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高等部校舎前の横断歩道が、カラー横断歩道になりました

 うれしいお知らせをさせていただきます。

 

 高等部校舎前の横断歩道についてです。

 以前から、「横断しようとしてもなかなか渡れない」「渡ろうとしても、車が減速せずに通行することがある」という声が聞かれていました。 三叉路で、運転手が横断歩道に気付きにくいという理由もあったと思います。

 そのような懸念もあったので、カラー横断歩道に変えていただけないか、山鹿市に陳情をしましたところ、早急に対応していただきました。

鮮やかな、グリーンとホワイトのストライプですよね。

運転手から見ても、このように違います。

の下に

 生徒たちも、以前よりも安心して横断することができるようになると思います。

 カラー横断歩道にしていただき、ありがとうございました。

いじめ防止 1学期の取組~いじめのない、安全・安心で優しい教育環境づくりをみんなで~②

 1学期のいじめ防止に関する取組の一部を紹介します。

 「いじめ防止」のページに詳細を記載していますので、是非ご覧ください。

 

〇第一回いじめ防止職員研修

 6月30日(木)に一回目のいじめ防止職員研修を行いました。「いじめのない安全・安心で優しい教育環境づくりをみんなで」をテーマに、「1 いじめの定義、法令等について」、「2 いじめ防止の体制や取組について」、「3 いじめの認知や対応について」、「4 いじめの定義等に関する班別協議(演習)」を行いました。

 今回の研修では、私たち教職員が、いじめを学校における最優先課題であるという共通認識をもち、事例研修等をとおして、令和4年度の重点目標である「安全・安心で優しい教育環境づくり」を職員一丸となって行う意識を高めることを目的として行いました。学校教育目標の達成をめざし、いじめの早期発見、未然防止の取組を丁寧に行っていきたいと思います。

いじめ防止 1学期の取組~いじめのない、安全・安心で優しい教育環境づくりをみんなで~①

 1学期のいじめ防止に関する取組の一部を紹介します。

 「いじめ防止」のページに詳細を記載していますので、是非ご覧ください。

 

〇心のきずなを深める月間の取組

 児童生徒同士の心のきずなを深め、いじめを許さない学校・学級づくりに対する意識を高める取組を各学部で行いました。高等部では、「生徒一人一人が自分の大切さや他の人の大切さについて改めて学習すること」、「相手の気持ちを考えた自分の気持ちの伝え方について学習すること」を目標として、複数の教科において授業実践を行いました。友だちを大切にする方法について生徒自身が考えたことで、学校生活における具体的な言葉遣いや相手を思いやる行動等を確認することができました。

 また、児童生徒会による校内放送やポスター、各学級でのポスター・標語の取組により、いじめを許さない学校・学級づくりに向けた気運を高めることができました。児童生徒の作成したポスター作品の一部をご紹介します。

【小学部】図画工作「セロファンであそぼう」

 6~7月はカラーセロファンを使った単元を行いました。単元の始めには、カラーセロファンを自由に楽しむ時間を設けました。カラーセロファンを通して見た世界の色の変化に面白さを感じている様子や丸めた時の音や形の違いに気付く様子が見られました。カラーセロファンを様々な形や大きさに切った後、自由に配置してラミネートした「窓飾り」や底を切り取った紙コップに貼り付けた「万華鏡」を制作しました。太陽光にかざしたり、ライトの光を当てたりして、たくさんの色に染まった世界を楽しんでいました。

【中学部】総合的な学習の時間「お米のひみつ2022」

 6月24日からお米や地域の農業をテーマに調べ学習をする「お米のひみつ2022」という単元を行いました。それぞれがテーマの中で興味のあることや分からないことを調べ、報告会で報告をしました。また、29日には地域の稲作アドバイザーから御指導いただき、田植え体験をしました。慣れない泥の感触に驚いたり、不安定な泥の中で必死にバランスをとったりと、様々なことを感じながら田植えができました。また、手植えをしたことで、農業の大変さをより感じた生徒もいました。秋には稲刈りも体験させていただく予定です。

 

【小学部】生活単元学習「おいしいお米をつくろう~田植え~」

 今年も田植えの季節がやってきました!昨年は校内のミニ水田で田植えの練習をしましたが、今年は稲作アドバイザー平本さんの水田をお借りして、代掻き(しろかき)という名目でジャブジャブ水田体験を行いました。電車ツアーやフラッグレース等を行いながら、しっかり水と土をかくはんすることができ、田植えの準備はOK。その5日後に、田植えを行い、泥に足を取られながらも上手に苗を垂直に植えることができました。今後の稲の成長が楽しみです。

【職員研修】第1回専門性向上研修

 7月6日(水)に、熊本大学病院小児在宅医療支援センター/熊本県医療的ケア児支援センター副センター長の小篠史郎先生を招聘して、第1回専門性向上研修を行いました。

『医療的ケア児の体制整備の近況及び支援について』をテーマに講話していただき、医療的ケア児が年々増加している現状や、医療的ケア児への支援体制整備、小児在宅医療センターの役割についてなど詳しく学ぶことができました。

また、実際に様々なシミュレーターを使って、アンビューバックの使い方や喀痰吸引の方法、胃ろうによる経管栄養について体験させていただきました。体験した職員からは、「アンビューバックの力加減が難しかった。」「気管カニューレのカフや胃ろうのバルーンの仕組みが初めてわかった。」などといった感想がありました。

本校でも、医療的ケアを行うのは看護師であり、直接医療的ケア児に関わる職員は限られていますが、今回の研修で全職員が医療的ケア児への支援について学ぶことができ、とても貴重な時間になりました。

 

【中学部】社会「仕事と生活~酪農家見学~」

 中学部は社会で、「仕事と生活」という学習に取り組んでいます。その学習の中で先日「酪農家見学」を行いました。見学先は、学校のすぐ近くにある高倉牧場さんです。

 牧場の方の話を聞き、私たちが毎日飲んでいる牛乳がどのようにしてできているのか、その大変さとありがたさを改めて実感することができました。そして何よりも、牛の頭をなでたり子牛を間近で見たりと、牧場でしかできない貴重な体験をすることができました。

【地域行事】 「御田植祭」

 6月19日(日)に鹿本町で新嘗祭の一環である御田植祭がありました。県では、毎年新嘗祭に献上する米や粟を各地域が持ち回りでつくっているそうです。今年は鹿本町の水田が選ばれました。御田植祭では地元の子どもたちが田男と早乙女に扮して苗を植えるため、本校からも中学部生徒2人、高等部生徒3人が田男として参加しました。慣れない白装束や足袋、草鞋に苦戦したり、神事に緊張したりする様子が見られましたが、複数回の練習の成果を十分に発揮することができ、なかなかできない貴重な経験となりました。生徒たちは、10月中旬に行われる抜穂祭にも参加する予定です。

救命救急法研修

 6月14日(火)に山鹿消防署東分署の救命救急士と消防士の方を招聘し、緊急時に救命救急士が到着するまでにすべき対応について職員研修を行いました。研修の初めに「15分間の奇跡 先生たちの救命リレー」の動画を視聴しました。その後、3グループに分かれて、胸骨圧迫とAEDの使い方について児童生徒の様子をイメージしながら実技訓練を行いました。今回は特に、救急車到着までの職員の動き、「救命の連鎖」の重要性を全職員で学ぶ貴重な時間になりました。

各グループに分かれて救命救急士と消防士の方から胸骨圧迫の方法とAEDの使い方を習っている様子です。胸骨圧迫の回数は1分間に100~120回のリズムで行う。アンパンマンマーチの歌をイメージして行うとしやすいことや感染症予防の観点から、人工呼吸よりも胸骨圧迫を絶え間なく行うことが重要であることを学びました。

実技訓練の様子です。胸骨圧迫は、両足を固定し、腕を真っすぐ伸ばす「ゴリラのポーズ」が良い姿勢だそうです。救急救命士の方から、姿勢がとても良いと褒められた職員もいました。また、感染症予防の観点から、人工呼吸よりも胸骨圧迫を絶え間なく行うことが重要と教えていただきました。

【中学部】職業・家庭「家庭生活と役割」

 「掃除や食事などの『生活』に関することは、在学中も卒業後もずっとしていくこと」ということを、中学部では日々学んでいます。そこで総合的な学習の時間には「かもいなピカピカ作戦」という単元で、箒やちりとりの使い方や雑巾での正しい床の拭き方について学びました。この学習では、「やり方が分からない時には分かっている友達に教えてもらうこと」を目標とし、学年に関係なく互いに教え合いながら掃除の仕方を学ぶことができました。

 職業・家庭では「家庭生活と役割」という単元で皿洗いと風呂掃除について学習しました。風呂掃除は本校体育館の2階にある清掃サービス実習室を初めて利用しての学習だったため、「学校にお風呂がある!」と目を輝かせる生徒の様子が印象的でした。「洗ったお風呂はキュッキュッと音がします。」と何度も浴槽を触り、達成感を感じたようです。皿洗いでは「泡がなくなってツルツルにする」や「皿を重ねると乾きにくい」といったことに生徒たちが自ら気付いていました。

 これからの人生でもずっと続く「生活」を豊かにするために、少しでも自分でできることを増やすために、今回の学びを日常生活に生かしていきたいと思います。

清掃サービス実習室

【小学部】生活単元学習「山鹿探検をしよう」

 地域の伝統的な施設を知り、自分たちが住んでいる地域に関心をもつことを目的として、「山鹿探検をしよう」という単元をしました。6月3日(金)には、2年生~6年生が八千代座と落語カフェ 七七屋山本堂での校外学習を行いました。八千代座では、「奈落」と呼ばれる地下に降りて舞台を廻す体験や舞台に立って廻り舞台の体験をしました。集合写真を撮る時には、舞台の上から降ってきた花吹雪に驚く様子が見られました。落語カフェでは、山鹿の特産品である山鹿和栗が使われたアイスを食べました。「おいしい。」という声が飛び交い、多くの笑顔が見られました。会計時は財布からお金を取り出し、支払うこともできました。

 施設の見学とカフェの体験ができて、とても充実した校外学習となりました。

【学校行事】みんなで楽しい運動会!

 5月21日(土)に運動場にて本校第1回目の運動会を行いました。当日は暑すぎず、練習の成果を十分に発揮することができる気候となりました。児童生徒会を中心に作成した「最高の笑顔、みんなで楽しい運動会」のスローガンの下、一丸となってさまざまな競技に取り組みました。「初めて徒競走で1位になれた!」と嬉しそうな表情や競技で負けて悔しそうな表情、大きな声で友達を応援する姿など、普段の学校生活ではなかなか見ることのできない児童生徒の様子をたくさん見ることができました。競技はもちろんですが、児童生徒は苦手なことに挑戦したりルールを守ることなどたくさんの学びがありました。たくさん学び、最高の笑顔で楽しい思い出のできた運動会をこれからの学校生活に生かしていきたいと思います。

フォトアルバムにも写真を掲載しています

地震避難訓練

 4月にシェイクアウト訓練音源を活用した地震避難訓練を実施しました。小・中学部では、事前学習でシェイクアウト音源を聴いてから訓練を行ったことで、落ち着いて訓練に参加することができました。高等部は、自分たちの訓練の様子を動画で見て、防災ヘルメットの着用時間や、机の下へ避難の仕方など、自分たちが命を守る行動についてできていたかを振り返ることができました。

小学部・中学部の避難の様子です。

一次対応のため、頭を守っています。その後体育館へ避難しました。

 

高等部の様子です。

自分の頭の大きさに合うよう、防災ヘルメットのサイズを調整しています。

【小学部】生活単元学習「運動会の練習の様子」

 かもと稲田支援学校初の運動会が5月21日(土)に計画されており、子どもたちも職員もドキドキわくわくし、練習しています。小学部の赤組リーダー、白組のリーダーを中心に団体種目の踊りや玉入れ、徒競走に一生懸命全力で取り組んでいます。さらに、友達を応援する声掛けも多く見られるようになってきました。コロナ感染拡大防止の為、今回は校歌に合わせたダンスを踊ることになりました。児童が元気いっぱい身体を使って表現をしますので、是非ご覧ください。

 

【中学部】保健体育「中学部のShow Time!」

 5月21日(土)に行われる運動会に向けて本格的な練習が始まりました。かもと稲田支援学校で記念すべき1回目の運動会。中学部の生徒たちの気合いは十分です!「この走りに全集中!!(徒競走)」、「中学部サン SHOW TIME!!(中学部団体競技)」、「閉会式 校歌ダンス」を中心に練習に取り組んでいます。練習中には「がんばれ!」や「ファイト!!」など友達を応援する声が飛び交い、運動会を通じて進化・成長した姿が見られそうです。

 当日は中学部の「Show Time」の数々に御声援をお願いいたします!

 

 

【学校行事】始業式・入学式

 4月8日(金)に始業式を行いました。新しい学年になり、3月末と比べて引き締まった表情の児童生徒たちでした。また、始業式に先だって就任式も行い、13名の新任・転入職員に児童生徒会の代表が歓迎の言葉を贈りました。

 11日(月)に入学式を行い、小学部9人、中学部8人、高等部11人の児童生徒たちが新たな生活をスタートしました。期待と不安の入り交じった表情の新入生も、在校生からの拍手と「おめでとう」の声に柔らかい表情になっていました。

 

 開校2年目を迎えました。新たな仲間も加わって、更に楽しく賑やかに、新たな歴史を刻んでいきたいと思います。

フォトアルバムにも写真を掲載していますお祝い

【中学部】道徳「山鹿市の文化を知ろう」

 3月14日(月)に、3名の山鹿灯籠師の皆様に来ていただき、山鹿灯籠の作り方を教えていただきました。糊代(のりしろ)がないため、和紙同士をつなげるのに苦戦する生徒もいましたが、丁寧に教えていただくことで、和紙だけでできたドライフラワーベースを完成させることができました。

 制作体験後、様々な質問にも答えていただき、山鹿灯籠という文化の大切さを実感することができました。

 灯籠師の皆様、本当にありがとうございました。

卒業証書授与式

 3月2日に高等部、3月11日に小中学部の卒業証書授与式を行いました。小学部児童3人、高等部生徒10人の門出を祝いました。熊本県の蔓延防止等措置が継続する中での開催で、制約はありましたが、周りの教師や児童、保護者の方々にお祝いをされている表情はとても晴れやかでした。児童生徒の今後の活躍に期待しています。

フォトアルバムにも写真を掲載しています→お祝い

【中学部】生活単元学習「地域や学校をきれいにしよう」

 2月14日(月)~18日(金)の1週間、「クリーンチーム」「ピカピカチーム」に分かれ、校内外の清掃をしました。チームごとに目標確認や振り返りを行うことで、毎日少しずつ上達が見られました。道具の使い方も最初はぎこちなかったのですが、徐々にコツを覚え、後半には、竹ぼうき・熊手・スクイジー等を用途に応じて使い分けることもできるようになりました。家庭や地域でも役割を担っていってほしいと思います。

 

【小学部】2月生活科「節分をしよう」

 2月3日は節分と言うことで、小学部でも図画工作科で節分に関する制作活動を行いました。鬼を退治する役の衣装、鬼役の衣装を色画用紙やポリ袋などを使って作りました。児童それぞれかっこいい、かわいい、そして怖い鬼の衣装ができました。豆の代わりに折り紙や新聞紙を丸めて「おにはそと!ふくはうち!」と怖い鬼を退治できました。小学部のみんなが今年も元気に過ごせますように!

【職員室だより】保護者理解研修

 1月13日に稲田校舎にて「保護者から直接話を聞く機会を通して、保護者の思いの理解を深めるとともに、保護者に寄り添った支援の充実につなげる。」という目的で、職員研修行を行いました。当日は、高等部の保護者 伊藤将宏様、小学部の保護者 桑野雅弘様、桑野和子様よりお話を伺いました。「お子様が生まれてから中学卒業(就学)までのお気持ちや出来事」 「本校に通ってからのお気持ち、お子様の様子」 「卒業までに本校に望むこと」 「卒業後の心配事、希望」の内容を拝聴させて頂く中で、保護者の方々の思いを知ることができました。改めて、子どもたちに寄り添っていくと共に、御家庭と協力しながら教育活動を展開していくことの重要性を感じました。

【小学部】1月生活単元学習「お正月遊びをしよう」

 3学期が始まり、学校に子ども達の元気な声が戻ってきました。生活単元学習では、「お正月遊びをしよう」に取り組みました。凧、ビュンビュン駒、羽子板を作って、屋内外で思い切り遊びました。いつもと違う季節遊びにぎこちなさもありましたが、単元の後半になると、意欲的に遊ぶ姿が見られました。

開校記念式典

 12月11日(土)に「みんなで創ろう かも稲の未来」のスローガンの元、開校記念式典を行いました。子どもたちは、当日に向けて校旗、校歌披露や校舎案内の練習、会場準備等に取り組みました。当日は、蒲島知事来賓の方々の前で、緊張しながらも元気よく発表することができました。全校生徒47名全員で取り組み、開校を祝うことができました。

 

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【校長室だより】開校記念式典を終えて

 

 新年あけましておめでとうございます。

 寅年の令和4年(2022年)も、かもと稲田支援学校をよろしくお願いします。

 さて、穏やかな日差しに包まれた冬晴の日、12月11日(土)に開校記念式典を行いました。開校準備からここまで、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、思うように準備が進まないこともありましたが、無事に式典を開催することができたことを心から嬉しく思っています。式典には稲田小学校の卒業生である蒲島郁夫熊本県知事様をはじめ、渕上陽一県議会議員様、早田順一山鹿市長様など、多数の来賓の方々に御臨席賜り、本校が開校するまでの思いも含めた温かい御祝辞や御挨拶を賜りました。本来であれば、開校に向けて御尽力いただいたすべての方々に、来賓として御出席いただきたかったのですが、コロナ禍での開催ということで、入場を制限させていただいたことを大変申し訳なく思っています。

 それでも、お越しいただいた方々に本校が開校した喜びを伝えたいという思いで、「みんなで創ろう!かもと稲田の未来!」というスローガンのもと、47人の児童生徒、43人の教職員が一丸となって準備を進めてきました。

 式典では、校章に描かれた校訓「心豊かに 道を求め 共に生きる」のデザインの説明を行い、児童生徒会役員の協力で校旗披露を行いました。また、式典の最後には校歌の作曲をしてくださいました桐田信一郎様の指揮のもと、全員で校歌披露を行いました。稲田小学校から譲り受けたマリンバやシロフォン、電子ピアノ等を高等部の生徒たちが演奏し、代表の生徒が校歌を歌い、小中学部の子どもたちが音楽に合わせてダンスを披露しました。練習までの期間が短かったのですが、子どもたちは笑顔で最高の演奏やダンスを見せてくれました。式典に参加できなかった保護者の皆さまにもオンラインで式典の様子を見ていただきましたが、「子どもたちの様子に感動した」と多くの方々からコメントをいただきました。

 式典終了後に、校舎案内も計画しました。校舎の施設説明は小中学部の子どもたちがタブレットや電子黒板を用いながら、これまでの学習の様子を交えながら行いました。来賓の皆さまが熱心に聞いてくださり、子どもたちも期待に応えたいとはりきって説明をすることができました。

 開校記念として、小中学部の子どもたちが地域の方の御協力のもと生産することができたお米と地元来民の伝統工芸品である渋うちわを記念品とさせていただきました。うちわには高等部の生徒が描いた山鹿灯篭と石のかざぐるまがデザインされています。子どもたちのアイデアを生かした、手づくりの開校式典となり、笑顔に満ち溢れた一日となりました。

 子どもたちやかもと稲田支援学校の可能性は無限です。可能性を信じ、ゆっくり、たっぷり、一歩ずつ 未来に向けて、確かなものにしていきたいと思っております。どうぞ、御支援をよろしくお願いします。

令和4年1月

                          

熊本県立かもと稲田支援学校長  後迫 貴利子

【保健室より】高等部生徒・保護者対象「性に関する教育講演会」

 12月1日(水)にフォーシーズンズレディースクリニック院長(産婦人科医)の田畑愛先生から高等部生徒、保護者向けに『みなさんに知って欲しい大切なこと』と題して性に関する教育講演会がありました。

 本校高等部では、今回の性に関する教育講演会の事前指導、事後指導を計画的に行い実施しました。

 田畑先生からは、受精の様子や胎児が大きくなる過程を動画で見せていただきながら、命の誕生についての話がありました。また、産婦人科医の立場からの性に関する中高生の抱えている課題、そして、各学校の講演会での中高生の生の声、自分の身体を守ることの大切さをお話しいただきました。

 保護者の方からも、「感動した」「自分たち親から勉強して正しい知識を学ぶことや、家庭でも話す機会にしたい」「学校で子どもたちがどのような学習をしているのかがわかり良かった」などの感想をいただきました。

 今後も継続して性に関する教育に取り組んでいきたいと思います。

【学校行事】親子ボッチャ交流会(小中学部授業参観)

 11月26日(金)に、小中学部の授業参観を行いました。今回は「ボッチャ交流会」と題して、保護者の皆様と一緒にボッチャを楽しみました。

 ハイタッチをしたり、ボールを投げる場所を相談したりと、親子でボッチャを楽しむ姿がたくさん見られました。また、学校での活き活きした様子を保護者の皆様に見てもらうこともでき、充実した授業参観となりました。

 御参加いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。

【中学部】11月 生活単元学習「熊本博物館へ行こう」

 11月17日、熊本博物館での校外学習を実施しました。

 事前学習では、「公共施設」や「バスや公共施設を利用する際のルール・マナー」などについて学習しました。

 校外学習当日は、事前に調べたものを見つけて喜ぶ姿や、一生懸命メモを書いたり写真を撮ったりする姿がたくさん見られました。

 お昼は、感染対策しながらみんなと食事ができ、充実した校外学習となりました。

【職員室より】救急対応訓練

 11月15日に小・中学部職員を対象に救急対応訓練を行いました。救急対応マニュアルの確認やAED、担架、車椅子の使用方法、緊急時の想定場面による対応シミュレーションを行いました。緊急時の職員の動きが、子どもたちの安全を左右するという重要性を改めて感じました。児童・生徒の命を預かる職員として、今回の研修で学んだことを意識しながら子どもたちと関わっていきます。

【小中学部】11月地震火災避難訓練

 11月12日に小学部、中学部は地震・火災避難訓練を行いました。大きな警告音や歩いての避難に戸惑う児童も見られましたが、周りの友達や教師と一緒に安全に全員避難することができました。また、山鹿消防署東分署の方々に避難の様子を見ていただき、避難後に講話をいただきました。訓練を通して、防災の意識や防災教育の大切さを改めて感じました。訓練後には、消防車、救急車の見学もでき、貴重な経験ができました。

【小学部】11月外国語活動「ハロウィンをしよう」

 10月29日に外国語活動「ハロウィンをしよう」に取り組みました。ジャックオーランタンやゴーストなどに仮装した子どもたちは「trick or treat」と校内の職員を驚かしました。回数を重ねると、自分から「I’m ghost(ゴースト)」と言ったり、仮装したキャラクターのポーズをとったりして、工夫してハロウィンを楽しむ様子が見られました。驚いた職員にシールをもらって、とても嬉しそうな表情の子どもたちでした。外国の文化を知り、触れるとてもいい機会になりました。

【中学部】11月 生活単元学習「スーパーマーケットの秘密」

 11月に、生活単元学習で「スーパーマーケットの秘密」の学習を行いました。

 事前学習では、買い物の計画を立てたり、スーパーマーケットの「消費者の願いに応える工夫」を調べたりしました。

 買い物当日は、家庭で必要なものを購入したり、調べた「工夫ポイント」を実際に探したりしました。

 「商品が探しやすいように大きな看板がある!」など、たくさんの工夫に気付くことができました。

【高等部】11月 総合的な探究の時間「地域クリーンタイム」

 高等部では、総合的な探究の時間に10月29日(金)の4・5限目に、1年生は学校周辺、2年生は来民商店街、3年生はサイクリングロードに分かれて、清掃活動を実施しました。

 これまでは、新型コロナウイルスの影響で実施できていませんでしたが、リスクレベルが下がったこともあり、今年度初めて実施できました。

 当日は10月下旬とは思えないほどの暖かい気候の中での清掃活動で、引率教師よりも細かいゴミを一瞬に見つけて熱心に拾う姿や、学級のみんなとの久しぶりの校外での活動を楽しむ姿などが見られ、1時間という長い時間に精一杯取り組むことができました。

 学校に戻ってからは、拾ってきたゴミの分別を学級のみんなで協力して行うことができました。

 世界的にも「SDGs(持続可能な開発目標)」が盛んに叫ばれる現在。これからもこのような取組を通じて、環境保護に対する意識を高めていく学習に取り組めたらと思います。

【保健室より】高等部「食に関する講話」

先日、高等部では、鹿本給食センター栄養士の井上由貴先生から「高校生に必要なエネルギーと食事が身体へ与える影響について」お話がありました。

 

高校生に必要なエネルギー量が大人より多いこと、10代の高校生の時期に摂って欲しい鉄やカルシウムの栄養素があること。また、将来、生活習慣病にならないための予防できる間食の摂り方や和食の大切さについてお話をいただきました。

 

☆生徒の感想を一部紹介します。

□今まで不足していた栄養があったので、これからはそこを気にしながら食事を摂(と)っていきたい。

□朝と夜のカロリーが足りていないと思いました。だから、間食をうまく摂ることができたらいいなと思いました。

□いつも家に帰って、お菓子をいっぱい食べていたので、今日から食べる数を減らして食べようと思いました。

□食事のエネルギー量が、大人より自分たちの方が多いことを初めて知りました。

【校長だより】はじめての学校祭

 学校周辺の田んぼもすっかり刈込が終わり、一気に季節が進んだように感じています。11月になっても、日中は汗ばむ日がありますが、それでも朝夕は冷え込んできたため、体温調整が苦手な子どもたちは体調を崩すのではないかと心配しましたが、毎日元気に登校しています。

 このホームページでも紹介させていただいていますが、10月16日(土)に本校の学校祭である「かもと稲田まつり」を開催しました。夏休み明けから、日頃の学習の成果発表ということで、小学部はソーラン節と手話ダンス、中学部は稲の成長報告、高等部は「高等部プロモーションビデオ」の披露と手洗いダンスのために、各学部準備を進めてきました。中学部と高等部は作業製品の販売も行い、自分たちが作った製品をどのように売り込むか、丁寧な製品づくりから梱包、製品説明など工夫を凝らしました。祭りが近づくにつれ、ボルテージが上がり、子どもたちは風邪もひかず、元気いっぱいに登校してくることができました。

 当日は保護者の皆様に学部ごとの参観や物品購入をお願いし、自宅からもリモートで観覧できるようにしました。保護者の皆様の御協力もあり、コロナ禍での制限がある開催でしたが、初めての「かもと稲田まつり」を楽しむことができました。今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、地域への呼びかけを控えさせていただきましたが、もっと本校のことを知っていただきたい、子どもたちの活躍の様子を見ていただきたいと思っています。ぜひ、地域の皆さま、次年度の「かもと稲田まつり」にご期待ください。

 「学校での学びが、子どもたちの『生きる力』となって、明日に、そしてその先の未来につながってほしい、これからの社会がどんなに変化しても、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしい。そして、明るい未来をともに創っていきたい。」

 これは文部科学省が、新しい学習指導要領に込めた「願い」です。そして、このことは特別支援学校で学ぶすべての子どもたちにも共通する願いです。本校のめざす学校教育目標(グランドデザイン)に示すとおり、本校で学ぶ子どもたちが、それぞれの幸せを実現する「生きる力」を、授業を通して身につけ、自立を目指します。そして子どもたちだけでなく、すべての人が幸せに暮らすことができる共生社会の実現を目指して。地域と共にかもと稲田支援学校は歩み続けます。

令和3年11月

                       

熊本県立かもと稲田支援学校長

後迫 貴利子

【中学部】10月 総合的な学習の時間「お米のひみつ」

 10月12日(火)に稲刈りに行きました。

 慣れない鎌に、初めは恐る恐る…といった様子でしたが、地域の稲作アドバイザー平本様からコツを教わり、たくさんの稲を収穫することができました。今後、精米の様子も見学させてもらう予定です。

 

 また、10月16日(土)にかもと稲田まつりが実施されました。中学部は「ステージ発表」と「販売会」を頑張りました。

 ステージ発表では、「総合的な学習の時間」で学んだ「お米のひみつ」について発表しました。体験した田植えや稲刈りの報告をしたり、調べたことを自分なりにまとめて発表したりしました。「お米クイズ」も大盛り上がりでした!

 販売会では、「作業学習」で作った「油吸収パッド」と「カレンダー」を販売しました。初めての販売会でドキドキしたようですが、自分たちが作った製品がどんどん売れていく様子を見て、達成感も感じているようでした。

 かもと稲田まつり大成功!

 

【小学部】10月 生活単元学習「おいしいお米をつくろう」

 生活単元学習「おいしいお米をつくろう」

 生活単元学習単元「おいしいお米をつくろう」では、1学期に田植えをした田んぼに出かけ、稲刈りを行いました。事前に稲の上手な刈りかたをビデオを見て学習をしたり、学校の草を稲に見立てて、実際に鎌を使って稲刈り体験をしたりしました。初めて稲刈りをした児童も多く、鎌の扱いにぎこちなさがありましたが、回数を重ねると上手に稲穂を刈ることができました。

 6月から10月までの本単元では、地域の稲作アドバイザーである平本様に御協力いただき学習を進めることができました。稲田地区ならではの体験ができたことを嬉しく思うともに、深く感謝申し上げます。

【高等部】9月 作業学習「販売会に向けて」

 高等部では、かもと稲田まつりに向け作業学習を頑張っています。

 クラフト班では1学期に布製品を作るための基礎的な練習を行い、2学期から製品を作り始めました。トートバッグやポケットティッシュケースを作っています。たくさん販売できるよう頑張っています。

 農園芸班では、1学期に植え付けたピーマンやシシトウなどの野菜が収穫真っ最中です。まつりではサツマイモなど他の野菜も販売できそうです。無農薬の野菜に御期待ください。

【中学部】7月 生活単元学習「ふれあい交流会に向けて」

 7月に地域の方々との交流行事として「ふれあい交流会」を行いました。

 中学部では、体育館に飾る看板を作ったり、学部紹介や学校案内の役割を果たしたりしました。学部紹介では、代表になった3人の生徒が授業の様子などを紹介しました。学校案内では、iPadを使って分かりやすく説明しました。

 交流会当日は、どの生徒も緊張した様子でしたが、大きな役割を果たすことができ、終わった後は達成感を感じているようでした。最後には「ボッチャ」で楽しく交流することもでき、充実した行事になりました。

【高等部】6~7月 校内実習・現場実習

 6月から7月にかけて、1年生は校内実習、2・3年生は現場実習を実施しました。

 1年生の校内実習は農園芸作業をしながら、働く基礎について学習を行いました。時間厳守、気持ちのよい挨拶・返事、報告・連絡・相談の徹底について学び、終日実習に取り組みました。

 2年生は初めての学校外での実習でした。それぞれが、これまで培った実力を十分に発揮し自信を持つことができた実習になりました。

 3年生は進路をかけた見極めの実習に臨んだ人もいました。職場のルールを守り、できることを確実にこなす姿を見ることができました。

 1年生から3年生まで全員の生徒が卒業後の生活に向けて一歩前進できました。

【高等部】6~7月 職業科

 高等部では6月21日から7月2日までの日程で、1年生は「働く生活」についての基礎的なことを学び、2年生は初めての福祉サービス・一般事業所での実習、3年生は具体的な進路決定に向けた実習に取り組みました。1年生は土作りや定植などの農作業、2・3年生は土木、製造業、飲食業など活躍の場も様々です。どの生徒も自分の将来に真剣に向き合い頑張りました。

【小学部】6月 図工「新聞紙で遊ぼう」「ぺたぺたポンポン」

 図画工作で「新聞紙で遊ぼう」「ぺたぺたポンポン」に取り組みました。

 「新聞紙で遊ぼう 」では、思い思いに新聞紙を破ったり、丸めたりして楽しみました。新聞紙を使ってヒーローになったり、帽子にしたり、みんなで楽しく活動することができました。時間を忘れて楽しむ様子が印象的でした。

 「ぺたぺたポンポン」では、色々な版材を使って、画用紙いっぱいに自分の書きたい花火や動物などを表現することができました。たくさんの色を使って、夢中になって取り組みました。

【中学部】5月 作業学習「図書室をつくろう」

 中学部では、作業学習の時間に図書館の整備を行いました。

 「本の検索・分類」「ラベル作り」「ラベル貼り」の3班に分かれて作業を行いました。全員が与えられた役割を果たし、「働くこと」に関する基礎的な知識やスキルを学ぶことができました。

 また、図書館が完成し、嬉しそうに本を読む小学部児童の姿を見たことで、働くことの喜びも感じられたようでした。

【小学部】5月 体育「バランスとれるかな」

 5月6日~5月31日まで体育単元「バランスとれるかな」を行いました。平均台やバランスボールを使っての学習の中で、両手を広げたり、足に力を入れたりして、バランスを取ろうとする様子が見られました。

 本単元内で初めは不安定な器械・器具に教師と一緒に乗っていた児童も、活動が後半になるにつれて、自分から平均台を渡ったり、難易度の高い動きに挑戦したりと、児童の工夫と意欲を感じることができました。

【小学部】4月 生活単元学習「がっこうたんけんをしょう」

 4月13日~28日まで生活単元学習「がっこうたんけんをしよう」を行いました。新しい学校を探検したり、先生たちに自己紹介したりする中で、自分たちの学校のことについて知りました。

 4月の授業ということで、最初は緊張していた子どもたちですが、授業を重ねる中で、教師や周りの友達とかかわりながら学習に取り組む様子が見られました。

【中学部】4月 美術「絵の具を使って表現しよう」

 4月の美術では「絵の具を使って表現しよう」の学習に取り組みました。

 まず初めに、「自分だけの色水を作ろう」の活動で、赤、青、黄の三色の絵の具を混ぜて、様々な色の色水を作ることができました。

 そして、色を混ぜた学習を活かして「自分だけの花の絵」の作成に取り組みました。筆の使い方や色を工夫して、個性豊かな作品ができました。描いた花の絵は、掲示板の表示として飾られています。