令和７年１１月１４日（金）全日制文化祭、『湧心祭』が行われました。今回のテーマは『彩　いろどり』（３年宮脇さん）、サブテーマ「～みんなで描く青春キャンパス～」（１年守永さん）、ポスターは３年李さん、水原さんの作品でした。テーマに合わせて、会場がより一層華やかにカラフルに装飾され、生徒会の皆さんが一生懸命、準備活動に取り組んでいました。文化祭当日は、フライバザー（飲食）、キッチンカー、各クラスの企画など盛りだくさんの内容でとても賑わいを見せていました。発表では、湧心力A・B（総合的な探究活動）、保健委員会、２年４組、音楽選択、音楽部、有志発表、生徒会などそれぞれとても素晴らしい発表で、会場も盛り上がりを見せていました。

初めて参加した１年生は驚くような姿もあり、２年生はたくさんの方に声をかけ販売活動に励み、３年生はボランティアや有志でのゲームコーナーなどそれぞれが楽しめる文化祭となりました。

生徒会では新しい企画として劇『逆転校則』を熱演し、制服や校則について考えるテーマを実施しました。恒例の学校かくれんぼでは、先生方が見事に隠れきり、今年は先生方の勝利となりました。ご協力頂いたたくさんの関係者の皆様大変ありがとうございました。

　令和７年１０月２４日（金）、歌手の米良美一さんをお呼びして、芸術鑑賞会が開催されました。米良さんは映画『もののけ姫』の主題歌で一躍脚光を浴び、以後、カウンター・テナー歌手として世界的に活躍をされています。

圧倒的な世界観で歌われる「もののけ姫」を始め、「さっちゃん」などの童謡から「花は咲く」といった合唱曲まで、たくさんの素晴らしい歌を披露してくださいました。アンコールの「ヨイトマケの唄」は初めて聞いた生徒がほとんどでしたが、力強い声に乗せた母との愛の物語に、皆感動していました。

　歌の間に挟むトークでは、「何があっても生きる」というメッセージを強く受け取った生徒が多く、感想からもその言葉の重みを考えた様子が見て取れました。

〈生徒の感想を一部紹介します〉 

・米良さんの歌を聴いて、とても感動しました。優しくて力強い声に心が包まれるようでした。歌詞の一つひとつに思いがこもっていて、まるで自分に語りかけてくれているように感じました。特に高い音のところで気持ちがぐっとこみ上げてきて、涙が出そうになりました。米良さんの歌には、人の心を温かくする力があると思いました。

・消えたいとか死にたいとか思うことが多い思春期の私達に生きるとはなにかを教えていただきました。人は自分ひとりじゃ生きてはいけないし、周りの人たちを巻き込んでいって自分の人生になるんだなと思います。

・まだ心に残っているのは「人はそれぞれテーマがあり魂が切磋琢磨して高め合うというのがこの世である」という言葉にとても感心し何処か少し納得していて深く刺さりました。このことを今後も頭の中に入れながら今後も生きていきたいと思います。