カテゴリ:探究活動
松江慎太郎さんをお迎えして ミナマタイムズプラス講演会を実施しました。
本日、ミナマタイムズプラス講演会を開催しました。
講師は、熊本県内を中心に多方面で活躍されておられる、フラッグス株式会社代表取締役、一般社団法人国際ふりかけ協議会代表理事、NPO法人グランド12会長であられる松江慎太郎氏をお迎えしました。
松江さんのこれまでの濃密な人生を振り返りながら、3つもの肩書がある理由が徐々に明らかになりつつ、尾田栄一郎さんのマンガ「ONE PIECE」での熊本復興の裏話などさまざまな話を聞くことができました。
松江さんのポリシーである「0から1を生み出す」ために、様々な職歴のなかで培ってきた人脈や行動してみることの大切さ、そして根底にある熊本への愛を感じられる1時間となりました。
聴講していた生徒は、松江さんのパワーとなかなか学校では聞くことができない生のビジネスの話に圧倒されていたようでした。しかし、水俣ではあまり経験できない話だからこそ、価値のあるものになったのではないでしょうか。
(最後の写真は、松江さんが開発された除菌ができる携帯シール)
「ミナマタイムズプラス」講演会のお知らせ
今回、熊本県が展開している県立学校魅力化支援事業の一環として、各方面で活躍されている講師の皆様をお招きして、講演会を企画しました。
大学における研究やビジネスにおける実際など、将来のキャリアを考えるきっかけにしてもらえればと思います。
今回は、希望する近隣中学生にもオンラインで配信も計画しています。
SDGsを自分ごとに!
2年生1・2組を対象に、水俣環境アカデミアにてSDGsワークショップが行われました。今話題のSDGsですが、知ってはいるけれど・・・となりがちです。そこで、今回はSDGsの17の目標について、地域の課題と結び付け、その中で自分が今からできることを探しました。最後には考えたことをまとめてポスターを作成し、発表しました。例えばあるグループでは、「3.すべての人に健康と福祉を」「11.住み続けられるまちづくりを」をという目標に対し、「市民体育祭をもりあげる!」「水俣市民でつくる中尾山ウォーク&ラン」を開催し、健康促進と住民の結びつきを深めようというアイデアがでました。自分だったら、と考えることが大事ですね。
環境アカデミア・研究体験プログラムにチャレンジ!!
25日、水俣環境アカデミア中高生研究活動支援事業「研究体験プログラム」が開かれて、本校からも4名の生徒が参加しました。
まず、九州大学大学院システム情報科学研究院で味覚・嗅覚センサーを研究されている矢田部先生より、基本的な味覚と嗅覚の概要、味覚・嗅覚センサを用いて地域別・食品別の比較を数値化することで生まれるビジネスへの応用例、そしてセンサの基本的な仕組みを受講しました。途中、それぞれの味覚を知覚する舌の部分があるという考えが誤っているという(担当者にとって青天の霹靂でした)ことや、嗅覚センサの仕組みの中で抗原抗体反応についての仕組みも説明され、コロナワクチンの仕組みも併せて学べたりと、好奇心が刺激される内容でした。
その後、福岡工業大学工学部電子情報工学部より巫(う)先生に指導のバトンが渡されて、実際に教育用味覚センサを作製し、その味覚センサ(塩味)を使ってサンプル測定を行いました。(味覚を測定するためには電位差を利用するそうです。)
受講後の生徒の感想では、「仕組みなど内容に難しい面もあったが実験を通じて理解に繋がった。」「楽しくためになった。」などが聞かれました。
これから約3ヶ月間、各自でテーマを設定して研究を続けていく予定です。目指せ、将来の研究者!
【探究・講演会】ゴミ問題 水俣基準を世界へ!
本日、UNEP(国連環境計画)の本多俊一先生をお招き(オンライン)して、「水俣病を踏まえたSDGs」について講演会を開催しました。
およそ65年前に起こった経済活動によって人間の命と美しい自然が犠牲になった水俣。再生に向け市民を一つにつなぐもやい直し運動や、水俣病患者と関わった本多先生自身の話を交えながら、環境首都・SDGs未来都市へと歩んできた水俣の取り組み。現在は21分別が当然のものとして定着し、水銀に関する水俣条約も発行され、ようやく世界中で環境への意識が高まりつつある中、環境に関しては「水俣にはすべてがある」、と講演会は始まりました。
しかし、一方世界へ目を向けると・・・ 分別のされていないゴミ処理場でハゲタカと人間とブルドーザーが一緒にゴミを漁っている映像が流されると、生徒の表情が一変しました。
地球の人口はおよそ78億人。その多くはゴミ分別する社会的システムや分別そのものの概念もない国や地域で暮らす人であること。社会の底辺にいる貧しい人々が日々の生活費を得るために危険と隣り合わせで暮らしている姿や、地球上の870万種のなかで人間だけが、自然の共に生きなくなったこと。正直でなくなったこと。日本や水俣のようにゴミ分別が定着している国は少数派であること等のデータが紹介されました。
日本や先進国諸国ではマイクロプラスチックの問題が話題になっており、水俣高校ではプラスチックゴミ削減運動を進めています。しかし、世界中の全ゴミに閉めるプラスチックゴミの割合は1%程度だそうです。この高い意識を持ち「正直に生き」ている水高生が、「ゴミ分別を世界中に広げる」主体者に成りえること。本多先生のメッセージを受け取って、生徒の皆さんはどう感じたのでしょうか。
紙芝居で「気候正義」を考えた!
8月17日(火)にSGHネットワーク校である渋谷教育学園主催の「『気候正義』について考えよう」というオンラインイベントに、本校1年生6名が参加しました。このイベントは、気候問題を論理的側面から考え、気候変動にともなう国家間の不平等さをなくすために私たちに何ができるかを考える、地球規模の課題をテーマにした活動です。
本校生徒は紙芝居で解決策を発表し、その後は関東や中部地方などの中高生とオンラインで交流しながら、テーマに基づくディスカッションやプレゼン作成を行いました。気候問題への関心を高めるアプリ開発や発展途上国への技術提供など、ハイレベルな議論が行われました!
本校は特に環境学習に力を入れていますので、今回得た学びを今後の学習活動に生かし、さらに環境問題への関心を高めていきたいと思います!
【総探】水俣に観光客を呼び込もう!
1学年の総合的な探究の時間で、「水俣の観光」について考えました。前回の人口についての課題をふまえて、今回は水俣の観光地の現状と課題、それを打開するためのアイデアを高校生が考えました。グラフからは、湯の鶴と湯の児温泉への客数を比較し、どうやったらもっと水俣に観光客を呼び込めるかグループで話し合いました。
水俣市の経済観光課の職員の方も見学に来られ、高校生ならではの新鮮なアイデアに刺激を受けた!と言っていただきました。ちなみに、面白いアイデアとしては、①水上アスレチックを作って家族連れを呼び込む、②高校生がSNSで情報を発信する、③キャンプ場を整備する、などなどたくさんの案がでました。実際に来年はこれをテーマにして、高校生が水俣のためにできることをやってみたいと思います。
【総探】水俣について本気出して考えてみた!
5時間目は1年生の総合的な探究の時間でした。
本日のテーマは「水俣の現状と課題」について、水俣市の人口や産業のデータから意見を出し合いました。というと、なんだか難しいようですが、「水俣の今の課題は何だろう!?」「その理由は何か?」「将来のために自分たちにできることは?」といったことをグループで話し合いました。
自分の意見を付箋に書いて、グループみんなの意見も聞いて、とても活発に意見が交わされていました。「水俣市に大きな企業を呼び込むにはどうすれば?」「こどもに優しい町作りをするためには?」など自分たちで考えることができたことが大きな経験になったと思います。発表もみなさんとても上手でした。将来の町長候補がいるかもしれません!
【総探】マインクラフトでプログラミング〜慶応義塾大学とのデジタルアート〜
本日、慶應義塾大学とのデジタルアートプロジェクト「マインクラフトを用いたプログラミング〜ネット空間に水俣の街を作ろう〜」の本年度2回目の遠隔講義が実施されました。
前回、プログラムでマインクラフトの街を作れることを学んだ水高生。今回は、実際に何を作りたいのかを考え、そしてどのように作るのかを具体的に体験しました。エクセルで作ったマス目を利用して座標について学習し、プログラミングに応用するようです。
数学的な思考を楽しみながら体験できて、生徒の様子も生き生きとしたものでした。
新しい時代の学習って、こんなものなんでしょうね。
【2年生・総探】 ベトナム日越大学とのオンライン交流会
本日、水俣市環境アカデミアの協力を得て、ベトナムにある日越大学生とのオンライン交流会が実施されました。
水俣環境アカデミアの古賀所長による水俣の紹介の後に、まず、本校生徒が作成した日本の高校生活紹介動画を上映しました。
そして、日越大学で学んでいるベトナム・ミャンマー・香港の大学生と、都市問題・心理学・英語教育・環境教育に興味のある本校2年生が英語と日本語を交えながら各グループのテーマについてお互いの意見を交換していました。
お互いの言いたいことがうまく伝わらないこともあったようですが、それをお互いがどうにかして乗り越えようとする気持ちの方が今は大切なような気がします。
今回だけでは時間が不足したようなので、そこは現代っ子らしくFacebookで今後の議論を深める約束をしていたようです。
がんばれ、水高生!がんばれ、未来のグローバルリーダー!