学校ブログ
【地域行事】 「第2回来民門前市に出店しました」
11月5日(日)に、来民商店街で開催された「第2回来民門前市」に昨年に引き続き参加しました。近隣の小中高校もステージ発表をしたり出店したりしてイベントを盛り上げる中、本校からは今年も「的当てボッチャ」を出店しました。
本校でもいつも盛り上がるボッチャを多くの方に体験していただこうと、ボッチャの球を使って的を狙う簡単なゲームを行いました。
地域住民の方や小学生、小さなお子さんがたくさん来てくださり、とても賑わいました。「意外と難しいな」「楽しい」という感想が聞かれ、中には何度もチャレンジするお客さんもいるほどでした。
本校職員や保護者の方々、生徒有志が運営を行い、地域のイベントを盛り上げました。
また、門前市の翌々日には生徒が会場周辺の清掃活動を行いました。
【小学部】 生活単元学習「おいしいお米をつくろう」
10月18日、秋晴れの中、稲刈りを行いました。
6月に植えた苗がすくすくと大きくなり、暑い夏を越え、秋の日差しを受けた稲穂は見事な黄金色に輝いていました。夢中になって稲を刈る子どもたちの表情は、稲穂に負けないぐらい輝き、収穫体験の素晴らしさを味わうことができました。次は、今回収穫したおいしいお米を使って、おやつ作りにも挑戦します。
【中学部】総合的な学習の時間「ホームタウンかもと~お米づくり~」
6月に植えた稲がすくすく育ち、稲刈りの時期を迎えました。
中学部では定期的に稲の生長を観察に行きました。小さかった苗が大きくなっていることや、成長段階に応じて田んぼの水をコントロールしていること、稲の小さな花が咲いていること、実が実ってくるとスズメが近づいてくることなど、観察を通して様々な気付きがあったようです。また、「田んぼの水はどこからくるのか」「田んぼの深さは何センチなのか」等、新たな気付きや疑問を見つけた生徒もいました。
10月後半の稲刈りでは、便利な機械ではなく昔ながらの「のこがま」を使って手で刈る体験をしました。何回か繰り返すうちに上手になり、もっとやりたいと感じた生徒も多かったようです。
稲作アドバイザーの平本さんから「刈ったお米はライスセンターというところにいく」ことを教えていただき、「ライスセンターについてもっと知りたい」と感想を書いた生徒もいました。稲刈りを通して感じた疑問や気付きをもとに、更に学びを深めていきます!
【中学部】職業・家庭「職場見学に行こう(2,3年)」
職業・家庭「職場見学に行こう」の学習で、山鹿にある就労継続支援事業所「おりぃぶ(A型・B型)」を見学しました。仕事の内容や時間、休憩の仕方、昼食について等、ていねいに教えていただきました。あんずの丘等、身近な施設の清掃を担当されていること等、興味深く話を聞いていました。「体を動かすことが好きだから清掃をしてみたい」「レクレーションが楽しみ」等、それぞれに将来の生活についてイメージを持つことができたようです。
事後学習では、まとめた内容をポスター形式で伝え合いました。1年生や、教頭先生にも分かりやすく伝えようと一生懸命取り組んでいました。教頭先生からの質問に答えてやりとりをする生徒もいました。これからも働くことについての学びを積み重ねていきます。
高等部『食に関する指導』の講話
先日、高等部では、鹿本給食センターの栄養教諭の鹿志毛瑠衣子先生から食に関するお話がありました。内容は、生徒アンケートから生徒達が普段疑問に思っていること、尋ねたいことを中心にしていただきました。
講話では、実物の野菜を手に取り、秤で量ったり、大小様々な形の野菜を見て触れる体験をして野菜を身近に感じることができました。また、生徒数名がスルメを噛む体験を行い、噛むことでその食材の味をしっかり感じることができました。スルメをしっかり噛んで食べた生徒は、「苦みが出た。」「最後は柔らかくなった。」など噛んだあとの変化を伝えていました。そして、大人に近づく時期の間食(お菓子やジュース)のとり方については、『心の栄養』であり、量を多く取りすぎないよう小分けにしたり、思春期に必要な鉄やカルシウムが含まれているチーズやレーズンを間食として摂ったりする等の紹介をしていただきました。
最後に、将来の健康を維持するためにも様々な野菜をとり、噛むこと、そして、思春期である10代の頃にカルシウムを含む食材を摂取することが大切だと学ぶことができました。
高等部2年生と鹿本高校との交流
10月3日(火)に鹿本高校みらい創造科スポーツ健康科学コースの3年生と交流を行いました。
鹿本高校生が考えた2つのゲームを一緒に楽しみました。1つ目は「マスごっこ」でした。代表者とじゃんけんをし、勝ったら2マス、あいこは1マス進み、鬼役の鹿本高校生に捕まったら「アウト!」というものです。なかなかじゃんけんに勝つことができず、早々に「アウト」になる生徒もいましたが、どのマスに動いたらよいか鹿本高校生と話をしながら最後まで逃げ切ることができました。
2つ目は、「ボール当てゲーム」です。2チームに分かれ、交互に6~7m程離れたカラーコーンにボールを当てていくゲームです。初めはなかなか当たらなかったのですが、徐々に狙ったところにボールが投げられるようになりました。当たった時に「ナイス!」などと鹿本高校生がとても盛り上げてくれました。
どちらのゲームも楽しく活動することができました。
交流後は鹿本高校のキャラクター「しかモン」が登場し生徒たちも大喜びでした。
ちなみに、しかモンの好物は「灯篭もなか」だそうです。
高等部「スクールカウンセラーによる講話」
9月28日(木)に高等部でスクールカウンセラーによる講話がありました。1年生は「自分も相手も大事にしよう」、2年生は「自分の気持ちを伝えよう」、3年生は「私ってどんな人」のテーマでした。
1・2年生には、コミュニケーションのいろんな要素や話し上手・聞き上手のポイントについてのお話があり、生徒は真剣に耳を傾けていました。ペア活動では、恥ずかしさも見られましたが、友達やおうちの人との仲直りの方法を考えたり、友達の良いところを伝え合ったりしました。そして、3年生は、自分のことを見つめ、自分のことを知り、他者に相談すること、SOSの出し方についても学ぶ機会になりました。
高等部「地域クリーンタイム」
9月27日(水)に高等部では、学校周辺の清掃活動のため「地域クリーンタイム」を実施しました。1年生は鹿本商工高周辺、2年生は学校~来民商店街方面、3年生は学校~山鹿市サイクリングロード周辺の清掃に取り組みました。今年度、高等部校舎が大きくなって初めての「地域クリーンタイム」でしたが、見慣れた道路や通学路には、タバコの吸い殻や空き缶・ペットボトル等のゴミがたくさん落ちており、残暑厳しい中、汗だくになりながら生徒たちは頑張っていました。また、持ち帰ったゴミは自分たちで分別も行い、改めて環境問題についても理解を深めることができました。
生徒たちは、地域の清掃活動を通して、地域社会の一員としての自覚を深めることを目標に取り組んでいます。今後も地域に根ざした「かもと稲田支援学校」として更なる活動に励んで行きたいと思います。
【職員研修】 「人権教育職員研修「性の多様性について」
8月23日(水)に第一回人権教育職員研修を行いました。講師に九州ルーテル学院大学の田中将司先生を招聘し、「性の多様性」をテーマにLGBTQの基本的知識や教育現場に求められていることについて、御講話いただきました。
講話の中で、「現在、LGBTQに該当する方は10人に1人で、左利きの人数と同程度の人数である」という話を聞いて、とても身近な問題であることを学びました。また、研修の中では、掲載している写真のように与えられた家族の情報から「この家族の困っていること」を考えるワークを行いました。「父親が子ども達と過ごす時間をとれない。」「習い事や送迎など母親の負担が大きい」など、多くの意見が出ました。しかし、実は性別に関する情報は与えられておらず、「トラック運転手は男性」と思い込んでいたことに気付かされました。職業や服装、習い事などから勝手に性別を判断してしまうなど、自分達の中の性別に対する
固定概念と向き合うことができました。また、研修の最後では、職員同士で活発に意見交換が行われとても貴重な時間となりました。
今回の研修を活かして、自身の性に悩んでいる児童生徒も含めた全ての児童生徒が安心して過ごすことができるような学校作りを目指していきたいと思います。
【人権教育】 「心のきずなを深める月間の取組」
心のきずなを深める月間とは、子ども達同士や子ども達と教職員、保護者等との「心のきずな」を深め、いじめを許さない学校・学級づくりを目指して様々な取組を行う月間のことです。毎年6月に取組を行います。今年度も、各学部で取組を行い、小学部では友達にされて嬉しいこと悲しいことを考える学習、中学部では自分や友達、命を大切にすることについて話し合い、発表し合う学習、高等部では、SOSの出し方やストレス解消法、自分や友達の良いところを探す学習をしました。各学部共通して、自分自身について考えたり友達との関わりを見直したりするいい機会となり、友達との心のきずなが深まったように思います。2学期も友達同士の仲が深まるような人権学習の取組を行っていきます。
また、「心のきずなを深める」「いじめを許さない」をテーマに人権標語やポスターを作成しました。そのポスターの一部をご紹介します。
PTA合同美化作業、大変お世話になりました
8月26日(土)のPTA合同美化作業では、多くの方にご協力いただき、誠にありがとうございました。特に、このPTA合同美化作業に参加した児童生徒の皆さんとは、約1ヶ月ぶりくらいの再会でしたが、夏休みに大きなケガや病気等もなく元気に過ごしていたようで、嬉しく思いました。
今年度は、小・中学部校舎と高等部校舎で分かれて実施しましたが、開式・閉式はお互いの校舎の様子が分かるようにオンラインで開催したことで、一体感は幾分か感じられたことと思います。また、自己紹介をし合ったことで、お互いの顔と名前もさらに覚えられたことでしょう。
今回の美化作業を通して、両校舎ともに、見違えるようにきれいになりました。おかげさまで、9月1日(金)から始まる2学期をきれいな環境で迎えることができます。今後とも、本校PTA活動へのご理解とご協力をよろしくお願いします。
(文責 教頭:瀧口)
「第5回楽球甲子園」参加しました!!
一般社団法人Arts and Sports for Everyoneの主催する、「第5回 楽球甲子園」が7月23日(日)にグランメッセ熊本で開催されました。本校高等部の生徒4人が「NIMO4」というチーム名でチャレンジドの部に出場しました。
「楽球」とは、同法人の呼び名で、レクレーションボッチャのことを言います。
本校でも体育の時間等で取り組んでいます。広い会場と多くの応援、初めての対戦相手と緊張する場面もありましたが、試合を重ねるごとに投球の精度が高くなり、2勝2敗と大健闘でした。
他の支援学校チームや一般の方々との対戦を通して、短い時間ではありましたが、交流も楽しむことができました。来年も多くのメンバーで出場したいと思います。
===以下試合結果です===
vs.SOファイヤー(● 1-4) vs.附特A(〇 6-5)
vs.フォルトゥーナ(〇 6-2) vs.はばたきA(● 1-6)
【管理職ブログ】「テーブルクロスをライオンズクラブ山鹿支部様から寄贈していただきました!」
7月14日(金)にライオンズクラブ山鹿支部様から、「鹿本地区にできた待望の特別支援学校である本校にぜひ役立ててほしい」ということで、テーブルクロスを寄贈していただきました。
スクールカラーである紺地に本校キャラクターの夢希(ゆき)ちゃんをあしらった、とってもすてきなテーブルクロスに、子どもたちも大喜び!
子どもたちが作った作業製品や図工や美術等の作品を飾るのを想像しただけで、より一層作品等が映えるんだろうなとワクワクがとまりません!
これから、かもと稲田まつりや地域の祭などで展示をする機会がありますので、使用するのがとても楽しみです。本校のすてきなアピールにもなるテーブルクロス、大切に使わせていただきます。寄贈していただき、ありがとうございました。
(文責 教頭荒木)
【中学部】総合的な学習の時間「ホームタウンかもと~お米作り~」
総合的な学習の時間では「ホームタウンかもと」と題し、学校のある山鹿市鹿本町について学びます。6月はテーマの一つ、稲作について”わくわく、じっくり”を合言葉に田んぼや苗床の観察、調べ学習、泥慣れ体験と田植え体験を行いました。
学習をとおし、「田んぼの水はどこから来るのか?」「田んぼにいた生き物は一体何なのか?」「田んぼに雲がうつって“くものせかいみたい” 」「おたまじゃくしがいた!」「雨は嫌だけど、田んぼの先生の平本さんは雨が嬉しいことがわかった」など、子どもたちから率直な疑問や発見がたくさんあげられました。
稲作アドバイザーの平本様にご助言いただきながら、これから一年間、学びを深めていきます!
<田んぼの観察>
<泥慣れ>
<田植え>
【小学部】 生活単元学習「おいしいお米をつくろう」
今年度も稲作アドバイザー平本さんの御協力により、子どもたちも毎年楽しみにしている恒例のイベントである代搔きや田植えを、無事に行うことができました。代搔きは、田植えの前に水と泥を混ぜ、雑草を防いだり田んぼをやわらかくしたりするための作業です。子どもたちは自由に走り回り、全身どろんこに。また、フラッグレースも全力で走りました。
田植えではしっかりと順番を守り、上手に稲の苗を植えることができました。
おいしいお米になりますように。
「救命救急法講習を受けて」
6月13日に、山鹿消防署東分署の方に来ていただき、救急救命法のご指導をしていただきました。職員が4つのグループに分かれ、実践練習を行いました。真剣で緊張感のある研修となりました。心肺蘇生法、AEDの装着、救急車の手配など、それぞれの役割を行う中で疑問に思ったことを消防署の方に助言いただき、命を守るために必要な知識と実践を積む充実した研修となりました。6月末には、児童生徒が楽しみにしているプールの授業が始まります。まずは、事前の体調把握と準備運動をしっかりと行い、安心安全な学習に努めて行きたいと思います。
【小学部】生活単元学習「山鹿探検をしよう」
地域の公共施設や特産物を知り、自分たちが生活している地域へ関心を持つことを目的として、調べ学習や体験学習に取り組む「山鹿探検」。今年の目的地は、道の駅水辺プラザかもと!6/7、8に、低学年、高学年に分かれ、出かけました。
事前学習で調べたいことを決め、山鹿の米を使った「八十八パン」や今が旬の「スイカ、メロン」を探してiPadで撮影する等、それぞれに調査。お目当ての物がない場合は、店員さんに尋ねることができていました。また、お昼ご飯は、新鮮野菜を使い包丁で切ったり、生地をのばしたりして自分たちで作ったピザをお腹いっぱい食べました。
今年も、楽しみながら山鹿のことを知ることができました。
【学校行事】小中学部合同スポーツレクリエーション
5月26日金曜日に晴天のなか、小中学部合同のスポーツレクリエーションを行いました。「徒競走」「玉入れ」「はこべカエル」の3つの競技を行い、「玉入れ」と「はこべカエル」は、御家族の皆様にも御参加いただきました。
「徒競走」では、名前を呼ばれて元気に返事をしたり、最後まで一生懸命走ったりする姿がたくさん見られました。「玉入れ」では、御家族の皆様が頑張っている時に「お母さんだ!」「頑張れ!」と必死に応援している子どもたちの姿がとても印象的でした。また、子どもたちも力を合わせて50個の玉を3つのかごに全部入れることができました。「はこべカエル」では、カエルに見立てたボールを、小学部の子どもたちが作成した大きな紙にのせ、御家族の皆さまやチームのみんなと協力をしてゴールまで運びました。
次の日の連絡帳には「子どもたちの頑張っている姿を見ることができて嬉しかったです」「楽しかったです」などの感想をたくさんいただき、嬉しく思います。子どもたちだけでなく、御家族の皆様の御活躍と笑顔がたくさん見られた行事となりました。
【学校行事】「鹿本商工高等学校体育大会への参加」
5月13日土曜日に鹿本商工高等学校の体育大会が行われ、高等部の有志の生徒3人が出場しました。当日は、生憎の雨模様でしたが、入場行進や100m走、長縄跳びに参加しました。
100m走では、商工生と一緒に走り、雨で走りにくい中、ゴールまで諦めずに走りきることができました。
長縄跳びでは、生徒2人、職員3人の計5人で跳び、1回目の記録が40回、2回目の記録が49回で合計89回跳ぶことができ、商工生よりも跳ぶことができました。
競技を終えた生徒たちは、充実感や達成感を感じていたようでした。3人の有志生徒は、体育大会の練習時間をあまりとることができない中で、一生懸命に参加していたことが嬉しかったです。今後も、鹿本商工高等学校と交流を行っていくので、お互いの学びや成長につなげていってほしいと思います。
【学校行事】令和5年度(2023年度)PTA総会 ~開校初の対面でのPTA総会を開催しました~
4月25日(火)、小中学部校舎体育館でPTA総会を開催しました。昨年度、一昨年度は、対面で開催する計画までは立てていたものの、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑み、書面開催に変更せざるを得ませんでした。よって、かもと稲田支援学校開校初となる、対面による開催となりました。
総会では、令和4年度の事業報告や会計決算報告並びに監査報告、そして、令和5年度の新役員、事業計画、予算の審議や、かもと稲田支援学校PTAの方針説明等が行われました。また、議事は、全て保護者の中から議長を選出した上で、議長が審議を進められました。PTA新旧役員交代では、お越しいただいたPTA会員の皆様から温かい拍手をいただき、また、新PTA会長から旧PTA会長へ、これまでの感謝の意を込めた花束を贈呈するという、感動的な場面もありました。
当日は、御多忙の中、40人を超える多くの保護者の方に体育館にお越しいただき、心から感謝申し上げます。御都合で参加が難しかった保護者の方も、ぜひ動画配信を御覧ください。
最後になりましたが、令和5年度の本校PTAへのますますの御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
【学校行事】令和5年度 始業式・入学式
4月10日(月)に令和5年度始業式を行いました。新しい学年になり、児童生徒達は3月末よりも堂々とした姿で参加することができました。
11日(火)に入学式を行い、小学部4人、中学部5人、高等部16人の児童生徒たちが新たな生活をスタートしました。式中は、期待と不安で緊張した表情の新入生でしたが、少しずつ学校生活に慣れて1人1人が輝く姿を期待しています。
開校3年目を迎えました。新たな仲間も加わって、更に楽しく賑やかに、新たな歴史を刻んでいきたいと思います。
【学校行事】令和4年度卒業証書授与式
3月2日に高等部と中学部、3月10日に小学部の卒業証書授与式が執り行われました。今年度は、高等部11人、中学部6人、小学部3人の児童生徒の門出を祝いました。
少し緊張した表情の児童生徒もいましたが、証書を受け取る姿や答辞での振る舞いは、とても大人びて見えました。そして退場の時には、どの児童生徒も晴れやかな表情を見せてくれていました。
卒業後も、自分らしく活躍していってほしいと思います。卒業おめでとうございます!
【小学部】生活科「おもてなしをしよう」
2月1日に「おもてなしカフェ」を開催しました。普段お世話になっている通学バスの運転士さんや添乗員さん、校内の先生方を招待しました。カフェでは、接客係・お茶係・お菓子係に分かれ、茶菓子をふるまったりマッサージサービスをしたりしました。カフェは大盛況で、「ありがとう」「嬉しい」というお客さんの声をたくさん聞くことができました。子どもたちは、自分たちの“おもてなし”で、お客さんが喜んでくれたことを実感できたようです。学習後には、「家族の分の食器まで片付けてくれた」「肩たたきをしてくれた」という話もご家庭から聞かれました。
【学校行事】 「日ノ岡山登山」
2月3日(金)に中学部と高等部の3年生で日ノ岡山へ登山に行きました。熊日新聞にも掲載されたように、日ノ岡山登山は稲田小学校の伝統行事でした。「日ノ岡山を守る会」のみなさんに紹介していただき、いつか登ってみたいと生徒たちと話していました。3月にはこの稲田校舎を巣立っていく卒業生の最後の校外学習にふさわしいと考え、中高合同で登ることになりました。
当日は高等部から順に出発しました。体力のある高等部の先輩について行こうと一生懸命歩く中学生。時折ペースを落として後輩を待つ高校生。微笑ましい光景が多々見られました。
中学生は、日岳五社神宮の参道、木や枝、鳥の声など、全てのものが新鮮だったようで、気付きを口々に伝え、賑やかな道中となりました。坂道が続くと少し疲れも見られましたが、お互いに声を掛け合い、目標としていた地点まで全員登ることができました。「登山は最高ですね。また登ってみたい。」と、余暇の拡がりも感じられ、嬉しく思います。帰り道は、味千ラーメンでのランチタイム。どの子もスープを最後の1滴まで飲み干し、「人生最高のラーメンの味」「卒業後にはここで同窓会をしよう」等、わくわくする感想が聞かれました。
高校生は、中学生よりも更に上の地点まで登りました。登山道は樹木が生い茂り、石や段差もあり、足下に注意しながらの登山となりました。友だち同士「ここ注意してね。」と声を掛け合いながら、中腹まで登ることができました。日頃経験することの少ない登山でしたが、卒業前に実現でき、高校生にとっても良い思い出作りとなったようでした。
登山の様子を見かけられた地域の方々からもたくさん励ましの声をお寄せいただきました。この地域ならではの活動ができたこと、地域の皆様のあたたかさに感謝いたします。ありがとうございました。
【中学部】道徳「山鹿市の文化」
1月16~17日の2日間をかけて、山鹿灯籠を中心に山鹿市の文化について学びました。「特別の教科 道徳」での学習ということで、「どんな思いをもって、伝統工芸品を作ったり、祭を運営したりしているのか」ということを考えました。
17日には山鹿灯籠振興会より3名の灯籠師さんに御来校いただき、山鹿灯籠の技法を使ってドライフラワーベースを制作しました。制作体験後には、質問にも答えていただき、山鹿灯籠という文化をより詳しく学ぶことができました。生徒たちは2日間の学習を通して、それぞれが伝統を引き継ぐことへの「思い」を受けとったようです。
灯籠師の皆様、本当にありがとうございました。
【高等部】保健体育科「医薬品の適正な使用方法について(薬物乱用防止教室)」
1月17日に学校薬剤師の狩野壮太郎先生に、医薬品の使用方法について高等部生徒に向けて講話をしていただきました。
はじめに、人は自然治癒力を持っていて、自然治癒力でも体調が治らない場合にお薬の力を借りて体調を回復させていることや、自然治癒力を上げるためには、健全な食生活、適度な運動、適度な休養の3つのバランスが必要であることをお話しされました。
医薬品については、「決められた量、決められた回数、決められた飲み方」を守り水で服用する理由について、実験結果を用いてわかりやすくお話しがありました。また、「薬を飲むときの7つの約束」を守ること、ルールを守る服用の仕方が大切であるとお話しがありました。
生徒達の感想を紹介します。
・薬物は、覚醒剤などが危ない物だと思っていたけれど、私たちが普段飲んでいるお薬も飲み過ぎると薬物乱用につながるのだとわかりました。
・薬を飲んでいるとき、病院から処方された薬を最後まで飲みきらずに放置していたことがよくあったので、今回の話を聞いて、今後体調を崩したときは、最後まで飲みきろうと思いました。薬物は、自分が知っている以上に身近なものだったので、詳しく知ることができて良かったです。
・薬物を知らない人や身近な人に誘われてもきっぱり断りたいです。
いじめ防止に関する取組 2学期の取組と3学期、次年度の志向 ~いじめのない、安全・安心で優しい教育環境づくりをみんなで~①
9月
○第2回いじめ防止対策会議
1学期のいじめ防止に関する生徒指導、人権教育、スクールカウンセラーの活用、養護教諭のかかわりについて成果と課題を共通理解しました。また、各学部の気になる児童生徒の状況や学部で検討して実施した対応、現在の様子について確認しました。
2学期のいじめ防止の取組として、心のサイン発見チェックリスト(家庭用)の活用、第1回人権教育職員研修、第2回いじめ防止職員研修(各学部の事例研修)を行い、家庭と連携したいじめの早期発見・未然防止と教職員の人権意識を高め、各学部の気になる児童生徒への支援や指導の方法等についてみんなで考えていくことを確認しました。
外部専門員である山鹿市子ども相談員の先生からは、「支援や活動は1回したら終わりではなく、継続していくことが重要」「学校の取組を保護者に日常的に伝えていくことが大事」「子どもが示す行動には必ず理由や背景があると思いながら関わっていく」等の助言をいただきました。
○第1回人権教育全体研修(職員研修)
今年度の人権教育目標や重点目標、各学部の人権教育目標について共通理解をしました。全職員がそれぞれの実践している人権教育について4~5人の少人数で班分けをして話し合いました。各学部の職員がそれぞれの班に入るようにしたことで、学部や学級を越えて、児童生徒のことを知り、一緒に考える機会となりました。
10、11月
〇心と体の振り返りシート(新型コロナウイルス感染症関係)
新型コロナウイルス感染症に関連して、心配なこと、不安、悩みなどについて熊本県教育委員会作成のアンケート調査を実施し、結果の分析を行いました。新型コロナウイルス感染症に関連しての不安があると答えた児童生徒については、担任が丁寧な聞き取りを行い、対応について学部主事、生徒指導主事等と話し合いました。サポートが必要な児童生徒が、養護教諭や担任等の支援を受けられているか確認し、調査結果や対応をいじめ防止対策委員で情報共有をしています。
○スクールカウンセラー(SC)の活用
担任等の日常の観察による気付きや、アンケート調査の結果分析、子どものサイン発見チェックリスト等による相談、児童生徒や保護者のSC活用の申出等により、1学期、2学期合わせて23件の活用がありました。児童生徒の友人関係や体調等の悩み、保護者の子育て等の悩みに寄り添うカウンセリングや、担任等が効果的な支援ができるよう助言をいただいています。今後も積極的に活用していきます。
12月
〇第2回いじめ防止職員研修
はじめに、「いじめ防止対策推進法第2条いじめの定義」、熊本県教育委員会の「いじめ防止等リーフレット」、「情報集約担当者研修資料」を活用した担任等と情報集約担当者の初期対応チェックリストについて再確認しました。いじめの疑いがある相談を受けた際等の全職員が行うべきこと、情報集約担当者が行うべきことを共通理解しました。また、第2回いじめ防止対策会議で情報共有を行った各学部の気になる児童生徒に関する事例を基に、実態把握を基にした適切な対応、指導の方法等について、4~5人の班に分かれて考えました。各班で出された意見を共有し、対応や指導に生かしています。
○人権集会
児童生徒会役員が司会進行を行い、各学部の日頃の人権教育の取組を児童生徒が発表しました。はじめに校長先生から、心配なことや困ったこと、いろんな悩みを一人で抱え込まず、相談をしてくださいと話がありました。小中学部は、特別の教科道徳を中心とした人権学習を日々の指導につなげた取組、高等部は北朝鮮当局による拉致問題をテーマにした人権学習の様子や授業の感想を発表しました。また、熊本県人権啓発キャラクター「コッコロ」と、コッコロ隊によるステージイベントをしていただきました。テーマソング「コッコロのうた」をみんなで歌って踊り、心がぽかぽかあたたまりました。
いじめ防止に関する取組は「学校からのお知らせ」にも掲載しています。←クリックして是非お読みください。
いじめ防止に関する取組 2学期の取組と3学期、次年度の志向 ~いじめのない、安全・安心で優しい教育環境づくりをみんなで~②
○心のアンケート~楽しい学校生活をおくるために~
熊本県教育委員会作成の「心のアンケート」を実施し、一人一人の児童生徒の結果の分析を行いました。「いじめられたことがあるか」「いじめを見たり聞いたりしたことがあるか」という質問に対しては、全員が「ない」と回答しています。一方で、「学校でいやだと思うことがあるか」という質問に対して具体的に嫌だと思うことについて回答している生徒もいました。全員が先生に相談したいと書かれていたことから、担任や養護教諭が丁寧な聴き取りを行う等の対応を行い、いじめ防止対策委員で情報共有等を行いました。アンケート調査で発信があったサインを真摯に受け止めながら、日常的な観察を徹底するとともに、児童生徒がサインを出せる関係づくりや保護者との連携、相談窓口の周知をしていきたいと思います。
○第2回人権教育職員研修
旧満州来民開拓団遺族会会長を講師に迎え、「『来民開拓団の真相』に学ぶ」をテーマに講演をしていただきました。特に印象に残ったのは、「部落差別をはじめ、あらゆる差別は、差別する側の問題である。差別は、あくまで差別する側の問題である。決して、差別される側の問題ではない。差別を対象者の問題ではなく、自分の問題としてとらえさせるためには、『差別する側』の問題として学習を展開する必要がある。『なぜ差別されるのか』ではなく、『人はなぜ差別するのか』という位置から、教育の中身を創造しなければならない。」という言葉です。講演を聴いた後に全職員で意見交換を行い、感じたことや考えたことを伝え合いました。
〇長期休業中の生徒指導及び自殺防止の取組
児童生徒の自殺は学校の長期休業明けの時期に増加する傾向があることを踏まえ、以下の取組を行いました。
①子どものサイン発見チェックリスト(家庭用)の活用を長期休業の前後に行うことにより、家庭と連携して子どもの変化に気付けるようにする。
②「冬休みのくらし(小中)」「冬休みのすごし方(高)」でSOSの窓口として、学校と「24時間子供SOSダイヤル」等の相談窓口一覧の記載し周知することで、子どもや保護者が活用できるようにする。
③「冬休みのすごし方(高)」でいじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」の活用について記載することで、必要なときに活用できるようにする。(高等部)
冬季休業中も、必要に応じて家庭訪問や電話連絡を行いました。
○3学期、次年度の志向
3学期は、2月に第3回いじめ防止対策会議、3月に第3回人権教育全体研修を予定しています。第3回いじめ防止対策会議では、今年度の取組と次年度の志向、学校いじめ防止基本方針の説明、各学部の気になる児童生徒の情報共有をします。また、第3回人権教育全体研修では、全職員で今年度の人権教育実践について話し合いをします。
本校のいじめの認知件数は現時点では0件です。今後もいじめの防止に最大限力を注ぎ、いじめ0を続けられるように、児童生徒、保護者の皆様と信頼関係を築き、いじめ防止の取組を一緒に行っていきたいと考えています。
いじめ防止に関する取組は「学校からのお知らせ」にも掲載しています。←クリックして是非お読みください。
【高等部】献血セミナー「Let‘s献血! ~みんなでつなごう命のバトン~ 」
1月11日に熊本県赤十字血液センターから医師の高村政志氏をお招きし、献血セミナーを高等部3年生に向けて行いました。
講師の先生からは、失われた血液は輸血により補うことができるが、血液は人工的に作れないため、輸血用の血液はすべて献血でまかなっていると献血の必要性についてお話しをされました。また、人に流れている血液の量は体重で違うこと、体重1kgあたり70~80mlの血液量があり、78kgの人の血液量は2Lペットボトルの3本分あることを教えていただきました。そして、輸血を必要とする方の8割は、病気で治療のために使用されていることがわかり、献血を行うことで誰かの役になっていることを知るなど、生徒たちの学びを深める機会になりました。
生徒達の感想を紹介します。
・献血は、たくさんの人たちの命を救うものだとわかりました。私は、献血に興味をもったので献血をしてみたいです。
・私は献血に対して恐いイメージがありましたが、今回のセミナーを聞いて献血をしてみようかなぁと思いました。自分のしたことでたくさんの人の命が助かるなら大切なことだと思いました。
・輸血が必要な方が1日に3000人いることがわかり、周りの人たちや友達に話をしてみようと思いました。また、輸血は手術の時だけでなく、出産をされる方にも大切なことがわかりました。
【高等部】修学旅行~鹿児島~
12月14日から16日、2泊3日の日程で、高等部修学旅行を実施しました。行き先は鹿児島方面です。1日目は、霧島高原でおいしいうどん定食を食べた後、知覧特攻平和会館を見学しました。平和講話では、講師の方から、特攻という悲劇に至る戦争の経過、特攻部隊として旅立ち二度と戻ってこなかった若い特攻兵のお話がありました。熊本の山鹿出身の2人の特攻兵の方について、お名前を挙げてお話があり、生徒もしっかり話を聞き、戦争の惨劇を感じたようでした。鹿児島市内に到着後、いおワールド鹿児島水族館に行きました。夜間見学ということで、本校のみの貸切見学でした。夜間の水族館に生徒は興奮し、写真を撮ったりお土産を買ったりと楽しそうでした。
2日目は鹿児島空港から種子島に航空機で渡りました。航空機が初めての生徒は、離着陸時の浮遊感に驚く様子も見られました。種子島宇宙センターでは、国産H2ロケットの本体を間近で見学したり、管制室を見たりしました。陸、海、島に囲まれ、「世界で一番美しい宇宙センター」と言われる理由が分かりました。帰りに立ち寄った「千座の岩屋」では、自然が作り出した岩屋と砂浜の美しすぎる光景に皆感激し、写真撮影が止まりませんでした。宿泊したホテル吹上荘では、おいしい料理と気持ちの良い温泉に入り、旅行の疲れもあり生徒はすぐに就寝していました。
3日目は鹿児島市内の天文館と鹿児島中央駅アミュプラザでの班別自由行動を行いました。班ごとにお土産を買ったりおいしい鹿児島名物を食べたりと楽しい時間を過ごしました。帰りのバスの中では全員が感想を発表し合い、車内でのフィナーレの曲と学校でのお出迎えに、涙を流す生徒もいました。
3日間の修学旅行、全員無事に行程を終え、貴重な体験と共に思い出作りができました。旅行会社を始め関係の皆様、生徒が安心して旅行を迎えられるよう準備して下さり、行程中見守って下さった保護者の皆様に感謝申し上げます。
【高等部】職業科「ようこそ先輩」
高等部では、卒業した先輩を講師として招き、卒業後の生活について講話をいただく「ようこそ先輩」を実施しています。今回は3月に卒業し、社会人として活躍している2人の先輩から講話をしていただきました。
先輩からは、「朝早起きできるようになりました。」「朝は5時台に起きて、おにぎり弁当を作っています。」「つらいことがあっても仕事に向き合うことが大切です。」「趣味でドライブをしており、夢は新車を買うことです。」などの話があり、社会人となって成長し、頑張っている様子が伝わりました。講話を聞いた生徒も、先輩の言葉をメモにとったり、質問をしたりしながら熱心に聞いていました。また、講話の内容は授業で振り返り、卒業後の生活について考える貴重な時間となりました。
先輩方、ありがとうございました。
火災避難訓練
11月29日に火災避難訓練を行いました。当日は不安定な天候だったため、運動場横の渡り廊下に避難しました。大きな警告音や想定外の避難先に戸惑う児童生徒もいましたが、周りの友達や教師と一緒に安全に全員避難することができました。また、山鹿消防署東分署の方々に避難について講評をいただいたり、各学部の代表が消火訓練をしたりしました。訓練後には、消防車、救急車の見学もできました。訓練を通して、防災の意識や防災教育の大切さを改めて感じる等、貴重な経験ができました。
【高等部】生活単元学習「修学旅行事前校外学習を実施しました」
11月30日に、高等部2,3年生で修学旅行事前校外学習を行いました。行き先は、熊本市現代美術館と、熊本市内のマクドナルド、スターバックスコーヒー、サンマルクカフェです。今回の校外学習は修学旅行事前学習の一環として実施しており、修学旅行に向けて、整列、点呼、移動等の集団行動、また班別での行動ができるようになること、安全に留意して指示を守った行動を取ることができるようになることを目的としました。
現代美術館では、展覧会「PAPER かみと現代美術」が開催されており、紙を用いた繊細な作品やダイナミックな造形に生徒たちは興味を持って見学していました。班別行動では、事前学習で班毎に決めた店舗まで安全に移動し、昼食を食べることができました。また、指定された集合場所や時刻に間に合うように、安全を守って班別行動をすることもできました。
今回の校外学習で行った集団行動、班別行動を振り返りながら、間近に迫った修学旅行に向け、学習を活かしていきたいと思います。
【小学部】生活単元学習「校外学習へ行こう」
11月22日、小学1~3年生は、生活単元学習でバスに乗って道の駅鹿北へ行きました。道の駅鹿北では、木工体験でムービングフィッシュを作ったり、買い物学習をしたりしました。今まで何度か校外で学習した成果もあり、挨拶やマナー、買い物などスムーズに行うことができました。買い物では、初めてのセルフレジでしたが、落ち着いて飲み物を購入することができました。また、道の駅限定スタンプを、事前学習で作成したスタンプカードに押して素敵な記念にもなりました。
【中学部】生活単元学習「身近な公共施設へ行こう!」
中学部1年生は、11月15日に熊本県立装飾古墳館の見学と鹿央物産館で食事と買い物学習を、21日にアタックス鹿本店での買い物学習をしました。事前学習では、タブレットを使って調べたりまとめたりして、自分で「学習のしおり」を作成していきました。装飾古墳館では、古墳に登って大きさを感じたり、古代人の生活の映画鑑賞や展示見学、そして装飾古墳缶バッジ作りもしたりしました。
買い物学習では、おうちの人に日用品で買ってきてほしいものを調査するところからスタートして、値段を調べたり、店のことを調べたり路線バスの乗り方等も学習しました。エコバッグやティッシュボックスを持って歩くことや、バスに乗降する大変さも体験しました。公共施設での過ごし方や集団での行動の仕方等多くのことを学ぶことができ、生徒たちは楽しそうで充実した表情でした。
【小学部】生活単元学習「修学旅行に行こう」
11月24日、25日に一般学級と重複障がい学級の4・5・6年生で修学旅行に行きました。1日目は熊本博物館でプラネタリウム等の見学、城彩苑で昼食と買い物、熊本城天守閣見学を行いました。2日目は御船恐竜博物館で見学と恐竜缶バッジ製作を行いました。
集団行動や公共のマナーなどの事前学習を確認しながら、安全に楽しく活動することができました。また、見学をとおして、熊本県の自然や歴史、文化について理解を深めたり、ホテルでの宿泊などの日頃の学校生活ではできない経験を積んだりすることができました。修学旅行の2日間の活動をとおして、子どもたちがより一層互いのことを好きになり、仲良くなっているのを感じています。今回の学びを今後の学校生活につなげていきたいと思います。
保護者の皆様には、お忙しい中、説明会への参加や書類・持ち物の準備、体調管理など、大変お世話になりました。また、見学や買い物、宿泊、昼食など、様々な場面でたくさんの方々に温かく丁寧な対応をしていただきましたことに、感謝申し上げます。
【中学部】生活単元学習「修学旅行に行こう!in益城・天草」
11月17日~18日に、2・3年生で修学旅行に行きました。1日目は湖池屋 九州阿蘇工場(益城町)の見学、天草五橋シークルーズ(上天草市)の体験をしました。湖池屋では、解説をしていただきながら工場見学をしたり、「湖池屋GOGOファクトリー」にて湖池屋の歴史を教えていただいたりしました。また、8種類のフレーバーからお気に入りのものをブレンドして、マイポテチ作りにも挑戦しました。楽しく、美味しく学ぶことができました。シークルーズでは、慣れない船内に怖がる生徒もいましたが、後半になると事前学習にて調べていた島や橋を見つけて伝え合う姿が見られました。
2日目はシードーナツに行きました。珍しい魚、泳いでいる姿は初めて見る魚などを見て、様々な水辺の生き物に目を輝かせる姿が印象的でした。また、イルカふれあい体験では、最初は恐る恐るイルカに触っていた生徒もいましたが、体験が終わる頃にはみんなイルカのとりこに・・・!口々に「かわいい!」、「もっとイルカを見ていたい!」と話してくれました。
見学地での活動や宿泊時のマナー、集団行動など様々なことを学びました。修学旅行を通して友達との絆もより一層深まり、何物にも代えがたい経験ができました。これらの学びを今後の学校生活に生かして、「進化」していけるようにしたいと思います。
【学校行事】かもと稲田まつり
10月29日(土)に本校の学校祭である「かもと稲田まつり」を開催しました。児童生徒実行委員を中心に考えた「笑顔で 楽しむ かもと稲田まつり やるぞ おー!」のスローガンの下、一丸となって活動に取り組みました。各学部によるステージ発表においては、「かもいな音楽会」(小学部)ではボディパーカッションと合奏を、「かもいなテレビ」(中学部)では社会科と職業・家庭科で学んだことの報告を、「ダンスカリグラフィー」(高等部)ではダンスと書道パフォーマンスを披露しました。また、中学部と高等部は作業製品の販売やボッチャやeスポーツの体験活動の運営も行い、丁寧な製品づくりから梱包、製品や活動内容の説明など工夫を凝らしました。
児童生徒はステージ上でのパフォーマンスや接客など、普段の学習活動では味わうことのできない緊張感や高揚感、達成感など様々な気持ちを実感することができたようでした。児童生徒の笑顔と楽しむ姿に溢れたかもと稲田まつり、大成功でした。
【地域行事】来民門前市に「的当てボッチャ」を出店しました!
11月5日(土)に、来民商店街で開催された「来民門前市」に参加しました。近隣の小中高校も出店したりステージイベントに出場したりするなど盛り上がる中、本校は「的当てボッチャ」ブースを出店しました。的とボッチャの球を使って行う、小さなスペースでも楽しめるゲームです。午前10時の開始とともに、地域住民の方や小学生、小さなお子さんも列を作って下さり、午後4時の終了までたくさんのお客様で賑わいました。本校職員、保護者の他、遊びに来た生徒も運営の手伝いをしてくれました。地域のイベントにこれからも参加し、一緒に盛り上げて行ければと思います。
【中学部】職業・家庭「職場見学に行こう(2・3年)」
職業・家庭「職場見学に行こう」の学習で、高等部の作業学習と、山鹿市にある事業所「もくせい学園」の見学をしました。仕事の内容や休憩の仕方、工賃等について、ていねいに教えていただきました。事後学習では、学んだ内容を一人一人まとめ、ポスターセッション形式で発表しました。高等部では終日作業学習の日があること、ミシンなどの機械を1人でも安全に使用していること。もくせい学園ではメリハリをつけて仕事をしていること、菓子箱や割り箸など身近なものに取り組まれていることなど、様々な気付きがあったようです。真剣に、かつ生き生きと働かれている姿をみて「やってみたい」「はたらいてみたい」「たのしみ」という感想が多くありました。はたらく生活をイメージしながら、10月末の販売会に向けて、更に学習を積み重ねていきます。
【小学部】生活科「買い物をしよう!」
生活科の学習で、学校近くの商店へ買い物に行きました。今回の目的は2つ。ひとつは自動販売機で好きな飲み物を買うこと、もうひとつはお店で買い物をすることでした。模擬自販機や模擬商店を使った事前学習の成果があり、買い物の手順を思い出しながらスムーズに希望した商品を買うことができました。また、購入後はお店の人に「ありがとうございます」とお礼を伝える様子も見られました。
11月には、高学年は修学旅行、低学年は道の駅への校外学習を予定しています。今回の学習の学びを次につなげていきたいと思います。
商店の方には、一人一人に温かく対応してくださり感謝申し上げます。
【高等部】家庭科「『食に関する指導』講話について」
10月6日(木)に、鹿本給食センター学校栄養職員の川井先生と「将来も健康でいるために食と運動について考えよう」という学習をしました。「健康は食事・運動・睡眠の3つのバランスが必要であること」や「朝食を食べたくなるポイント」など、具体的な例を踏まえながら学びました。また、美しく食べるための合い言葉「良い姿勢で・よく噛んで食べる」ことの重要さを確認し、改めて、食の大切さについて考えることができました。川井先生、ありがとうございました。
生徒の感想の一部を紹介します。
・最近になってから肌のことを気にするようになり、家に野菜がある時は、サラダにして食べるようにしています。これからも、バランスの良い食事をとれるように心がけていきたいです。
・健康に大事なのは、食事+運動+睡眠に気をつけながら、特に運動はお風呂上がりにストレッチをしたり、休みの日にはウォーキングしたりして、健康な体を作りたいです。
・同じ時間に食べることで体を整えてくれることや、美しい姿勢でよく噛むことで虫歯を防いでくれることを知りました。これからは食べる時間やよく噛むことを意識して食べようと思います。
【高等部】職業科「障害者就業・生活支援センターがまだす」
高等部3年生が9月27日(火)に「障害者就業・生活支援センターがまだす」へ校外学習に行きました。障害者就業・生活支援センターは県内に6カ所あり、「がまだす」では県北地域を担当されています。障害者就業・生活支援センターは卒業後に雇用及び福祉関係機関と連携のもと就業面・生活面への一体的支援を行ったり、企業への雇用管理等の相談や助言、障害についての説明を行ったりされているところです。
障害者就業・生活支援センターの機能だけではなく、仕事に就いたときに起こりうる困り事やその対処についても、とても分かりやすく話をしていただきました。生徒たちは、自分の周りには自分を応援してくれる人たちがいるということが分かり、自立に向けて考えるいい機会になりました。
【高等部】現場実習「高等部3年生 第2回現場実習」
9月8日(木)より22日(木)までの日程で、高等部3年生の第2回現場実習を実施しました。この実習が求人票をもらえるかどうかの判断となる生徒もおり、前回より更に真剣味が増した実習となりました。暑い中、汗を拭いながら工作機械に向き合う生徒、埃ひとつ舞っていないクリーンルームで機械を操作する生徒、スーパーのバックヤードで他の店員さんに混じってテキパキと商品の陳列準備をする生徒と仕事の場所は様々でしたが、全員の頑張りが輝いていました。
【お知らせ】楽球甲子園に出場しました!
一般社団法人Arts and Sports for Everyoneの主催する、「楽球甲子園」が9月25日(日)にグランメッセ熊本で開催され、本校高等部の生徒3人と職員でチームを編成して出場しました。「楽球」とは、同法人の呼び名で、レクレーションボッチャのことを言います。
生徒のみの「チャレンジドの部」、職員も混じえた「ユニファイドの部」の2部門にエントリーし、競技をしました。
多くの参加者に見つめられる“緊張”の舞台の中、生徒は集中した表情で狙いを定め、会場の雰囲気に動じることなく一球一球を投じていました。ミラクルプレーが見られると、会場からたくさんの歓声と拍手をもらい、生徒も嬉しそうでした。
本校で学校を挙げて取り組んでいる「ボッチャ」。児童、生徒の皆さんはもちろん、保護者の皆様も一緒に、生涯スポーツとして続けてほしいと感じました。来年も多くのメンバーで出場したいと思います。
【高等部】総合的な探究の時間「鹿本高等学校とのスポーツ交流」
9月16日(金)の午後、鹿本高等学校スポーツ健康科学コースの2年生のみなさんと本校高等部生徒とのスポーツ交流会を本校体育館で開催しました。両校の生徒が一緒のチームになるよう組み分けをして、前半はボッチャ、後半は鹿本高等学校の生徒が考案したユニバーサルデザインなスポーツを一緒に楽しみました。最初こそ、お互いの距離感に戸惑う様子があったものの、ボッチャを一緒にする中で賞賛の声や歓声が徐々に大きくなり、スポーツを通した交流の盛り上がりを感じることができました。地域の学校として今後も交流を深めていきたいです。鹿本高等学校の皆さん、ありがとうございました。
【学校行事】PTA保護者研修
9月22日(木)に、「ペップトーク」について、PTA保護者研修会を行いました。最初に動画(職員研修と同じ内容)を視聴した後、グループで体験(グループでの話し合い)をしました。
話し合いの順序は以下のとおりです。
①テーマ発表(最初のテーマは「今までの人生の中で、私が一番頑張った話」でした。)
②グループ内で、話す順番を決める。(4人グループであれば、1~4番)
③1番の人が、テーマについて、自分の話をする。
(「私は、今までの人生の中で、○○をこんなふうに頑張ってきた。)
④2番の人が、1番の人の良いところを伝える。
(「○○さんの○○なところがとても良いと私は思います」)
⑤みんなで拍手をする(3番が伝える→拍手→4番が伝える→拍手)
⑥2番の人が、テーマについて、自分の話をする。
⑦(3番が伝える→拍手→4番が伝える→拍手・・・・・)
この流れで全員が自分の話をして、全員が相手の良いところを伝えました。テーマについて話をした人は、グループの他の方々からたくさんの賞賛や励ましの言葉をいただき、元気づけられ、嬉しい気持ちになっていました。
同様に、「私の子供が頑張っていること」「私が子育てで一番頑張っていること」というテーマについても行いました。お互いに励まし励まされていくうちに、最初は緊張していた参加者の皆様の表情が少しずつ和やかになり、グループでの話し合いも次第にとても活発となり、気付けば予定終了時刻となっていました。
ペップトークの体験を通して、相手から賞賛や励ましの声かけをされたことで、嬉しい気持ちになり、勇気づけられたことと思います。そのことで、自分や我が子の良さや頑張りにも気付くことができたと思います。また、相手の良さを伝えて励ます経験をたくさんしていただきました。参加者の皆様がペップトーカーの仲間入りをされていました。
参加された方々、お忙しい中参加していただき、ありがとうございました。今後、今回の研修で出会った方々との親睦を深められたり、他の方々へ「ペップトーク」の素晴らしさを伝えたりしていただけると幸いです。
今後も、PTA保護者研修会を計画していきたいと考えています。ぜひ、「こういう内容の研修をしてほしい」「いつだったら参加できる」等、ご要望をお知らせください。
【高等部】総合的な探究の時間「第2回 地域クリーンタイム」
9月14日(水)に高等部1・2年生で第2回地域クリーンタイムを行いました。1年生は学校~米嶋八幡宮方面の清掃を、2年生は学校~石渕河川公園方面の清掃をしました。生徒たちは、地域の清掃活動を通して、地域社会の一員としての自覚を深めることを目標に取り組みました。普段、見慣れた道路や通学路にしている生徒にとって、「きれい見えていたけれど、タバコやペットボトルのゴミがあるのは悲しい」などの感想を言いながら、活動していました。持ち帰ったゴミは少なかったですが、自分たちでゴミの分別をすることもできました。
今後も機会をつくって地域の清掃作業をを行い、地域社会の一員として活動したいと思います。
【全体】2学期 始業式
9月1日に2学期の始業式を行い、42日間の夏休みが終わりました。「先生!夏休みにこんなことをしました!」と楽しい思い出話をたくさん聞かせてくれています。思い切り遊んだりスポーツをしたり、宿題や手伝いを丁寧に取り組んだりと充実した夏休みを過ごしたようです。
2学期は、学校生活の中でも一番期間が長く、かもと稲田まつりをはじめ、各学部で様々な学習に取り組みます。また、高等部拡充工事に伴い、2学期から高等部が小・中学部校舎へ一時的に移転してきており、より一層賑やかな稲田校舎となっています。全校児童生徒が同じ校舎で学ぶという今年度しかできない経験の中で、たくさんのことを学び合ってほしく思います。
PTA合同美化作業、大変お世話になりました
8月27日(土)のPTA合同美化作業では、多くの方にご協力いただき、誠にありがとうございました。普段、関係職員で懸命に除草作業に努めてきましたが、広大な敷地で行き届かないところもあり、苦慮していたところでした。
今回の美化作業を通して、校内及び学校周辺が、見違えるようにきれいになりました。おかげさまで、9月1日(木)から始まる2学期をきれいな環境で迎えることができます。
今回の美化作業の目的の1つに、PTA会員同士の交流も含まれていました。美化作業の前に、各学部で自己紹介をし合ったことで、お互いの顔と名前を覚える良い機会になったのではないかと思いました。
今後とも、本校PTA活動へのご理解とご協力をよろしくお願いします。