると、何やら新しい調査も行っているようです。
先輩たちの研究を引き継ぎつつ、研究を深化させようとしていました。
今後の発展に期待です!
調査後は白亜紀資料館に展示してあるスフェノセラムスを観察し、理解を深めていました。
【ASⅡ、ATⅡ】より良いプレゼンテーションに向けて / Better slides, better presentations!
本日昼休み、クロームブックを手に会議室に1人、また1人と生徒たちが集まってきました。10月に行われる「世界津波の日」高校生サミットin熊本に参加予定の2年生です。今日は提出予定のスライドを英語科の先生方とALTの先生方に見ていただこうと、急いでお弁当を食べて集合したとのこと。さすが、自らサミットへの参加を希望しただけあり、みんなやる気に満ちています!
生徒たちは、それぞれ自分たちが班で作ったスライドを見せながら、先生方のアドバイスを受けます。「これはどういう意味?」「ここにイラストがあると伝わりやすそう!」「グラフのタイトルをもっと分かりやすくするのはどう?」言葉足らずな部分や、反対に説明が複雑すぎる箇所など、指摘を受けて1つ1つ修正を加える生徒たち。班で意見を出し合い、協力しながら、スライドを改善していきます。各班、ずいぶんチームワークも良くなってきましたね。
聞く人のことを考えてスライドを工夫することが、きっとより良い発表につながります。大変なこともあるけれどいつも前向きに頑張る、笑顔の素敵な生徒の姿に、ALTの先生方からも"Great work!" "Amazing!"と、お褒めの言葉をいただいていました。
During lunchtime, students gathered in the conference room with their chromebooks in hand. They are the students participating in the “World Tsunami Awareness Day” High School Summit in October. They came here to have their English teachers and ALTs look over the slides they were going to submit. As you can see in the photos, they were all so motivated!
The students showed their slides and received advice from the teachers. "What does this mean?" “Why not have an illustration here?" "Could you make the titles of the graphs easier to understand? The students made corrections one by one. They shared shared their opinions in groups and worked together to improve the slides. Great teamwork, everybody!
Thinking about the audience and devising slides will surely lead to better presentations. Keep it up and you can have a wonderful time on the big day!
【ASⅡ】「防災マップ」製作中!
9月になり少し涼しくなったと思いきや、また真夏に戻ったかのような暑さの天草です。
さて、今日の放課後、「世界津波の日」高校生サミットに参加予定の「防災マップ」班の2名は、クロームブックを持って学校の正門に集合していました。この班は、全ての人々がより安全な避難を行うために、二次被害で起こる火災に着目した防災マップを作っています。前回の調査では学校の北と東の方角を探索した生徒たち。今日は、本校の津波避難経路ともなっている、南のコースを歩いてみるそうです。
事前にチェックした経路を確認しながら、要所要所で記録を残しつつ、ゴールの緑山公園までの坂を上っていきます。二人がチェックしているのは、火災発生や延焼の要因となるもの(都市ガスや燃えやすいものなど)、消火に役立てられるもの(防火水槽など)です。暑い中、少しずつ歩みを進める生徒たち。防災マップの製作には、このような地道な調査が必要なのですね。できあがり、楽しみにしています!
【ATⅠ】「発熱した!」 / A Fever!
終礼も終わり、職員室でほっと一息ついた私(SSH研究部員)のもとにかかってきた一本の内線電話。受話器を取ると、開口一番、聞こえてきた言葉は「先生、発熱しました!」 発熱? インフルエンザ? 意味が分かるまでに3秒かかりましたが、結論から言うと、発熱したのは生徒ではなく、なんと「貝殻」でした。
この貝殻(ちなみにシジミです)、もちろん、「世界津波の日」高校生サミットに参加予定の2年生「貝殻班」のもの。話を聞くと、先日の実験(失敗)を受け、今日もあきらめずに地学室で実験をしたものの、今日も発熱せず。がっかりしつつも、片付けをしていたところ、貝殻を入れた容器がほんのり温かいような... そう! 「貝殻+水」が反応して発熱するまでには、時間が必要だったのです!!
「発熱」に大盛り上がりの地学室では、貝殻班の3人が赤外線サーモグラフィカメラを使って発熱の様子と温度を記録しています。温度は31℃から32℃、33℃、1秒に1度くらいの速度でどんどん上昇しています。ついに40℃を越えました! さて、何℃までいけるのでしょうか?
「失敗は成功の母」ー誰もが知っていることわざですが、今日の実験に成功して大喜びする生徒たちを見て、こちらまで嬉しくなった出来事でした。
After the closing assembly, when I (a teacher) was having a cup of tea in the teachers’ room, there was a sudden phone call, saying “We have a fever!” - Who’s got a fever? Flu? It took me a while to figure out what it meant, but as it turned out, it was not a student who had a fever, but a “shell.
The shells belonged to the “shell group” which will participate in the “World Tsunami Day” high school students' summit in Oct. The students told me that, after their failed experiment the other day, they had another try today, but again no heat had been generated. Disappointed, they were cleaning up when they noticed that the container in which they had placed the shells seemed to be slightly warm... Yes! It took some time for the “shells + water” to react and generate heat!
In the Earth Science Lab, three members of the group were excitedly recording the heat generation and temperature using an infrared thermography camera. The temperature was rising rapidly from 31°, 32°, and 33°C, at a rate of about one degree per second. Finally, the temperature exceeded 40°C! Now, how high can it go?
”Failure is the mother of success” - everyone knows this proverb, but seeing the students overjoyed by the success of today's experiment was an event that made us happy as well.
【ATⅠ】テーマが決まる班も出てきました
2学期2回目のATⅠが行われました。
授業冒頭からATⅡと混ざり、研究活動を行いました。
早速テーマが決まりつつある班も出てきています。天草の特産品を使ったアイスクリームを開発する班や廃棄される貝殻を使って肥料を作ろうとする班、観光客の増加を目的に観光マップを提案する班など多様です。
ATⅡの先輩に実験のアドバイスをもらいに行く姿も見られ、互いに良い刺激となっているようです。今後の進展に期待です。
【ATⅡ】 討論会に向けて... / Getting ready for the "AT Debate"
本日のATⅡは、次回行う討論会に向けて、これまでの研究をまとめるなどの準備を行いました。討論会とは、提案書の作成に先だって行う、意見交換の場です。それぞれの班が他班の生徒に自分の班の研究内容と、研究成果をどのように地域に提案するかについて発表します。発表を聞く班は発表に対して分かりづらいところを指摘したり、質問をしたり、提案の内容について助言したりすることができます。生徒たちがこの討論会を経験することで、より良い提案書作成ができるのではないかと期待しています。
さて、本日の活動では、3年生には来週の討論会の流れとそれまでにすべきこと、研究テーマ決めのための話し合いをしている2年生には、テーマ設定の際のポイントの確認やAmataka Scholorの活用の仕方のアドバイスがあった後、それぞれ活動に入っていました。
1学期末に「異学年交流」が始まって、今日で3回目のAT。少しずつ一緒の教室での活動が当たり前になりつつも、教室によってはどことなくよそよそしい雰囲気も感じられる2,3年生です...。でも、研究はやっぱり一人ではできません。自分だけでなく、班のメンバー、他の班の人たち、他学年の生徒との話し合いや教え合いを経て、きっと研究の質も向上していくはずです! ATでは今後、2、3年生のシャイなみなさんのために、授業中の「ワクワク交流タイム(仮)」も設けようと思っています。これを機にぜひ、仲良くなってください!
In today’s AT, the third-year students prepared for the ”debate” to be held at the next AT. It will be an opportunity to exchange opinions prior to the preparation of proposals. Each group makes a presentation to the other students about their research and how they will propose the results of their research to the community. Groups listening to the presentations can point out areas that are difficult to understand, ask questions, and offer advice. We expect that the experience of this debate will lead to better proposals.
This is the third AT since the “Cross-Grade Exchange” program started at the end of the first semester. While it is becoming natural for the students from the different grades to stay in the same classroom, we teachers know that it takes a little more longer for some students to get used to this new environment. However, the quality of research will surely improve through discussions and mutual learning among students in other grades! In the future, we are planning to have time for “socializing” during AT class. We hope you will get to know each other and make your research even better!
【科学部】One Teamプロジェクト事業 ドローン実技講習会
本日、科学部9名の生徒が有明町の「岳(がく)ドローンスクール」で行われた、合同実技講習会に参加しました。
これは熊本県立高校One Teamプロジェクト事業として行われている活動の1つで、ドローンに対する理解とその操縦技術を高めることで、課題研究及び授業・実習等における探究的な学びの充実を図ることを目的に実施されているものです。今回の講習会には、本校のほかに倉岳校、拓心高校、天草工業高校が参加し、天草の高校生が交流を深める場ともなりました。
講習会では、インストラクターの先生からの説明とデモンストレーションの後、早速、教室でドローンを飛ばす「実技講習」に入りました。ドローン初体験の生徒ばかりで、最初は思う方向に動かせなかったり、壁にぶつかって何度もプロペラが外れてしまったりもしましたが、だんだんとコントロールも上達し、見事、設置してある30センチほどの輪をくぐることができたときは、歓声があがっていました。
天草高校にもドローンがあり、ASなどの課題研究や科学部の研究で活用してきました。講習会で操縦技術を習得したことで、今後の研究の幅も広がるかもしれませんね。
【科学部】「お菓子の家」の運命やいかに!?
文化祭で披露する「科学劇」に向けて科学部が7月末に作った「お菓子の家」。食物被服部と見紛うばかりの出来映え(自画自賛!?)の、この家がその後どうなったか、みなさん知っていますか?
実は、この家、長い、ながーい間、地学室の冷凍庫に眠っていたのです。というのも、この美味しそうな家はそもそも「お菓子の家の日光や雨風への耐久性を検証するために」作ったものだったのです。が、その後、なかなか実験に適した天候&タイミングが訪れず(科学部数名は夏休みの宿題にも追われ...笑)、冷蔵庫の中でスタンバイしていたこの家がやっと!! 今日デビューの日を迎えたというのです。良かった良かった...!
本日、多くの部員は校外でドローンの講習会(※この後の別記事でご報告します)に参加したのですが、出発前に体育館の渡り廊下にこのお菓子の家をセッティングしていました。およそ3時間後の帰校時に、どうなっているかを確認しにきたのですが... 渡り廊下に足を踏み入れるやいなや、3人の「うわーっ!」という悲鳴に近い声が聞こえてきたのです...!
お菓子の家に何が起こっていたのか? 何でこんなことに!?
気になる人は、是非、再来週の文化祭で「科学劇」をご覧ください!
【ATⅠ】 貝殻班の実験 / Perfect Day for Experiments
土曜日、地学室に何か気配がする...! と覗いてみると、そこにいたのは、ATⅠ「貝殻」班の2名でした。
この「貝殻」班の2年生は、10月下旬に行われる「世界津波の日」高校生サミットに参加予定の3班のうちの1つで、貝殻を使って熱を発生させる研究をしています。夏休みは思うように研究が進んでいない様子で少し心配していたのですが、ちゃーんと、地道に頑張っていたのですね。さすがです!
今日、彼女たちが何をするかというと、天草の特産品でカラフルな色が目を引く「緋扇貝(ヒオウギ貝)」を粉砕したものを、地学室にある電気炉で焼くのだそうです。それも、1,000度という高温で! 初めて「電気炉」なるものを見ましたが、意外とコンパクト&ちょっとレトロな色使いのかわいい仕様。これがそんなに熱くなるんでしょうか?想像もつきません。
さて、緋扇貝を焼いている間に、実験に入ります。実は、焼いた貝に水を加えてどれくらい発熱するかを実験するのは、今回が初めて。(ちなみに、今日使う貝は「シジミ」だそうです)実験道具の選定に始まり、水と貝殻の割合はどうするのか、水を加える方法はどうするのか... 科学部の宮﨑先生ともディスカッションをしながら、最適な実験方法を考えていく生徒たち。そして、いよいよ水を加えます! すると...???
この実験結果はこれからスライドにまとめ、10月のサミットで発表予定となっています(もちろん英語!)。まだまだやることが沢山ですが、持ち前のガッツと笑顔で頑張ってくれることでしょう。貝殻班、ファイトです!
Today we’ll introduce you to the “Seashell” group! They are one of the groups which are going to join the High School Students Summit on “World Tsunami Awareness Day” 2024 in Kumamoto. Today, they are baking the crushed shells as preparation for their experiments. With the tiny electric furnace in the Earth Science room, can we heat it to 1,000 degrees Celsius?
While baking, they get to the experiment. Actually, this is their very first time to experiment how much heat is generated by adding water to baked shellfish. Starting with the selection of tools for the experiment, what proportion of water and shells to use, how to add water.... The students discussed with their teacher and came up with the best way to conduct the experiment. Now they are finally adding some water - what would be happening?
The results of this experiment will be presented in English at the summit in October. There is still a lot of work to be done, but we are sure that the students can make it!
【ASⅡ・ATⅠ】「津波の日」高校生サミット に向けて / Getting Ready for Summit on "World Tsunami Awareness Day"
10月23日から24日にかけて熊本城ホールで行われる「世界津波の日」2024高校生サミットin熊本。本校からも2年生有志13名の参加が決まっています。これは、世界各国の多くの高校生が参加し、自然災害の脅威や対策を学び、議論するとともに、交流を通じてお互いのきずなを深めるサミットで、11月5日の「世界津波の日」に合わせて、毎年この時期に行われています。今回の参加予定者は、海外の高校生250名と日本の高校生250名。使用言語はもちろん、英語です。
本校からの参加生徒は、3班に分かれて防災、減災、復興に関連する研究を行っており、それぞれの研究についてプレゼンテーション発表をすることになっています。サミット当日は発表に加え、世界の高校生の発表を聴いてディスカッションを行う活動もあります。
今日の放課後、地学室に集まった生徒たちは、それぞれの研究やスライドの進捗を確認し、これからすべきことを確認したりしていました。写真は、3班のうちの1つ、「貝殻」班です。この班では、貝殻を化学反応で発熱させ、冬の災害時に暖を取る方法を考えています。今日は、実験に向けて、夏休みに準備した貝殻を粉砕していました。貝を見せてもらうと、アサリに牡蠣、アワビ、ヒオウギ貝など、天草らしい様々な貝がバラエティー豊かに揃っています。それぞれをミルで粉砕した後(すごい音&歯医者さんみたい?な匂いがします)、高温で焼くという作業もあるそうです。どうか実験がうまくいきますように!
授業等と並行しながらサミットへの準備をするのは大変ですが、何といっても、世界中の高校生と英語で語り合えるまたとない機会です。みんなで助け合ってしっかり準備をすることで、本番のサミットでは大きな学びが得られるはず。みんな、がんばって!
The “World Tsunami Day” 2024 High School Student Summit in Kumamoto will be held on October 23-24, and 13 second-year students from our school will be participating. High school students from around the world will participate in this summit to learn and discuss threats and countermeasures against natural hazards, as well as to deepen mutual bonds through exchange. This summit is held every year, and this year, 250 high school students from overseas and 250 from Japan are scheduled to participate. Of course, English will be the language of instruction.
The participating students from our school are working on research related to disaster prevention, disaster risk reduction, and creative reconstruction, and will give presentations on their research. On the day of the summit, in addition to the presentations, there will be activities to listen to others and have discussions on the three themes mentioned before.
After school today, the students gathered in the Earth Science Room to review the progress of their research and slides, and to confirm what they need to do for the summit. The photo shows one of the three groups, the “Shells” group. This group is working on a way to keep warm in the event of a winter disaster by generating heat from shells through a chemical reaction. Today, they were preparing for the experiment by crushing the shells they prepared during the summer vacation. Later, these shells are going to be burned at high temperatures. We wish them success in their experiments!
It is hard work to prepare for the summit while also having classes and other activities. However, this will be a very special opportunity for every participant to meet and talk with high school students from various countries using English. We hope that everyone will help each other in preparation and do their best so that they can enjoy themselves in the summit!
【ASⅡ・Ⅲ】久しぶりに集結! / After a long summer...
木曜日はASの日♪ 久しぶりに理科棟に大集合したASⅡ・Ⅲの生徒たちです。さて、ASクラスの3年生はこれから2年間の研究のまとめとして論文作成に入ります。(この論文は、「日本学生科学賞」にも応募予定です。入賞目指して頑張って!) 論文といっても、これまで書いたことのある小論文とは桁違い、なんと、5,000字という文量です...! これは、計画的に進めることはもちろん、書く内容にもちょっと工夫が必要そうですね。生徒たちは、論文作成手順やポイントについてSSH主任の宮﨑先生から説明を受けた後、それぞれの班で話し合いながら、早速論文の構想を練っていました。
2年生はというと、担当の松原先生と2学期の活動予定を確認した後、8月に神戸国際展示場で行われた生徒研究発表会に参加した3年生のポスター発表と報告を聞きました。さすが、天高初の「ポスター発表賞」を受賞した化石班! これまでの研究の様子や成果がしっかり伝わる、堂々とした発表に2年生は聞き入っていました。
質疑応答の後(科学部が勇気をもって手を挙げてくれました!)、化石班は発表会で学んだことや後輩へのアドバイスをスライドを使って発表してくれました。例えば、質疑応答で質問の意味がはっきり分からなかった場合にはどうすべきか、研究内容を伝えるためにどのような工夫をすべきか、といった、2年生がこれからの研究や発表で必ず必要とするポイントについて、ロールプレイを交えつつ、分かりやすく伝えてくれました。2年間、一生懸命研究に打ち込んだからこその今日の助言、きっと、後輩たちがこれからの研究で活かしてくれることでしょう。
ARP最終探究成果発表会が終わり、ASクラスの主軸は2年生となりました。夏休みもサイエンスアカデミーや関西研修、SSHシンガポール海外海外研修と様々な経験を重ね、一回り大きくなった2年生ASクラスの生徒たち。これから各班で協力しながらそれぞれの研究を進めていきます。今後の活動にも是非ご期待ください!
It’s Thursday again! AS II and III students gathered in the science building for the first time in a while. Now, the third graders will begin writing their thesis as a summary of their two-year research. The thesis paper is a whopping 5,000 words, a far cry from the essays they have written in the past...! Right after receiving an explanation on the procedure and key points for writing the paper, the students began working on their papers while discussing in their groups.
What are the second-year students doing today? Today they had a chance to learn from the third-graders, who received the “Poster Presentation Award” in the Student Research Presentation held at the Kobe International Exhibition Hall in August. The third-year “Fossil group” first gave a poster presentation, then gave a slide presentation on what they had learned for younger students. For example, they taught what to do in the Q&A session, or shared some of the tips to make good posters.
The second-year students have learned a lot through the Science Academy, SSH Kansai Study Tour, and SSH Singapore Overseas Study Program during the summer vacation. From now on, each group will work together to advance their own research in ASⅡ. We hope everyone will enjoy themselves in their future research!
【ATⅡ】2学期スタート! / Long time no see!
2学期の授業初日、さっそく7限目はATⅡです。まず、ATⅡ担当の中村先生からmeetで2学期の活動の説明があり、生徒たちはそれぞれの活動場所へ。2年生との同じ教室での活動にも少し慣れてきた感じもします(写真では、教室前方に3年生が、後方に2年生が座っています)。
同じ教室でありますが、基本的に普段の活動は同じ活動をするわけではありません。3年生は2学期、研究のまとめと提言書の作成に入ります。研究班を編制したばかりの2年生は、これから班での研究の方向性を決めていくことになります。このように、内容は違っても同じ教室内で活動を行うことにより、2年生が上級生の活動を見る機会となり、それぞれの班での班長や班員の動き、班でのディスカッションの様子などを自分たちの活動に活かしていってほしいと思っています(3年生、責任重大ですよ!)。
さて、3年生は本日、早速の「仮評価」を行いました。今回行ったのはE1(提案を創造する)、E2(地域を創造する)の2項目です。この仮評価、「評価」という名前こそついていますが、この段階で満点を取ることが目的ではありません。そうではなく、班でこれまでの研究活動を振り返り、自分たちが達成できていることとできていないこと、これからすべきことを確認し、班でこれからの動きを話し合うことで研究の質を高めていくことを意図しています。さすが3年生、仮評価シートが配布されると、班長がリーダーシップをとり、班員も積極的に意見を出しながら、これまでの研究を振り返っています。担当の先生とも評価項目を確認したりしながら、各班、しっかりディスカッションをして、仮評価が無事終了しました。どの班も、11月の本評価までにやるべきことが明確になった様子です!
再来週には、提言書作成の準備の1つともなる「討論会」も予定しています。限られた時間ではありますが、今週、来週で自分たちの研究を地域への提言に落とし込むためのアイデアをどんどん出していってほしいと思っています。
In today’s AT, after listening to Mr. Nakamura, the teacher in charge of ATII, 3rd-year students went into their classrooms, which they shared with 2nd graders. Although the students from different grades are in the same classroom, they do not usually engage in the same activities. 3rd graders will begin writing their proposals to their city. 2nd-year students, who have just formed their research groups, will be deciding on their research themes. By conducting activities in the same classroom, the 2nd-year students will have an opportunity to observe the activities of the upperclassmen, and we hope that they will make use of the activities of the group leaders and members in their respective groups and the discussions in their groups in their own activities (3rd-year students, you have a lot of responsibility!). ).
Now, our 3rd-year students had their first “Tentative evaluation” today. This time, we conducted two items, E1 (Creating Proposals) and E2 (Creating Community). Although this activity is called “evaluation,” the purpose is not to obtain a perfect score at this stage. Rather, they are expected to improve the quality of the research by having the groups look back on their past research activities, confirm what they have achieved and what they have not, and what they should do in the future, and discuss their future activities as a group. Once the evaluation sheets were distributed, the group leaders took the leadership and the group members actively expressed their opinions as they reflected on their research to date. Each group had a thorough discussion with their teacher to confirm the evaluation items, and the tentative evaluation was successfully completed. All groups seemed to have a clear idea of what they would need to do before the final evaluation in November. Keep up your great work, everyone!
【ATⅠ】2学期スタート
9月3日(火)に2学期のATⅠがスタートしました。
この日は担当の佐藤先生から2・3学期のスケジュールが説明された後、3年生との合同の教室へ移動し、研究班のメンバーが再集結しました。班編制が行われて2回目の授業となりますが、夏休みの課題として行った先行研究調査の成果を持ち寄り、テーマ設定を進めています。
3年生との交流により継続研究を進めるのもよいですし、担当者と協議しながらオリジナリティのあるテーマを設定するのもよいでしょう。今年度はどのような研究テーマが生まれ、どのような成果が生まれるのか楽しみです。
【科学部・ASⅡ】地域のこども会への出張科学講座
地域の子ども会から依頼があり、子供会のイベントで科学実験講座を行いました。
本年度の新しい取り組みです。
ダイラタンシーの実験と、手作り顕微鏡の作成を子供たちと一緒に行いました。
今後も依頼を受け、地域の子どもたちの為に科学の面白さを伝えたいと思います。
出張依頼をご希望の方は、本校(0969-23-5533)まで御連絡(担当:宮崎)下さい。