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2023年2月の記事一覧

【小学部】生活科「おもてなしをしよう」

 2月1日に「おもてなしカフェ」を開催しました。普段お世話になっている通学バスの運転士さんや添乗員さん、校内の先生方を招待しました。カフェでは、接客係・お茶係・お菓子係に分かれ、茶菓子をふるまったりマッサージサービスをしたりしました。カフェは大盛況で、「ありがとう」「嬉しい」というお客さんの声をたくさん聞くことができました。子どもたちは、自分たちの“おもてなし”で、お客さんが喜んでくれたことを実感できたようです。学習後には、「家族の分の食器まで片付けてくれた」「肩たたきをしてくれた」という話もご家庭から聞かれました。

【学校行事】 「日ノ岡山登山」

 2月3日(金)に中学部と高等部の3年生で日ノ岡山へ登山に行きました。熊日新聞にも掲載されたように、日ノ岡山登山は稲田小学校の伝統行事でした。「日ノ岡山を守る会」のみなさんに紹介していただき、いつか登ってみたいと生徒たちと話していました。3月にはこの稲田校舎を巣立っていく卒業生の最後の校外学習にふさわしいと考え、中高合同で登ることになりました。

 当日は高等部から順に出発しました。体力のある高等部の先輩について行こうと一生懸命歩く中学生。時折ペースを落として後輩を待つ高校生。微笑ましい光景が多々見られました。

 中学生は、日岳五社神宮の参道、木や枝、鳥の声など、全てのものが新鮮だったようで、気付きを口々に伝え、賑やかな道中となりました。坂道が続くと少し疲れも見られましたが、お互いに声を掛け合い、目標としていた地点まで全員登ることができました。「登山は最高ですね。また登ってみたい。」と、余暇の拡がりも感じられ、嬉しく思います。帰り道は、味千ラーメンでのランチタイム。どの子もスープを最後の1滴まで飲み干し、「人生最高のラーメンの味」「卒業後にはここで同窓会をしよう」等、わくわくする感想が聞かれました。

 高校生は、中学生よりも更に上の地点まで登りました。登山道は樹木が生い茂り、石や段差もあり、足下に注意しながらの登山となりました。友だち同士「ここ注意してね。」と声を掛け合いながら、中腹まで登ることができました。日頃経験することの少ない登山でしたが、卒業前に実現でき、高校生にとっても良い思い出作りとなったようでした。

 登山の様子を見かけられた地域の方々からもたくさん励ましの声をお寄せいただきました。この地域ならではの活動ができたこと、地域の皆様のあたたかさに感謝いたします。ありがとうございました。

【中学部】道徳「山鹿市の文化」

 1月16~17日の2日間をかけて、山鹿灯籠を中心に山鹿市の文化について学びました。「特別の教科 道徳」での学習ということで、「どんな思いをもって、伝統工芸品を作ったり、祭を運営したりしているのか」ということを考えました。

17日には山鹿灯籠振興会より3名の灯籠師さんに御来校いただき、山鹿灯籠の技法を使ってドライフラワーベースを制作しました。制作体験後には、質問にも答えていただき、山鹿灯籠という文化をより詳しく学ぶことができました。生徒たちは2日間の学習を通して、それぞれが伝統を引き継ぐことへの「思い」を受けとったようです。

 

 灯籠師の皆様、本当にありがとうございました。

【高等部】保健体育科「医薬品の適正な使用方法について(薬物乱用防止教室)」

 1月17日に学校薬剤師の狩野壮太郎先生に、医薬品の使用方法について高等部生徒に向けて講話をしていただきました。

 はじめに、人は自然治癒力を持っていて、自然治癒力でも体調が治らない場合にお薬の力を借りて体調を回復させていることや、自然治癒力を上げるためには、健全な食生活、適度な運動、適度な休養の3つのバランスが必要であることをお話しされました。

 医薬品については、「決められた量、決められた回数、決められた飲み方」を守り水で服用する理由について、実験結果を用いてわかりやすくお話しがありました。また、「薬を飲むときの7つの約束」を守ること、ルールを守る服用の仕方が大切であるとお話しがありました。

 生徒達の感想を紹介します。

・薬物は、覚醒剤などが危ない物だと思っていたけれど、私たちが普段飲んでいるお薬も飲み過ぎると薬物乱用につながるのだとわかりました。

・薬を飲んでいるとき、病院から処方された薬を最後まで飲みきらずに放置していたことがよくあったので、今回の話を聞いて、今後体調を崩したときは、最後まで飲みきろうと思いました。薬物は、自分が知っている以上に身近なものだったので、詳しく知ることができて良かったです。

・薬物を知らない人や身近な人に誘われてもきっぱり断りたいです。