校長室からの風(メッセージ)
多くの来校者でにぎわう ~城南地区県立高校PTAビーチボールバレー大会
多くの来校者 ~城南地区県立高校PTAビーチボールバレー大会
7月29日(土)、多良木高校で城南地区県立高等学校PTAビーチボールバレー大会が開催され、12校19チーム、参加者総数190人の方が来校されました。開会式での校長の歓迎挨拶を掲げます。
「皆さん、ようこそ多良木高校へお越しいただき、有難うございます。八代・芦北・水俣の学校の皆さんには遠く感じられたことと思います。本校が位置する多良木町、そして東側の湯前町、水上村などこの地域は球磨郡の中でも上球磨、あるいは奥球磨と称しており、ここより東にはもう熊本県の高校はありません。本校から車で15分ほど国道219号を走ると湯前町横谷峠にさしかかり、宮崎県西米良村に入ります。
多良木高校は、上球磨の拠点、多良木町に大正11年に創立され、戦前は高等女学校の歴史を持ち、戦後、新制の普通高校となり、「多くの良い木」の名前のとおり、人材を輩出してきました。昭和40年代には学年8クラスを有し、水上村には水上分校を持っていました。しかし、その後、この地域の少子化、人口減が急速に進み、平成2年に水上分校がなくなり、とうとう本校までもが来年度、平成31年3月をもって閉校の定めとなりました。今年度は新入生はなく、現在2、3年生の計136人が在籍しております。
しかし、小さくともキラリ輝く存在でありたい、最後まで地域と共に歩み、体育部活動をはじめ活気ある学校でありたいと願い、保護者のご支援のもと生徒と職員が一体となって様々な活動に取り組んでいるところです。多くの方に閉校前の多良木高校に来ていただき、その様子を記憶してほしいとの本校PTAの熱い思いから、この城南地区親睦ビーチボールバレー大会も実現しました。
城南地区高等学校のPTAの皆様にお願いがあります。現在の2年生69人が多良木高校のアンカーとして部活動に励んでおり、野球、陸上、サッカー、男子バスケット、女子バレー、女子アーチェリーの6つの体育系部活動が来年度まで活動します。本校は平成3年に体育コースが設けられたこともあり、二つの体育館、300mの陸上トラック、専用の野球場とスポーツの施設・設備が充実しており、宿泊できるセミナーハウスもあります。どうか、部活動の練習試合や合同練習等で御来校いただき、本校の生徒と一緒に活動していただけないかと願っております。本日も宮崎県の都城の高校が野球の練習試合に来てくれています。それぞれの学校の部活動でご検討いただきたくお願い致します。
小規模校のため、PTAのスタッフも少なく、不行き届きな点も多々あるかと心配しておりますが、笑顔と歓声あふれるレクリエーションになることを願い会場校校長挨拶といたします。」
登録機関
管理責任者
校長 粟谷 雅之
運用担当者
本田 朋丈
有薗 真澄