馬術部 活動日誌

2022年2月の記事一覧

【馬術部】3年総合農業科 内田 陽紀 神殿原賞受賞

この「神殿原賞」は本校の表彰の中で最も重みのある賞であり、人物学業ともに全校生徒の模範となる卒業生の代表者に贈られるものです。この賞が馬術部でもあり3年総合農業科「内田陽紀」君に贈られます。

内田君は大分県(別府市立朝日中学校出身)の親元を離れ、3年間本校の「至誠寮」へ入寮し自立した寮生活を過ごしました。また、寮長として責任を持ち寮生をまとめてくれました。進学へ向けての学習の取組みにも人一倍力を入れ、非常に難関といわれた「帯広畜産大学」への合格を果たしました。馬術部では、全国大会(貸与馬戦)の選手としても非常に有力な技術を身に付けてくれました。競技会での入賞も多数ですが、内田君は最も基本となる馬の管理を1日も怠らず取り組んでくれました。何より感心したのは引退後、大学受験前でも自ら時間を調整し後輩部員のために朝の馬の管理はもちろん、競技会へも参加し後輩のために競技馬の調整を行ってくれました。3年間を振り返ると彼の姿は「文武両道」そのものでした。卒業後の活躍を大いに期待しています。

この賞は前述のとおり本校の中でも最も重みのある賞として、表彰は卒業式の前に行われます。

誠におめでとうございます。

馬術部は、先週ご紹介した漆原君の「松村 昭賞」をはじめ「熊本県高等学校体育連盟賞」や「体育文化奨励賞」など卒業生5名全員が卒業式前日の表彰式にて表彰を受けます。3年間よく頑張りました。

 

【馬術部】3年総合農業科 漆原竜吉君(松村 昭)賞 受賞 

熊本県馬術連盟会員の中で令和3年度に最も優秀な成績(MVP)を残した選手や団体に送られる名誉ある「(松村 昭)賞」が、今年度は「3年総合農業科」「漆原竜吉君」に決定しました。

 本校では平成30年度全日本高等学校馬術競技大会(団体戦)において準優勝を果たした以来の受賞となりました。その際は南稜高校団体での表彰でしたが、個人での表彰は初めてのことです。

熊本県馬術連盟関係者の皆様ありがとうございました。

 

この賞を受賞した今年度漆原君個人の成績

令和3年度国民体育大会第41回九州ブロック大会 スピード&ハンディネス競技 優勝

第32回全日本高等学校馬術選手権(個人)大会九州地区予選会 優勝

第32回全日本高等学校馬術選手権(個人)大会 出場(北海道)

第76回国民体育大会 少年トップスコア競技 少年ダービー競技 出場権獲得(コロナにより大会中止)

特に、九州ブロック大会は九州内の少年の部において最高峰の戦いであり、ここでの優勝は本当に見事でした。彼の勝負強さを実感しました。

 

漆原竜吉×ピックウィジョン号(第41回九州ブロック大会 S&H競技 優勝人馬)

本来であれば、2月5日行われる予定であった、県馬連主催の馬術大会期間中に表彰される予定でしたが、コロナで延期となり、本人には卒業式前日の表彰式にて表彰します。

誠におめでとうございます。

 

 

 

 

【馬術部】総合農業科 生活経営科 所属3年生の輝かしい進路情報

現3年生は令和元年度及び2年度の高体連新人大会2年連続総合優勝、令和3年度高体連総合体育大会での総合優勝・九州地区馬術競技大会において団体・個人の両方で優勝を果たしました。今年度国民体育大会は中止になりましたが、国民体育大会九州ブロック大会においては、2種目での優勝を果たし、熊本県の代表として国体選手に3名が選出されるなど、過去の南稜高校馬術部にはない結果を残してくれました。

今回は馬術部員3年生5名(総合農業科4名 生活経営科1名)の進路や日頃の高校生活について触れてみたいと思います。

まずは大分県から親元を離れ、本校の「至誠寮」に入寮し3年間、寮生活を送った本校「総合農業科」所属の内田陽紀君についてです。

進学先:帯広畜産大学(国公立)畜産学部 畜産科学課程 

寮生活の規則正しいリズムを強みに、毎日の馬の管理はもちろん馬が体調を崩した際には昼夜問わずいつでもかけつけて馬の管理はもちろん第6回全日本高校生自馬選手権大会では小障害飛越競技B競技で3位入賞を果たすなど輝かしい成績を残してくれました。

また、総合農業科では、動物コースを専攻し畜産(牛)とも向き合いました。総合農業科の課題研究では広大な本校神殿原農場の敷地を利用して行った「牛の放牧がもたらす効果」を研究し非常に難関ともいわれた帯広畜産大学合格に大きく繋げることができました。

 

 将来は「海外で活躍したい」との目標を持っていますが、間違いなく世界での活躍できる人物です。

彼の将来が非常に楽しみです。

写真:内田陽紀×マジュリーN号 

 

大阪府から祖父母宅(人吉球磨)での生活を3年間送り、今年度九州ブロック大会において九州1位のタイトルを獲得し馬術部主将を務めた本校「総合農業科」所属の漆原竜吉君についてです。

進学先:関西大学 総合情報学部 総合情報学科 (馬術スポーツ推薦) 

彼は中学生の頃乗馬と出会い入学当初は、クロス障害飛越競技をクリアするレベルでした。しかし、持ち前の闘争心と負けず嫌いを武器に実力を付け本校からは10年振りとなる全国大会(個人戦)への出場を果たしました。

そんな彼は「総合農業科動物コース」所属です。当番実習においても持ち前の行動力で当番生を牽引し汗をながしながら実習を行う姿が印象的でした。

将来の夢は「日本中央競馬会(JRA)馬術専門職」そしてその先は「オリンピック選手」彼も将来が非常に楽しみです。

写真:漆原竜吉×ピックウィジョン号

 

 地元「あさぎり町出身」「総合農業科園芸コース(野菜専攻)」所属、杉山仁美さんについてです。

小学5年生から本校馬術部後援会ジュニアクラブに所属し馬術を始めました。彼女は高校1年生ながら全国大会(団体戦)に唯一出場し、減点ゼロの見事な走行を見せました。その頃から本番での強さを見せ付けられました。第41回九州ブロック大会においては、馬場馬術競技に県の所有馬「ファイアウインド号」に騎乗し、見事5位入賞を果たし、国体選手へも選考された人物です。「総合農業科園芸コース(野菜専攻)」では、人吉球磨の主要品目でもあるメロン、トマトなどの管理を農場の先生と共に頑張りました。

進学先:福井工業大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科

彼女の将来の夢は、ただ1つ

「馬場馬術競技でオリンピック選手になること」

必ず叶えてくれると確信しています。

  

写真:杉山仁美×トシスプリング

 

地元「あさぎり町出身」「生活経営科」所属、永溝歩華さんについてです。永溝さんは小学6年生から本校馬術部後援会ジュニアクラブに所属し馬術を始めました。第41回九州ブロック大会団体戦において熊本県の代表自馬「トシスプリング号」を見事に乗りこなし熊本県チームを見事優勝へ導いた実力者です。

就職先:乗馬クラブクレイン

乗馬クラブクレインは、過去にアジア大会において金メダリストを獲得した本校OBの平永健太氏が所属する乗馬クラブです。彼女の将来の夢は「馬術の楽しさを広めること」ですが、謙虚な姿のその奥には誰にも負けない闘争心を秘めており、彼女も絶対に馬術界で活躍するものと確信しています。将来が非常に楽しみです。

写真:永溝歩華×ウォーターマハロ

 

唯一高校生から馬術を始めた「総合農業科」環境コース所属、溝辺優后君についてです。

就職先:自衛官候補生

他の4人が馬術経験者ながら彼は、持ち前の「運動神経」でみるみる実力を付け第6回全日本高校生自馬選手権大会では、小障害飛越競技Bクラスで見事準優勝を果たしました。彼は中学時代「テニス部」でも懸命に努力した分、馬術の技術は高校から始めた選手とは思えないほどの力を身に付け、今年度行われた県高校総体の総合優勝にも大きく貢献してくれました。また彼は「総合農業科環境コース」において、プロジェクト発表にも力をいれてきました。最近では1月末に熊本県庁にて行われた「狩猟免許試験」へも挑戦しました。馬術のみならず様々な角度から「挑戦」し大きく「成長」してくれました。今後の活躍が非常に楽しみです。下記写真は「総合農業科環境コース」製材視察研修の様子

 写真:溝辺優后×ウォーターマハロ

 

馬術部では以前も「南稜Now」にてご紹介の通り馬の装蹄や馬の人工授精成功へ向けた取組みを行っています。

 

「強い馬作り」人工授精へ直腸検査の様子

実際に削蹄鎌を使用し削蹄の様子

炉で蹄鉄を熱し800℃を越える蹄鉄を造鉄している様子

 

マネージャーや新入部員も随時募集しています。

最近はよく「総合農業科1年生2年生」の生徒がよくお手伝いに来てくれます。

いつもありがとうございます。

ぜひ興味を持たれた方は、南稜高校までお問い合わせください。