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SDGs活動内容
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
本校では、教育の機会均等を図り、将来社会に貢献し得る人材を育成することを目的として様々な奨学金を各ご家庭に案内しています。教室に案内を掲示するだけでなく、「学校安心安全メール」により、各家庭に奨学金の連絡が確実に届く体制を整えています。奨学金については、こちらから。
教室の掲示物
飢餓をゼロに
本校には、水俣市で作られたパンを売っている売店があります。特に、チョコアンドクリームパンとテリヤキチキンが人気です。昼休み前に売切れてしまうものもあります。売店のおかげで小腹がすいたときにお腹を満たして授業に集中できます。パンのほかにもジュースや文房具が売ってあり、水高生にとってなくてはならない場所です。
また、本校では家庭科の授業の調理実習で出た生ゴミを乾燥させ、肥料として使っています。この肥料は、ラディッシュを育てる際に使われます。さらに、日本国内での米の消費量が減少し、廃棄が増えていることから、お米を使った料理(ケーキや外国の米料理)を多く作っています。
<本校の売店>
<米粉で作ったケーキ>
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
本校は、保健委員会の活動が活発で、毎年文化祭では生徒の健康への意識を高める為に、工夫を凝らした発表をしています。
また、保健室の勝田先生はとても親切で、体調を崩した生徒のケアをしてくれます。
スクールカウンセラーの先生も定期的に来校し、心の悩みを抱える生徒に寄り添ってサポートしてくれます。
文化祭での発表 水俣高校の保健室
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
本校には、Wi-Fi環境の整った視聴覚室が設けられおり、放課後は自習室としても生徒に開放されています。さらに、水俣高校は文部科学省のスーパーグローバルハイスクールに認定されており、他校にない様々な取組が行われています。2月末にはSGH成果発表会が開かれ、1年間の取組の成果を発表します。
視聴覚室PCともえぎPCの様子
SGH成果発表会
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
今年度は、体育委員長が陸上競技部に所属する女子生徒です。
そして実績を残しているカヌー部・弓道部の主将もなんと女子生徒なのです。
男子生徒も頑張っていますが、水俣高校では女子生徒の活躍も目立っています。
活躍する本校の女子生徒
すべての人々に水と衛生へのアクセスを確保する
水俣高校は校舎が新しく、生徒も一生懸命掃除に取り組むので、トイレはいつもピカピカです。
さらに、全ての女子トイレにトイレ用擬音装置(音姫)が設置されています。快適に用を足すことができます。
また、月に1回のエコスクールデーには水高生の環境・エコ意識が高まるように、環境委員が節電・節水の呼びかけ、トイレや水道にポスターも掲示しています。
水俣高校のトイレ
「音姫」完備!! 掲示しているポスター
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
本校の電気・建築システム科電気コースは、独自にSDGsの研究をしており、持続可能なエネルギーの開発を目標に「P.V. power generating systemもえぎ H30型」という完全独立型発電・充電装置を製作しました。
「もえぎ」は、停電した際も、手回し発電機や蓄電池を使用することにより、発電・給電することができます。また、災害が起こった時、ライフラインが途絶えたとしても電気を貯蔵しておけます。さらに、インフラの整備されていないところでも電気を使うことができます。
今後も持続可能な社会の建築に向けて、身近なところからどのような取組ができるかを各科で考えていきます。
<もえぎH30>
すべての人々のための包摂的かつ持続可能な経済成長、雇用およびディーセント・ワークを推進する
昨年度、本校に届いた求人票の数は就職を希望している生徒1人あたり30.6件で、合計2000件を越えました。
就職率は、毎年100パーセントを達成しています。生徒が希望する企業の内定をもらう為に、先生方も熱心に指導してくださいます。
レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る
工業科の生徒たちは毎年、環境に配慮した様々な取組を考案・実践しています。
昨年度は熊本県工業高校生徒研究発表会において機械科のEVスクーターの研究が最優秀賞を受賞し、「小径丸太廃材を活用した教材キットの開発・販売」に取り組んだ建築コースの3年生が第6回高校生ビジネスプラン・グランプリの最終審査会ファイナリスに選ばれ東京大学でプレゼンテーションを行いました。
<機械科の取組>
<建築コースの取組>
国内および国家間の不平等を是正する
本校は平成27年度より文部科学省のスーパーグローバルハイスクールの指定を受けています。
海外研修・台湾修学旅行に参加したり、海外からのゲストを多く迎え入れたりするなど、国際交流が盛んです。昨年はUNEP(国際連合環境計画)の職員の方々と交流する機会があり、SDGsの観点から私たちが住む水俣の現状や取組について調査しました。
SGHの様々な活動により一人ひとりの国際理解が進み、他者を受け入れる度量が大きくなっていると感じます。
<SGH事業における様々な交流の様子>
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 髙木 泰典
運用責任者 情報管理部