令和7年度芸術鑑賞会「米良美一 トーク・コンサート」
令和7年10月24日(金)、歌手の米良美一さんをお呼びして、芸術鑑賞会が開催されました。米良さんは映画『もののけ姫』の主題歌で一躍脚光を浴び、以後、カウンター・テナー歌手として世界的に活躍をされています。
圧倒的な世界観で歌われる「もののけ姫」を始め、「さっちゃん」などの童謡から「花は咲く」といった合唱曲まで、たくさんの素晴らしい歌を披露してくださいました。アンコールの「ヨイトマケの唄」は初めて聞いた生徒がほとんどでしたが、力強い声に乗せた母との愛の物語に、皆感動していました。
歌の間に挟むトークでは、「何があっても生きる」というメッセージを強く受け取った生徒が多く、感想からもその言葉の重みを考えた様子が見て取れました。
〈生徒の感想を一部紹介します〉
・米良さんの歌を聴いて、とても感動しました。優しくて力強い声に心が包まれるようでした。歌詞の一つひとつに思いがこもっていて、まるで自分に語りかけてくれているように感じました。特に高い音のところで気持ちがぐっとこみ上げてきて、涙が出そうになりました。米良さんの歌には、人の心を温かくする力があると思いました。
・消えたいとか死にたいとか思うことが多い思春期の私達に生きるとはなにかを教えていただきました。人は自分ひとりじゃ生きてはいけないし、周りの人たちを巻き込んでいって自分の人生になるんだなと思います。
・まだ心に残っているのは「人はそれぞれテーマがあり魂が切磋琢磨して高め合うというのがこの世である」という言葉にとても感心し何処か少し納得していて深く刺さりました。このことを今後も頭の中に入れながら今後も生きていきたいと思います。