馬術部 活動日誌

馬術部 活動日誌

【馬術部】神殿原賞授賞者「内田陽紀君」3年間を振り返っての感想

本日、卒業式に先立ち神殿原賞授与式が行われました。

本日の受賞の様子と本人より3年間を振り返って感想をいただきましたのでご覧ください。

カレイカルロッタ号と内田陽記君

受賞の様子

本校の馬術部出身でもあり、今回の受賞を受けて本人より感想をいただきましたのでご覧下さい。

「私は中学校一年生から続けていた馬術をするために、南稜高校へ進学しました。これまで乗馬クラブの会員だったため、馬の乗る部分しか知りませんでした。しかし、南稜高校の馬術部では馬の管理はもちろんのこと、装蹄の技術や繁殖の知識などを学ぶことができ、幅広く馬について学ぶ機会がありました。このようにさまざまな経験を通して、私の目標は現在の帯広畜産大学へ進学し、畜産はもちろんのこと馬についても深く学びたいと思うようになりました。この3年間を有意義に過ごせたのも南稜高校へ入学できたからです。また、馬術部では頼れる後輩ができ、一人一人が真剣に馬と向き合っているため、安心して卒業後も任せられます。後輩部員の更なる活躍を期待しています。大学進学後はより知識を深め、海外でも活躍できるような人材を目指して努力していきます。3年間関わっていただいた南稜高校の先生方本当にありがとうございました」

                                  令和3年度 総合農業科卒 内田 陽紀

 

世界での活躍を期待しています。

【馬術部】3年総合農業科 内田 陽紀 神殿原賞受賞

この「神殿原賞」は本校の表彰の中で最も重みのある賞であり、人物学業ともに全校生徒の模範となる卒業生の代表者に贈られるものです。この賞が馬術部でもあり3年総合農業科「内田陽紀」君に贈られます。

内田君は大分県(別府市立朝日中学校出身)の親元を離れ、3年間本校の「至誠寮」へ入寮し自立した寮生活を過ごしました。また、寮長として責任を持ち寮生をまとめてくれました。進学へ向けての学習の取組みにも人一倍力を入れ、非常に難関といわれた「帯広畜産大学」への合格を果たしました。馬術部では、全国大会(貸与馬戦)の選手としても非常に有力な技術を身に付けてくれました。競技会での入賞も多数ですが、内田君は最も基本となる馬の管理を1日も怠らず取り組んでくれました。何より感心したのは引退後、大学受験前でも自ら時間を調整し後輩部員のために朝の馬の管理はもちろん、競技会へも参加し後輩のために競技馬の調整を行ってくれました。3年間を振り返ると彼の姿は「文武両道」そのものでした。卒業後の活躍を大いに期待しています。

この賞は前述のとおり本校の中でも最も重みのある賞として、表彰は卒業式の前に行われます。

誠におめでとうございます。

馬術部は、先週ご紹介した漆原君の「松村 昭賞」をはじめ「熊本県高等学校体育連盟賞」や「体育文化奨励賞」など卒業生5名全員が卒業式前日の表彰式にて表彰を受けます。3年間よく頑張りました。

 

【馬術部】3年総合農業科 漆原竜吉君(松村 昭)賞 受賞 

熊本県馬術連盟会員の中で令和3年度に最も優秀な成績(MVP)を残した選手や団体に送られる名誉ある「(松村 昭)賞」が、今年度は「3年総合農業科」「漆原竜吉君」に決定しました。

 本校では平成30年度全日本高等学校馬術競技大会(団体戦)において準優勝を果たした以来の受賞となりました。その際は南稜高校団体での表彰でしたが、個人での表彰は初めてのことです。

熊本県馬術連盟関係者の皆様ありがとうございました。

 

この賞を受賞した今年度漆原君個人の成績

令和3年度国民体育大会第41回九州ブロック大会 スピード&ハンディネス競技 優勝

第32回全日本高等学校馬術選手権(個人)大会九州地区予選会 優勝

第32回全日本高等学校馬術選手権(個人)大会 出場(北海道)

第76回国民体育大会 少年トップスコア競技 少年ダービー競技 出場権獲得(コロナにより大会中止)

特に、九州ブロック大会は九州内の少年の部において最高峰の戦いであり、ここでの優勝は本当に見事でした。彼の勝負強さを実感しました。

 

漆原竜吉×ピックウィジョン号(第41回九州ブロック大会 S&H競技 優勝人馬)

本来であれば、2月5日行われる予定であった、県馬連主催の馬術大会期間中に表彰される予定でしたが、コロナで延期となり、本人には卒業式前日の表彰式にて表彰します。

誠におめでとうございます。

 

 

 

 

【馬術部】総合農業科 生活経営科 所属3年生の輝かしい進路情報

現3年生は令和元年度及び2年度の高体連新人大会2年連続総合優勝、令和3年度高体連総合体育大会での総合優勝・九州地区馬術競技大会において団体・個人の両方で優勝を果たしました。今年度国民体育大会は中止になりましたが、国民体育大会九州ブロック大会においては、2種目での優勝を果たし、熊本県の代表として国体選手に3名が選出されるなど、過去の南稜高校馬術部にはない結果を残してくれました。

今回は馬術部員3年生5名(総合農業科4名 生活経営科1名)の進路や日頃の高校生活について触れてみたいと思います。

まずは大分県から親元を離れ、本校の「至誠寮」に入寮し3年間、寮生活を送った本校「総合農業科」所属の内田陽紀君についてです。

進学先:帯広畜産大学(国公立)畜産学部 畜産科学課程 

寮生活の規則正しいリズムを強みに、毎日の馬の管理はもちろん馬が体調を崩した際には昼夜問わずいつでもかけつけて馬の管理はもちろん第6回全日本高校生自馬選手権大会では小障害飛越競技B競技で3位入賞を果たすなど輝かしい成績を残してくれました。

また、総合農業科では、動物コースを専攻し畜産(牛)とも向き合いました。総合農業科の課題研究では広大な本校神殿原農場の敷地を利用して行った「牛の放牧がもたらす効果」を研究し非常に難関ともいわれた帯広畜産大学合格に大きく繋げることができました。

 

 将来は「海外で活躍したい」との目標を持っていますが、間違いなく世界での活躍できる人物です。

彼の将来が非常に楽しみです。

写真:内田陽紀×マジュリーN号 

 

大阪府から祖父母宅(人吉球磨)での生活を3年間送り、今年度九州ブロック大会において九州1位のタイトルを獲得し馬術部主将を務めた本校「総合農業科」所属の漆原竜吉君についてです。

進学先:関西大学 総合情報学部 総合情報学科 (馬術スポーツ推薦) 

彼は中学生の頃乗馬と出会い入学当初は、クロス障害飛越競技をクリアするレベルでした。しかし、持ち前の闘争心と負けず嫌いを武器に実力を付け本校からは10年振りとなる全国大会(個人戦)への出場を果たしました。

そんな彼は「総合農業科動物コース」所属です。当番実習においても持ち前の行動力で当番生を牽引し汗をながしながら実習を行う姿が印象的でした。

将来の夢は「日本中央競馬会(JRA)馬術専門職」そしてその先は「オリンピック選手」彼も将来が非常に楽しみです。

写真:漆原竜吉×ピックウィジョン号

 

 地元「あさぎり町出身」「総合農業科園芸コース(野菜専攻)」所属、杉山仁美さんについてです。

小学5年生から本校馬術部後援会ジュニアクラブに所属し馬術を始めました。彼女は高校1年生ながら全国大会(団体戦)に唯一出場し、減点ゼロの見事な走行を見せました。その頃から本番での強さを見せ付けられました。第41回九州ブロック大会においては、馬場馬術競技に県の所有馬「ファイアウインド号」に騎乗し、見事5位入賞を果たし、国体選手へも選考された人物です。「総合農業科園芸コース(野菜専攻)」では、人吉球磨の主要品目でもあるメロン、トマトなどの管理を農場の先生と共に頑張りました。

進学先:福井工業大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科

彼女の将来の夢は、ただ1つ

「馬場馬術競技でオリンピック選手になること」

必ず叶えてくれると確信しています。

  

写真:杉山仁美×トシスプリング

 

地元「あさぎり町出身」「生活経営科」所属、永溝歩華さんについてです。永溝さんは小学6年生から本校馬術部後援会ジュニアクラブに所属し馬術を始めました。第41回九州ブロック大会団体戦において熊本県の代表自馬「トシスプリング号」を見事に乗りこなし熊本県チームを見事優勝へ導いた実力者です。

就職先:乗馬クラブクレイン

乗馬クラブクレインは、過去にアジア大会において金メダリストを獲得した本校OBの平永健太氏が所属する乗馬クラブです。彼女の将来の夢は「馬術の楽しさを広めること」ですが、謙虚な姿のその奥には誰にも負けない闘争心を秘めており、彼女も絶対に馬術界で活躍するものと確信しています。将来が非常に楽しみです。

写真:永溝歩華×ウォーターマハロ

 

唯一高校生から馬術を始めた「総合農業科」環境コース所属、溝辺優后君についてです。

就職先:自衛官候補生

他の4人が馬術経験者ながら彼は、持ち前の「運動神経」でみるみる実力を付け第6回全日本高校生自馬選手権大会では、小障害飛越競技Bクラスで見事準優勝を果たしました。彼は中学時代「テニス部」でも懸命に努力した分、馬術の技術は高校から始めた選手とは思えないほどの力を身に付け、今年度行われた県高校総体の総合優勝にも大きく貢献してくれました。また彼は「総合農業科環境コース」において、プロジェクト発表にも力をいれてきました。最近では1月末に熊本県庁にて行われた「狩猟免許試験」へも挑戦しました。馬術のみならず様々な角度から「挑戦」し大きく「成長」してくれました。今後の活躍が非常に楽しみです。下記写真は「総合農業科環境コース」製材視察研修の様子

 写真:溝辺優后×ウォーターマハロ

 

馬術部では以前も「南稜Now」にてご紹介の通り馬の装蹄や馬の人工授精成功へ向けた取組みを行っています。

 

「強い馬作り」人工授精へ直腸検査の様子

実際に削蹄鎌を使用し削蹄の様子

炉で蹄鉄を熱し800℃を越える蹄鉄を造鉄している様子

 

マネージャーや新入部員も随時募集しています。

最近はよく「総合農業科1年生2年生」の生徒がよくお手伝いに来てくれます。

いつもありがとうございます。

ぜひ興味を持たれた方は、南稜高校までお問い合わせください。

 

 

【馬術部】全国高校自馬馬術大会結果報告

昨日にかけて静岡県御殿場市馬術スポーツセンターにて行われた「第6回全日本高校生自馬選手権大会」の大会結果と大会の様子及び出場選手の感想を掲載していますのでぜひご覧ください。

 土曜日に各種目の予選競技が行われ出場選手全員が無事に予選を通過し、日曜日の決勝競技に出場しました。

 大会結果

【競技名】馬術馬術競技Lー1課目

7位入賞 3H 永溝歩華 ファイアウィンド号
【競技名】小障害飛越競技B

8位入賞 2A 黒木樹里 ピックウィジョン号

2位 3A 溝辺優后 トシスプリング号

3位 3A 内田陽紀 カレイカルロッタ号

 【競技名】中障害飛越競技D

3位 3A 漆原竜吉 ピックウィジョン号

5位 3H 永溝歩華 トシスプリング号

 【競技名】馬場馬術選手権競技jrライダー課目

 4位入賞 3A 杉山仁美 ファイアウィンド号

以上の結果となりました。

3A  内田陽紀 感想

「先日、自分の目標としていた帯広畜産大学への合格をいただき今大会に思い切って出場することができました。今回が3年間最後の大会で、ずっとコンビを組んできたカレイカルロッタ号と共に悔いの残らないぐらい楽しく競技でき、この大会に参加させていただいたことに感謝したいです」

 

 3A  溝辺優后 感想

「最後の大会でとても緊張したけど自分の持ってる力を全て発揮してトシスプリング号と共に2位という結果が残すことが出来て嬉しいです。馬術部で得た経験を自分の進路の自衛隊で生かしていきます。ありがとうございました」

 3A 漆原竜吉 感想
「3年生5人で自馬選手権大会に出場できたことに保護者はじめ、多くの方々に感謝したいです。今大会での失敗や成功を必ず進学先の関西大学馬術部にて生かしていきます。ありがとうございました」

 

3A 杉山仁美 感想

「今回は先生方の協力のもと、静岡まで遠征して、馬場馬術競技に参加しましたが、まだまだ誇れるような演技ができませんでした。もっと練習して、進学先の福井工業大学馬術部で自分が誇れるような実力をつけていきたいです」

 

2A 馬術部主将 黒木樹里 感想

「夏の全国大会団体戦に続き、先輩たちと一緒にこの大会に来るとこができて、貴重な体験になりました。満足いくような走行はできなかったけど最高の思い出になりました。ありがとうございました」

3H 永溝歩華 感想

「今回の大会では、校長先生や監督の先生、保護者の方の支えやサポートがあったからこそ参加できた大会で、とても感謝しています。大会成績は中障害飛越競技MDで5位、馬場馬術競技Lー1課目が7位という結果で障害飛越競技に関してはまだまだ自分の力不足を感じました。しかし、思い切った走行をすることができ、トシスプリング号で全国大会に出場できたこと、熊本県の強化馬匹でもあるファイアウィンド号で馬場を踏めたことが凄く嬉しかったです。トシスプリング号で国体に出場することはできなかったけれどこの馬に出会え、ここまで来ることができ本当に良かったです。卒業後も乗馬クラブクラインで馬術を続けるので、これからも精一杯頑張っていきます。校長先生、長時間馬を輸送してくださった鍬田怜奈先輩のお父さん、樫山先生、保護者の方、静岡まで応援に来てくださった保護者の方、忙しい中練習などを見てくださった先生、サポート、応援本当にありがとうございました」

1年生も責任を持って、南稜高校に残り馬の管理を頑張りました!!これからはあなたたちの番ですね^_^

終わりに、

今大会へ出場するにあたり多くの方々のご協力をいただきました。馬の輸送を17時間かけ行うということで令和2年度南稜馬術部保護者会会長の鍬田さんにドライバー補助のご協力をいただきました。本当にありがとうございました。今大会は開催が6回目で夏の全国大会等の大会よりも規模は小さいものではありますが、九州地区より、馬を輸送して参加することは容易なことではないため、主催の全国高等学校馬術連盟関係者の方々も驚きとともに大変喜ばれました。また全日本関連の大会はもちろん世界のトップライダーがトレーニングを行う、御殿場市の馬術スポーツセンターに本校の所有馬で競技に挑めたことは感慨深いものでした。部員も感想にて申してます通り大変貴重な経験になったと同時に生涯忘れることのない大会になったものと確信しています。また来年度も部員の経験のために参加できるよう計画したいと考えています。

今後とも南稜高校馬術部頑張って参ります。応援をよろしくお願いします。